2007年10月30日

パラン党、前首相を顧問に据える計画を白紙撤回

 パラン・プラチャーチョン党は29日、タクシン前首相を党顧問に据える計画を白紙撤回した事を明らかにした。

 この問題に関しては、選挙委員会側が解党され被選挙権を剥奪された人物を党の顧問に据えること自体は違法ではないものの、不適切であるとの見解を示し、また民主党や民主主義市民連合側は前首相の政界引退宣言と矛盾し国民を混乱させるとしてパラン・プラチャーチョン党に対して再考を求めていた。

 尚、プゥア・ペーンディン党は27日までに、同様に被選挙権が剥奪されているスラギアット・サティヤンラタイ氏(元副首相、元外務大臣、元財務大臣等)を党顧問にすえる方針を決定している。

 今回の決定に関してグテープ報道官は、選挙委員会側が合法であると判断してもタクシン前首相を顧問に招く事はいらぬ批判に晒される事に繋がり得るとして計画を撤回をするべきと判断した事を明らかにした上で、同前首相の肖像を選挙ポスター等に使用する事に関しては、最終的に党員個人の判断に委ねられるものの、サマック党首自身は前首相の肖像を使用する必要は無いとの考えを示していた事を明らかにした。 特に東北部を地盤とする元下院議員の間では、「神通力」がある前首相の肖像を使用する動きが顕著だという。

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BTSと地下鉄が乗車券一本化に向け覚え書きを締結

 向こう1-2週間以内に輸送交通政策計画事務所の仲介のもとでバンコク大量輸送社(BTS)とバンコク鉄道社(BMCL)との間でBTS線と地下鉄線の乗車券一本化を視野に入れた覚え書きが締結される見通しになった事が明らかになった。

 輸送交通政策計画事務所側によると、覚え書き締結後両社間でシステムの互換性等に関して検証を行い一本化の実現を目指すと共にタイ中央銀行の協力の元で両者間の利益を配分する機関の設置を進め、向こう6ヶ月以内に乗車券の一本化を実現させる方針だという。

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移民警察局長の電撃異動は南部対策強化の為?

 国家警察本部のポンサパット報道官(本部長補佐)は29日、同日付で行われた移民警察局のブンルゥアン局長の本部付きへの異動は南部対策強化の一貫として為されたものである事を明らかにした上で、政治的な思惑や賞罰、更には本部の方針に対する履行義務違反と今回の異動とは無関係である事を強調した。

 しかし、ポンサパット報道官は、今回の異動に具体的な期間が設定されていない事を確認した上で、南部対策関連の任務終了後に移民警察局に復帰する可能性に関しては本部長の裁量事項であるとして明言を避けた。

 29日付けで本部付きになったブンルゥアン局長は、既に南部国境三県域の治安担当として主にマレーシアの当局と協力し同国領内に逃走潜伏中の分離主義組織関係者の動向を監視する任務に就くようセーリーピスット本部長から指示されており、近々南部国境三県域内にある本部の支所へ異動する予定になっているという。

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プラチャラート党はプゥア・ペーンディン党に合流?

 プラチャラート党のサノ党首に近いスチャート・バンダーサック氏(副幹事長)は29日、サノ党首夫人のウライワン・ティヤントーン女史等を引き連れプゥア・ペーンディン党幹部と合流に向けた協議を行う意向を明らかにした。

 但しサノ党首側は、仮に夫人や一族を始めとする党員が他党に移籍してもプラチャラート党に残る意向を示しているという。

 プラチャラート党に関しては、これまでにプゥア・ペーンディン党の他にチャート・タイ党、民主党から合流の打診を受けていた事が確認されていた。また、サノ党首は、党合流を決定した場合は政界から一歩退きアドバイザー的な立場で裏から党を支えていきたいとの意向を示していた。

