2008年03月24日

首相、党所属下院議員に連合に対抗した活動を禁じる

 サマック首相は23日朝放送された定例政見放送の中で、自らが党首を務めるパラン・プラチャーチョン党の党員が、29日にセミナーを開催する反タクシン派の民主主義市民連合に対抗した活動にでる事を禁止する考えを示した。

 これは、同党所属下院議員で、反独裁民主主義同盟に合流した独裁に反対する土曜日の人々なる団体の元幹部でもあるプラチャー・プラソップディー氏が、民主主義保護の為の大衆グループなる団体の幹部という立場で、タンマサート大学講堂で開催される民主主義市民連合のセミナーに対抗して、同連合幹部のソンティ・リムトーングン氏系のプーヂャッガーン紙/ASTV本社があるプラアーティット通り周辺で集会を開催する方針を明らかにした事を受けたもので、サマック首相は、連合の活動に対抗する事は、彼らの術中に嵌り損を被るだけであると指摘した上で、むしろ、どちらが国家の威信を失墜させ、誰が活動の首謀者なのかを見極めるために、彼らの活動の監視に注力した方がましであると指摘した。
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パラン党、党から政治機関への脱皮を目指す

 連立政権第一党のパラン・プラチャーチョン党は22日開かれた議員総会で、国民参加を基本に置いた民主主義の再生及び国家的危機からの脱出を目指し、党を政治政党から政治機関へ脱皮させる事を本年度から来年度の基本行動目標に掲げる方針を決定した。

 また、総会では、党公認候補者選出委員会、党政策方針起案委員会及び党民主主義的体質強化委員会の3委員会を党内に新設する方針が決定された他、政治に不公正をもたらし、タイの政治の方向性を行き詰まらせ、結果として国民から信託された権限の行使を阻害する恐れがある憲法の条項の改正の検討を進める事で原則合意に至り、25日に再度詳細な協議を行う事が決定された。

 今回開催された総会には、党幹部・執行役員、党所属下院議員等、合計299人が出席した。
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首相、24日にベトナムを公式訪問

 サマック首相が、24日にベトナムを公式訪問する事が明らかになった。

 外務省のタリット報道官によると、今回の訪問ではグエン・ミン・チエット国家主席、ノン・ドゥク・マイン共産党書記長やグエン・タン・ズン首相との会談の際に、両国間を結ぶ国際幹線道路の建設推進を始めとする通商、投資、政治、安全保障、保健、教育関連を中心とした両国間の協力関係の確認・推進をキーとした協議が行われる他、女性・児童の人身売買の共同撲滅に向けた覚え書きへの調印が行われる予定になっている。
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タイ人同士の喧嘩の仲裁に入ったインド人男性が刺され死亡、パンガンで

 23日未明、スラーッターニー県の沖合に浮かぶパンガン島内で、フルムーン・パーティーの最中に発生したタイ人の若者同士の喧嘩の仲裁に入った24歳のインド人男性旅行者が、若者グループに刺され重傷を負い、搬送された病院で死亡するという事件が発生した。

 調べによると、23日3:00頃、パンガン島内のビーチで開催されていたフルムーン・パーティーに参加していたタイ人の若者グループ同士の喧嘩が発生し、死亡した男性が、喧嘩の際に刺され負傷を負った15歳の少年を救出すると共に喧嘩の仲裁に入ったところで、何れかのグループ内に属していた若者に刃物で刺されたという。

 尚、男性が救出した少年は、男性と同じ病院に搬送されているが、予断を許さない状態だという。

 警察側は、既に喧嘩に関わった地元在住の14歳の少年の身柄を拘束し取り調べを行っており、男性を刺した者を含む当時現場にいた若者グループ全員の逮捕も時間の問題であるとの見通しを示している。
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2008年03月23日

南部国境三県域に投資する民間企業を軍が支援

 21日、南部問題対策会議を招集したサマック首相は、席上で南部問題対策の一環として、軍側が南部国境三県域内に投資する民間企業を支援する考えに原則合意し、軍と民間との間で今後の方策について詰めの協議が行われる事になった。

 この方針は、南部国境三県域開発のモデルケースとして、文化的にも共通点が多いサトゥーン県及びソンクラー県に於ける開発を推進させる計画の一環として取り組むもので、南部国境三県域へ投資する民間企業への安全面での支援だけでなく、軍の資本参加による域内に於ける軍・民共同での事業展開をも視野に入れているという。

