2008年02月29日

ヂャクラポップ氏、ご主人様が帰国した日に政府広報局長を更迭

 ヂャクラポップ首相府大臣は28日、政府広報局長のプラーモート・ラットウィニット氏を首相府付きの閑職に異動する人事を決定した。

 異動後は、7月にタイで開催されるASEAN会議の広報用に設置されるASEANチャンネルの始動に向けた準備を委ねられる予定になっている。

 プラーモート氏は、前政権時代に局長に任命され、TITVに対する電撃閉局命令を発令した人物として知られ、兼ねてから新政権による報復人事の対象になると見られていた。

 尚、先に向こう3ヶ月間に渡って職務状況を見極めた上でプラーモート氏に関する人事を検討すると語っていたヂャクラポップ首相府大臣は、あくまでASEANチャンネルの始動を意識した適材適所の原則に基づく人事であると語り報復人事であることを否定している。
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元首相、政治と関わりを持つ考えは無いと明言

 タクシン元首相は28日14:00過ぎペニンスラ・ホテル内で行われた記者会見の席上で、現在持たれている嫌疑を晴らすために帰国した事を強調した上で、今後一切政治の世界と関わり合いを持つ考えが無いことをあらためて確認した。

 同元首相によると、今後は慈善活動やスポーツ・教育振興といった公益の為の活動に身を捧げていきたいという。

 しかし、同元首相の政界引退宣言は単なるポーズで、現在もたれている嫌疑が晴れた後に積極的に政治の表舞台に躍り出てくるのではないかと見る向きも依然ある。

 また、タクシン元首相は、首相として国外に出て容疑者として帰国したと己を卑下して語りメディア関係者の笑いを誘った上で、家族のように自分を暖かく迎え入れてくれる唯一の地であるタイで生涯を終えたいと語った。
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最高裁、800万バーツでタクシンを仮釈放

 最高裁判所は28日11:00過ぎ、国有地の不正収容疑惑で逮捕状が発行されているタクシン元首相に対して800万バーツの保釈金で仮釈放を認めると共に3月12日に第一回目の審理を行う決定を下した。

 尚、仮釈放期間中の国外渡航は禁じられている。
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16歳少女、米国人とタイ人の夫婦に強姦され売春を強要されたと訴える

 28日、チョンブリー県パッタヤー地区内の観光警察に16歳の少女が現れ、14歳の年下の親戚の少女と共にバーンラムゥン郡ノーンプゥル地区内でバーを経営しているタイ人の女(30)にアメリカ人の夫と性的な関係を無理矢理持たされた上で売春を強要されたと訴えた。

 少女によると、昨年末頃にナコンラーチャシマー県内の実家で生活をしていた際に、エージェントからパッタヤー地区内の喫茶店で月6,000バーツの給仕の仕事があると紹介され、母親が離婚し、更に祖父が失明しているなど家庭が貧困な状態にあった為、家族・親戚の了解のもとで近所に住む年下の親戚の少女と共にエージェントからの紹介を受け入れたが、実際に連れてこられたところは喫茶店ならぬ外国人相手に酒を提供するバーだったという。

 更に少女によると、店に到着した当日の夜にオーナーの女にコンドミニアム内の部屋に連れていかれ、そこでオーナーの夫から強姦されそうになり、抵抗しその場を切り抜けたが、その後も再度オーナーから夫と関係を持つよう強要され、その場から逃げるための現金を所持していなかったことと仕事を紹介したエージェントの仲間が家族に危害を加える恐れがあった為やむなく関係を持つことを受け入れ、その後は反抗したら暴力を振るうと脅され店を訪れる外国人客を相手に売春を強要されていたが、うまく隙を見つけ店から逃げ出し被害を訴えるために警察に現れたという。
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2008年02月28日

元首相にして

 大物容疑者でもあるタクシン・チンナワット警察中佐が本当に帰国しました。旧タイ・ラック・タイ党関係者や歌手のリィディアの他に元首相がオーナーを務めるマンチェスターシティーの選手数人も出迎えに現れていたようです。

 同元首相は10:10過ぎ、空港前で待ちかまえていた支持者等に軽く手を振った後、車で最高裁判所に向かった模様。

 仮釈放後は、安全上の理由で一フロアーを借り切ったペニンスラ・ホテルで家族と生活する予定になっているようです。因みにペニンスラは現プゥア・ペーンディン党幹事長のプラディット・パトラウィシット氏がオーナー。また、来月16日頃にはオーナーを務めるサッカーチームの関係でイギリスへ向け出国する予定になっているようです。

