2008年07月07日

首相、元首相を救済との指摘を再否定

 サマック首相は6日放送された定例政見放送の中で、現在国有地不正収容疑惑等で法的責任を問われているタクシン元首相に対して救済の手を差し伸べているとする指摘を再否定した。

 発言の中でサマック首相は、パラン・プラチャーチョン党とタイ・ラック・タイ党、サマック首相とタクシン元首相は全く無関係な別物であると強調した上で、政府の失墜を狙ってこの様な発言を繰り返す民主主義市民連合や民主党を容赦する事は断固として無いと語った。

 また、南部地区の連合傘下団体が、首相及び内務大臣の地域への訪問を拒否する方針を明らかにしている事に関しては、個人的には南部に対して悪しき考えをもっておらず、また、南部の人がバンコクに来たときには、たとえ下院議員であったとしても、同じタイ人同士として喜んで迎え入れる容易があると語った。

 一方、現在パラン・プラチャーチョン党に所属している旧タイ・ラック・タイ党幹部等が中心になって設立したPTVがASTVに対抗して7日から放送を再開する事により、再度親タクシン派と反タクシン派が対峙していたクーデター発生前の頃の情勢に逆戻りするおそれがあると民主党が指摘している事に関しては、政治的な意見の衝突は普通の事であるとした上で、国民にASTVでは伝えられることが無い、別方向からの情報を伝える事を意図したPTVの放送再開を支持する考えを示した。
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首相、司法権が行政側の職務遂行を阻害

 サマック首相は6日放送された定例政見放送の中で、司法側の権限により行政側の権限執行が脅かされている状況に強い懸念を示した。

 この発言は、中央行政裁判所がカンボジアによるカオプラウィハーンの世界遺産登録を支持する方針を決定した6月17日の閣議決定を一時差し止める決定を下した事に触れた際に語られたもので、サマック首相は、各界の学識経験者が指摘しているように、この決定が"悪しき"前例となり、将来に渡ってタイと国際社会との関係を維持していく上で暗い影を落とす事に繋がると指摘した。

 サマック首相によると、本来であれば立法、行政及び司法の三権の均衡が守られなければならないが、2007年憲法では、司法側に権限の優位性を与えているという。

 更に、サマック首相は、"反対派"が、タイ・カンボジア両国及び両国民の利益を考えた、タイ側が寸分たりとも領土を失うことが無いカオプラウィハーン問題を政治的に利用したことにより、両国関係は危機的状況にまで陥れられたと指摘したが、行政裁判所の決定に関しては"反対派"の望み通り従うとした。
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首相、空港で逮捕発言は捏造と公共の電波でマスコミを非難

 サマック首相は6日放送された定例政見放送の中で、空港で首相を逮捕する計画があると発言した覚えはないとした上で、首相の発言を誤って伝えたマスコミ側がデマの流布の張本人であると指摘した。

 これは、中国訪問中にサマック首相が、中国・ブルネイ2ヶ国への公式訪問を終え4日に帰国する際に、空港で首相を逮捕する計画があると発言すると共に、民主主義市民連合のソンティ・リムトーングン氏が尊敬しているとされるチャリット元空軍司令官が計画の背後で関与している事を強く示唆した事に対して、各界から首相自らによるデマの喧伝であるとして批判が高まっている事を受けた発言で、サマック首相によれば、一審で実刑判決を受け控訴中の名誉毀損訴訟について記者から聞かれた際に、出廷しなければ通常の法手続に則り逮捕されてしまうので、事前に判決公判の期日を知らせておいて欲しいと語った事が誤って報じられたもので、自らは一切そのような発言はしていないのだという。

 しかし、4日に行われた帰国直後の記者会見の際に、空港で逮捕発言は作り話では無く、ある人物から電話で寄せられた具体的な情報に基づいた発言である。もし作り話であれば、もっと具体的な話をしていた筈であると語っていたことと矛盾している事に関しては一切説明は無かった。

 過去に首相は、クーデター計画の存在を示唆した自らの発言を否定した上で、公共の電波を利用してマスコミ側に"捏造"の濡れ衣を着せたことがあった。
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ヤッラー中心部の7-11で爆破、民兵2人が負傷

 6日昼過ぎ、ヤッラー県県都内中心部の旧市場内にある7-11の正面付近で爆発が発生し、付近の警戒作業にあたっていた自警組織員2人が軽傷を負った。

 度々破壊活動のターゲットにされてきた旧市場周辺には、分離主義組織関係者の潜伏拠点があるとされ、これまでに度々集中摘発が行われていた他、爆破が発生した7-11では、これまでに数回に渡り爆破・同未遂事件が発生していた。

 一方、ナラーティワート県県都内では、5日夕方前、バイクで路上を走行中だった26歳のレンジャー部隊に所属するボランティア部隊員が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負った。
posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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