2007年10月21日

揺さぶり合戦? 三党合併とのゴン氏の発言をルゥアム党は否定

 ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党のプラディット幹事長は20日、同党とプラチャラート党及びマッチマーティパッタイ党が合併し単独政党を設立する事で合意に至ったとの報道を否定した上で、おそらくルゥアム・ヂャイ党に魅力があって勝手に合流したいと言っているのだろうと語った。

 更にプラディット氏は、21日にルゥアム・ヂャイ党独自の政策を発表すると共に何らかの驚く様な発表が為される見通しである事を明らかにしたが、詳細については言及は避けた。

 この発言に先立ち、マッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首やオノンワン幹事長、事実上党を背後で支えているソムサック・テープスティン氏とプラチャラート党のサノ党首やゴン副党首、更には政界入りを表明していた防衛省最高顧問のバンナウィット・ゲーンリヤン海軍大将等が、チャート・パッタナー党創設者の故チャーッチャーイ元首相邸に集まり協議を行った後に、ゴン氏が自らの叔父である故チャーッチャーイ元首相の引き合わせによりプラチャラート党、マッチマーティパッタイ党及びルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党の三党が合併し単独政党を結党する事で合意に至ったと語った上で、今後サノ氏が中心になり各党から提出された候補者名簿に基づき単独政党としての擁立候補を決めると共にバンナウィット海軍大将が中心になり新党の名称を決定する事で合意に至った事を明らかにしていた。

 また、合併説を否定したルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党に関しては、故チャーッチャーイ元首相への忠誠心が強いスワット・リプタパンロップ氏を中心とした旧チャート・パッターナー党系の党員が党を離脱するとの噂が飛び交っており、早晩今回の党合流の動きに同調するのではないかとの見方もされている。

 一方、ゴン氏らがチャーッチャーイ元首相邸を訪問した際に出迎えている姿が目撃されていた現在の家主で元首相の息子でもある元上院議員のグライサック・チュンハワン氏は、あくまで家主としてゴン氏らを迎え入れただけで、民主党から離脱する意向は無いと語った。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (18-20日)

・18日早朝、軍・警察の混成チームはソンクラー県テーパー郡内で集中摘発を行い、分離主義組織実行部隊地域幹部と目される26歳の男の身柄を拘束。今回行われた集中摘発は、前日に同郡内で行われた集中摘発により、5月28日に軍内中心部の市場で発生し5人が死亡した爆破事件に関与した容疑で身柄を拘束された5人の証言等に基づき行われたもので、何れもハートヤイ郡内で発生した爆破事件にも関与した疑いがあるという。

・18日昼前、パッターニー県サーイブリー郡内で、人数不明の一味が軍関係車両の通過に合わせ爆発物を爆破させると共に車両に向け銃を乱射し、軍関係者4人が負傷。

・19日6:30過ぎ、ヤッラー県県都内にある職業訓練過程校前で爆発が発生し、付近で警戒作業にあたっていた軍関係者3人が負傷。

・19日午後、ヤッラー県ラーマン郡内で、コピー屋を経営する41歳のイスラム系住民が、店内に押し入ったバイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・16日16:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった49歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・19日16:30前、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで村道内を走行中だった52歳の副村長(イスラム教徒)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。更に16:30過ぎ、小型トラックとバイクで移動中だった70歳と58歳の仏教系住民夫婦が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味の銃撃を受け2人とも死亡。更に実行犯は夫が運転していた小型トラックに積まれていた肥料袋に火を放ち逃走。夫婦の息子は地元自治組織の首長。

・20日早朝、軍・警察の混成チームはナラーティワート県バーヂョ郡内10ヶ所で集中摘発を行い、分離主義組織の構成員としてブラックリストに名前が記されていた4人の身柄を拘束すると共に電動のこぎりや刃物類等を押収。

・20日午後、ナラーティワート県スンガイゴーロック郡の警察当局は、マレーシアとの国境沿いを流れるスンガイゴーロック川脇にある倉庫内で小型トラック1台分の爆竹や花火を押収。今後南部情勢との関係について捜査を行う方針。

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