 一方、サマック首相は、一部の分離主義組織側からの直接対話の呼びかけに応じる方針が無いことを再確認した。

 首相によると、南部問題を国際的な問題にまで引き上げたいとの思惑が、直接対話呼びかけの背景にあり、その様な濁った思惑を持った組織側の要求を受け入れる方針は政府側には無いという。
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飲食店内でオーストラリア人の男がアメリカ人男性を射殺、チェンマイで

 22日未明、チェンマイ県県都内にある飲食店内で、60歳のオーストラリア人の男が46歳のアメリカ人の男性を射殺するという事件が発生した。

 事件後警察に出頭した男は取り調べに対して、事件が発生した飲食店内で、自分が飲食中だった席の正面の席に座っていた男性に誘われ、男性の席で一緒に飲食をしていた際に、自分が所持していた拳銃を男性に見せたところ、男性が罵声を浴びせ始めた為、男性に向け銃を発砲し死亡させてしまったと証言しているという。

 チェンマイに長年住み、北部訛りのタイ語を話すことが出来る男は、警察の麻薬・国際犯罪関連の情報提供要員だという。
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2008年03月22日

首相、連立3党への解党は国家そのものを壊滅させる

 サマック首相は21日、選挙違反に問われたヨンユット下院議長に対する最高裁判所の判断にかこつけて下院議会を解散する考えが無いことを確認した上で、現政権に参画している3党に対して解党処分を下すことは、国家そのものを壊滅させる事であると指摘し、暗に司法側を牽制した。

 この発言は、パラン・プラチャーチョン党の執行幹部の一部が、同党に対する解党処分に繋がり得る、選挙違反に問われたヨンユット下院議長に対する最高裁判所判断後に、下院議会を解散する方向で、同様に解党処分の是非が検討されているチャート・タイ党やマッチマーティパッタイ党と調整を行っている事を明らかにした事を受けたもので、この件に関してサマック首相は、議会の解散というタイの政治を失墜させるような行動にでる考えは無いとした上で、むしろ憲法の規定を悪用し、パラン・プラチャーチョン党を含む連立3党の解党を画策している、全国の国民が良く知っている人物こそが国家を壊滅させようとしている者であると指摘した。

 尚、全国の国民が良く知っている人物の詳細に関しては明らかにされていない。
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住民200人が軍前で容疑者が留置場内で拷問され殺害されたと抗議、ナラーで

 21日午前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、主に女性・子供で構成された200人以上のイスラム系住民が、地元に展開する軍の司令部前に集まり、軍施設内に拘置されていた56歳の宗教指導者が、軍による拷問により殺害されたと訴えると共に、軍の域外への撤退を要求した。

 死亡したとされる宗教指導者は、一連の不穏な動きに関与した容疑で19日に軍により連行され、その後軍の留置施設内で死亡したとされており、住民側は、県イスラム教委員会関係者の立会のもとで死亡した宗教指導者の司法解剖を行い死因を特定するよう要求している。

 同じくルゥ−ソ郡内では、20日未明、学校が放火され、村自警組織関係者や住民総出で消火作業にあたりボヤ程度で消し止められた。その際、付近に潜んでいた人数不明の一味が、消火作業中だった村自警組織関係者に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦が展開されたが、人的な被害は無かった。

 また、ナラーティワート県内では、21日未明に県内9ヶ所(報道により10ヶ所)で一斉集中摘発が行われ、スンガイ・パーディー郡内で3人、スンガイ・ゴーロック郡内で2人の身柄を拘束された。

 ヤッラー県ラーマン郡内では、21日10:30過ぎ、集中摘発作業中だった軍・警察の合同チームと人数不明の一味との間で約10分間に渡る銃撃戦が発生し、警察官2人及び一味側1人が死亡し、一味側3人の身柄が当局側に拘束された。

 また、同県ヤッハー郡内では、20日2:00過ぎ、モスクでの礼拝を終え、帰宅の為に村道内を歩行中だった、何れも19歳のイスラム系住民男性2人組が、路上脇に潜んでいた何者かに銃撃され2人とも重傷を負った。

 パッターニー県マイゲーン郡内では、20日夕方、バイクで路上を走行中だった住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。
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有名私大の女性講師(23)がサトーンの有名ビルから墜死

 21日朝、バンコクのサートン区内のサートン・タイ通りとナラーティワート・ラーチャナカリン通りの交差点付近にある高層ビル、エンパイヤー・タワーの10階駐車場部分から23歳の女性が転落し重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。

 死亡した女性は、バンコクのプラウェート区内在住のアサンプション大学の講師で、10階の駐車場エリアで女性がタバコを吸いながら周囲をふらついた後に飛び降りるところが目撃されていること、また、女性の持ち物の中から精神安定剤と共に、恋人男性との関係や、その家族と男性との関係に悩んでいた事を窺わせる文言がマジックで大書された日記が発見されたことから、恋人との関係に悩んだ末の覚悟の自殺と見られる。

