2008年04月17日

チュワン元首相、強力な資金源を背景にしたプレーム議長失墜の動き

 チャルゥム内務大臣は16日、民主党最高顧問のチュワン・リークパイ氏(元首相)が、強力な資金源を背景にしたプレーム枢密院評議会議長の失墜を狙った組織的な動きがあると指摘している事に対して、その様な情報を得ていないとした上で、チュワン氏に対して具体的な情報を提供するよう要求した。

 この発言に先立ってチュワン氏は同日午前放送されたラジオ番組の中で、国内情勢を煽動し、国内を二分する対立の激化・衝突を目論んでいる者が、プレーム枢密院評議会議長の失墜を狙って、強力な資金源を背景にした中傷ビラの配布等の動きに出ていると指摘した上で、彼らの思惑を阻止する為にも、重要な政治的な案件を取り扱う独立機関や司法機関が、法に則り、干渉を排除し、厳然たる態度で案件に臨み、正義を貫き通す事が重要であると指摘していた。

 チュワン氏によると、この動きは中傷ビラの配布やテレビ、ラジオ等に政治的なメッセージを寄せる等の方法で組織的に行われており、背後に、チュワン氏が当選証書を受け取りに選挙委員会を訪問した際に、罵声を浴びせながらビルへの入場を妨害した一群を手配した者と同じ、強力な資金源をバックに持つ、総選挙後に政治的に利益を得ることが出来る立場になった者がこの動きに関与している可能性が高いという。

 また、憲法改正問題に関しては、チュワン氏は、サマック首相が任期終了前に改正に取り組むとの公約を反故にして、政党の解党が現実的になった時点で突然改正を言い出したことからも、法規に違反した者が、その法規は不公正であると言って、その者にとってだけ公正な、全体にとっては不公正な法規を作る行為に等しい、私益のみを追及したものであると指摘した上で、国を食い物にする政治家の抑止に繋がらない憲法の改正は、新たな対立を誘発する事に繋がり得ると指摘した。
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全知全能の政府にとって憲法起草議会は不要の長物、チャルゥムが指摘

 チャルゥム内務大臣は16日、憲法起草議会は不要な長物でしか無いと指摘した上で、憲法の改正にあたって同議会を設置する必要が無いとの考えを示した。

 この発言は、政権側による恣意的な憲法改正を阻止すると共に国民本位の憲法改正作業を担保する為に憲法起草議会を設置するべきであるとの声があがっている事を受けたもので、チャルゥム大臣は、先の憲法起草議会がタクシン元首相の失墜を狙った人物で構成された非常識且つ不必要なものであったと指摘した上で、現政府は豊富な知識を持ち、何が国家にとって有益で何が国家に損害をもたらすか充分に熟知しており、憲法起草議会から教えを請う程愚かな存在では無いとまで言い切った。

 憲法起草議会は、1997年憲法の起草作業の際に初めて設置され、その後、クーデター勢力側によって任命された議員で構成されていたものの、現行憲法の起草の際にも同議会が設置されていた。
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旧タ党幹部、慈善基金を設立

 タクシン元首相の個人報道官で、解党判決により被選挙権を剥奪された元タイ・ラック・タイ党執行幹部111人の一人でもあるポンテープ・テープガンヂャナー氏は16日、5月2日に111番地の家基金を正式に発足させる事を明らかにした。

 111番地の家は、被選挙権が剥奪されたポンテープ氏やスダーラット・ゲーユラパン女史等といったタクシン元首相直系の元タイ・ラック・タイ党執行幹部が、不公正な措置に対して抗議する目的で開設したWEBサイトに冠されていた名前。

 ポンテープ氏によると、慈善を基本に置き、公益に資する事を目的で設立される基金の陣容や活動方針等の詳細に関しては、正式に発足する5月2日に公表される予定だと言うが、基金の設立の背景に何らかの政治的なメリットを追及したいとの思惑があるとも指摘されている。
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エビ養殖業者が射殺された上で首を切断、パッターニーで

 16日17:30前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイク2台に分乗した4人組の男が小型トラックを運転中だったエビ養殖場を経営するサトゥーン県在住の46歳(報道により30歳)の仏教系の男性に向け銃を発砲し殺害した上で首を切断し、胴体部分と偽爆弾を路上に放置し、逃走するという事件が発生した。

 同県マーヨー郡内では、14日朝、バイクで路上を走行中だった47歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され重傷を負った。

 また、同県サーイブリー郡内では、11日夜半、人数不明の一味が、路上の安全確認作業中だったレンジャー部隊関係者を狙って爆発物を起爆すると共に銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走し、レンジャー部隊関係者5人が負傷を負った。尚、報道によっては、人数不明の一味が、レンジャー部隊の臨時駐留地に向け銃を乱射したとするものもある。

 ヤッラー県ラーマン郡内では、16日16:00前、小型トラックに乗った4-5人組と見られる男が、38歳の地元行政機構評議会副議長の男性(イスラム教徒)が運転する小型トラックに向け銃を乱射し、車内にいた35歳(報道により32歳)の副議長の妻及び18歳の娘が死亡し、副議長及び14歳の娘が軽傷を負った(報道により副議長は重傷)。死亡した妻は、妊娠5ヶ月だった。

 同じくラーマン郡内では、11日20:00過ぎ、バイクで村内をパトロール中だった村自警組織に所属する37歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され死亡した。

 また、同県ベートン郡内では、13日午後、不審物が路上に放置されているとの通報を受け現場に駆けつけた軍関係者が、回収作業に着手した直後に付近に仕掛けられていた爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は無かった。

 更に、同県ヤッハー郡内では、12日午後、人数不明の一味が、45歳の元村長(イスラム教徒)が運転する小型トラックに向け銃を乱射し、元村長が死亡した。

 ナラーティワート県ヂャネ郡内では、11日22:00前、バイクで路上を走行中だった25歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負った。
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