2007年09月18日

前首相の天敵、政府に落第点、評議会にはかろうじて及第点の評価

 タクシン前首相の天敵として知られるタンマサート大学社会人文科学部教授のティーラパット・ブンミー氏は17日、政府の1年間の職務成果に対して落第点の評価を下すと共に、次期総選挙後には民主党を中心とした旧野党連合による連立政権が誕生するとの見通しを示した。

 昨年9月19日に発生したクーデター後に成立したスラユット政権に対して「残業政府」との名称を与え、向こう1年間の職務成果に期待を寄せていたティーラパット氏は、政府に対して暫定政権という立場に甘え、国内からの汚職一層という理想に対して明確な方向性を示さず、元官僚やテクノクラートは国家を導くことが出来ない階級であるとのレッテルを残すという実績しかあげていないとして、全ての点で落第点の評価を下した。

 また、国家安全保障評議会に関しては、かろうじて及第点の評価を与え、またソンティ議長に対しては良く決断し努力した点を評価し及第点としたが、ソンティ議長の政界入りに関しては、政党による国内問題の解決を望む国民の考えに反しているだけでなく、同議長が政界入りする事は政治の舞台で終わり無き伝統演劇を演じ続ける事により軍の威信を失墜させる事に繋がると指摘した。

 更に、国家毀損行為特別調査委員会に対しては、前政権による汚職行為を掘り起こした点で合格点を与える事ができるとしたものの、最終的な評価はタクシン前首相関連だけでなく、その他の前政権関係者の汚職の掘り起こし如何にかかっているとした。

 一方、次期総選挙に関しては、タクシン体制が一掃されたか否かを決する要素が強いことから、買収を始めとした汚い選挙戦が激しく展開されるとしたが、旧タイ・ラック・タイ党系のパラン・プラチャーチョン党に関しては、実業、社会、政治何れの面に於いても同党が孤立していること、また、政府を組織できるに足る下院議員を確保できる見通しが立たないことから、政権を奪取する事は出来ないとの考えを示した。

 その上で、ティーラパット氏は、民主党を中心にした旧野党連合三党の連立政権が総選挙後に誕生する可能性が高く、また首班には経済に対する明確なビジョンを持ち、迅速な職務遂行能力を持ち、地方住民や実業家の心を掴む事が出来、安定した連立政権の運用が可能な政治的基盤を持つ人物が就くことが望ましいと指摘した。

参考
前首相の天敵、「残業政府」に期待

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

物乞い高齢ファラン、タイ人女に全財産を巻き上げられたと告白

 バンコクのモーチット旧バスターミナル前の歩道橋で物乞いをしている70歳位のドイツ人男性が、メディアの取材に対してタイ人の女に全財産を巻き上げられ、やむなく物乞い生活をしていると言葉少なに告白した。

 男性によると、70万バーツを持ってタイに来たが、その後知り合った信頼を寄せていたタイ人の女に騙され全財産を巻き上げられ一文無しになってしまい、やむなく物乞いをやって暮らしていたが、これまで誰も帰国費用の面倒を見ようと申し出る等の支援を申し出る人はいなかったという。

* 多分、このファランは3-4年位前頃からドーンムゥアン空港周辺やラーマ1世からスクムウィット通り沿線で見かける人物と同一人物じゃないかという気がしますが、いずれにしても女絡みだとしても確信犯的に物乞いをやっているという印象を持っています。また、相手がファランなのか、報道からは彼の行動を責めるという論調が感じられないのですが、仮にこれが日本人を始めとしたアジア系だったら、なんと軽率で愚かな奴という論調で報じられていたのではないかと思います。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強姦被害者 大声で助けを求めるも誰も助けに現れず、しかも警察も遅参

 17日未明、チャチュゥンサオ県バーンポー郡内にあるアパートの一室内で、28歳の女性が部屋に押し入った男に刃物で刺され負傷を負わされた上で強姦されるという事件が発生した。

