2007年11月15日

タクシンの代理人、意地でもアピシット氏とのディベートに応じず

 民主党のアピシット党首は14日、頑なに同氏との討論への参加を拒否しているパラン・プラチャーチョン党のサマック党首に対して、全く無意味な理由をつけて討論への参加を拒否していると指摘すると共に、先にサマック党首がハンサムな男は危険だと発言しアピシット党首を批判したことに対しては、発言の真意を測りかねるとした上で、この様な時間を浪費するだけの無駄な発言を繰り返すことなく国民の最大の関心事である国家・国民の将来に重きを置いた発言を心掛けるべきであると指摘した。

 この発言は同日朝、政権期間中頑なに野党党首との直接討論を拒絶し続けてきたタクシン前首相の代理人を自認するサマック党首が、経験面からして格が違うアピシット党首と直接討論を行う事は階級が違うボクサー同士が試合をするのに等しく意義を見いだすことが出来ないと語り、あらためて同党首との直接討論を拒絶する意向を示した事を受けたもの。

 一方、サマック党首は、民主党とチャート・タイ党がパラン・プラチャーチョン党を孤立させるために総選挙後に政治連合を結成する事で合意に至っている事に関しては、まずバンハーン党首は果たして民主党が政権を取ることができるのかよく考えると共に、バンハーン政権時代に噴出した父親が中国国籍であるとの疑惑に対して執拗に攻撃を繰り返した民主党に対して一貫してバンハーン氏を助けたのが自分(サマック党首)だったという事を忘れるべきではないと凄んで見せた。

 また、サマック党首は他の政党が東北地方から立候補した9人の自党の候補の買収に動いている事を明らかにしたが、選挙法に違反する恐れがあるとして詳細への言及は避けた。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (13-14日)

・13日5:30前、軍・警察の混成チームはナラーティワート県県都内コークキヤム地区内で集中摘発を行い、同県ランゲ郡内で諜報任務についていた海軍関係者2人が惨殺された事件で逮捕状が発行され50万バーツの懸賞金をかけ身柄を追われていた33歳の男を潜んでいた民家内で逮捕し、拳銃や銃弾、爆発物の製作に使用可能な部材等を押収。押収された拳銃は2004年1月4日に発生した武器庫襲撃強奪事件の際に軍関係者から強奪されていたものと製造番号が一致。警察側は、海軍関係者惨殺事件以外に19前後の事件に関与しているとみて事情聴取を行う方針。

・13日昼前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった夫婦が何者かに銃撃され、1人が死亡し1人が重傷。事件の発生状況等に関しては報じられていない。

・13日夕方過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だった48歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。

・13日夜半から14日朝にかけて、ナラーティワート県ランゲ郡内のモスク付近で集中摘発作業中だった軍・警察の混成チームと人数不明の一味との間で約30分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側1人が死亡しM16ライフル1丁を押収。また、この集中摘発で41人の身柄を拘束。内7人はRKKの構成員と見られる。また、死亡した一味の遺体のそばで不審物が発見され、回収作業が行われた。尚、初期報道段階では33人の身柄を拘束したと伝えられていたが、その後も継続して行われた集中摘発により同日15:00までに合計41人の身柄の拘束が確認されている。

・14日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県タークバイ郡内で集中摘発を行いカンボジア人1人を含む5人の身柄を拘束。カンボジア人は査証等を合法的に入国したことを証明する書類を所持していなかった。

・14日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ルゥーソ郡内で集中摘発を行い24人(報道により19人)の身柄を拘束し、銃器4丁や爆発物の製作に使用可能な部材多数を押収。逮捕された24人の内3人は分離主義組織の実行部隊地域幹部と見られる。

・14日7:00前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、バイクで路上を走行中だった57歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は村自警組織員。

・14日8:00前、ナラーティワート県スンガイパーディー郡内で、理容師兼古式マッサージ師の61歳の男性(イスラム教徒)が、自宅前で何者かに銃撃され死亡。

・14日8:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発したが人的な被害は無し。爆発発生の約5分前に付近を通過した教師の警護にあたっていた軍関係車両を狙って爆発物を仕掛けたが、起爆のタイミングが遅れた為に被害が及ばなかったと見られる。

・14日朝、ヤッラー県ラーマン郡の郡警察当局は爆破事件等で逮捕状が発行されていた38歳の男の身柄を拘束。男はRKK実行部隊の地域幹部と見られる。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

