2008年07月31日

パラン党、2議員が連立離脱を支持、20議員が連立参画継続を支持

 先に連立離脱支持を示唆していたパラン・プラチャーチョン党所属ナラーティワート県選出下院議員のウェーマーハーディー・ウェーダーオ氏は30日、同氏と同党比例代表区選出下院議員のマーノップ・パントンウォン氏の2名が党の連立政権からの離脱を支持し、野党として政府を監視する道を選択した事を明らかにした。

 連立政権側の南部国境三県問題対策に対する姿勢に対して納得できなかった事を連立離脱支持の理由に掲げた同氏によると、これまでに議会等で政府側の南部対策に対して異議を唱えてきたが、連立政権側からは回答ではなく政府の政策に逆らうなという非難の声しか返ってこなかったという。

 同氏によると、仮に5日に開かれる予定になっている党会議で連立政権参画継続が決定されても、党籍を離れる事無く、党の合意事項に従わず議員としての権利を行使できるとする憲法の規定を大いに活用し議員活動を展開していく方針であるという。

 一方、同党副党首のマン・パタノータイ氏(情報・通信技術大臣)は、既に24人いる党所属下院議員の内20人が連立政権への参画継続に支持を表明している事を明らかにした。

 同党の幹部筋によると、5日に開かれる党会議では連立参画継続の確認だけでなく党首の首のすげ替えも視野に入れているという。
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ネーウィン系下院副議長が閣入り準備の為に副議長を辞職

 タクシン元首相の忠実な配下として知られるネーウィン・チットチョープ氏系とされる下院第一副議長のソムサック・ギヤットスラノン氏が29日付けで辞職届けを提出した。

 同氏によると、この辞職は次期内閣改造で閣入りする事が確実になった事を受けたもので、サマック首相側から閣入りに向けた準備を進めておくよう指示を受けていたという。

 尚、閣入り後のポストに関しては明らかにされていないが、社会開発・人間の安全保障大臣ないしは文化大臣のポストに就くのではないかと見られている。

 ソムサック氏の閣入りがほぼ確実になった事を受け、パラン・プラチャーチョン党の東北地方出身議員約8人で構成されたイサーン・パッタナー会派側は、サマック首相に対して、ソムサック氏の閣入り決定を撤回し、会派に所属するプリーチャー・レーンソムブーンスック氏に閣入りの機会を与えるよう要求した。

 同会派によると、要求が受け入れられなかった場合は議会内外で抗議の意思を示す為の行動にでる事も視野に入れているという。

 一方、今回の内閣改造で更迭が確実視されているチャルゥム内務大臣は、改造により閣外に出る事がほぼ確実になった事を明らかにした上で、31日14:00に内務省内で公式の記者会見を開く事を明らかにした。
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最高裁、元首相が絡むEXIM銀行案件の審理開始を決定

 最高裁判所は30日、タクシン元首相が絡むタイ輸出入銀行(EXIM Bank)によるミャンマーへの電気通信システム開発の為の不正融資案件の審理開始を決定した。

 これは、タクシン政権時代にタクシン系企業だったシン社やシン・サテライト社等の民間企業に利益を供与する目的でタイ輸出入銀行に対して40億バーツの低利融資をミャンマーに対して実行するよう指示したとして国家毀損行為調査特別委員会(資産調査特別委員会)が提訴していたもの。

 尚、第一回公判は9月16日に開かれる予定。

 一方、刑事裁判所は30日、31日に開かれるポヂャマーン元首相夫人及び同夫人の実兄であるバンナポット・ダーマーポン氏が絡む、チンナワット・コンピュータ・アンド・コミュニケーションズ社(シン社の前身)の所有株式売却に関わる脱税案件に対する判決公判の模様を裁判所ビル前に設置したモニターで生中継する方針である事を明らかにした。

 これは、判決公判にあわせ多くの支持者や関係者が裁判所ビル前に集まる事を想定した措置で、判決内容に対して過激な手段で不満の意思を表示する行為やビル内への侵入を試みる行為等の秩序を乱す行為に対しては、厳格に法を執行し取り締まる方針であるという。
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首相、プゥア党党首の連立離脱宣言は内閣改造に影響せず

