2008年02月22日

高年齢、低収入、大卒未満層にサマック首相を高評価する傾向

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが首都圏在住の有権者1,404人を対象に行った調査で、先に行われた施政方針演説国会の審議に参加した政府、野党及び上院の機能を代行している国家立法議会の何れのパフォーマンスに対しても10点満点中5点に満たない落第点の評価が下され、またサマック首相対アピシット民主党党首の図式では、50歳以上の年齢層、月収1万バーツ未満の層及び大卒未満の層にサマック首相に対して高評価を下す傾向がある事が明らかになった。

 審議に於ける政府、野党及び立法議会のパフォーマンスに対する10点満点評価では、それぞれ4.83点、4.25点、4.43点と落第点をつけ、また審議に関して満足できた点に関しては最も多い35.2%の回答者が明確な役割分担が見られ・新しい考えが聞かれた点をあげ、以下、政策の内容(25.5%)、政府に対して誠実に職務を遂行するよう警告する事に繋がる質疑が行われた点(10.9%)、それぞれの勢力に国民の為に役割を果たそうとする姿勢が見られた点(10.0%)等と続き、満足出来ない点に関しては、最も多い38.8%が施政方針演説国会が政府に対する不信任決議案審議の場に化していた点をあげ、次いで37.9%が討議に参加した一部の党が嫌いであることをあげ、以下9.6%が個人攻撃に集中し国内問題がおざなりになっていた点、8.0%が非建設的で退屈だった点をあげた。

 また、サマック首相と野党代表のアピシット民主党党首の討議に於けるパフォーマンスに関しては、感情のコントロール面に関してはそれぞれ4.47点と5.19点、提供された情報に対する信頼度では4.98点と5.02点、内容の明瞭さでは5.47点と5.69点と何れもアピシット党首側が高評価を獲得する一方で、質疑応答面では5.13点と4.94点、発言内容に対する同感・理解度では5.60点と5.47点とサマック首相側が高評価を獲得し、更にパフォーマンス全体に対する満足度でもサマック首相が5.41点と5.30点だったアピシット党首を上回る結果になったが、年齢層別では50歳以上の回答者にサマック首相に対して高評価を下す傾向が見られる一方で、アピシット党首に対しては20歳未満の回答者に高評価を下す傾向が見られ、また10,000バーツ未満の月収、大卒未満の学歴層にサマック首相に対して高評価を下す傾向が見られた。
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元10/14組、死亡者1人発言は首相自身の目で見た死亡者数のことと擁護

 パラン・プラチャーチョン党幹部党員で1972年10月14日の流血事件の際に軍事政権側と対峙したタンマサート大学の学生評議会議長だったことでも知られるサマーン・ルゥトウォンラット氏は20日、1976年10月6日の流血事件での死亡者が僅かに1人だったとするサマック首相のCNNとのインタビューの中での発言は、あくまで当人が当時自分の目で実際に見た死亡者数の事を表し、これまで語られてきた歴史的な解釈の訂正を試みたものではないと語り同首相を強く擁護した。

 1976年10月6日の流血事件の際には国外に滞在中で、直接的に事件を見知っていた訳ではないというサマーン氏によれば、流血事件をネタに政府への攻撃を強めている民主党は、まず歴史的な「解釈」が如何に歴史的な「事実」と乖離しているかを学びなおし己の不明を恥じるべきなのだという。しかし、その歴史的な「事実」に基づく具体的なデータに関しては一切サマーン氏側から提示される事は無かった。

 一方、元タイ・ラック・タイ党幹部のアディソン・ピヤンゲート氏がサマック首相に対して「味方を敵につけるもの」であるとして死亡者は僅かに1人だけだとする発言を撤回し国民に対して謝罪するよう強い言質で要求し、更にタクシン元首相直系のサイトがチャルゥム内務大臣及びその息子を非難するメッセージが掲載した事を受け、パラン・プラチャーチョン党内の旧タイ・ラック・タイ党系党員とに激しい対立が発生しているとの憶測が飛び交っている事に関してサマック首相は、普通に起きえる小規模な対立が党内にある事は認めたが、アディソン氏のアピールやサイトに関しては直接的な言及を避けた。
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分離主義組織側が人口密集地から町村部へ活動のターゲットをシフト

 第四地区国軍本部のアカラ報道官は21日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している組織側が、組織の影響力を確保する為の活動ターゲットを都市部の人口密集地から町村部や山間部へシフトさせつつある事を明らかにした上で、依然組織側の影響下にあると見られるヤッラー県県都の一部地域や、バンナンサター郡、ターントー郡内で行われているものと同様な対策を該当地域で講じている事を明らかにした。

 同報道官によると、当局側による警戒態勢強化や地域住民に対する感化活動により組織側の活動が大きく妨げられている事がこの動きの背景にあると見られ、特にヤッラー県県都中心部を始め各県の県都や主要都市中心部でその傾向が強く見られるという。
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ナラーティワートの披露宴会場で銃撃、村長等出席者3人が重傷

 21日昼前、ナラーティワート県シーサコン郡内で、バイク2台に分乗した4人組が結婚披露宴に出席していた住民等に向け銃弾数発を発砲し、出席していた村長(56)等何れもイスラム教徒の住民3人が重傷を負った。

 また先立つ20日20:00過ぎには、同県ヂョアイローン郡内のモスク前にある三叉路付近で、複数手に別れた人数不明の一味が軍関係車両の通過にあわせ爆発物を爆破させ2人の重傷者を含む6人の軍関係者に負傷を負わせ、更に付近で警戒作業にあたっている最中に爆発発生の通報を受け現場に急行していた軍関係車両に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に路上に鋲を撒きながら逃走するという事件が発生した。尚、銃撃戦による人的な被害は確認されていない。
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