未成年少女に売春を強要していたカラオケ店主夫婦を逮捕、客には公務員や警察官も

 警察は13日午後、未成年の少女に売春を強要していた容疑でバンコクのワントーンラーン区ソーイ・ラートプラーオ81内にあるカラオケ店を経営する43歳と40歳の夫婦を逮捕し、店の会計帳簿や領収書の控え等を押収した。

 今回の逮捕は被害にあった14歳の少女の保護者からの通報による内偵捜査により実現したもので、夫婦は13歳から18歳の少女8人前後に対して店内でホステス紛いの仕事をさせながら一回につき1,000バーツで客と売春をするよう強要していた容疑が持たれている。

 尚、夫婦側は店内で働く女性を雇用する際には必ず身分証明書をチェックし年齢を確認していることから、店内で未成年の少女が働いている事はあり得ないとした上で、過去に客から性病を貰い更に麻薬中毒であるとして解雇した女性従業員が仕返しの為に嘘の被害届を警察に出したとしか考えられないと主張しているという。

 警察側は、被害にあった少女を捜し証人として事情聴取を行うと共に、店内から押収された帳簿に記載されていた公務員や有名企業の社員、警察官等に対して未成年者に対する性的虐待の立件を視野に事情聴取を行う方針を明らかにした。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

儲けがいいと麻薬密売に手を染めた韓国人向けバーで働く女を逮捕

 首都圏警察本部スティサーン署は13日、販売目的で麻薬を所持していた容疑でスクムスィット通りにある韓国人向けバーで働く37歳のタイ人女を逮捕し、ヤー・アイス13グラム、ヤー・ケー10グラム及びヤー・イー10錠、総額6万バーツ相当の麻薬類や32口径の銃器等を押収した。

 この逮捕は、先に逮捕された麻薬密売エージェントに対する捜査から取引先相手として女が浮かび上がった事を受け行われた囮捜査により実現したもので、女は取り調べに対して、これまでにも個人的にヤー・アイスを使用した事はあったが、景気低迷の煽りで働いている韓国人向けバーに訪れる客も減少傾向にあった為、麻薬の密売でお金を稼ごうと思い約1年位前から主にバーを訪れる客や知人相手に麻薬の密売を始め、儲けは個人的な支払いや実家への送金にあてていたと証言しているという。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ベートンで観光目的で入国し売春をしていた中国人女12人を摘発

 マレーシアと国境を接するヤッラー県ベートン郡の警察当局は13日未明、郡内中心部にあるシャンハイなる名の娯楽施設内で売春目的で違法に入国した容疑で12人の中国人の女を逮捕した。

 逮捕された女は取り調べに対して、数年前からマレーシアで査証の更新を繰り返しながら観光名目でタイ国内に滞在し、主に同地を訪れる外国人相手に一回2,000から3,000バーツで売春をしてきた。また、これまでにも度々当局に摘発されていたが稼ぎが良いため売春をやめることが出来なかったと証言しているという。

 警察側は、逮捕された女から他にも中国人を始めとする大勢の外国人の女が売春目的で郡内に滞在しているとの証言を得られた事を受け、郡内に於ける摘発を強化する方針を明らかにした。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロリコン元上院副議長に対して36年の確定判決

 パトゥムターニー県のタンヤブリー裁判所は13日、未成年者5人に対する性的虐待で訴えられていた元スラーッターニー県選出上院議員で当時上院副議長の要職にあったチャルゥム・プロームルゥト被告に対する三審判決で、二審判決を支持し36年の禁固を命じる判決を下した。

 36年の判決を受けたチャルゥム被告は、2001年1月に17歳の少女を仲介役として14歳から15歳までの未成年少女5人に対して性的な虐待を行っていた事が発覚し、その後検察側により刑事告訴されていたもので、16年の禁固を命じる判決を下した一審判決を不服としたチャルゥム被告側が控訴した二審判決で、一審で下された16年に更に被害者1人につき4年の期間を追加し合計で36年間の禁固を命じる判決が下されていた。

 この確定判決を受けチャルゥム被告は即日付けで県内の刑務所に移送された。

参考 (当ページの過去記事)
http://homepage3.nifty.com/jean/Papers/Old/2101_03/210111-20.html#laamok
http://homepage3.nifty.com/jean/Papers/Old/2101_03/210121-31.html#Paa_Tawo_Hua_Nguu
http://homepage3.nifty.com/jean/Papers/Old/2101_03/210311-20.html (3/14付け記事)