 被害にあった女性によると、就寝中に室内に押し入った男に首元に刃物を突きつけられた上で強姦されそうになった為、大声をあげ助けを求めながら激しく抵抗した際に男に刃物で切りつけられ強姦されてしまい、その後事を終えた男の隙を見て部屋から飛び出し再度大声で助けを求めたが全部で20室あるアパートの住民の誰一人として助けに現れる者はいなかったという。

 更に女性によると、事件後地区警察に電話をしパトロール隊による救援を要請したが、パトロール隊が現場に到着したのは、警察への救援要請後に電話をした県都内に住む親戚が到着した後だったという。

 警察側は、男がアパートの構造等を熟知していることから現場周辺に住んでいると見て、男が現場に残していった下着と青色のTシャツを手がかりに行方を追うとした。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヤッラーの中古車店で爆破、タークバイでは住民2人が射殺

 16日17:30過ぎ、ヤッラー県県都内にある中古車店の展示場内に駐車してあった乗用車に仕掛けられていた爆発物が爆発し、乗用車の後部の一部が損傷を被った。人的な被害はない。

 爆発が発生した乗用車はモスク付きの聖職者所有のもので、弟が運転し展示場内に駐車した後に爆発が発生した。

 警察側は、爆発が発生した中古車店が関係している商売上の係争及び南部情勢の両面から捜査を開始した。

 ナラーティワート県タークバイ郡内では16日22:30前、人数不明の一味が路上を走行中だった小型トラックに向け銃を乱射し、運転していた31歳のイスラム系住民男性と同乗していた30歳くらいの男性の2人が死亡した。少なくとも20発前後の銃弾が小型トラックに向け発砲されたと見られる。

 実行グループは、男性が所持していた11mm拳銃を強奪した上で逃走した。

 2人は、現場近くの村内での所用を終えスンガイ・パーディー郡内にある男性の自宅に向かう途上で、また死亡した身元不明の男性は現場近くの住民と見られる。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

航空機事故が与える観光事業への心理的ダメージを懸念

 チャローンポップ財務大臣は17日、16日プーケット国際空港で発生した1-2-Go機の爆発炎上事故が短期的に国内の観光事業に心理的なダメージを与え得ると指摘した。

 その上で、事故による旅行者心理への長期的影響を避けるためにも、事故原因を徹底的に究明し同様な事故を二度と引き起こさないように安全体制を引き締め旅行者の安全に対する確信を得ることが重要であると指摘した。

 一方、タイ空港社(AOT)のガラヤー会長代行は17日午前、事故機のパイロットと管制官の間で正常な交信が為されていた事が確認できたとした上で、これまでの交信記録等から事故機が視界不良の状況の中で着陸をし、再浮上を試みた際に機体のコントロールを失い滑走路をはみ出し右手にある林に突っ込んだ可能性が高い事を明らかにした。尚、事故機のタイヤのパンクは確認されていないという。

 ガラヤー会長代行によると、事故機から回収されたブラックボックスの解析を国外の機関に依頼し、更に詳細に事故原因を究明する予定だという。

 事故機のインドネシア人操縦士は訓練教官を務めるベテランで、副操縦士はタイ人だった。

 尚、被害者への補償に関しては、同社がイギリスの大手保険会社にかけていた3億ドルの保険金から賄われる見通し。

 一方、被害状況に関しては、17日昼前現在90人の死亡、40人の負傷が確認されている模様。但し、朝現在では多くの報道が88人が死亡、42人が負傷と報じていた。また、操縦士以外の乗員5人の内2人が負傷を負った事が確認されている。遺体に関しては昼前現在20体前後が身元の確認が取れている。

 当初乗員乗客128人と伝えられていた事故機には、操縦室の2人を含め乗員7人、乗客123人の合計130人が搭乗していた事が確認されている。

 尚、事故により閉鎖措置が講じられているプーケット国際空港に関しては、17日午前現在同日17:00頃に運用を再開する見通しであると伝えられている。

* 事故の発生後直ちに事故対策本部を設置し指揮系統及びメディアへの情報伝達を一本化するという考えがタイの当局側には無いのでしょうか?

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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