2008年12月31日

NIDAの調査でもスクムパン氏が優勢

 国立行政開発大学院校が行う世論調査NIDAポールがバンコク在住の有権者1,100人を対象に24日から26日にかけて行ったバンコク知事選出選挙候補者に対する支持率動向調査で、26.7%の回答者が民主党公認のスクムパン・ボリパット氏に投票すると回答し、2位につけた元コメンテーターのナタゴン・テーワーグン氏の21.0%から約5%引き離しトップに立っている事が明らかになった。

 尚、3位にはプゥア・タイ党公認のユラナン・パモラモントリー氏(10.7%)、4位には元上院議員のゲーオサン・アティポーティ氏(5.0%)がつき、34.3%の回答者がまだ投票する候補者を決めていないと回答した。

 一方、新知事に早急に取り組んで欲しい問題に関しては、最も多い39.5%の回答者が交通問題をあげ、次いで21.4%の回答者が雇用機会創成を始めとする住民が抱える問題をあげ、以下、環境問題(13.5%)、電化鉄道網の整備(8.5%)、社会福祉関連(8.4%)、社会対立問題(4.9%)、洪水対策(1.4%)と続く結果になった。

 また、96.1%の回答者が投票に行くと回答し、56.8%の回答者が資質と能力を重視して投票する候補者を決める、17.8%の回答者が所属政党で投票する候補者を決める、10.8%の回答者が公約を重視して投票する候補者を決める、5.9%が政策チームの陣容を重視して投票する候補者を決めると回答した。
posted by Jean T. at 18:33| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

環境保護活動家暗殺事件の首謀者の弁護士に死刑、実行犯は拘置先で変死

 刑事裁判所は30日朝、2004年6月11日にプラヂュアップキーリーカン県県都内の路上で発生した環境保護活動家暗殺事件を首謀したとして起訴されていた弁護士のタヌー・ヒンゲーオ被告(46)に対して死刑の判決を下した。

 事件は、2004年6月11日夜半に、当時県都内で建設が計画されていた2ヶ所の石炭火力発電所の建設に絡んで国有地が不正に収容されていた疑惑を訴えていた環境保護活動家のヂャルゥン・ワットアクソン氏(当時37)が、バンコクにある国家汚職防止取締委員会での証言を終え、自宅近くの路上で帰宅の為に乗っていた長距離バスから降りたところで当時41歳と39歳だった2人組の男に射殺されたというもので、その後逮捕された2人組の証言から石炭火力発電所の建設計画に関与していた弁護士のタヌー・ヒンゲーオ被告(46)、元県評議会議員のマーノート・ヒンゲーオ被告(42)の兄弟及びその父親である元ガムナンのヂュア・ヒンゲーオ被告(72)が首謀者として浮かび上がり起訴されていた。

 また、殺害を実行した2人は、起訴後に収監されていた拘置所内で相次いで死亡していた事が明るみになっていたが、何れも病死として片付けられている。

 刑事裁判所側は、ヂュア・ヒンゲーオ被告(72)の利権が絡んでいる石炭火力発電所の建設計画に反対する活動を展開していた住民グループのリーダーだったヂャルゥン氏の殺害を計画し、実行に必要な拳銃を2人組に渡したとしてヂュア被告の息子で、2人組の弁護を担当し警察署内における2人組に対する事情聴取にも立ち会っていた弁護士のタヌー・ヒンゲーオ被告(46)に死刑の判決を下したが、ヂュア被告と同被告のもう1人の息子であるマーノート被告に関しては証拠不十分であるとして無罪の判決を下した。

 尚、無罪の判決が下された2被告に対しては、判決が確定するまで収監を命じる決定が下されている。
posted by Jean T. at 18:28| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヤッラーの県都内で軍を狙った連続爆破、6人が死傷

 31日朝、ヤッラー県県都内ラムマイ地区内で、路上の定期パトロール中だった軍関係者を狙った爆発が発生し、軍関係者2人、住民男性1人(報道により2人)が負傷を負った。

 先立つ30日22:00過ぎには県都内ユポー地区内で、住民の自宅に向けた銃乱射事件が発生したとの嘘の通報におびき寄せられた軍関係者を乗せた車両の通過にあわせてモスク前の路上に仕掛けられていた爆発物が爆発し、自警レンジャー部隊員1人が死亡し2人が負傷を負った。

 同県タントー郡内では31日朝、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が路上の警戒作業中だった軍関係車両に向け銃を乱射したが、幸い人的な被害は無かった。

 また、同県ラーマン郡内では30日9:00前、通行中の警察関係車両の車列の通過にあわせた爆発が発生したが、幸い人的な被害は無かった。更に、同日15:00過ぎ同郡内で、予め仕掛けておいた偽爆弾でおびき寄せられた軍関係者を乗せた車列の通過にあわせて爆発が発生し、重傷者2人を含む7人(報道により5人)の軍関係者が負傷を負った。

