2007年11月06日

パラン党、連合幹部の民主党合流は両者の共謀関係を裏付けるもの

 パラン・プラチャーチョン党のグテープ報道官は5日、反タクシン派の民主主義市民連合五大幹部の1人であるソムギヤット・ポンパイブーン氏の民主党への合流は、同連合が煽動したタクシン政権打倒を目指した動きに当初から政権奪取を目指していた民主党が関与していた事を白日の下に晒すものであると指摘した。

 この発言は、先に民主党に合流したチャーッチャーイ元首相の実子でもあるグライサック・チュンハワン氏の呼びかけに応じ民主主義市民連合執行幹部のソムギヤット氏や元パランタム党党首のチャイワット・シンスウォン氏(元工業大臣)、ウィナイ・ソムポン氏等5人の連合幹部が民主党に合流すると共に、何れも東北地方の選挙区から出馬する意向を表明した事を受けたもので、グテープ報道官は、連合幹部の民主党合流がパラン・プラチャーチョン党の票田を脅かす事には為り得ず、また両党間の政策の違いをより明確に住民に訴えることが出来ることから、むしろパラン・プラチャーチョン党側の立場を有利にするとの考えを示した。

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チューウィット氏、バンハーン党首はタクシン側か旧野党側か立場を明確にせよ

 チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は5日午前国会ビル前で行われた記者会見で、同党のバンハーン党首に対してパラン・プラチャーチョン党側と共同歩調をとるのか民主党と共同歩調をとるのか党としての政治的な立場を明確にするよう訴えた。

 バンハーン党首に関しては、最近ロンドンを訪問した際にタクシン前首相との間でパラン・プラチャーチョン党とチャート・タイ党が連立する見返りにバンハーン党首を次期首相に据えるとの密約が行われていたとの憶測が広がっていた。尚、バンハーン党首はロンドンでタクシン前首相と面会したこと自体を否定している。

 更に、チューウィット氏は、準備が出来ていないとして先に昼食協議を行ったサノ・ティヤントーン氏が党首を務めるプラチャラート党に合流する考えは無いとした上で、6日昼に予定されているバンハーン党首とアピシット民主党党首の昼食協議の会場前で党からチューウィット氏宛てに送りつけられた「ある信書」の内容をマスコミに公開する方針を明らかにした。

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新たな攻撃の前触れ? ナラーで塩酸爆弾により住民2人が重傷

 5日6:30過ぎ、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内の路上で、徒歩で並行して通る鉄道路線の安全確認作業中だった軍関係者の通過に会わせ塩酸液が混入された爆発物が爆発し、たまたま付近にいた29歳(報道により30)と15歳(報道により16)のイスラム系住民男性2人が重傷を負った。

 事件発生を受け当局側は、従来の鋲等が飛散する仕掛けの爆発物だけでは厳重装備の当局側に危害を加える事が出来ないと悟った分離主義組織側が、新たに比較的入手しやすい塩酸を使用した無差別攻撃色が強い爆発物を使用した攻撃に切り替えた恐れがあるとして警戒態勢を強化した。

 また、当局側は、起爆に使用されたリモートコントロールの使用履歴等の調査により、一味側が用意した35発の爆発物の内、同郡内で2発、スンガイー・ゴーロック郡内で1発が起爆されていたことが確認されたことから、残る32発が新たな攻撃の為に仕掛けられている恐れがあるとして、域内に於ける不審物に対する警戒を強化して臨んでいることを明らかにした。

 更に、同県ルゥーソ郡内では5日17:30前、3-4人と見られる一味が路上に切り倒した立木を放置しイスラム教宗教指導者の月例会議への出席を終えた宗教指導者等4人を乗せた車の通行を妨害した上で車に向け銃を乱射し、車内にいた56歳と59歳の宗教指導者が死亡し、42歳と81歳の男性が重傷を負った。

 一方、ヤッラー県内では4日21:00過ぎラーマン郡内で、人数不明の一味が警察の検問所に向け銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生したが、幸い警察側に人的な被害は無かった。

 同郡内では、5日朝に郡内4ヶ所(報道により5ヶ所)に爆発物を仕掛けたとの脅迫電話があり、当局側が爆発物の回収作業に奔走する事態になったが、何れの地点でも爆発物や不審物は発見されなかった。

 更に、同県ヤッハー郡内では5日9:30前に、郡庁舎内で開かれる月例の村長会議に出席する為に村長を乗せ郡庁に向かっていた車が人数不明の一味の銃撃を受け、車内にいた何れもイスラム教徒の村長、副村長及び運転をしていた郡庁付きの自警組織員の3人が死亡した。但し、報道によっていは車内にいた村長と自警組織員の2人が死亡とするものもある。 また、グロンピナン郡内では5日16:30過ぎ、バイクに乗った2人組が郡庁の住民登録担当次官(46)が運転する車に向け銃を発砲し、次官が負傷を負ったが、同乗していた郡庁の女性職員は難を逃れた。

 また、パッターニー県ヤッラン郡内で5日16:00前、夫人を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった軍関係者が、バイクに乗った2人組に銃撃され軍関係者が重傷を負い、夫人が軽傷を負った。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする