2007年11月13日

国家警察副本部長等が搭乗予定だったヘリがヤッラーで墜落

 12日21:00過ぎ(報道により19:00前とするものや21:30過ぎとするものも)、ヤッラー県バンナンサター郡(ターントー郡とする報道もある)内で国家警察本部のパチャラワート副本部長やアドゥン副本部長を始めとする警察幹部を迎に行くために飛び立ったヘリコプターが、飛行開始後約5分後に郡内にあるバーンラーンダム付近で墜落し、乗員6人の内操縦士2人が死亡し、機関士1人及び警察関係者3人の生存が確認された。

 当局側は、墜落が発生した当時、付近一帯で強い雨が降っていたことから事故による墜落の可能性が高いとの見方を示している。

 また、一部報道は事故を起こしたヘリコプターはバーンラーンダムの視察の為にヤッラー県ターントー郡を訪問していたワチラロンコン王子に同行していた国家警察副本部長を始めとする警察関係者を乗せ県内にある国家警察本部支所へ向かう予定だったと報じているが、多くの報道は王子の当地への視察訪問云々には触れていない。

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旧政権党幹部の法的な活動許容範囲を検討する為の専門委員会を設置

 選挙委員会は12日、憲法裁判所による解党判断により被選挙権が剥奪された旧タイ・ラック・タイ党幹部111人の動向を調査し、法律で認められた政治活動の範囲を検討する為の専門委員会を設置した事を明らかにした。

 委員長には元憲法起草議会議長のノラニット・セータブット氏が就き、今後擁立候補の選定作業に深く関与したとされている旧幹部らの動向を調査すると共に、タクシン前首相を始めとした旧幹部の写真を使用した選挙用ポスターの違法性を始めとした旧幹部が絡む政治活動の法的な許容範囲の検討を行う予定。

 一方、同委員会のソットシリー委員は、新選挙法に基づき各政党に割り当てられた投票番号により大量の無効票が出る可能性がある事を認めた上で、有権者に対して事前に中選挙区と比例代表区で政党の投票番号が異なることを理解した上で慎重には慎重を期した上で投票を行って欲しいと訴えた。

 これは、中選挙区と比例代表区で各政党に割り振られる投票番号の体系が異なり、選挙区内では各政党の複数の候補者にそれぞれ独自の投票番号が割り振られることにより有権者が混乱し大量の無効票がでる可能性があると指摘されていることを追認したもの。

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ソンティ副首相、上下院選出馬は否定も次期政権参画の可能性に含み

 クーデターを主導した元国家安全保障評議会議長のソンティ副首相は12日、上下院選への出馬の可能性を明確に否定した上で、要請があれば次期政権に閣入りする用意がある事を明らかにした。

 発言の中でソンティ副首相は、これまで態度を明確にしてこなかったのは一種の深謀深慮だった事を認めた上で、少なくとも総選挙終了までは政界に進出する考えは無いとしたが、仮に新政府から閣入りの打診があった場合は検討する用意があると語った。

 一方、先にスワン・ドゥシット・ポールが行った調査で旧政権系のパラン・プラチャーチョン党が優勢であるとの結果が出ている事に関しては、同党が政権を奪取しサマック党首が首相につくかは国民が決めることで、また被選挙権が剥奪された旧政権党幹部111人に対する恩赦法の制定も法的に可能であるとの考えを示した上で、何れにしても国民は良き人物に次期政権を委ねる判断を下すことになるだろうとの考えを示した。

* グサローバーイを意訳して深謀深慮としました

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タクシンの代理人、マスコミの非難は票の趨勢に影響せず

 パラン・プラチャーチョン党のサマック党首は12日、新聞記者協会側による同氏の言動を非難する声明が同党への票動向に影響する可能性は極めて低いとの考えを示した上で、むしろ有権者側にどちら側につくべきか正しく判断する機会を与えてくれた協会側に感謝したいくらいだとまで言い切った。 これは、同日から開始された中選挙区候補の受付会場で記者団の質問に答えたもの。

 サマック氏は、協会側による非難声明がバンコク選挙区の票動向に影響を与える可能性に関しては否定しなかったが、それでも同選挙区内で過半数の議席を確保できる状況には変わりはなく、また地方票に関しては殆ど影響を与えないとの考えを示した上で、協会側に対して元タイ・ラック・タイ党幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史やネーウィン・チットチョープ氏の名前を出すような恣意的な取材を行うべきではないと指摘すると共に、選挙委員会に対して差別的な対応をとる事無く同様に政党活動への関与が禁じられているソムキット・ヂャートゥシピタック氏やスワット・リプタパンロップ氏、スラギアット・サティヤンラタイ氏等の擁立候補選定作業へ関与した疑惑に関しても等しく調査の対象にするべきであると指摘した。

 一方、一貫して政党間の合同討論会への参加を拒否してきたタクシン前首相の代理人を自認するサマック氏は、過去にバンコク特別自治体知事選挙で100万票以上の票を獲得した者として合同討論会に参加する意義を見いだせないと語り、合同討論会への参加を拒否する姿勢を見せた。

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リーナー・ヂャン、擁立を見送ったマッチマー党党首に10億の損害賠償請求

 チャワリット元首相を政権の座から追い落とした市民運動の火付け役を自認するリーナー・ヂャンことリーナー・ヂャンヂャンヂャー女史は12日朝、同日から開始された中選挙区立候補登録の受付会場前で、事前予告無しに同女史の擁立を見送ったマッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首に対して10億バーツの損害賠償を求める訴訟を提訴する方針を明らかにした。

 リーナー女史は、バンコク特別自治体知事選の際に、キャバレーショーのニューハーフダンサーを引き連れた選挙活動が選挙法で禁じられた候補者による催事の主催行為に該当するとして失格になり、また先の上院選ではバンコク選挙区から立候補し落選していた他、最近までch5で放映されていた困窮している市民を救済する番組等に出演していた。

 大勢の選挙運動員や支持者を引き連れ現れた登録会場前で擁立見送りを知ったというリーナー女史は、党として擁立を内定した事を認めたプラチャイ党首の署名入りの書類を公開した上で、事前の約束を反故にし比例代表区だけでなく中選挙区でも擁立を見送った同党首に対して10億バーツの損害賠償の支払いを要求するとした。

 更にリーナー女史は、立候補辞退の見返りに100万バーツを提供するとの党からの申し出を拒絶していた事を明らかにした上で、かかる行為が政党による候補者への買収行為に該当するか選挙委員会に対して調査を申し出るとした。

 尚、選挙委員会側は政党側が候補者に賄賂を提供し立候補を促す行為を禁じる条文はあるが、賄賂を提供し候補者に出馬を辞退するよう申し出る事を禁じる条文が無いため、かかる行為が選挙法に違反するか否かはリーナー女史側からの提出書類を見てからでないとコメントできないとしている。

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