選挙委員会が20日発表した19日に行われた新憲法案の是非を問う国民投票の公式集計結果によると、57.81%(14,727,407票)が賛成票を投じ、42.19%が反対(10,741,310票)票を投じるという結果になった。
また投票率は、57.61%(全有権者45,093,055人中25,978,954人)で、また投票率が最も高かった県はラムプーン県(75.35%)で、最も低かった県はスリン県(49.66%)だった。
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選挙委員会が20日発表した19日に行われた新憲法案の是非を問う国民投票の公式集計結果によると、57.81%(14,727,407票)が賛成票を投じ、42.19%が反対(10,741,310票)票を投じるという結果になった。
また投票率は、57.61%(全有権者45,093,055人中25,978,954人)で、また投票率が最も高かった県はラムプーン県(75.35%)で、最も低かった県はスリン県(49.66%)だった。
元タイ・ラック・タイ党所属ソンクラー県選出下院議員のスラサック・マニー氏は20日、ソンクラー県内の住民の多くが新憲法案の内容を知らずに早期の正常化を望む気持ちから国民投票で賛成票を投じたと指摘した。
非公式集計では、ソンクラー県内では91%強が賛成票を投じた。
発言の中でスラサック氏は、ソンクラー県内に於ける集計結果は新憲法案への賛成を呼びかけるキャンペーンによる成果であるとの指摘を否定した上で、実際には賛成票を投じた多くの住民が新憲法案の内容を知らないまま早期の総選挙実施及び正常化の実現を望む気持ちから賛成票を投じたものであると指摘した。
その上でスラサック氏は、これから公布される新憲法は国民の考えが真に反映したものとは程遠いものであると指摘した。
・19日15:00前、ナラーティワート県ウェーン郡内で、河川水のくみ上げ施設が爆破。
・19日夜半、ナラーティワート県県都内のモスク付近で、人数不明の一味が礼拝の為に集まった住民等に向け銃を乱射し、重傷者1人を含む3人のイスラム系住民が負傷。
・20日7:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内の路上脇で、銃弾を撃ち込まれた上で刃物で顔面を傷つけられた40歳くらいの身元不明男性の遺体が発見。死後8時間前後経っていると見られる。前夜22:30事に2発の銃声が付近から聞こえたとの住民の証言もあるが、当局側は別の場所で殺害された上で遺棄されたとの見方を示す。
・20日9:30前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、自宅付近にある農園で作業を行うために自宅前で作業用機器の準備作業中だった43歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。
・20日11:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、3人組の男がゴム精製所内で作業中だった女性作業員に向け銃を乱射し、30歳のイスラム系住民女性が死亡。危うく難を逃れた女性作業員の中にはガムナンの実妹がいた。
20日1:00前、チョンブリー県パッタヤー地区の警察当局は、外国人宅に押し入り金品等を盗んだ容疑で38歳のバイクタクシー運転手の男を逮捕し、現金や金製のお守り、携帯電話等を押収した。
押し入られた住宅の家主からの通報を受け駆けつけた警察官により身柄を取り押さえられた男は取り調べに対して、妊娠8ヶ月の妻の妊娠費用の捻出の為に犯行を思い立ったと証言しているという。
尚、押し入られた住宅の家主の国籍に関しては報じられていない。
反独裁民主主義同盟は19日、20日から約1週間に渡って集会活動を休止する方針を明らかにした。
幹部のチンナワット・ハーブンパート氏によると、今回の休止措置は不透明な国民投票の実態を告発する為の資料収集に注力する為のもので、資料が揃い次第既に手元にある証拠と共に選挙委員会に対して真相解明を要求する予定であるという。
しかし、チンナワット氏によると、選挙委員会は既に権力側の支配下にあり独立性が確保されていないことから、同委員会による解明作業による成果には大きな期待は持っていないという。
新憲法案廃案を画策した買収行為が報告されているブリラム県では、55.2%が賛成、44.8%が反対、投票率51%と、反対票が賛成票を大きく上回ると見られている東北地方の中では異例の結果となった。
* ブリラムの住民は軍政以上にマフィアなネーウィンが嫌いということでしょうか?