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マハーチョン党がチャート・タイ党に合流

 マハーチョン党のサナン党首は29日、党の解党及びチャート・タイ党への合流を決定し、同日午前中までに党員を引き連れチャート・タイ党本部内で入党手続きを行った。

 同党に関しては、仮にマハーチョン党名で出馬しても席議の確保が難しく、また最善でも2-3議席程度しか望めない為、チャート・タイ党への合流は時間の問題と見られていた。また、マハーチョン党のサノ党首も小政党にとって有利な政治情勢に無いことを認める発言をしていた。

 一方、チャート・タイ本部前では、先に比例代表区からの出馬辞退を宣言したチューウィット・ガモンウィシット氏が面会を求めたバンハーン党首に無視され、記者団に対して「誰も相手にしてくれなくても構わない、狭量な老人を差し置いて自分で勝手に記者会見を開く」と叫び不快感を露わにする場面も見られた。

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南部情勢 (26-29日)

・26日夜半、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、臨時駐留地正面の市場へ買い出しに出かけていた軍関係者2人が、人混みに紛れていた6人組に取り囲まれた上で銃撃され1人が死亡し1人が重傷。

・27日夕方過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクに乗った2人組が建設作業員を後部荷台に乗せ走行中だった建設業者運転の小型トラックに向け銃撃。幸い人的な被害は無し。

・27日夜半、ヤッラー県ベートン郡内で、茶店での飲食を終え帰宅の為バイクの2人乗りで村道内を走行中だった68歳と58歳のイスラム系住民男性がバイクに乗った2人組に銃撃され、68歳の男性が死亡し58歳の男性が重傷。死亡した男性はベートン郡庁付きのボランティア要員。

・28日午前、ナラーティワート県ルゥーソ郡の警察当局は、26日に発生した軍関係者2人が6人組に銃撃され1人が死亡した事件に絡んで、地元在住の25歳のイスラム教徒の男の身柄を拘束した事を明らかに。男は犯行時に落とした財布を捜すためにバイクで現場に戻ってきたところで身柄を拘束された。これまでの調べで男の指から硝煙反応が確認されているが、男は容疑を否認しているという。

・28日昼過ぎ、パッターニー県ヤッリン郡内で、タムボン行政機構主催のサッカーの試合会場から帰宅する為にバイクで路上を走行中だった同機構副議長(51)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・28日午後、パッターニー県県都内を流れるパッタニー川内で同県ノーンヂック郡内在住の17歳のイスラム系住民の手足を縛られた上で刺殺された遺体が発見される。男性は3日前に村内にある茶店に出かけた後行方不明になっていた。

・28日午後、ヤッラー県県都の警察当局は、ターサープ地区在住の26歳のイスラム教徒の男を7件の殺人事件、4件の殺人未遂事件及び1件の爆破事件に関与した容疑で逮捕。男はRKKの実行部隊員と見られる。

・29日早朝、軍・警察の混成部隊は、一味側が新たな破壊活動実行に向けた準備を進めているとの情報に基づきナラーティワート県県都内19ヶ所で集中摘発を行い、14人の身柄を拘束し銃器類等を押収。14人は何れも県都内、ターク・バイ郡、ランゲ郡等で発生した爆破・襲撃事件に関与した容疑がもたれている。また、身柄拘束の際に26歳の男が38mm口径の拳銃を発砲し抵抗する場面も見られた。

・29日17:00前、パッターニー県県都内で、37歳の自警組織地区隊長兼イスラム教地区委員会委員の男性がバイクで路上を走行中に何者かに銃撃され死亡。男性が県都内で発生した警察官が殺害され首を切断された事件の実行グループに関係すると思われる情報を当局側に提供していたことから、口封じの為の犯行と見られる。

・29日20:30過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、54歳の副村長が茶店店内で飲食中に何者かに銃撃され重傷。

・29日21:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、イスラム系住民夫婦が銃撃を受け死亡。事件の発生状況等に関しては同日23:00までの報道では確認できず。

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