 ブランド・バッグ等の輸入販売ビジネスを展開しているという女性の父親(59)によると、女性が名家のハンサムな男性と交際をしていた事は知っていたが、恋人やその家族との関係で悩みを抱えていた事には気付いていなかったという。
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年末年始9ヶ所連続爆破事件の捜査を打ち切り

 バンコクポストの速報によると、警察は、2006年の大晦日から年明けにかけてバンコクの中心部で発生した連続爆破事件の捜査の打ち切りを決定した。

 クーデター政権時代に発生したこの事件は、合計9ヶ所で連続爆破が発生し、3人が死亡し42人が負傷を負ったというもので、警察側は、犯人逮捕に結びつく糸口すら発見する事が出来なかった事を今回の捜査打ち切り決定の理由に掲げている。

参考
http://www.bangkokpost.com/breaking_news/breakingnews.php?id=126650

* 要は、現政権関係者が事件に絡んでいたという事でしょうか?
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ミニバスがスタンドに突進、2人が死傷

 21日7:00前、バンコクのバーンケーン区内を通るパホンヨーティン通りを走行中だった、39番路線を走行するミニバスが、走行中に制御を失い路上脇にあるガソリンスタンドに突進し、スタンド内にいた52歳の女性が死亡し8歳(報道により6歳)の少年が重傷を負うという事故が発生した。

 高速度で走行中だったバスが急ハンドルを切ったのがきっかけで制御を失い、ガソリンスタンドに突進し、スタンド内にいた2人を轢いたと見られる。

 バスを運転していた22歳の男は、現場で業務上過失致死傷の容疑で身柄を確保されており、警察の調べに対して容疑を認める証言を行っているという。

 尚、初期報道段階では、バスの運転手が現場から逃走し行方知れずになっていると伝える報道もあった。
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国会ビル前で「議長は出て行け」と叫んだ男性が焼身自殺を図り重体

 21日朝、バンコクのドゥシット区内にある国会ビル前で、ブリラム県出身の44歳の男性が焼身自殺を図り重体になるという事件が発生した。

 バイクで国会ビル前に現れた男性が、ビルに向かって「ヨンユットは出て行け」と大声で叫んだ後に、自らガソリンを被り火をつけているところが目撃されていることから、覚悟の上で焼身自殺を図ったと見られるが、警察側は、現在集中治療室で治療を受けている男性の回復を待って、詳細にわたって事情聴取を行った上で、結論づけたいとしている。

 男性が名指ししたヨンユットは、選挙違反で最高裁判所に提訴され、現在職務停止中のヨンユット下院議長の名を指していると見られ、また、男性が乗ってきたバイクの後部座席に載せられたアイスボックスには、男性が敬愛する高僧に敬意を示す文言と共に、権力を嵩にきた司法への介入を諫める文言が全面に記されていたという。
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2008年03月21日

パラン党、下院議長へのレッドカードが確定し次第下院議会を解散?

 パラン・プラチャーチョン党のグテープ報道官は20日、仮にヨンユット下院議長に対するレッドカード発行が最高裁判所により支持された場合は、下院議会を解散しパラン・プラチャーチョン党所属の下院議員等が新党を結党し、解散後の総選挙で戦う方向で動いていると報じられていることに関して、起こりえない話であるとの考えを示した。

 先に同党副党首のガーン・ティヤンゲーオ氏が、ヨンユット下院議長に対するレッドカードの発行の確定は、同党の解党命令に繋がるものであるとして、同党に所属する下院議員に別の党に移籍する機会を与える為に、同下院議長へのレッドカード発行が確定した場合は、下院議会を解散する方向で調整している事を明らかにしていた。解散後の党所属下院議員の受け皿となる新党の結党も既に計画されているという。

 グテープ報道官によると、解散をちらつかせて司法側の判断に圧力をかけるような方法は、解党決定を回避する為に国民を道具として利用しないとする党側の方針と反しており、また、サマック首相(党首)側も、その様な考えに同調する事は無いだろうという。
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首相、テマセクがタイへの投資再開に強い関心

 19日から20日の日程でシンガポールを訪問していたサマック首相は、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディグ側が、タイへの投資活動再開に強い関心を示していた事を明らかにした。