* ネーションによるとこんな気色悪いパフォーマンスまで演じていたようですね。単なる容疑者なのに。

そのパフォーマンスを見ることが出来てしまう報道映像
http://news.mcot.net/politic/inside.php?value=bmlkPTcwMDkmbnR5cGU9Y2xpcA==
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スナイパーライフル3丁が不明、元首相帰国絡みの可能性を含め捜査

 陸軍の武器保管庫から3丁のスナイパーライフルSIG3000が何者かに持ち出され不明になっている事が28日夜半明らかになった。

 これは、タクシン元首相の帰国にあわせ警察側が軍の武器庫の保管状況のチェックを行った際に明らかになったもので、元首相の帰国とライフルが不明になっていることとの因果関係に関しては不明であるものの当局側は念のための措置として遠距離からの狙撃に対応できるよう警戒態勢を引き締めて臨んでいるとしている。
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元首相、TPBSの取材に対して28日帰国を確認

 27日、香港に滞在中のタクシン元首相は同地で取材を許されたTPBSのレポーターに対して28日9:30頃にスワンナプーム国際空港に到着予定のTG603便で帰国する事を確認した。

 その際同元首相は帰国後は二度と政治の政界に関わる考えが無いことを再確認した。

* タクシン元首相を取材したTPBSの女性レポーターは記憶が正しければ2001年にiTVのタクシン/タイ・ラック・タイ党よりな偏向報道の強制に抗議し解雇された当時の職員の1人だったと思います。因みにch9とTPBSのレポーターが当地で直接取材を試み、TPBSだけが取材を認められたようです。
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依然元首相の人気は上々、多くが影の部分より良い面に思いを寄せる

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが、全国27県内在住の12歳以上の住民3,553人を対象に20日から26日にかけて行われた調査で、45.9%の回答者がタクシン元首相を強く慕っていると回答し、更に過半数の回答者が元首相を激賛できる人物であると回答していた事が明らかになった。

 尚、あまり慕う気持ちがないと回答した者は41.6%、普通に慕っていると回答した者は12.6%だった。また、年代層別では、青少年層の回答者に元首相を強く慕っていると回答する傾向が見られた。

 また、タクシン元首相の良い面と同元首相が持たれている嫌疑の何れについて思いを寄せる率が高いかとの問に対しては、青少年層の64.7%、それ以外の年齢層の66.5%が県議よりも元首相の良い面に思いを寄せる率が高いと回答し、青少年層の5人の内の1人、それ以外の層の4人の内の1人が同元首相が持たれている嫌疑について思いを寄せる率が高いと回答した。
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長老ご意見番、タクシンの帰国により新たな社会対立がもたらされる

 長老学識経験者のプラウェート・ワシー氏は27日、支持層と不支持層が明確に分かれているタクシン元首相の帰国により社会を分裂させる新たな対立がもたらされる恐れがあると指摘した上で、それぞれの層が法を重んじ、平和的な手段を旨にしている限りは、仮に対立が発生しても最終的に自ずと正常化に向かい出すと指摘した。

 更に、プラウェート氏は、中間層と東北・北部地方の住民との二手に分かれた長年に渡る危機的且つ属地優先主義的な対立により、東北・北部の住民がバンコクの住民の意向を無視して地域の独立を目指し長期の内戦状態になる事も有り得ると指摘した上で、中間層側が積極的に地方に於ける貧困の実態を理解し、地方のコミュニティーに敬意を示し中間層と東北・北部地方の住民との間の絆を深める事により最悪の事態を避ける事が出来るとの考えを示した。
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運輸相がタクシンを出迎えに香港へ

 サンティ運輸大臣は27日、28日10:00前着のタイ国際航空便で帰国予定のタクシン元首相を機中で出迎える5人の政府関係者の内の1人として香港に向かう可能性が極めて高い事を明らかにした。

 同大臣は、資金力と地盤であるチャイヤプーム県を中心とした地域の下院議員の統率役としてタクシン元首相からの信頼が厚いことでもしられ、現在のポストは同元首相による強力な働きかけにより得ることが出来たとも指摘されていた。