19日20:35現在、国民投票の開票は賛成56.51%、反対41.54%で推移している。
尚、既に開票が終了したバンコクでは、賛成65.80%、反対34.20%、投票率53.44%だった。
*Ch7の報道に基づく
スラユット首相は19日、22日にミチャイ国家立法議会議長及びアピチャート選挙委員会委員長を交えて次期総選挙日程について協議を行う事を明らかにした。
尚、スラユット首相自身の考えでは、国王が80歳の誕生日を迎えられる事を記念した祝賀行事が行われる12月5日前後を避け、12月16日ないしは23日に総選挙を行うのが適切であるという。
民主党のヂュリン副党首は19日、今後東北地方での遊説活動を強化する方針を明らかにした。
これは、19日行われた国民投票で、東北部の反対票が過半数を超える勢いで開票が進められている事を受けたもので、ヂュリン副党首は、東北部に於ける票動向は旧政権関係者の影響力以上に住民自身の純粋な判断が反映したものであるとの認識を示したものの、この動向が今後行われる総選挙の票動向にそのまま反映するとは考えられないとし、今後民主党の弱点地区だった東北部に於ける党活動を強化し住民との理解の共有に努め次期総選挙に繋げていきたいとした。
またヂュリン副党首は、今後新憲法案が圧倒的な支持を得ることなく制定された事につけ込んだ政治活動が確実に活発化するとの考えを示した上で、全ての階層が国民投票の結果を尊重する事が重要であると指摘した。
気象当局は19日、同日18:17にチァン・マイから約120Km離れたミャンマー領内でマグニチュード4.2の地震を観測した事を明らかにした。
この地震による揺れはチァン・マイ県内のファーン郡やチャイヤプラーガーン郡内で感じる事が出来たが、初期報道段階では揺れによる被害は確認されていない。
19日18:40過ぎ現在の国民投票の非公式開票状況
開票率 14%
全国 賛成 59% 反対 41%
バンコク 62 vs 38
中部 70 vs 30
北部 50 vs 50
東北部 38 vs 62
南部 89 vs 11
以上、ネーションチャンネルの報道に基づく
選挙委員会は19日、同日行われた国民投票に絡んで14:00迄に169件の違反報告は寄せられ、内17件に関しては既に法的措置を視野に調査を開始している事を明らかにした。
また、アーントーン県、アユッタヤー県及びブリラム県で合計3人が投票用紙を破ったとして摘発された。
尚、一部報道によると、摘発された者の内の少なくとも1人は、投票用紙の取り扱いを知らずに破ってしまった高齢者だったと見られる。
19日16:00過ぎに各局で発表された出口調査結果は以下の通り
ネーションチャンネル (ラームカムヘーン大学調査) 賛成 60.19% 反対 39.8%
ITV (スワン・ドゥシット・ポール調査) 賛成 67.94% 反対 32.06%
Ch9等(ABACポール調査) 賛成 70.7% 反対 29.3%
また、ラームカムヘーン大学調査ベースでは、南部では賛成が圧倒多数を占めたのに対し、東北部では過半数割れ、北部ではほぼ過半数という結果に。
19日午前、50歳と44歳の女性がブリラム県県都警察署を訪れ、それぞれの夫である村長やガムナン及び村長代行の3人が同日朝7:00頃、軍用車と思われる車で現れた軍服状の服を着用した屈強な男に拉致されたと訴え出た。
その際2人組の男は、3人が何れも地元政治家の票の取りまとめ役として新憲法案ボイコットを呼びかける買収に関与していた事を連行理由に掲げていたという。
3人を連行した2人の男の素性が解らないため、3人が身の危険にさらされているのではないかと思い警察への被害届を思い立ったと語る2人の女性によると、拉致していった2人の男は前夜から家の前等で3人の動向を監視していたという。
被害届を受けた警察側は、2人組の男の素性及び拉致理由を突き止めた上で法的な措置を講じる方針を明らかにした。
スヂンダー政権崩壊後に暫定首相に就いた事でも知られるアーナン・パンヤラチュン氏は19日午前、国民投票は正常化に一定の効果しかもたらさないとの考えを示した。
発言の中でアーナン氏は、国内の情勢全般や国外からの圧力等を鑑みた場合、国民投票によって正常化に向けた一定の効果はもたらされるものの、当事者が権力に固執している限り全体的な正常化の実現には結びつかないとの考えを示した。
一方、先のクーデター政権を率いたスヂンダー・クラープラユーン大将は、新憲法案への支持を表明した上で、新憲法案の承認により国内は正常化に向け動き始めるとの考えを示した。
19日午前、バンコクのパヤータイ区内にある投票所で国民投票の投票を済ませたスラユット首相は、万が一国民投票により新憲法案が廃案になった場合に代替えとしてに運用するべき過去の憲法及び暫定憲法何れについても既に準備が完了している事を明らかにした。
尚、代替え憲法の詳細については明らかにされていない。
一方、今回の国民投票の準備期間中に最もマスコミの注目を集めた重要人物の1人であるタイ・ラック・タイ会派幹部のネーウィン・チットチョープ氏は、ブリラム県県都内の投票所に夫婦で新憲法案ボイコット運動のシンボルカラーである赤いシャツを着用して現れ、記者団に対して、今回の国民投票は権力側の権力乱用行為が蔓延っていたと不快感を示した上で、仮に新憲法案が承認されたとしても過半数などという生ぬるい数字ではなく大半の有効票、若しくは2,200万票以上の賛成票を得られなかった場合は真っ当な憲法と言うことは出来ないと指摘した。
民間選挙監視団体P-Netのソムチャイ調整役は19日、国外に居る大物が手下の票の取りまとめ役に対して成功報酬をちらつかせながら、あらゆる手段を講じて新憲法案を廃案にするよう指示しているとの情報がある事を明らかにした。
