・11日夕方過ぎ、ヤッラー県グロンピナン郡内で、40歳のイスラム系住民男性が自宅前で何者かに銃撃され死亡。男性は副村長の義弟。
・12日3:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で学校が放火され全焼。放火された学校では、3月11日に授業の最中だった学校教師が押し入った一味に銃撃され死亡するという事件が発生していた。
・12日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県インゴー郡内で集中摘発を行い、10人の身柄を拘束し、地中に隠されていたライフル及び拳銃、銃弾、爆発物の製作に転用可能な尿素系肥料、携帯電話、刃物類等を押収。
・12日未明、軍・警察の混成チームはヤッラー県県都内中心部旧市場周辺36ヶ所で集中摘発を行い、24人の身柄を拘束し、麻薬の吸引の際に使用される咳止め薬合計50リットルや麻薬類を押収。
・12日8:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、村道内を歩行中だった42歳の教師が、バイクに乗った2人組に銃撃され負傷。更に付近にいた59歳のイスラム系住民男性が流れ弾にあたり負傷。
・13日13:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった61歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は地域内に駐留する軍関係者と親しい関係にあったことから、軍の諜報要員と勘違いされ銃撃されたと見られる。
・13日夜半、ヤッラー県県都内ラムマイ地区で、小型トラックに乗った人数不明の一味が地区警察署に向け銃を乱射し、5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。ラムマイ地区は分離主義組織側の影響力が強い地区として見られており、これまでにも度々地区警察署を狙った銃乱射や爆破事件が発生していた。尚、報道によっては一味側は最初に地区警察署裏手の巡査部長の自宅に向け銃を乱射した後に警察署に向け銃を乱射し逃走し、最初の銃乱射で巡査部長の妻が軽傷を負ったと報じているが、別の報道は警察署に向けた銃乱射による流れ弾により署の裏手にある巡査部長宅内にいた妻が軽傷を負ったと報じている。
・14日6:30過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクで村道内を走行中だった29歳のイスラム系住民女性が、何者かに銃撃され死亡。女性は、政府が進める雇用促進策により郡庁の臨時職員として働いており、事件当時は母親をゴム農園に連れて行った後に別のゴム農園に出勤前のゴム液採取作業の為に向かっている途上だった。
・14日午前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、小型トラックに乗った一味が自宅兼店舗前で客のバイクの修理作業中だった30歳のイスラム系住民男性に向け銃を乱射し、男性が死亡。男性は、同郡内で発生した諜報担当の海軍関係者拉致暴行殺害事件の容疑者として事情聴取を受けた事があったことから、口封じの為の殺害と見られる。
・14日昼過ぎ、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクで路上を走行中だったイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。
・14日15:30前、ヤッラー県県都内中心部旧市場近くにある学校前で、同校の女性教師(53)が帰宅の為にバイクで走行中に、バイクに乗った2人組に銃撃され意識不明の重体。更に前後して、県都内中心部でバイクで路上を走行中だった48歳の男性が何者かに銃撃され重傷。また、ほぼ同時刻に県都内リドン地区内で、20歳のイスラム系住民男性が家屋内に押し入った何者かに銃撃され死亡。
posted by Jean T. at 02:00|
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