 同首相によると、今回の訪問で、タイはシンガポールの良好な友人であるだけでなく、同国の投資家にとって魅力的な投資先であるとの確信を得ることが出来たという。

 テマセク社は、タクシン元首相系の電気通信事業を核としたシン社の株式取得により、タイ国内の政情を激化させた企業としても知られており、この株式取得により、結果としてクーデター発生を許すことになる、上下院合同議会での真相説明を反故にしたタクシン元首相による下院議会解散、野党側による総選挙ボイコット及び反タクシン派の活動激化を引き起こす事になった。
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首相より野党首班の方がリッチ、下院議員の資産報告書を公開

 国家汚職防止取締委員会が20日公開した、全下院議員480人から提出された資産報告書により、総資産額では、36,195,929バーツだった野党首班のアピシット民主党党首の方が9,082,771だったサマック首相より上回っていた事が明らかになった。

 尚、夫人の総資産を含めた場合でも、50,840,367バーツだったアピシット党首側が26.065,344バーツだったサマック首相を上回る結果になった。

 また、長年政治の世界に身を置いていた閣僚に、配偶者側に多くの資産を振り替える傾向が見られ、例えば、サマック首相の場合は、本人の9,082,771バーツに対して、夫人は16,982,573バーツ、新希望党、タイ・ラック・タイ党の主要な出資者だった事でも知られるサンティ運輸大臣は、本人の7,583,115バーツに対して、夫人は113,921,650バーツ等となっているのに対して、前回の総選挙で実業界から政界入りしたミンクワン副首相兼商務大臣は、本人資産だけで142,417,721バーツとなっていた。

 尚、長年不正蓄財疑惑が指摘されてきたチャルゥム内務大臣は、本人の109,630,507バーツに対して、夫人は50,902,344バーツだった。

 一方、在任当時総資産額400万バーツの首相として話題になった、チュワン元首相は3,369,335バーツで、また、チャーッチャーイ元首相の息子ながら在野指向が強い事でも知られる、現民主党所属議員のグライサック・チュンハワン氏は249,818,154バーツだった。
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タクシン同期組が復権、中間期軍幹部人事を国王が認証

 国王は20日、中間期の軍幹部人事を認証された。

 今回の人事では、先のクーデターで閑職に追いやられていたタクシン元首相の同期にあたる、士官学校第10期卒業組が防衛省・軍部内の要職を締める人事となっており、元国家安全保障評議会事務局長のウィナイ防衛省次官に近いとされる防衛予算局局長のソムヂェート・ブンタノーン大将を防衛省最高顧問に追いやり、後任に10期卒業組のアピチャイ・ソンシラップ大将を据えた他、防衛省次官付き顧問、防衛大臣官房付参謀武官副長、国軍最高司令官付き特別顧問等に10期卒業組が据えられている。

 一方、元国家安全保障評議会議長のソンティ・ブンヤラッガリン大将に近い、特別戦闘部隊司令官のスナイ・サムパッタワニット中将や、前首相のスラユット・ヂュラーノン大将に近いニンナート・ビヤオカイムック大将は、陸軍付きの閑職に追いやられた。
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内相が南部初訪問、死を恐れ三県には足を踏み入れず

 サマック首相兼防衛大臣は20日、同日朝南部情勢対策の打ち合わせの為にソンクラー県を訪問したチャルゥム内務大臣が、命が惜しいとの理由で南部国境三県に足を踏み入れなかった事に関して、命が惜しいとの発言は一般人の発言としては普通のもので、また、内務大臣自身が己の立場・職責を認識するようになれば、頻繁に国境三県を訪問する事が予想されることから、今回の同大臣の言動が直接地域の住民や対策にあたっている当局関係者の志気に影響を与える事には為り得ないとの考えを示した。

 また、首相自身の南部訪問の可能性に関しては、地域で直接対策にあたっている当局関係者に混乱を来す恐れがあるとして、現状では訪問する考えはないとし、また、マスコミに対しては、分離主義組織側に情勢を激化させる機会を与えるような報道を控えるよう要請した。

 一方、民主党のアピシット党首は20日、南部問題は一つの組織だけで解決できず、また強硬手段を持ってしても解決できない、根が深い問題であるとの認識を示した上で、政府に対して、可及的速やかに民主党側の提案を受け入れ、域内に専門の政府機関を設置する法案を承認すると共に、サマック首相自らが南部を訪問し、不安に晒されている地域の住民を勇気づける事が重要であると指摘した。

 同党首によると、内外の要人も利用する、域内で最も安全な場所の一つとして認識されていたCSパッターニー・ホテルの爆破による住民への心の影響は計り知れないという。

 尚、20日朝、南部を始めと訪問したチャルゥム大臣は、ソンクラー県ハート・ヤイ郡内にある第九地区警察本部内で、南部国境四県の県知事や各当局責任者等を招集し、協議を行った。