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

国家警察副本部長等が搭乗予定だったヘリがヤッラーで墜落

 12日21:00過ぎ(報道により19:00前とするものや21:30過ぎとするものも)、ヤッラー県バンナンサター郡(ターントー郡とする報道もある)内で国家警察本部のパチャラワート副本部長やアドゥン副本部長を始めとする警察幹部を迎に行くために飛び立ったヘリコプターが、飛行開始後約5分後に郡内にあるバーンラーンダム付近で墜落し、乗員6人の内操縦士2人が死亡し、機関士1人及び警察関係者3人の生存が確認された。

 当局側は、墜落が発生した当時、付近一帯で強い雨が降っていたことから事故による墜落の可能性が高いとの見方を示している。

 また、一部報道は事故を起こしたヘリコプターはバーンラーンダムの視察の為にヤッラー県ターントー郡を訪問していたワチラロンコン王子に同行していた国家警察副本部長を始めとする警察関係者を乗せ県内にある国家警察本部支所へ向かう予定だったと報じているが、多くの報道は王子の当地への視察訪問云々には触れていない。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧政権党幹部の法的な活動許容範囲を検討する為の専門委員会を設置

 選挙委員会は12日、憲法裁判所による解党判断により被選挙権が剥奪された旧タイ・ラック・タイ党幹部111人の動向を調査し、法律で認められた政治活動の範囲を検討する為の専門委員会を設置した事を明らかにした。

 委員長には元憲法起草議会議長のノラニット・セータブット氏が就き、今後擁立候補の選定作業に深く関与したとされている旧幹部らの動向を調査すると共に、タクシン前首相を始めとした旧幹部の写真を使用した選挙用ポスターの違法性を始めとした旧幹部が絡む政治活動の法的な許容範囲の検討を行う予定。

 一方、同委員会のソットシリー委員は、新選挙法に基づき各政党に割り当てられた投票番号により大量の無効票が出る可能性がある事を認めた上で、有権者に対して事前に中選挙区と比例代表区で政党の投票番号が異なることを理解した上で慎重には慎重を期した上で投票を行って欲しいと訴えた。

 これは、中選挙区と比例代表区で各政党に割り振られる投票番号の体系が異なり、選挙区内では各政党の複数の候補者にそれぞれ独自の投票番号が割り振られることにより有権者が混乱し大量の無効票がでる可能性があると指摘されていることを追認したもの。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンティ副首相、上下院選出馬は否定も次期政権参画の可能性に含み

 クーデターを主導した元国家安全保障評議会議長のソンティ副首相は12日、上下院選への出馬の可能性を明確に否定した上で、要請があれば次期政権に閣入りする用意がある事を明らかにした。

 発言の中でソンティ副首相は、これまで態度を明確にしてこなかったのは一種の深謀深慮だった事を認めた上で、少なくとも総選挙終了までは政界に進出する考えは無いとしたが、仮に新政府から閣入りの打診があった場合は検討する用意があると語った。

 一方、先にスワン・ドゥシット・ポールが行った調査で旧政権系のパラン・プラチャーチョン党が優勢であるとの結果が出ている事に関しては、同党が政権を奪取しサマック党首が首相につくかは国民が決めることで、また被選挙権が剥奪された旧政権党幹部111人に対する恩赦法の制定も法的に可能であるとの考えを示した上で、何れにしても国民は良き人物に次期政権を委ねる判断を下すことになるだろうとの考えを示した。

* グサローバーイを意訳して深謀深慮としました

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシンの代理人、マスコミの非難は票の趨勢に影響せず

 パラン・プラチャーチョン党のサマック党首は12日、新聞記者協会側による同氏の言動を非難する声明が同党への票動向に影響する可能性は極めて低いとの考えを示した上で、むしろ有権者側にどちら側につくべきか正しく判断する機会を与えてくれた協会側に感謝したいくらいだとまで言い切った。 これは、同日から開始された中選挙区候補の受付会場で記者団の質問に答えたもの。

