2007年07月11日

年末までにパンティップ・プラザを海賊版フリーゾーンに

 商務省知的財産局は、年末までにパンティップ・プラザを海賊版フリーゾーンにする方針を明らかにした。

 海賊版ソフトの本拠地として悪名高いパンティップ・プラザに於ける取締を徹底させることにより、知的財産権の侵害行為に対する政府側の厳格な姿勢を内外に誇示する目論見があると見られる。

 同局側によると、9月に押収された海賊版ソフト等を破壊するパフォーマンスを行いこれまでの取締の成果を誇示すると共に、警察や関税局等の関係機関と共同で年末までにパンティップ・プラザの完全な海賊版フリーゾーン化を目指すという。

参考
http://www.bangkokpost.com/breaking_news/breakingnews.php?id=120061

posted by Jean T. at 11:59| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

軍保守派系のネーオ・ナーに近い論調をはる傾向があるPostが・・・

 ここに来て軍保守派系のネーオ・ナー紙に近い論調をはる傾向が見られるバンコクポスト紙がクーデターを主導した国家安全保障評議会のソンティ議長の政界入りを遠回しに牽制する記事を頻繁に掲載しているのが気になります。一端は真の民主主義体制を根付かせることを大義名分に掲げたクーデターを背後で支援した軍保守派勢力と、総選挙後の影響力保持を狙うソンティ議長一派との間で何らかの確執が生じているのではないかと。

 今回のクーデターの背後関係について何かを暗喩する意図は一切ありませんが、過去にスヂンダー大将が首相に就任しクーデター勢力の影響力保持に動いた時に、ある大物偉功政治家系の軍保守派勢力との間で水面下の確執が生じていた時の状況に非常に似ていると言えるかもしれません。(そういえば、軍と市民が対峙していた当時にナコン・ナーヨック県内にある某偉功政治家一派の第一方面軍がスヂンダー軍を鎮圧する為に首都圏に向け進軍を開始したという流言飛語が飛び交ったりしましたね。)

posted by Jean T. at 11:58| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧政権関係者が300バーツで新憲法の否認票を買収? ヂュムサック氏が指摘

 タクシン政権時代にタクシン批判本を出版した事でも知られる国家憲法起草議会議員のヂュムダック・ピントーン氏は10日、新憲法案の無効化を画策している旧政権関係者が一人あたり300バーツで新憲法案の否認票の買収を進めていると指摘した。

 タクシン政権誕生直後に公共放送から放逐された同政権に対して批判的な言論人としても知られる元上院議員のヂュムサック氏は発言の中で、旧政権関係者は買収という最も簡単な手段を講じて、国民が政界の変化を望むか否かの判断に繋がる国民投票の票動向に介入しようとしていると非難した。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧政権党会派、We vote Noキャンペーンを展開

 旧タイ・ラック・タイ党系のタイ・ラック・タイ会派は10日、新憲法案不支持の方針を確認すると共に旧党関係者を動員し全国的に新憲法案を否認するよう呼びかける方針を明らかにした。

 これは、同日開かれた会派の幹部会の席上で確認されたもので、代表のヂャートゥロン・チャーイセーン氏は、新憲法案が否認されても1997年の再運用により総選挙の実施が可能であるとの認識を示した上で、新憲法案に賛成票を投じなければいけないとの脅迫概念を植え付けるような政府側のキャンペーンに対抗する為に、会派所属の元下院議員全員がWe vote Noと記された白いTシャツを着用し会派側の主張を国民に訴えると共に、セミナーの開催や資料配付等の方法で否認票を投じるよう呼びかける方針である事を明らかにした。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部特別自治区構想は政府自ら墓穴を掘る結果に終わる

 南部国境三県域の住民の間で、スラユット首相が融和策の一つとして提案している特別自治区構想が分離主義組織側に独自の政府を樹立する機会を与える事に繋がるとの不安が広がっているという。

 分離主義組織側は分離運動の断念及び幹部の帰国との引換に南部を自治政府が統治する特別自治区にするよう要求していると伝えられ、11日から1泊2日の日程で行われるスラユット首相の南部訪問の際に特別自治区構想に関して何らかの突っ込んだ協議が地元当局との間で行われるのではないかとの見方がされている。

 住民達によると、南部国境三県域では分離主義組織側が長年に渡って独自に政権を樹立しており、政府側による特別自治区構想により組織側の政権を正当化させる事に繋がる恐れがあるだけでなく、現在行われている分離主義組織関係者の集中摘発や一部のイスラム教学校(神学校)に対する休校命令により反感を募らせている末端の組織関係者やシンパを組織側がそそのかし中央政府の影響力の排除に動き出す恐れがあり、安易に特別自治区構想を分離主義組織との交渉の切り札として持ち出すべきではないという。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首都圏警察本部、南部情勢の首都圏への波及を警告

 首都圏警察本部のアディソン本部長は10日、南部国境三県域内に於ける不穏な動きが首都圏に波及する恐れがあるとして、管下に対して主要な地点・施設を中心にパトロールを始めとする警戒を強化するよう指示した事を明らかにした。