 一方、先に元首相が絡む不正案件の捜査に関与している法務省特別捜査局のスナイ局長を電撃的に更迭したソムポン法務大臣は、法務大臣という立場にある者としてタクシン元首相を出迎えるために香港に向かう考えが無いことを明らかした。

 尚、タクシン元首相の帰国に関しては、ここにきて保釈後に国外への渡航が禁止される可能性が高いことを嫌って帰国スケジュールを見直すのでは無いかとの憶測も飛び交っているが、同元首相の個人秘書はロイターの取材に対して、プライベートジェットで帰国するとの噂を否定した上で、28日9:40着の香港発のTG603便で予定通り帰国する事を確認している。
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観光バスがスリップにより横転、ロシア人観光客2人が死亡

 27日10:00頃、ロシア人観光客38人を乗せパッタヤーからバンコクのワット・プラケーオに向かっていた二階建て観光バスが、スリップにより分離帯の縁石に衝突した衝撃でコントロールを失い横転し、ロシア人観光客2人が死亡し、10人前後が負傷を負った。

 尚、報道によっては前方を走行していた10輪トラックに衝突した衝撃でバスがコントロールを失い横転したとするものもある。

 折からのスコールの影響で道路が滑りやすくなっていた事が事故の原因になったと見られる。
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自称有名女性芸能人と共謀し金銭を騙し取った自称マネージャーのオカマを逮捕

 首都圏警察本部パトゥムワン署は26日夜、コンピュータ会社の男性セールスマン(29)から金銭を騙し取っていた容疑で、有名女性芸能人のポーラーのマネージャーを自称する29歳のニューハーフの男をマーブンクローン内の飲食店前で逮捕した。

 今回の逮捕は被害にあった男性セールスマン(29)と相談の上で行った囮捜査により実現したもので、被害にあった男性によると、昨年末頃にインターネットのチャットで有名女性芸能人と同じ名前のポーラーと言う名前で参加していた女と知り合いになり、互いに電話番号を交換しショートメール等でやりとりをしている内に相手が本物のポーラーであると思うようになり、その後女側からセントラール・ワールド内に出店している衣料品店の家賃の一部としてマネージャーを契約人として80,000バーツを貸して欲しいとの要求まで快諾してしまったという。

 その後貸した現金の返済期限である2月4日を過ぎた同月10日未明に、今度は女から涙声で飲酒運転の検問から逃げた際に小型トラックと衝突事故を引き起こし逮捕されたとの電話があり、女の要求に基づきマスコミへの口封じ代の一部として50,000バーツ、検察への対策費用の一部として50,000バーツを別々に貸し出したが、その後同月24日になって更に未払いの税金の一部として75,000バーツを貸して欲しいとの電話があったため、不審に思い警察に相談すると共にポーラーと名乗る女のマネージャーの名前をChannnel [V}に照会した結果同社とは無関係であることが判り今回の囮逮捕に繋がったという。

 警察側は組織的な犯行と見て範囲を広げ捜査を展開すると共にポーラーと名乗る女性を始めとする仲間の逮捕を急ぐとした。
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2008年02月27日

元首相は28日9:40着のTG603便で帰国

 チンナワット家の顧問弁護士であるピチット・チュンナバーン氏は26日夜半、タクシン元首相が28日9:40にスワンナプーム国際空港に到着予定の香港発のTG603便で帰国する予定である事を明らかにした。直接同元首相から予定を確認したという。

 しかし、タクシン元首相が中国当局の大物を伴って帰国すると伝えられている事に関しては、詳しいことを聞いていないと語りコメントを避けた。

 この発言に先立ってノパドン外務大臣が、首相顧問であるプロートプラソップ・スラサワディー氏らが直接香港でタクシン元首相を出迎える予定になっている事を明らかにしていた。
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BRT線、8月中に試運転を開始できる見通し

 バンコクのアピラック知事は26日、チョンノンシーからクルンテープ橋間を結び特別高速バス(BRT)ラーチャプルック線の試運転を8月中に開始できる見通しになった事を明らかにした。