 今回の訪問には、国家警察本部本部長代行やスラユット政権時代に内務大臣を務めたアーリー・ウォンアーラヤ氏等が同行した他、同大臣の末の息子で、殺人容疑で起訴され、その後無罪が確定したドゥワン・ユーバムルン氏の姿も同行者の中に見ることが出来た。

 また、同大臣がハート・ヤイ国際空港に到着した際には、同大臣が麻薬撲滅政策を推進させる事を決定した事に対して感謝の意を表明する文言が書かれたプラカードを持った100人前後の"住民"が出迎える場面も見られた。
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11歳少女に数回に渡って乱暴をはたらいた近所の変態じいさんを逮捕

 ノーンカーイ県ブゥンガーン郡の警察当局は20日、15歳未満者に対する猥褻行為容疑で、郡内に住む65歳の男を逮捕した。

 調べによると、男は、近所に住む11歳の少女に対して複数回に渡って性的な暴行を振るったとされ、バンコクに出稼ぎに出ている両親に代わり少女の面倒を見ていた祖母(61)が、少女の異変に気付き問いつめた結果、事件が明るみになった。

 男は警察に対して、妻に先立たれた寂しさを紛らわすために、2月の始め頃に、バナナを切りに畑に行こうと言って近所に住む少女を誘い出し、そこで乱暴し、それ以降4回に渡って少女に乱暴し、その都度少女に100バーツから300バーツの現金を持たせてあげた。少女が一緒に出かけるのを拒否した時は、友人の子供を使って誘い出し、友人の子供に50バーツをあげ見張りをさせた上で、乱暴するような事もあったと証言しているという。
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バス乗客突進男が今度はバスに突撃し運転手等にすごむ

 昨年7月、接触事故を引き起こしたバスの乗客に車を突進させ、1人を死亡させ、多数に負傷を負わせた、先日刑事起訴されたばかりのガンピタック・パッチムサワット被告が、20日午後、バンコクのソーイ・ラートプラーオ55/2のチョークチャイ4市場付近の路上で、514番路線を走行する都バスと衝突事故を引き起こし、バスの運転手や事故処理に現れた交通警察官に対して「俺は警察の大物を知っているぞ」とすごみ相手を威嚇するという事件が発生した。

 尚、この事故による負傷者は無い。

 事件発生の知らせを受けた父親等が現場に急行し、運転手と話し合い、バスの修理代として2,000バーツの修理費を支払う事でケリを付けたという。

参考
元ミスタイの息子がぶち切れてバスの乗客等を轢き13人が死傷
身勝手な名家の本領発揮、事件は息子に取り憑いた悪霊の仕業と主張
ベンツ突進殺傷事件、今度は父親がバスサービス向上キャンペーン
今度は懐柔作戦? あの父親がバス運転手等に直接謝罪

* 法定で精神を患っている事を主張するためにわざと事故を引き起こしたのでしょうか? 先の事件が発生した時に、父親側が息子が精神を患っていると主張するのであれば、その様な息子に一人で車を運転する事を許していたこと自体がおかしいのではないかとの指摘がされていましたね。
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2008年03月20日

公安副局長を南部に更迭する前に首相が南部に更迭されるべき

 民主党のステープ幹事長は19日、ヨンユット下院議長の選挙違反行為の調査に関与した公安警察局副局長を南部対策の名目で更迭するような報復人事を行っているような暇が政府側にあるのなら、まず、サマック首相自らを南部に異動させ南部対策に注力させるべきであると指摘した。

 この発言は、ヨンユット下院議長を始めとする、選挙違反の告発があった当選者に関する調査を行う専門委員会の委員長を務めていた公安警察局副局長のチャイヤ・シリアムパングン警察少将が、ヤッラー県内にある国家警察本部前線対策本部へ更迭になった事が明らかになった事を受けたもので、同幹事長は、今回の人事は政府側の権力を乱用した報復人事ないしは政府の安定を脅かす要因の一掃作業の一貫で行われた人事であると指摘した上で、仮に国民側に内閣を更迭する機会があるとしたら、情勢悪化が著しい南部に真っ先に更迭されるのは防衛大臣を兼任するサマック首相自身であると指摘した。

 チャイヤ警察少将が更迭される直前には、ヨンユット下院議長が、同警察少将が委員長を務めていた専門委員会によるレッドカード発行の勧告により多大な損害を被ったとして、同警察少将を刑事告発していた。また、同警察少将に関しては、反タクシン派の民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏と近い人物であるとも噂されていた。

 一方、民主党のアピシット党首は、今回の人事は、極めて政治的な、社会対立を煽動するだけのものでしかないと指摘した。
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