2008年04月11日

保健相が辞意表明説を否定、憲裁判断まで無償で職務継続

 サマック首相に対して辞意を表明していたと伝えられていたチャイヤー公共保険大臣は10日、辞意表明を否定した上で、あらためて憲法裁判所の判断が下るまで公共保険大臣としての職務を継続させる意向である事を明らかにした。

 同大臣は、今後はボランティア保健員と同様な立場で国民の為に無償で奉仕し、大臣報酬を始めとする職務によって得られる報酬は、全て医療サービスにより被害を受けた国民や医師を救済する為の基金に寄付する方針であると語った。

 運輸副大臣を歴任した事でも知られるチャイヤー公共保健大臣は、バンコク隣県のナコンパトム県内に強大な影響力を持ち、時にナコンパトムのゴッドファーザーと称される事もある、政治家一族のサソムサップ家のメンバーで、サマック政権誕生後に現職に就任した背景に、タイを代表する灰色政治家の一人でもあるネーウィン・チットチョープ氏による強力な働きかけがあったとされている。

 また、ナコンパトムの大物一族メンバーの出身であることを物語るように、国家汚職防止取締委員会が罷免を勧告する決定を下した直後から、県知事を始めとする県内の高級官僚や地元政治家、住民等が大挙して激励の為に同大臣のもとを訪れている。

参考
保健相が辞意を表明、後任には実兄か?
汚職取締委、保健相の罷免を勧告
posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銃撃戦でRKK関係者2人を射殺、ナラーティワートで

 10日6:30過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、集中摘発作業中だったレンジャー部隊員と人数不明の一味との間で銃撃戦が発生し、逮捕状が発行されていた30歳の男を含むRKKの構成員と見られる2人の男が射殺され、銃器1挺や銃弾多数等が押収された。

 また、銃撃戦後に行われた付近一帯の捜索により、24歳と26歳の男2人の身柄が拘束されている。

 尚、報道により、路上の警戒作業中だったレンジャー部隊員と人数不明の一味との間で銃撃戦が発生したとするものもある。

 また、同県ヂョアイローン郡内では、8日7:00前、検問作業場所に向かう途上にあったレンジャー部隊関係者を狙った爆破事件が発生し、26歳の自警レンジャー部隊員が重傷を負った。事件発生後に、付近で行われた一斉捜索により、検知器により爆発物に触れた痕跡が確認された女1人を含む3人の容疑者の身柄が拘束されている。

 パッターニー県マイゲーン郡内では、9日15:30過ぎ、私立イスラム教学校に通う女子学生運転のバイクの通過に合わせ爆発物が爆発し、女子学生が軽傷を負った。女子学生によると、路上に撒かれていた鋲を避ける為に、脇道に入ったところで爆発が発生したという。

 また、同県ヤッラン郡内では、9日7:00前、バイクで路上を走行中だった42歳の村長(イスラム教徒)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 ヤッラー県県都内ラムマイ地区では、8日8:30前、路上の警戒作業中だったレンジャー部隊関係者の車列の通過に合わせ爆発物が爆発し、18歳と19歳の自警レンジャー部隊員が負傷を負った。

 一方、陸軍特殊戦闘部隊を中心にした約100人の軍関係者は、10日早朝、マレーシアとの国境線に分離主義組織の軍事訓練拠点があるとの情報に基づき、ソンクラー県サバーヨーイ郡内の国境地帯で集中摘発作業を行い、軍関係者の姿を見て逃走した不審な5人組が捨て置いていったバイク3台を押収すると共に、トラクターを使用して作られたと見られるマレーシア領内に通じる秘密路の存在を確認した。
posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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