尚、大物の詳細に関しては明らかにされなかったが、ソムチャイ氏によると、市民に国民投票の際に投票用紙右側の反対欄に×印をつけるよう呼びかけるビラの配布も、大物の指示に基づいた新憲法案廃案の為の行動の一つなのだという。
19日11:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内にある市場付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近にある国民投票の投票所周辺の警戒作業にあたっていた軍関係者1人、住民1人(初期報道段階では軍関係者1人)が負傷を負った。
報道により、国民投票への参加を呼びかける活動に参加中だった軍関係者の通過に会わせ爆発物が爆発したとするものもある。
現場は、タイ国鉄バーン・ラーロ駅の裏手。
選挙委員会のアピチャート委員長は18日、19日に行われる新憲法案の是非を問う国民投票の非公式集計結果が同日21時頃に明らかになるとの見通しを示した。
国民投票は、全国88,000ヶ所の投票所で行われ16:00に投票の受付を終了する。
また、アピチャート委員長は、特に新憲法案のボイコットを呼びかける動きの影響下に晒されている東北地方下部地区に於ける不正行為の監視の強化を命じると共に、中立義務違反があったブリラム県内の4人の公務員に対して既に処分を下した事を明らかにした。
一方、新憲法案反対を訴えている反独裁民主主義同盟関係者約200人は18日午後、民主記念塔前からWE VOTE NOと書かれた約1,000個の赤い風船を一斉に空に解き放つと共に、サヤーム・スクエアー等で反対票を投じるよう訴えた。
また、19日朝、旧党本部ビルに掲げられていた「タイ・ラック・タイ党」の看板を正式に撤去したタイ・ラック・タイ会派はヂャトゥヂャック市場周辺等で反対票を投じるよう訴えた。
・16日深夜、ヤッラー県ラーマン郡ガールーパン地区内で、TT&T社の公衆電話回線の一部が何者かにより放火され、地域一帯の電話回線が一時不通に。
・16日2:00過ぎから17日19:00前にかけて、軍・警察の混成チームはソンクラー県サバーヨーイ郡内で集中摘発を行い、50万バーツの懸賞金を掛けられ身柄を追われていた分離主義組織の幹部クラス3人を含む9人の身柄を拘束し、銃器類3丁や爆発物に使用可能な部材多数、路上撒布用の鋲の製作に使用された器具等を押収。
・17日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内2ヶ村内で一斉摘発を行い、18人(報道により17人)の身柄を拘束し、銃器類8丁、リモートコントロール用の部品を含む爆発物の製作に使用可能な部材多数、バイク爆弾に使用する予定だったと見られるバイク4台、通信機2台等を押収。身柄拘束された18人の内4人は実行部隊の地域幹部クラスと見られる。この摘発は、10日発生した銃撃戦でRKKの構成員と見られる3人が死亡した事件の捜査過程で、分離主義組織側の活動拠点がターゲットとなった村内に置かれている疑いが濃くなった事を受けたもの。
・17日朝、ヤッラー県ターントー郡内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった52歳と19歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され2人とも重傷。
・17日20:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイク3台に分乗した6人組が路上脇に設けられた国境警備警察の臨時駐留地や同じ沿線にある別の駐留地に向け連続して銃を乱射し逃走。いずれも人的な被害は無し。
・17日夜半、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、友人等3人とバイクで路上を走行中だった17歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され重傷。
・18日6:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、6人前後と見られる男が集中摘発作業中だった同郡警察署関係者約20人に向け銃を乱射し、約10分間(報道により約15分)に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で一味側1人が死亡し4人の身柄を拘束。警察側の人的な被害は無し。今回行われた集中摘発は、隣接するグロンピナン郡内から摘発を逃れた一味がバンナンサター郡内に拠点を置く一味と合流し、新たな破壊活動を計画しているとの情報筋からの情報に基づき行われたもの。
・18日6:00前、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ルゥーソ郡内で集中摘発を行い、RKKの実行部隊地域幹部と見られる49歳と36歳の男2人を含む5人の身柄を拘束し銃器類3丁等を押収。この集中摘発は、武装したRKK関係者が潜伏し、同郡及びシーサコン郡内をターゲットにした破壊活動の準備に入っているとの住民からの通報に基づき行われたもの。
・18日午後、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクに乗った2人組が国民投票の投票受付所が設置された学校の警備にあたっていた軍関係者に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で軍関係者1人が負傷。
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