 試運転開始後6ヶ月間は無料でサービスを提供し、その後区間に応じ12バーツから18バーツの乗車料金を徴収する予定だという。

 同知事によると、停車場の建設やバスの手配等の必要な作業を既に約80%終えており、現在は身体障害者にも利用しやすい交通システムの完成を視野に改善に努めている段階だという。
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首相、帰国後のタクシン元首相に政治関連のポストは無い

 サマック首相は26日、タクシン元首相の帰国はあくまで個人的な裁量に基づくものであるとした上で、帰国後の同首相に対して政治関連のポストを用意する考えがない事を明らかにした。

 報道によるとサマック首相はタクシン元首相が早期帰国する意向を明らかにしていた事が明るみになった25日夕方に開かれたパラン・プラチャーチョン党の幹部会の席上で、あくまで自らに持たれている嫌疑と戦うために個人の資格で帰国するタクシン元首相に対して特別な対応を取る考えが無いことを明らかにすると共に、同首相の帰国の場が熱狂的な祭典の場と化す事態になることを避けるために所属下院議員が支持者を動員して出迎えに行くような事が無いよう釘を刺していたという。
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ch3の女性キャスターを副報道官、元第四地区司令官を防相付き秘書官に任命

 政府は26日開かれた閣議で、チャート・タイ党所属で元ch3のキャスターとしても知られるウィリノッティラー・タートーンボーヂャラット女史を政府副報道官に据える人事を承認した。

 また、元第四地区国軍本部司令官だった事でも知られるクワンチャート・グラーハーン大将をサマック首相が兼任する防衛大臣付き秘書官に、天然資源・環境省森林局局長、同大臣補佐等を歴任したプロートプラソップ・スラサワディー氏を首相顧問官に据える人事を承認した。
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選挙委、ヨンユット下院議長にレッドカード

 選挙委員会は26日、票買収の疑いが持たれていた現下院議長のヨンユット・ティヤパイラット氏に対して3対2でレッドカードを発行するべきであると判断し、最高裁判所に対して発行の是非に関する最終判断を要請した。

 最高裁判所側がレッドカードの発行を支持した場合は、当時副党首だった人物による重大な選挙違反行為として、選挙委員会によるパラン・プラチャーチョン党の解党の是非の検討対象になり得る。

 最高裁判所による最終判断が下されるまでの期間、ヨンユット氏の下院議長及び下院議員としての資格が一時凍結されることになる。
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タイ人男に騙され物乞い生活を送っていたスウェーデン人女性を保護

 チョンブリー県パッタヤー地区内にあるバンラムゥン郡の警察当局は26日、ナーグルゥア地区内の歩道上で酒により酩酊しているかのようにぶつぶつと小言を口にしながら横たわっていた40歳位のスウェーデン人の女性を保護した。

 保護された当時女性は僅かに食べ物と飲み物が欲しいと言うだけで、身元等については聴取できる状態には無かったという。

 付近に住む住民によると、女性は約3ヶ月前にパッタヤー地区内にあるホテルに一緒に宿泊していた見栄えのいいタイ人の男が全財産を奪って姿をくらまして以降路上を彷徨いながら物乞いをする生活をしていたと見られ、また一度は観光警察が女性を保護したものの2日後にはまた路上に戻り物乞いをする生活を送っていたという。

 警察側は、関係機関に女性の保護を要請すると共にスウェーデン大使館と連絡を取りながら女性に対する今後の対応を決めていきたいとした。
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2008年02月26日

タクシン元首相が28日に帰国?

 TPBS等の報道によると、タクシン首相系のサイトに28日9:00に帰国するタクシン元首相を出迎える為にスワンナプーム国際空港に集合するよう支持者に呼びかけるメッセージが掲載されている。

 尚、政府側はタクシン元首相側から帰国スケジュールを直接確認していないとして、サイトに掲載された情報の信憑性について確認を避けている。
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ミンクワン副首相兼商務大臣が講演中に倒れ込む

 25日午後、ミンクワン副首相兼商務大臣がバンコクポスト紙等を発行するポスト社が主催したセミナーで講演を行っている最中に卒倒し一時意識不明になった。

 報道によると、同大臣が商務省の政策について講演中に「気分がすぐれず目眩がする」と言った直後に倒れ込み、約2-3分後にその場で意識を回復したものの講演はキャンセルになり同大臣はそのまま警察病院に搬送されたという。

 同大臣の関係者によると、同大臣は講演開始前から激務続きによる体調不良を訴えていたという。
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