 サマック氏は、協会側による非難声明がバンコク選挙区の票動向に影響を与える可能性に関しては否定しなかったが、それでも同選挙区内で過半数の議席を確保できる状況には変わりはなく、また地方票に関しては殆ど影響を与えないとの考えを示した上で、協会側に対して元タイ・ラック・タイ党幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史やネーウィン・チットチョープ氏の名前を出すような恣意的な取材を行うべきではないと指摘すると共に、選挙委員会に対して差別的な対応をとる事無く同様に政党活動への関与が禁じられているソムキット・ヂャートゥシピタック氏やスワット・リプタパンロップ氏、スラギアット・サティヤンラタイ氏等の擁立候補選定作業へ関与した疑惑に関しても等しく調査の対象にするべきであると指摘した。

 一方、一貫して政党間の合同討論会への参加を拒否してきたタクシン前首相の代理人を自認するサマック氏は、過去にバンコク特別自治体知事選挙で100万票以上の票を獲得した者として合同討論会に参加する意義を見いだせないと語り、合同討論会への参加を拒否する姿勢を見せた。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リーナー・ヂャン、擁立を見送ったマッチマー党党首に10億の損害賠償請求

 チャワリット元首相を政権の座から追い落とした市民運動の火付け役を自認するリーナー・ヂャンことリーナー・ヂャンヂャンヂャー女史は12日朝、同日から開始された中選挙区立候補登録の受付会場前で、事前予告無しに同女史の擁立を見送ったマッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首に対して10億バーツの損害賠償を求める訴訟を提訴する方針を明らかにした。

 リーナー女史は、バンコク特別自治体知事選の際に、キャバレーショーのニューハーフダンサーを引き連れた選挙活動が選挙法で禁じられた候補者による催事の主催行為に該当するとして失格になり、また先の上院選ではバンコク選挙区から立候補し落選していた他、最近までch5で放映されていた困窮している市民を救済する番組等に出演していた。

 大勢の選挙運動員や支持者を引き連れ現れた登録会場前で擁立見送りを知ったというリーナー女史は、党として擁立を内定した事を認めたプラチャイ党首の署名入りの書類を公開した上で、事前の約束を反故にし比例代表区だけでなく中選挙区でも擁立を見送った同党首に対して10億バーツの損害賠償の支払いを要求するとした。

 更にリーナー女史は、立候補辞退の見返りに100万バーツを提供するとの党からの申し出を拒絶していた事を明らかにした上で、かかる行為が政党による候補者への買収行為に該当するか選挙委員会に対して調査を申し出るとした。

 尚、選挙委員会側は政党側が候補者に賄賂を提供し立候補を促す行為を禁じる条文はあるが、賄賂を提供し候補者に出馬を辞退するよう申し出る事を禁じる条文が無いため、かかる行為が選挙法に違反するか否かはリーナー女史側からの提出書類を見てからでないとコメントできないとしている。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

タクシンの代理人を自認するサマック氏、早くもマスコミを敵に

 タイ国内の新聞記者協会は11日、政治政党は個人的な財産や企業ではない公共的な機関であると指摘した上で、国民の知る権利を無視し保身行為に走った政党を非難する声明を発表した。、

 声明の中では具体的な政党名や個人名は語られていないが、先に記者会見の席上で比例代表区の擁立候補選定作業に被選挙権が剥奪されているスダーラット・ゲーユラパン女史やネーウィン・チットチョープ氏が介入したとの疑惑に関して質問をした女性記者に対してセクハラとも取れる発言で相手を罵った上で質問に対する回答を拒否すると共に今後党の信用失墜を狙った礼節をわきまえない質問に対しては同様に礼節をわきまえない対応をマスコミ側にすると語ったパラン・プラチャーチョン党のサマック党首に向けられた非難声明であると見られる。

 サマック党首は、政権時代にマスコミを敵に回し、マスコミが解らなくても(支持してくれた)国民は解ってくれると発言し度々取材拒否をしてきたタクシン前首相の代理人を自認している事でも知られ、問題となった記者会見の際には政権奪取後にタクシン体制を復活させると高らかに宣言していた。

 新聞記者協会側は非難声明の中で、政党は国民の政治的な意思を代弁する機関として自由に結党する権利が認められ、公約を公表する事により国民の支持を訴えていく国民の税金により政治活動が保障された公的な機関であると指摘した上で、国民の知る権利に則りかかる政党の公約や動きを国民に判断資料として提供する役割を担うマスコミによる擁立候補選定作業等への関与が禁じられている被選挙権が剥奪された者による擁立議員への介入疑惑や資金の流れに関する質問に対する政党側の一連の言動は、個人資産や企業ではない公的な機関たる政党を法の精神に反して私し国民の為ではなく個人保身目的で為されたものであると指摘せざるを得ないと非難した。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=10384 (報道映像)
パラン党、離反の動きを見せた党員との問題を解決

