今回行われる内閣改造では、副党首兼工業大臣のスウィット党首の解任が確実視されている一方で、連立参画支持派の急先鋒の一人である情報通信技術大臣のマン・パタノータイ氏の副首相兼任の情報通信技術大臣への昇格を始めとして同党に割り当てられている4ポスト全てが安堵されていると見られている。
また、ウェーマーハーディー氏は、5日に開かれる党会議では、スウィット党首に対して党首辞任を迫る何らかの動きがあるとの考えを示した。
* スウィット党首が離脱宣言をした際に、党内に「造反分子」を作り上げるための買収工作が行われているとの情報があると発言していましたが、その際「コブラ」を意味するノーン・ングー・ハオという単語を使用して「造反分子」を表現していました。タイPBSによるとこの「コブラ」は、1997年のチャワリット元首相の辞任後にチュワン派とチャーッチャーイ派間で展開された連立政権樹立を睨んだ多数派工作の際に、チャーッチャーイ派につくとの党の方針に反してチュワン派につき、同派による連立政権樹立を成功させたワッタナー・アサワヘーム氏(現在国外逃亡中)を中心にした派閥に対して、当時プラチャーコン党の党首だったサマック現首相がコブラという言葉をつかって党分裂を招いた造反分子であると指摘して以来政界内で使われるようになったそうです。