 サマック首相は30日、プゥア・ペーンディン党のスウィット党首による連立政権離脱が内閣改造に影響を与えないとした上で、予定通り新内閣の認証に必要な手続きに付す事を確認した。

 しかし、今回行われる内閣改造に於けるプゥア・ペーンディン党に対する割り当てに関してはコメントを拒否した。

 一方、連立政権離脱に反対しているプゥア・ペーンディン党副党首のマン・パタノータイ氏は、既に同党に割り当てられている4人の内閣候補者の名簿をサマック首相に提出済みであることを明らかにした上で、内閣改造後も同党所属の下院議員が大臣として留まるとの見方を示した。

* ここにきて、チャルゥム内相が更迭されクーデター政権時代に国家安全保障評議会に参画し、その後スラユット前首相により評議会議員の身分のままで国家警察本部長を解任されていたゴーウィット・ワッタナ警察大将が内相に就くとの憶測が広がっています。
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ランドローバーが連合の集会会場に特攻攻撃、警察は飲酒運転・武器不法所持で立件

 警察は30日、同日未明に民主主義市民連合の集会会場周辺に張り巡らされている鉄柵にランドローバーを激突させたとして連合の自警組織員に身柄を取り押さえられ警察に突き出された56歳の男に対して、飲酒運転、不注意運転、銃器類の不法所持及び軍事用機器類の不法所持での立件を急ぐ方針を明らかにした。

 男は30日3:00頃、バンコクのマカワーン・ランサン橋近くの路上を占拠し集会活動を展開している民主主義市民連合の集会会場への突入を図る目的でランドローバーを会場防御用の鉄柵に激突させたとして連合の自警組織員に身柄を取り押さえられていたもので、当時男は防弾チョッキを身にまとっていた他、車内からは銃弾等が充填され使用可能な状態になっていた拳銃や自動小銃等の多数の銃器類や銃弾、軍事仕様に改造されたデジタルカメラ等の軍事用機器類多数、酒が入った容器、弁護士の身分証明書等が発見されていた。

 警察によると、男は銃器類所持の免許を取得していたが、公共の場所への持ち出しは禁じられていたという。

 男は警察の取り調べに対して、ブレーキ故障により鉄柵に激突しただけであるとした上で、連合の自警組織員に車外から引きづり出され暴行を振るわれた自分の方が被害者であるとして、連合に対して刑事告発をする事も辞さないと主張しているという。尚、ネーションの英字速報は、王宮方面に向かうためにはこの道しかなかったと男が主張していると報じている。

 また、車内から大量の銃器類等が発見された事に関しては、あくまで護身用に所持していただけであると主張しているという。

 一方、連合側は、男が襲撃を意図して車を激突させたとして、殺人未遂等で刑事告発する他、男が所持していた弁護士の身分証明書の真偽を確認した上で、タイ弁護士会に対して男に対する処分を決定する為の綱紀委員会の招集を要請する方針を明らかにした。

* 因みに突撃した男は、軍事オタク風の華奢な体格の人です。
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反連合派の重傷者、実は仲間からの暴行で負傷

 24日にウドンターニー県県都内で発生した民主主義市民連合関係者と反連合派との衝突の際に重傷を負った46歳の男性が、実は同じ反連合派関係者から受けた暴行により負傷を負っていたことがカーオソット紙に掲載された本人へのインタビューで明らかになった。

 重傷を負った男性に関しては、これまで連合の暴力体質を訴える為の格好の題材として反連合派に利用されてきており、また、衝突が発生した翌日には、実弟が衝突の煽動に関与したとされているティーラチャイ農業・協同組合副大臣が"マスコミを引き連れ"男性を見舞っていた。

 男性によると、反連合派代表のクワンチャイ・プライパナー氏系のFM局による反連合派集合の呼びかけに応じ、タイの国旗を持って連合の集会会場への突入に参加したが、当時反連合派の象徴である赤色の服ではなく、連合と同じ黄色い服を着用していた為、集会会場突入後の混乱した状況の中で同じ反連合派に属する者達に暴行を受ける羽目になってしまったという。
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