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧政権地盤で民主・チャート・タイ党を中傷するビラ

 旧タイ・ラック・タイ党の地盤であるガーラシン県内の少なくとも県都、ターカントー郡、ソムデット郡及びナーモン郡の4郡内で民主党とチャート・タイ党の信用失墜を狙った中傷ビラが撒かれている事が11日までに明らかになった。

 問題の中傷ビラには、A4サイズの用紙に民主党のアピシット党首やステープ幹事長、チャート・タイ党のバンハーン党首や同党に合流した旧マハーチョン党のサナン党首の写真と共に「チャート・タイ党は東北地方を害する為に南部陣営に与した」との文言が記されていたという。

 県選挙委員会側は、社会対立の煽動を意図した極めて不穏当な行動であるとして、法的な措置を視野に中傷ビラの配布に関与した組織の解明を行うと共に、県内選挙区の各出馬予定候補に対して選挙法とエチケットに則った選挙活動を展開するようあらためて要請する方針を明らかにした。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全国調査ではパラン党が僅差でリードするも過半数には達せず

 ラーチャパット大学スワンドゥシット校が全国4,400人(内バンコク在住28%)の有権者を対象に行った政党別支持率動向調査で、最も多い38%の回答者がタクシン体制の復活を公約に掲げるパラン・プラチャーチョン党を支持すると回答し、32%だった民主党を僅かにリードしていた事が明らかになった。

 また、三位には10%の回答者が支持すると回答したチャート・タイ党がつけ、以下マッチマーティパッタイ党、ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党と続く結果となった。

 尚、バンコク在住の回答者に限って支持率動向を見た場合は、民主党が46%と30%だったパラン・プラチャーチョン党を大きく引き離し、次いで8%が支持すると回答するチャート・タイ党が後を追うという形勢になっている。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (10-11日)

・10日午後までに、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、6世帯が所有する5ヶ所の農園内にあるゴムの木や果物の木が何者かによって大量に切り倒されているのが確認される。

・10日深夜(報道により11日朝)、ヤッラー県ラーマン郡内で、学校の警備に向かうためにバイクで路上を走行中だった村自警組織に所属する49歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃されるが、弾が外れ難を逃れる。男性は元副村長。

・11日未明、ヤッラー県ターントー郡内で、42歳のイスラム系住民男性の住宅が放火され全焼。火災発生当時家人は留守だったため人的な被害は無し。

・11日朝、ヤッラー県バンナンサター郡内で、集中摘発作業中の郡警察署関係者と4-5人の一味との間で約10分間に渡る銃撃戦が展開されたが、警察側に人的な被害は無し。一味側は逃走。

・11日昼過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった72歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。男性は、ソンクラー県内にある国境警備警察第四地区本部副本部長の義兄。一部報道によると男性は、郡内の複数箇所にあるゴム農園内のゴムの木が何者かにより大量に切り倒されたとの報道を受け、自分が経営するゴム農園に視察に向かう途上だった(報道により自分が経営する農園内のゴムの木が切り倒されたとの情報を受け現場に向かっていたとするものも)。

 ほぼ同時刻に、同郡内の路上をバイクで走行中だった38歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され重傷。

・11日午後、軍・警察の混成チームはナラーティワート県タークバイ郡内で集中摘発を行い、地中に埋められていた複数丁のM16ライフルやPVC管内等に隠された大量の銃弾を押収。今回行われた集中摘発は、先に身柄拘束されたRKK実行部隊地域幹部の男の証言に基づき行われたもので、押収されたM16ライフルの内少なくとも2丁は、2004年1月4日に発生した武器庫襲撃強奪事件で強奪されたものと製造番号が一致。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

出稼ぎで稼いだ現金を使い果たし麻薬で一儲けしようとした男を逮捕

 ノーンカーイ県の警察当局は11日、対岸のラオスから販売目的で麻薬を持ちこもうとした容疑でウドンターニー県ノーン・ウワソー郡在住の29歳の男を逮捕し、ヤーバー錠181錠を押収した。

