2007年12月28日

中堅二党がパラン党との連立に向けた五つの条件

 27日夜、チャート・タイ党のバンハーン党首及びプゥア・ペーンディン党のスウィット党首が共同で記者会見を行い、今後も両党が共同歩調をとっていく事を再確認すると共に、パラン・プラチャーチョン党主導の政権に両党が参画する前提となる五つの条件を提示した。

1.王室の尊重
2.プレーム枢密院評議会議長に対する誹謗中傷行為の中止
3.政権を報復手段として利用しない
4.国内の法手続に付すためにタクシン前首相の帰国を実現させる
5.国家毀損行為調査特別委員会(資産調査特別委員会)の存続

 両党に関しては、先にパラン・プラチャーチョン党外事関連担当顧問のヂャクラポップ・ペーンケー氏(元政府報道官)が、開票作業でパラン・プラチャーチョン党の優勢が伝えられている事を受けプレーム枢密院評議会議長が状況を問いただすために両党の党首を公邸に招致したと指摘していたが、事実関係は確認されていない。

 一方、この五つの条件に対してパラン・プラチャーチョン党のグテープ報道官は、プレーム枢密院評議会議長関連を含め既に党側が実行しており、また国家毀損行為特別委員会関連に関しても既に同委員会の任期が定められている事から問題無いとの考えを示した上で、最終的に"口達者な者がほざいている"165議席の民主党だけが議会内で野党として残る事になるとの見通しを示した。

 同報道官によると、仮にチャート・タイ党とプゥア・ペーンディン党が連立に参画したとしても、エチケットとして既に連立参画を表明している下位三党を見捨てる考えは無いという。
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プゥア・ペーンディン党のパラン党合流が濃厚に?

 ナラーティワート県の選挙区から当選見込みになったウェーマーハーディー・ウェーダーオ氏は27日、前言を翻しパラン・プラチャーチョン党との連立に前向きな姿勢を見せた。

 ウェーマーハーディー氏は、タクシン政権時代にJIがタイ国内で行ったとされる謀議に関与した容疑で逮捕され、その後裁判で無罪が確定していた事で知られ、また同氏等に対して拷問紛いの取り調べを行われていると告発した顧問弁護士のソムチャーイ・ニーラパイヂット氏がその後失踪し、南部情勢激化のきっかけの一つになったと指摘されていた。

 先にパラン・プラチャーチョン党との連立は最後の選択肢であると語り民主党との連立に前向きな姿勢を示していたウェーマーハーディー氏は発言の中で、南部の住民は民主党の政策にそれほどの関心は持っておらず、今回の総選挙で少数の国民からの支持しか得られなかった民主党と連立することは南部情勢を激化させる事に繋がり得ると指摘した上で、むしろ多数の国民の支持を得たパラン・プラチャーチョン党に合流し安定した政権を創成する事が南部情勢の安定に繋がり得ると指摘した。

 また、ウェーマーハーディー氏は、前言を翻した背景に党側から何らかの圧力があったのではないかとの憶測を否定した上で、政策において共通点が多いパラン・プラチャーチョン党と連立し安定した政権を創成する事が国益に適っているとの認識から考えをあらためたとした。

 ウェーマーハーディー氏の発言に先立って同党のスラデート副党首が、(党首が中選挙区で落選した)プゥア・ペーンディン党が生き残るための唯一の選択肢は政策において共通点が多く、また安定した政権の成立に繋がるパラン・プラチャーチョン党と連立することであると指摘していた。

 尚、原則的にチャート・タイ党と共同歩調をとる方針を決定しているプゥア・ペーンディン党内では依然パラン・プラチャーチョン党との連立を推進する一派と民主党との連立する一派とに分裂しており、同日開かれた党内会議でも今後の方針に関して明確な結論には至らなかった模様で、また、28日夕方過ぎに、チャート・タイ党のバンハーン党首等を交えたディナー・ミーティングが再々度行われている事が確認されている。
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使い捨てのATM、プラチャイ党首の党内実権が事実上消滅

 マッチマーティパッタイ党マッチマー会派のスントン・ウィラーワン氏(プラヂンブリー県第一選挙区当選見込み)は27日、既に同党のプラチャイ党首の党内に於ける発言権が消滅したとの考えを示した。

 これは、民主党を中心にした政権への参画を主張しているプラチャイ党首が28日に党会議を招集している事について聞かれた際に語られたもので、スントン氏は連立参画に向けた各党との交渉は既に党幹部3人に委任されており、プラチャイ党首が意見を挟む余地は既になくなっていると指摘し、事実上意見の対立だけで終わる会議の開催は不可能であるとの考えを示した上で、同日はTPIビル内にある党本部に置かれているソムサック・テープスティン氏直系のマッチマー会派に所属している備品がビル外に持ち出される日になると語り、事実上マッチマー会派がプラチャイ党首を見捨て独自の判断で動いていく事を強く示唆した。

 マッチマーティパッタイ党の当選見込み者7人の内、5人がパラン・プラチャーチョン党との連立に柔軟姿勢を示していると見られる旧タイ・ラック・タイ党ナム・ヨム派閥系のマッチマー会派のメンバーで、残りの2人が反タクシン派を中心としたプラチャイ党首系の会派メンバーと見られている。

 また、プラチャイ党首は、資金力目当てにソムサック・テープスティン氏等にいいように利用された上で、見捨てられた姿から一部のマスコミから使い捨てのATMと揶揄されていた。

 一方、落選が確実視されているプラチャイ党首側は27日、党首を辞任する考えが無いことを確認した上で28日に招集する党幹部会議では、連立参画に向けた党の方針を決定する他、同党首の解任を求める運動を党内で展開している元マッチマー党党首のタナポン・シーヤーグン氏を党登記責任者から解任する決定を行う方針である事を明らかにした。尚、タナポン氏を副党首から解任する方針は無いとのこと。

 同党首によると、既にパラン・プラチャーチョン党及び民主党の両党から2つの閣僚ポストのオファーが伴った連立への参画の打診を受けているという。
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検事総局、前首相がタイに足を踏み入れ次第容赦なく逮捕状を執行

 検事総局は27日、国有地不正収容疑惑で逮捕状が発行されているタクシン前首相がタイに足を踏み入れ次第容赦なく逮捕状を執行する方針を再確認した。

 先にタクシン前首相は、自らに持たれている不正疑惑と戦うために新政権が発足する2月から4月の間にタイに帰国する意向を明らかにしていた。

 検事総局側は、パラン・プラチャーチョン党による政権奪取がタクシン前首相の不正疑惑追及に影響を与え得ないとした上で、同前首相がタイに帰国次第既に発行されている逮捕状が執行される事になるとの考えを示した。

 また、前後してチャーンチャイ法務大臣もタクシン前首相が帰国次第逮捕され得るとの考えを示しすと共に、その場合には同前首相に仮釈放を申請する余地があるとの考えを示した。
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