2006年9月19日のクーデター発生当時の国軍最高司令官で退官まで国家安全保障評議会最高顧問のポストにあった、パラン・プラチャーチョン党副党首のルゥワンロート・マハーサーノン大将は20日、クーデター発生当時国家警察本部長だったゴーウィット内務大臣は、本人の意思に反してクーデターに参画せざるを得ない環境下に置かれていたとの考えを示した。
この発言は、クーデター発生後に国家安全保障評議会議員に名を連ねていたゴーウィット内務大臣が同日、自らはクーデターを一切支持していなかったとした上で、クーデターを実行した軍側の支持に従わなかった場合、警察側が戦力面で勝る軍側の銃口に晒される恐れがあった為軍側に従わざるを得なかった事を明らかにすると共に、心密かに政府の成果に期待を寄せている層や実業界、工業界が一丸となって意見を表明すれば、自ずと情勢の悪化を意図している者が駆逐される事になるとの考えを示した事を受けたもの。
このゴーウィット内務大臣の発言に対してルゥワンロート副党首は、自らも本心に反してクーデターを支持せざるを得ない環境下に置かれていた事を認めた上で、仮に警察側がクーデター勢力の支持に従わなかった場合は、警察側が軍側の銃口に晒される事になるおそれがあったとしたゴーウィット内務大臣の発言は事実に基づいたものであるとの考えを示した。
posted by Jean T. at 02:00|
政治経済
|

|