 男は警察に対して、台湾へ出稼ぎに出かけて稼いだお金をあっという間に使い果たしてしまい、新たにウドンターニー県内の若者相手に麻薬を密売してお金を稼ごうと思い10日にラオスに渡りヴィエンチャン内のレストラン内で素性を知らないラオス人の男から500バーツでヤーバー181錠を仕入れたと証言しているという。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強姦・殺害した4歳養女を遺棄した非道な父子を逮捕

 トラン県の警察当局は11日、4歳の養女を性的に虐待した上で殺害し、遺体を遺棄した容疑で同県パリヤン郡内在住の45歳と22歳の父子を逮捕した。

 4歳の養女は逮捕された父親の内縁の妻の連れ子で、遺体は10月31日に隣県のパッタルン県県都内の林の中で発見されていた。

 2人は取り調べに対して一貫して容疑を否認しているものの、警察側は遺体が発見された林周辺から発信された携帯電話の通話記録や法医学的な検証及び養女の母親を含む証人の証言から充分に立件が可能であるとの考えを示している。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月11日

南部情勢 (8-10日)

・8日未明、ヤッラー県グロンピナン郡内にあるAIS社とDTAC社の携帯電話用の電波塔やケーブルが連続して放火され、県内4郡内で携帯電話が一時不通になる。

・8日早朝、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ルゥーソ郡内で集中摘発を行い、校長及び教師を射殺した容疑で30歳の男の身柄を拘束し、尿素系肥料やPVC管等の爆発物の製作に使用可能な部材や鋲等を押収。

・8日6:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内中心部で、地元自治体首長付きの44歳の運転手が車を運転中に、人数不明の一味に銃撃され死亡。

・8日17:30過ぎ、ヤッラー県県都内ターセ地区で、バイク2台に分乗した4人組がバキュームカーに向け銃を乱射し、バキュームカーに乗車していた何れもイスラム教徒の男性3人が重傷。

・8日夕方過ぎ、ヤッラー県県都内サテーンノーク地区で、家具店前にいた45歳の店員男性(仏教徒)が、バイクに乗った2人組に銃撃され負傷。

・8日19:00前、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内で、豪雨の最中に学校内に小型トラックで押し入った人数不明の一味(報道により5人組)が、学校の警備作業にあたっていた村自警組織員に向け銃を乱射し、村自警組織員2人が死亡し、2人が負傷。

・9日早朝、軍・警察の混成チームはヤッラー県県都内ターサープ地区内で集中摘発を行い、39歳(報道時より41歳)の私立イスラム教学校の宗教教師の身柄を拘束し、爆発物に使用可能な部材や爆発物を仕掛ける際に使用したと見られる園芸用の機具等を押収。宗教教師は取り調べに対して、地方選挙への出馬を妨害する為に何者かに嵌められたと主張。

・9日早朝、軍・警察の混成チームはナラーティワート県タークバイ郡内で集中摘発を行い、一連の不穏な動きに関与した容疑で女1人を含む5人の身柄を拘束。

・9日朝、ソンクラー県テーパー郡内で、分離主義組織関係者に銃器類を密売していた容疑で2人の男の身柄を拘束し、車内から密売用の銃弾を押収。

・9日朝、ヤッラー県ラーマン郡内の墓地内で、持病で死亡した村長の埋葬式に出席していた59歳の副村長(イスラム教徒)が、列席者に紛れ込んでいた2人組に銃撃され死亡。2人組は銃撃後の混乱に紛れて逃走。

・9日朝、ヤッラー県県都内4ヶ所で偽爆弾が仕掛けられ、爆発物処理班を始めとする当局関係者が翻弄される。

・9日8:00過ぎ、パッターニー県県都内で、バイクで路上を走行中だった51歳の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。男性は、県商業会議所会頭の甥。警察側は、男性が経営する自動車部品販売店兼修理工場が絡む係争が事件の背景にある可能性が高いとの見方。

・9日夜半、パッターニー県マーヨー郡内の検問所で、麻薬類とされるグラトームの葉106Kg(報道により115Kg)や咳止め薬48本を密売目的で所持していた容疑で41歳と18歳の父子を逮捕。男はグラトームの葉はハート・ヤイ(報道によりトラン県ナーヨーン郡)からナラーティワートへ依頼されて搬送する途上だったと証言。警察側は、押収されたグラトームの葉が、分離主義組織の実行部隊関係者が破壊活動前に使用する予定のものだった可能性を含め捜査。南部では、分離主義組織側が宣誓の儀式や破壊活動に着手する前に向精神性があるグラトームの葉を咳止め薬と一緒に使用する事があると言われている。