 発言の中でアディソン本部長は、第一地区陸軍本部から南部国境三県域に於ける一連の不穏な動きに関与している組織が首都圏内に於ける不穏な動きを計画している恐れがあるとの警告を受け、既に管下の幹部や関係機関を招集しニポン副本部長を総責任者として首都圏に於ける安全保障体制を強化する事で合意に至った事を明らかにした上で、主要地点に於けるパトロールの強化や管轄内の主要な地点に22の常設検問所や臨時検問所を設置し、特に深夜時間帯に於ける警戒を強化する他、ナンバーを付けていないバイクに関しては、バイクを押収し爆発物が仕掛けられていないか調査すると共に運転手を拘束し事情聴取を行う方針で臨む予定であることを明らかにした。

 一方、公安警察局のラピーパット局長は、第一地区陸軍本部から警戒情報を受けておらず、また局内でも南部情勢が首都圏に波及する恐れがある様な前兆を掌握していない事を明らかにした上で、いずれにしても警戒情報がある限りは油断する事無く情報収集に努める方針を明らかにした。

 また、ミャンマー政府から激しい弾圧を受けているイスラム系少数民族のロヒンギャ族のグループが分離主義組織に合流しているとの指摘がある事に関しては、これまでにタイ領内に密入国を図る動きが確認された事はあるが、分離主義組織に合流している事を裏付ける具体的な情報の存在は否定した。

 ロヒンギャ族に関しては、これまでに度々密入国未遂で摘発され、最近では4月にサトゥーン県沖合の海上で40人前後のロヒンギャ族が密入国未遂で摘発されていた。摘発された者の多くがバンコクや南部国境三県、マレーシア国内等で職を探すために密入国を試みたと証言しているという。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=8217 (ビデオ、中間部分)

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

評議会議長の政界入りは自ら地雷原に足を踏み入れるようなもの

 憲法起草作業委員会のプラソン委員長は10日、国家安全保障評議会のソンティ議長が陸軍司令官退官後に政界入りする事は、戦場とは異なる新たな地雷原に足を踏み入れる事に等しいと指摘した上で、同議長に対して慎重に検討した上で政界入りを決断するべきであると警告した。

 これは、ソンティ議長が陸軍司令官を定年退官した後に政界入りするとの憶測が飛び交っている事を受けた発言で、プラソン委員長は民主主義体制下で認められた個人の権利として同議長の政界入りを拒む理由は無いとしたものの、クーデターで実権を掌握して以来9ヶ月間の間に一端は実権掌握を受け入れた国民の心が同議長から離れ始めているだけでなく、国民に実権掌握維持を目指した政界入りとのイメージを与え、更に新憲法案が国民投票で否認された場合には、クーデター勢力の実権保持の為に旧憲法を廃案にし新憲法の制定に動いたとの印象を国民に植え付け国民の評議会に対する反感を煽る事に繋がるという事を充分に理解した上で、慎重且つ総体的に検討した上で政界入りを決断するべきであると指摘した。

 一方、ソンティ議長は10日、ブンロート防衛大臣が前日に同議長が陸軍司令官退官後に政界入りし、党首という立場ではないものの、ある政党の比例代表区擁立候補として次期総選挙に出馬すると断定的に語っていた事に関して、顔に笑みを浮かべながら直接同防衛大臣に聞いて欲しいと語るに留め、同大臣の発言に対して直接的なコメントを避けた。

 また、同席していたブンロート防衛大臣も記者団の質問に対してノーコメントの姿勢を貫いた。

* TITVの報道によると、政府との合同協議に臨むためにソンティ議長とブンロート防衛大臣が政府官邸に到着した際に、不吉の前兆と考えられているオオトカゲ(トゥア・ングゥーン・トゥア・トーン)二匹が官邸の敷地内に出没していたのが目撃されているようです。(同局は丁寧に携帯のビデオ機能で撮影したオオトカゲをニュースの中で放映していました)

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (10日)

・10日未明、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、タムボン行政機構の木造一階建ての庁舎が放火され全焼。警戒に当たっていた村自警組織関係者が道路を挟んで向かい側にある保健所の警戒作業に向かったタイミングを見計らって、付近にあるモスクへ礼拝に出かける住民達に紛れ込んでいた2-3人の一味が火を放ったと見られる。

・10日朝、ヤッラー県グロンピナン郡内で、娘を学校に送り届け帰宅する為にバイクで路上を走行中だった32歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。

・10日11:30過ぎ、パッターニー県マーヨー郡内で、路上の警戒作業にあたっていた軍関係者のバイクの車列の通過にあわせて爆発物が爆発し、軍関係者5人が軽傷。

・10日夕方過ぎ、ヤッラー県県都内中心部で、1歳の娘を助手席に乗せ小型トラックで路上を走行中だった水資源調査局職員の男性(48)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。1歳の娘は難を逃れる。

・10日夕方過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内のサッカー競技場の敷地内で、33歳の村長(イスラム教徒)がバイク2台に分乗した4人組に銃撃され死亡。当時村長は、サッカーの試合を終えた村の若者を小型トラックに乗せ村に戻ろうとしていたところで、たまたま近くを小型トラックで通りかかった友人を呼び止め会話中に銃撃された。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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