2007年11月09日

パラン党の政権奪取阻止を狙った機密文書は捏造? チャーナパット氏が指摘

 パラン・プラチャーチョン党チェンマイ県第一選挙区擁立予定候補のスラポン・トーウィヂャックチャイヤグン氏は8日、選挙委員会に対してテームーヂン・ネットワークのチャーナパット・ナ・ナコン氏の機密文書はサマック党首による捏造であるとの発言に関する調査を進めるよう要請した。

 この要請に先立って8日、嘗ては反クーデターを標榜していた事もあるテームーヂン・ネットワーク代表のチャーナパット氏が、パラン・プラチャーチョン党のサマック党首が公開した同党の政権奪取阻止を意図した軍側の機密文書が、国家安全保障評議会及び軍を誹謗する事により有利に総選挙を進めていきたいとの思惑でサマック党首側が捏造したものであると指摘した上で、選挙委員会に対して国内安全保障を脅かした容疑だけでなく、党解党の要件に為り得る選挙法違反の容疑での立件を視野に調査を進めるよう要請していた。 チャーナパット氏によると、機密文書の捏造を目撃したパラン・プラチャーン党関係者を含む3-4人の証人をたてる事が可能だという。

 この動きに対してスラポン氏は、チャーナパット氏自身の発言がパラン・プラチャーチョン党の信用失墜を意図した捏造であるとした上で、選挙委員会に対して既に着手している機密文書に関する調査を急ぎ真相を見極めた上でチャーナパット氏に対して法的な処分を下すよう要請した。仮に選挙委員会側が調査を忌諱した場合は、職務遂行義務違反で訴える方針であるという。

 元民主党党員だった事でも知られるチャーナパット氏は、民主党の解党審理の際に告発側に回った事で知られる他、クーデター発生直後に反クーデターを標榜する複数の市民団体の中心的な役割を演じていたものの、その後、ある尊敬に値する大物のアドバイスを受け抗議集会の開催を断念して以降は親クーデター派を思わせる言動が目立っていた事で知られる。また、自身が主催する市民団体に旧タイ・ラック・タイ党のネーウィン・チットチョープ氏から資金支援を受けていたメンバーがいたことを公表した事もあった。

 一方、スラポン氏は、タクシン支持派と民主主義市民連合、反独裁民主主義同盟とクーデター勢力が対立していた当時に、どの派閥にも属さず独自にタクシン支持を明確にした上で市民活動を展開していた人物として知られる。

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パラン党、離反の動きを見せた党員との問題を解決

 パラン・プラチャーチョン党のサマック党首は8日、離反の動きを見せていたバンコク選挙区の元下院議員との間の問題を解決する事が出来た事を明らかにした上で、チャート・タイ党のバンハーン党首に対して他党の党員に対して余計な触手を伸ばすべきではないと釘を刺した。

 これは、同党が反クーデター系の反独裁民主主義同盟元幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏(元タイ・ラック・タイ党報道官)とマニット・ヂッティヂャンクラップ氏の2名をバンコクの比例代表区で名簿順位5位以内で擁立する方針を決定した事に対して不満を持つ、バンコク内を地盤とする一部の下院議員経験者が他党へ移籍する動きを見せていた事を受けたもので、サマック氏は発言の中で、8日朝に直接話し合いを行った結果、互いに理解を共有し元下院議員側が党に留まる意向を示していた事を明らかにした上で、パラン・プラチャーチョン党のバンコクを地盤とする元下院議員が離反した場合は受け入れる用意があるとしたチャート・タイ党のバンハーン党首の発言を結果を考えずに思った事をそのままでしか話すことが出来ない年老いた者の発言であると皮肉った。

 一方、元タイ・ラック・タイ党幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史やネーウィン・チットチョープ氏が比例代表区の擁立候補者の選定や名簿順位の決定に深く関わっていると指摘されている事について聞かれたサマック党首は、質問をした女性記者に対して「お前は昨晩どの男と密通したんだ?」と罵った上で、今後党を陥れる目的で為された礼節をわきまえない質問に対しては、同様に礼節をわきまえない対応をすると語り凄んで見せたが、質問に対しては肯定も否定もしなかった。

* 密通発言の相手はネーション社の記者だったようです。因みにサマック氏は、1976年流血事件の際に、ルワンダ内戦時代にベルギー人DJがラジオ放送を利用してツチ族系住民の虐殺を煽動した様にラジオ放送を利用してタンマサート大学に立てこもっている輩は非愛国の外国人(確か中国・タイ語でベトナムを意味する蔑称を使用したと記憶)であると喧伝することにより、右派系市民を煽動し流血の事態を招来させた人物としても知られています。

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防衛大臣、バンナウィット元省最高顧問の出馬妨害を否定

 ブンロート防衛大臣は8日、防衛省最高顧問のバンナウィット海軍大将が総選挙出馬の為に提出したとされる辞職願いは省内の所定の手続きを経た上で正当に受理されていたとした上で、出馬を妨害する為に意図的に受理が遅らされたとする同海軍大将の指摘は事実に基づかない中傷であると指摘した。

 発言の中でブンロート防衛大臣は、辞職願が正式に受理されるまでの課程に多少の手続き上の問題点があった事は認めたものの、意図的に受理を遅らされたとするバンナウィット海軍大将の指摘は事実に基づかづ、また、実際には6日の時点で受理されたとしても比例代表区・中選挙区何れからも出馬する事が可能であることから、むしろ個人的な問題をすげ替える目的でバンナウィット海軍大将側が事実を歪曲して喧伝したのでは無いかとの考えを示した。

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