2007年10月05日

選挙委員会、12月23日の総選挙実施を宣言

 選挙委員会のアピチャート委員長は4日、総選挙を12月23日に行うことを公式に確認すると共に、票の買収問題を国家的緊急課題として政府と共に解決に取り組む方針を明らかにした。

 これは、同日午前に行われた首相との協議で公式に確認されたもので、16日以降に総選挙実施の緊急勅令が布告される見通し。
 
 スラユット首相は、総選挙の実施を遅らせようとする動きに屈することなく12月23日の総選挙の実施を死守するとした上で、公正な選挙を実現する為に兼任している内務大臣として買収問題の解決に真摯な姿勢で取り組むと語った。

 尚、総選挙後に成立する政府に関与する可能性に関しては、断じてあり得ないと語った。

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軍用車調達それとも不信任審議絡み? 防衛副次官を更迭

 防衛省のウィサヌ報道官(中将)は4日、3日付けで同省副次官から省付きの顧問団長に異動になったバンナウィット・ゲーンリヤン海軍大将が繰り返してきた一連の軍・政府批判発言に対する処分を決める為に、防衛省監察官のスラポン・プムゲーオ大将を委員長とする解明委員会を設立した事を明らかにした。最終的な処分は委員会の調査結果を受けブンロート防衛大臣が決定する予定。

 この発言は、国王が防衛省副次官のバンナウィット海軍大将を3日付けで省付きの顧問団長に据え、後任にトサラット・ムゥアンアム大将を据える人事を認証された事を受けたもので、ウィサヌ報道官は、今回の人事はブンロート防衛大臣の警告を無視し軍幹部人事問題を国家立法議会の場で取り上げ、同大臣やウィナイ次官が答弁を行い議会側の理解を得られているにも拘わらず、国王の認証後も軍幹部人事に対して再度非難を繰り返しただけでなく、ウィナイ次官やスラユット首相の辞任を要求し、更にソンティ元国家安全保障評議会議長の安全保障事項担当副首相への就任を批判した事を受けた更迭人事である事を認めた上で、同海軍大将の一連の発言は親族や関係者の事を考えた私益の為の発言であったと指弾した。

 前後して、ブンロート防衛大臣は、今回の人事は自身で決めたもので首相は一切関与していなかった事を明らかにした。

 一方、民主主義市民連合の活動に合流した事でも知られ、国家立法議会内で首相・内閣に対する不信任決議案審議に向けた準備を進めている政治家、官僚及び国民の道議的意識推進臨時委員会委員長のプラソン・スンシリ空軍少将は、バンナウィット海軍大将が中心になって不信任決議案審議に向けた解明作業を行っている最中に行われた尋常では無い人事であると指摘した上で、政府側は同海軍少将が副次官時代に軍の輸送車を始めとする武器調達計画の実施を延期処分にしたことや軍幹部人事を批判した事と今回の人事が関係しているかを明確にするべきであると指摘した。しかし今回の人事が同海軍大将の国家立法議会議員としての志気に影響を与える可能性に関しては否定した。

 尚、バンナウィット海軍大将は、副次官のポストから外された事により、これまで進めてきたウクライナからの軍用輸送車等の調達計画に対する解明作業を中止せざるを得ないとしたものの、今回の人事には特に落胆しておらず、今後も自身が提出した運輸大臣及び同副大臣に対する不信任決議案審議に向けた取り組みを始めとした国家立法議会議員としての職務に邁進していくと語った。

 バンナウィット海軍大将は、民主主義市民連合幹部で、強力に首相の退陣を要求する論陣を張っているソンティ・リムトーングン氏系のグループ(連合内では同氏の番組ヤーム・ペーンディンをとってグルム・ヤームと呼ぶことも)に近く、また親タクシン派のPTVや反クーデター派の国家反独裁民主主義同盟の活動に対抗しソンティ氏らと共に国内和解推進グループを結成し無言での抗議活動を展開した事でも知られる。

 また、本人は否定しているものの、5%を超える民間企業株式を所有する閣僚に対して辞任圧力をかけたとされるティーラパット首相府大臣もソンティ・リムトーングン氏に近い関係にあるとされ、先にプリディーヤトン副首相兼財務大臣が辞任する際に閣内に特定のメディア関係者に近い人物がいると異例の発言をしたのも記憶に新しい。因みにソンティ氏系のプーヂャッガーン紙はプリディーヤトン氏就任早々から同氏の批判的な論調を展開していた。

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新手の票買収行為が蔓延る?

 スラユット首相が4日開かれた選挙委員会との間で行われた協議の席上で、直接現金を渡すという従来からの方法以外に、新たにクレジットカードやATMカードを使用して間接的に現金を渡すという方法で票の買収が行われているとの情報があるとして、選挙委員会に対して真相の解明を要請していた事が明らかになった。

 首相によると、選挙委員会側の調査により事実であると確認された場合は、新選挙法の規定に則り買収資金の出所を突き止めるために資金洗浄委員会や銀行に対して買収資金の流れの調査を要請する方針だという。

 また、依然一部の地域で施行されている戒厳令に関しては、スラユット首相は個人的な見解として南部国境三県及び国境を接する一部の郡を除いて戒厳令を解除するべきであるとの考えを示していたという。

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14歳少年が走行中の列車から飛び降り着地に失敗し足首を轢かれ負傷

  4日9:00過ぎ、バンコクのラーチャテーウィー区内の線路上で、14歳の少年が走行中の貨物列車から飛び降りた際に着地に失敗し、足首を車輪に轢かれ負傷を負うという事故が発生した。

 事故当時一緒にいた15歳の少年によると、急に列車に乗って見たくなってクローントゥーイ駅付近で2人でコッソリと貨物列車に乗り込んだが、途中で降りようと思い事故発生現場付近で走行中の列車から飛び降りた際に、14歳の少年が着地に失敗し右足首を列車の車輪に轢かれたという。

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ピヂットで大物が暗殺

 4日、ピヂット県ノーンルム郡内で、小型トラックで移動中だったピヂット県やガムペーンペート県等に影響力を持つ大物が、別の小型トラックに乗った何者かに銃撃され、運転手共々死亡するという事件が発生した。

 死亡した2人は、ガムナン・メーンの異名を持つメーン・ロートキヤオ氏と運転していた男性で、下級警察官出身のメーン氏は、退官後に実力者等に媚びいって得た影響力を持つ地位を背景にピヂット県やガムペーンペート県、ピッサヌローク県内に影響力を持っていた大物として知られ、また政治家との繋がりも取りざたされていた。

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陸軍前爆破、似顔絵のそっくりさんが出頭し容疑を否定

 9月30日に陸軍本部前で発生した爆破事件に絡んで公開された容疑者の似顔絵に似た人物が3日夜半に首都圏警察本部第一分署に出頭し、容疑を否定していた事が明らかになった。

 出頭した人物は、爆発が発生した公衆電話前にある陸軍系の学校に所属する下士官で、証言を受け行われた裏付け調査でシロである事が確認され即日釈放されているという。

 一方、首都圏警察本部のアサウィン本部長は、陸軍将校クラス(報道により陸軍大将)のP(ポー・プラー)なる人物が爆破事件の首謀者であるとの噂が広がっている事に関して、事実ではないとした上で、最大限の関心を持って噂の出所について調べている事を明らかにした。

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南部情勢 (3-4日)

・3日未明、パッターニー県県都内で学校が放火。実行犯は教室内に持ち込んだバイク数台にガソリンをかけた上で火を放つという手口で放火。

・3日7:30前、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内で、出勤の為に小型トラックを運転中だった58歳の二等海佐が、後方からつけていた車に乗っていた人数不明の一味(報道によりバイクに乗った2人組)に銃撃され死亡。

・4日3:30過ぎ、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、23歳のイスラム系住民男性が礼拝の為に向かったモスク前で付近に潜んでいた何者かに銃撃され重傷。男性は副村長の息子。

・4日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ルゥーソ郡内で集中摘発を行い、26歳から54歳までの容疑者の身柄を拘束し、レンジャー部隊用のユニフォームや軍靴、刃物等を押収。

・4日未明、軍・警察の混成チームはソンクラー県テーパー郡内5ヶ所で集中摘発を行い、県内4郡内で発生した不穏な動きに関与した容疑で3人の男の身柄を拘束。逮捕された内の1人は分離主義組織実行部隊のリーダーと見られ、また残りの2人は過去にPULOの幹部組織員だった事が確認されている。

・4日6:30前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、ゴム農園に作業に向かう為にバイクで路上を走行中だった44歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は村自警組織に所属していた。

・4日6:00前、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで村道内を走行中だった65歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。過去に男性が経営する小規模のガソリン給油店が放火されボヤ程度で消し止められていた。

・4日9:00前、ナラーティワート県タークバイ郡内で、学校の敷地内にある休憩用サーラー付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、学校の警戒作業にあたっていた軍関係者2人(報道により4人)が軽傷。児童・教師には被害は無し。

・4日午後、パッターニー県ヤッラン郡内で、イスラム系住民男性が、屋内に押し入った2人組に銃撃され重傷。

・4日午後ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった地元電力現業職員の男性(43)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・4日16:30前、ナラーティワート県インゴー郡内で、レンジャー部隊に所属する自警組織員の男性(40)が、学校内での警備作業を終え帰宅の為にバイクで路上を走行中に、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。2人組は自警組織員が所持していたライフルや銃弾約280発を強奪し逃走。

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