2007年07月26日

同盟デモ隊による暴行の模様を収めたビデオの積極放映を促す

 ティーラパット首相府大臣は25日、プレーム枢密院評議会議長公邸前で22日夜半に発生した警察と反独裁民主主義同盟のデモ隊との衝突の際に撮影されたデモ隊が警察に対して過激な行動に出た模様を記録したビデオを各国内テレビ局に配布し、積極的な放映を促す方針を明らかにした。

 同大臣は発言の中で、政府との合同協議の席上で国家安全保障評議会のソンティ議長側から同様な要請があった事を認めた上で、同盟側が公開した警察側がデモ隊に暴行を振るっているシーンが記録されたビデオに対抗して、国民に対して如何にデモ隊が過激な手段を講じて非武装だった警察側に多数の負傷者を出したかを国民に知らせ、同盟側のビデオによって国民が「誤った」認識を持つことを防止する意図がある事を明らかにした。

 また、同大臣は24日開かれた閣議の席上で、旧政権関係者によるウェブサイトを利用した攻撃に対抗する為に、情報通信技術省を中心に「正しい情報」を伝える為のサイトを開設する方針を確認した事を明らかにした。

 25日に正式に運用が開始されたタクシン前首相の個人ページ"truethaksin.com"を意識した動きだと思われる。

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同盟幹部9人に対して罪状開示の為に26日に刑裁への出頭を命じる

 刑事裁判所は25日、警察から提出されていた反独裁民主主義同盟の幹部9人に対する逮捕状の発行の是非に関する判断を保留した上で、逮捕状の発行が申請されている9人の幹部に対して警察からの罪状開示を受けるために26日10:00にあらためて刑事裁判所に出頭するよう命じる決定を下した。

 今回の決定は、自らにかけられている嫌疑に対して法廷で全面的に争う意向を示してい9人の幹部に対して逮捕状を発行する必要性は無いとの判断を受け下されたもので、この決定を受け警察側は、9人の幹部の全員または何れかが罪状開示の為に出廷する事に応じた場合には当該人に対する逮捕状の申請を撤回する方針を確認した。

 一方、当日裁判所で成り行きを傍聴していた同盟幹部9人の内の1人であるウェーン・トーヂラガーン氏は、裁判所側の決定に応じ自らの潔癖を証明する為に26日に幹部全員が出頭する意向である事を確認した。

* 因みにウェーン氏は今回の決定に先立って、逮捕状が執行された場合には保釈を申請せず民主主義が戻るまで留置場に留まるとの方針を明らかにしていた同盟幹部の中で、唯一方針を撤回し同盟の活動を継続させる為に保釈を申請する意向を表明していました。同盟の決定的な弱点である層の薄さをよく物語る発言だと思います。

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公安面目丸つぶれ、同盟幹部を尾行していた2人が付き人に取り押さえられる

 25日未明、反独裁民主主義同盟PTV系幹部のウィーラ・ムシッガポン氏付き人の41歳の男性が、ウィーラ氏の車の後を追尾していた公安警察に所属する巡査部長と巡査部長補2人の身柄を取り押さえ首都圏警察本部ワントーンラーン署に突き出した。

 男性によると、同盟の集会を終え帰宅途上にあったウィーラ氏を乗せた車を追尾していた不審な3台の車がある事に気づき、ウィーラ氏からの指示に基づき途上のホテルに駐車をする振りをして、内1台に乗っていた2人を取り押さえ警察に突き出したという。

 突き出された2人は取り調べに対して、上長からの指示で同盟の活動やプレーム枢密院評議会議長に対する攻撃に不満を持つ第三者からウィーラ氏の身を守るために追尾していたと語っているというが、突き出した付き人によるとウィーラ氏側からは警察に対して身辺警護の依頼は為されていないという。

 尚、2人は警察で調書を取られた上で同日朝までに釈放されている。

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分離主義組織が8月23日から31日にかけて南部で破壊活動を計画と警告

 南部国境三県域に拠点を置く情報当局は25日、非公然分離主義組織であるパッターニー・イスラム聖戦運動(GMIP)及びパッタニー・マレー国民改革戦線(BRN)が8月23日から31日にかけて大規模な破壊活動を計画してる恐れがあるとして、関係当局に対して警戒を強化するよう警告した。

 情報当局によると、現在行われている一斉摘発により多くの組織関係者の身柄が拘束された事に対する報復攻撃を仕掛ける目的で、主に水路を利用してパッターニー県やナラーティワート県内の拠点に消火器爆弾等が持ち込まれているのが確認されているという。

参考
情報当局、南部国境三県域で新たな破壊活動が計画されていると警告

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南部情勢 (22-25日)

・22日夜半、ヤッラー県ヤッハー郡内で、バイクに乗った2人組が家屋の建設作業現場にいた2人の建設作業員に向け銃を発砲し、45歳の男性が死亡し47歳の男性が重傷。2人は何れもイスラム系住民。

・23日夕方過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だった48歳の仏教系住民が何者かに銃撃され死亡。

・23日夕方過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、運河脇で釣りの最中だった35歳のイスラム系住民男性が、2人組に銃撃され死亡。直前に男性と2人組が会話を交わしている事が確認されている事から何らかの個人的な係争が関係している可能性も含め捜査。

・24日早朝、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった28歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され重傷。

・24日午前、パッターニー県コークポー郡内にあるマングローブ林の中で、死後2-3日経ったと見られる25歳から30歳くらいの身元不明男性の遺体が発見される。南部情勢との関係は不明。

・25日早朝、軍特務部隊員を中心にした200人強の当局関係者がナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内3ヶ所で一斉摘発を行い、6人の容疑者の身柄を拘束すると共にライフル2丁や拳銃1丁、銃弾約40発、大量のマレーシア・リンギット札、爆発物を仕掛ける為に道路に穴をあける際に使用したと見られる用具等を押収。

 また、今回の一斉摘発の際に40人前後のミャンマー人及び違法入国を助けたと見られるタイ人エージェント3人の身柄を拘束。今後、ミャンマー人等が南部情勢に関与していたかについても捜査。

・25日14:30前、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内で、教師の警護作業にあたっていた警察関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発。幸い人的な被害は無し。

 ほぼ同時刻に同県ヂャネ郡内で、軍関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発したが、こちらも人的な被害は無し。

・25日夕方、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった私立イスラム教学校の用務員の男性(イスラム教徒)が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。

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女医殺害事件、元夫の医師の死刑が確定

 最高裁判所は25日、2001年2月に発生した女性医師殺害事件の被告であるウィスット・ブンガセームサンティ被告に対する上告審判決で、死刑とした高等裁判所の判決を支持する判決を下した。

 この判決により同被告の死刑が確定する。

* 事件の詳細に関してはこちら、死刑判決が下された一審判決に関してはこちら、また二審判決についてはこちらの2005年7月5日付けの緑文字で書かれた記事をご参照ください。(いわゆる一つの超手抜きとも言う。)

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バーンナーで強風雨で巨大広告塔が倒れ10人前後が負傷

 25日昼過ぎ、バンコクのバーンナー区ソーイ・スクムウィット70/4の入り口付近で、強い風が伴う雨の影響で巨大広告塔が倒れ、直下にあったバイクタクシーのスタンド内で待機していた運転手や通行人等10人前後(報道により20人前後)が負傷を負った。

 負傷者の内2人は重傷だという。

 また、この雨の影響でバンコクの広範囲に渡って倒れた立木や電柱、飛ばされた交通標識等によって負傷を負った者もいたという。

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