・9日深夜、ヤッラー県バンナンサター郡内で、モスクでの礼拝を終え帰宅途上にあった45歳と25歳の母子が、村道脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。事件発生の警察への通報は翌日朝まで為されなかった。警察側は、死亡した母子が元民主党所属下院議員の一族で、ある政党の票の取りまとめ役をやっていたことから、個人的な係争または政治絡みの線が濃いとの味方。

・9日深夜、ナラーティワート県県都内で、自宅前で友人と談笑中だったタムボン行政機副評議会議長(46)が、何者かに銃撃され副議長と20歳の友人が死亡し、30歳の友人が重傷。3人は何れもイスラム教徒。

・10日朝、ヤッラー県県都内中心部にある旧市場付近にある電柱脇に仕掛けられていた爆発物が爆発したが幸い人的な被害は無かった。使用された爆発物は時限発火式で、付近でゴミの収集作業にあたる自治体職員を狙って仕掛けたと見られるが、幸い当日はゴミ収集車の現場への到着が遅れていた。但し、報道によっては付近にある警察の詰め所にいる警察官を狙って遠隔起爆式の爆発物を仕掛けたが、たまたま警察官が詰め所にいないときに爆発物が独りでに爆発したとするものもある。

・10日夜半、パッターニー県県都内で、村道内をバイクで走行中だった44歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され重傷。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無差別に職務怠慢の警備員を鉄棒等で殴り7人を死亡させた警備員を逮捕

 警察は10日、バンコクやサムットプラーガーン県内で居眠り中だったり酒を飲みながら仕事をしている職務怠慢の警備員を見つけては木や鉄の棒で殴り7人を死亡させ、10人に負傷を負わせた容疑でノーンカーイ県出身の30歳の警備員の男を逮捕し、1メートル長の木及び鉄の棒等を押収した。普段男はサミティウェート病院シーナカエリン分院で警備の任務に就いていた。

 これまでに、男はバンコク内で15回の犯行で6人の警備員を、サムットプラーガーン県内では3回の犯行で1人の警備員を死亡させている事が確認されている。

 7月に男がバンコクのカーンナヤーオ区内を通るラームイントラー通り沿いにある自動車ショールムの警備員を殴った際に記録されていた監視カメラ映像、及び男が警備員から盗んだ携帯電話の通話記録からノーンカーイ県内に住む男の妻との通話が確認された事が逮捕の決め手となった。
 
 男は取り調べに対して、過去に職務中に居眠りをしていた同僚の警備員を起こしたことで激しく叱責されて以来、雇い主に媚びを売りながら職務中に居眠りをしたり酒を飲みながら仕事をする様な報酬分に見合った仕事をしていない警備員が許せなくなり、職務怠慢の警備員を見つけては棒で殴るようになった。殴った後は、殴られた警備員が持っていた飴やチョコレート、携帯電話等を盗み、盗んだ携帯電話はシーコンスクエアー内で下取りに出し換金していたと証言しているという。

posted by Jean T. at 00:27| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月10日

ラームカムヘンの調査では、バンコク住民の過半数が民主党を支持

 ラームカムへーン大学がバンコク在住の有権者1,464人を対象に8日行った支持率調査で、半数を超える52%の回答者が民主党を支持すると回答し、13.5%だったパラン・プラチャーチョン党を大きく引き離していた事が明らかになった。

 尚、チャート・タイ党を支持すると回答した者が4.1%で、以下マッチマーティパッタイ党が1.8%、プゥア・ペーンディン党及びルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党がそれぞれ0.8%の回答者が支持すると回答し、支持政党は無いと回答した者は19.9%だった。

 また、23日の総選挙に投票に出かけると回答した者が70.9%で、投票しないと回答した者は僅かに1.8%だったが、まだ解らないと回答した者が23.8%いた。

 一方、総選挙関連の情報源に関しては、最も多い87.1%がテレビをあげ、以下新聞(36.1%)、ラジオ(20.1%)、インターネット(10.9%)、各家庭に配布される公報(3.9%)と続く結果になった。

* あくまでバンコク限定の調査結果です

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする