2007年07月16日

ABACポール、多くが前憲法の抜け穴を塞いだ新憲法の条項を支持

 ABACポールが12県内在住の有権者3,146人を対象に5日から14日にかけて行った意識調査で、憲法そのものの意義を理解している者が32.1%だった前回調査に対して62.8%に増加し、更に88.0%の回答者が、最高法規である、国民の幸福を司る法規である、国民の権利を保障する基本法である等の理由をあげ憲法が国民生活に欠かせない重要な法規であると理解していると回答していた事が明らかになった。

 尚、12.0%の回答者は、日常生活とは無縁、自分とは無関係な話、特定の集団を利する法規でしかない等の理由をあげ重要な法規であるとは思わないと回答していた。

 また、8月19日に実施される新憲法案の是非を問う国民投票に関しては、60.7%の回答者が国民投票の意義を理解していると回答する一方で、3人に1人にほぼ相当する39.3%の回答者が依然国民投票の意義を理解していないと回答していた。

 一方、新憲法案の中で最も賛同できる直接国民生活に関係する条項に関しては、最も多い95.5%が貧困・低所得者層に政府から援助を受ける権利を与えたことと回答し、次いで90.2%が国民生活に影響を与える国家間条約の締結に先立って公聴会の開催を義務づけたことと回答し、以下79.3%が国民に憲法裁判所へ直接提訴する権利を与えたこと、74.6%が5万人以上の署名をもって国民が直接憲法の改定を要求する権利が与えられたこと、63.0%が有権者1万人以上の署名をもって国民が直接法案を提出する事が出来ること、55.9%が有権者2万人以上の署名をもって首相及び上下院議員の罷免を要求する事が出来ることと回答した。

 また、新憲法案の中で最も賛同できる直接国民生活に関係ない条項に関しては、最も多い89.1%が政治家や官僚、公務員に対する信義則を明確にした事と回答し、次いで、86.0%が政治家が政府許認可事業を受注する事を禁じた事と回答し、以下、80.7%が首相・内閣不信任決議に於ける下院議員の党則から離れた自由な判断を保障した事、77.5%がマスコミ・報道の自由への干渉を禁じた事、75.1%が法的に婚姻関係に無い相手方及びその子供に株式の移転を禁じた、所謂愛人や愛人との間に出来た子供を利用した資産隠しを禁じた条項、74.1%が法案決議に於ける下院議員の党則から離れた自由な判断を保障した事等と続く結果になった。

 一方、新憲法全体に対する支持状況に関しては、57.1%の回答者が新憲法案を支持すると回答する一方で、22.9%の回答者が支持しないと回答した。

* こうやって前憲法からの主要な変更点を見ると、如何に新憲法案がタクシン性悪説にたって起草作業が進められていたかが見えてきて興味深いです。

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スワン・ドゥシット、首都圏住民の多くが富裕層と貧困層の住み分けを認識

 スワン・ドゥシット・ポールが首都圏在住の1,419人を対象に13日から15日にかけて行った意識調査で、最も多い24.07%の回答者が名家の息子がベンツでバスの乗客に向け突進し10人以上が死傷した事件により、ハッキリと富裕層と社会層が社会内で住み分けられていると感じたと回答し、次いで16.92%の回答者が同事件から過激な手段で他者に勝利しようとする行為にはメリットが無いと認識したと回答し、以下、如何に子供を育て愛情を注ぐかが重要であるか認識した、近頃の若者は己の感情を抑えることが出来ない傾向にあると感じた、若者・大人に関係なくタイ人の倫理感が失墜傾向にあると感じたと回答していた事が明らかになった。

 また、サムットプラーガーン県内にある衣料品関連の工場が事前予告無しで閉鎖し従業員を閉め出した事に関しては、最も多い43.73%の回答者がタイの経済が低迷傾向にあると感じたと回答し、次いで17.32%が失業者増抑え込みに向けた対策を急ぐべきと回答し、以下、バーツ高傾向が経済に深刻な影を落としていると感じた、今後も閉鎖する工場が増えると感じた、政府の経済担当チームは今後予想される経済問題に対する対策を早急に講じるべきであると感じたと回答していた。

 一方、国家安全保障評議会のソンティ議長の政界入りが噂されている事に関しては、最も多い35.43%が権力と利権追及がタイの政治であると感じたと回答し、21.0%が政治情勢が激化し政界内で政治的ゲームが展開されていると感じた、20.58%がソンティ議長の政界入りは個人的な権利、14.92%が軍人は政治の世界に転身するべきではないと感じたと回答していた。

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同盟、選挙委に新憲法案の是非を巡る討論会の主催を要請

 反独裁民主主義同盟は14日、選挙委員会に新憲法案の是非を巡る公開討論会の主催を要請する書状を17日午前に届ける方針を明らかにした。

 同盟非PTV系幹部のウェーン・トーヂラーガーン氏は発言の中で、中立的な立場で国民投票を実施する責任を負っている立場として、また討論会開催の為の予算面でも選挙委員会を主催者として公開討論会を開催するのが望ましいとした上で、仮に同委員会側が要請を受け入れなかったとしても抗議せず、同盟独自で憲法起草作業委員会のプラソン委員長を始めとする賛成派・反対派を招致して公開討論会を開催する方向で検討を行うとした。

参考
民間選挙監視団体、新憲法案を巡る公開討論会を主催

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南部情勢 (15日)

・15日5:30前、ヤッラー県県都内中心部の旧市場付近の路上で、45歳のイスラム教教師の男性が何者かに銃撃され死亡し、一緒にいた45歳の妻が重傷。夫妻は自宅で経営している雑貨店で販売する為の商品を仕入れる為に市場に来ていた。付近では10日夕方過ぎに1歳の女児を助手席に乗せ小型トラックで路上を走行中だった水資源調査局職員の男性(48)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡するという事件が発生していた。

・15日未明、ナラーティワート県県都内で、63歳の仏教系住民男性宅が放火され全焼。幸い人的な被害は無し。家主の息子は県行政機構の職員。

・15日9:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡(報道によりランゲ郡)内で、踏切の信号操作の任務を終え小型トラックで市場に向かう途上にあった51歳のタイ国鉄職員男性(イスラム教徒)が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され死亡。

・15日9:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、ゴム農園内での作業を終え帰宅の為にバイクの2人乗りで路上を走行中だった44歳と40歳の仏教系夫婦が、バイクに乗った2人組に銃撃され2人とも重傷。

・15日10:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクで路上を走行中だった仏教系住民男性が何者かに銃撃され重傷。

・15日18:00過ぎ、ヤッラー県県都内ラムマイ地区内で、ジョッギング中だった同地区警察署所属の警察官が、バイクに乗った2人組(報道によりバイク2台に分乗した4人組)に銃撃され死亡。

・15日18:30過ぎ、ヤッラー県県都内ポセン地区内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった44歳と34歳のイスラム系住民夫婦が、バイクに乗った2人組に銃撃され2人とも重傷。

・15日19:00過ぎから20:00過ぎにかけてパッターニー県コークポー郡内で学校3校が連続して放火される。 同郡及びノーンヂック郡内で行われている集中摘発により多くの一味の身柄が拘束された事に対する報復と見られる。

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ピヂットで鳥インフルエンザ感染疑い患者

 ピヂット県の保健当局は15日、県都内の病院で同日死亡した県都内ヤーイヤーオ地区在住の42歳の男性が鳥インフルエンザに感染していた疑いがあるとして検査を行っている事を明らかにした。

 死亡した男性はインフルエンザの症状を訴え13日に入院していたもので、これまでに男性の自宅正面にある実兄宅で飼育されていた地鶏や闘鶏用の鶏等の家禽と接触していたという。

 実兄宅では家禽の飼育の傍らで闘鶏を開催しており、また最近家禽の異常連鎖死の発生が確認されていた。

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お守りの御加護? 俳優が車ごと堀に転落するも軽傷で済む

 映画俳優のビウことパティマーゴン・ウィニットパーニッチャグン氏(34)が車を運転中に、道路脇にある堀に車ごと転落したにも拘わらず僅かな軽傷だけで助かったのは、現在タイ国民の間で熱狂的な人気があり、常に品薄状態にある事でも知られるお守りのヂャトゥカーム・ラーマ・テープの御加護があったからなのではないかとまことしやかに囁かれている。

 「御加護」で救われた事故は、14日夜半バンコクのウィーワタナー区プッタモントン・サーイ3通り脇にある堀に車の頭から突っ込むように転落したもので、この転落の衝撃で先のとがった枝がフロントガラスを突き破り運転席に向け突き刺さっていたにも拘わらず、パティマーゴン氏は軽傷で済んだという。

 事故後パティマーゴン氏は記者団に対して、広告の撮影を終え帰宅の為に走行中に、右側車線に入り前方を走行中だった大型車両を追い越そうとした際に、大型車両側が追い越しを認めなかったため元の車線に戻るために急ハンドルを切った為にコントロールを失い堀に転落してしまった。車の前方部分が大破したにも拘わらず軽傷で済んだのは、ナコン・シー・タンマラート県内にあるコークポーサティット寺のヂャトゥカーム・ラーマ・テープの御加護があったからに違いない。これからは、ヂャトゥカーム・ラーマ・テープの御加護に感謝し、より一層の安全運転を心掛けるつもりだと語っていたという。

* 某F社の車の宣伝に出演しているにも拘わらず、某T社の車を運転していたから助かったのではないか・・・という話はまことしやかに囁かれていないようです。

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葬儀の席上で賭博に興じていた男女を逮捕

 パッタヤーに近いチョンブリー県バーンラムン郡の警察当局は15日1:00前、寺院内で執り行われていた葬儀の席上で賭博に興じていた遺族を含む50人以上の男女を逮捕した。

 逮捕された者の中には、葬儀の席上で行われる賭博目当てに葬儀会場を渡り歩いていた「プロ」もいたという。

 摘発された遺族側は、死者の為に行われたものであるとして見逃しを求めたが、警察側はどの様な事情であれ賭博は違法行為であるとして、賭博に参加していた者全員の身柄を拘束した。

* タイでは(フィリピンでもそうらしいですが)、葬儀の際に賭博を開帳するのが定番になっており、真偽は不明ですが遺族側は警察への目こぼし料を含めて葬儀予算の検討を行うという話を聞いた事があります。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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