 パッターニー県ガポー郡内では29日22:00過ぎ、同県トゥンヤーンデーン郡内にある部隊内で行われた会議への出席を終え駐屯地に帰隊途上にあった軍関係者を乗せた車列を狙った銃乱射が発生し、軍関係者1人が死亡し6人が負傷を負った。
posted by Jean T. at 17:37| バンコク ☁| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

赤服、外務省前から撤退 - タイ党は憲法裁に提訴

 30日15:00前、施政方針演説国会が行われていた外務省前に集まっていた親タクシン派の反独裁民主主義同盟のデモ隊は、施政方針演説国会の国会ビル内での開会を阻止し首相の面目を潰すことが出来たとして勝利宣言を行った上で、外務省から演台が設置してある国会ビル前に向け移動を開始した。

 同盟側によると30日夜に年明け後の活動方針を発表する予定だという。

 同日13:00前に閉会した施政方針演説国会には最終的に上下院議員330人が出席したが、野党議員は全員欠席した。

 一方、プゥア・タイ党は、施政方針演説国会を移転開会した事が国会ビル内の議事場での政策の報告を義務づけている国会規則に違反しているとして憲法裁判所に提訴する方針である事を明らかにした。

 良識派として知られるプゥア・タイ党のアピワン・ウィリヤチャイ大佐(第二下院副議長)は、施政方針演説国会の移転開会は、政府による立法への介入であると非難した。
posted by Jean T. at 18:20| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

施政方針演説国会が開会、移転先の外務省で

 30日昼前、施政方針演説国会が移転先の外務省内で開会された。

 昼前現在、政府広報局系のNBTを通してアピシット首相による施政方針演説の模様が各局で放映されている。

 一方、開会場所移転の知らせを受けた反独裁民主主義同盟のデモ隊は、審議び議員の入退出を妨害する為に外務省に向け移動を開始した。

 与党議員側は、万が一の"長期戦"に備え水や食料等を確保した上で議会に臨んでいるという。
posted by Jean T. at 13:57| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

施政方針演説国会の開会場所を外務省に移転

 30日10:00過ぎ、親タクシン派の反独裁民主主義同盟による国会ビルの封鎖を受けアピシット政権は施政方針演説国会の開会場所を外務省に移転させる方針を決定した。既に全ての上下院議員に対して通達済みだという。

 サーティット首相府大臣によると、この決定は、憲法及び国会規則に違反していない事を確認した上でのものだという。

 尚、民主主義市民連合のデモ隊によりソムチャーイ政権の施政方針演説国会の開会が妨害されていた時点では、チャイ下院議長は国会規則に違反するとして審議場所の移転は不可能であるとの見解を示していたが、当時の与野党の一部の議員からは違反しないとの見解も出されていた。

 一方、同日10:00過ぎの時点で、野党国会対策委員長のウィタヤー・ブラナシリ氏(プゥア・タイ党)は、法令に違反している恐れがある事、及び前例が無い施政方針演説国会の開会場所の移転は、まず下院議長自らが国会ビルに議員を招集した上で決定を告げるべき事柄であるとして移転先での審議に応じる考えが無いことを明らかにしている。
posted by Jean T. at 13:54| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、30日に国会を開会する用意は出来ている

 アピシット首相は29日夕方、親タクシン派の反独裁民主主義同盟による国会ビルの封鎖により30日9:30に延期された施政方針演説国会を開会する用意が出来ているとした上で、上下院議員や国会職員に対して31日の休日を返上する事になることを覚悟しておいて欲しいと訴えた。

 また、同盟に対しては、あらため国家のイメージを傷つけるような最悪な事態への発展を避けるためにも引きつづき力に依らず、また解決の為に特別な法令を施行する事無くデモ隊に対処していく方針であることを確認した。

 アピシット首相によると、既にステープ副首相に対して10月7日の惨事の再発を絶対に避けるためにも話し合いによる解決を基本に置いた力に依らない解決を模索するよう指示してあるという。
posted by Jean T. at 00:58| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部で軍を狙った連続銃撃で軍関係者3人が死亡 - パッターにではTOT職員男女が銃殺

 29日12:30過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が、教師の通勤路の安全確認作業中だった軍関係者の車列に向け銃を乱射し、約10分間に渡り銃撃戦を展開した後に逃走し、この銃乱射及び銃撃戦により軍関係者1人が死亡し3人が負傷を負った。

 先立つ28日朝、同県県都内にある茶店内で飲食中だった42歳のイスラム教徒の男性が、店内に押し入った2人組の若い男に銃殺された。男性は、政府の雇用促進政策により第四地区国内治安維持部隊前線本部で臨時職員として働いていた。尚、報道によっては、男性は軍の情報要員だったと報じるものもある。

 ナラーティワート県ルゥーソ郡内では29日7:00過ぎ、路上脇に潜んでいた10人前後と見られる一味が、教師の通勤路の安全確認作業中だった軍関係者の車列に向け銃を乱射し、約5分間に渡り銃撃戦を展開した後に逃走し、この銃乱射及び銃撃戦により軍関係者2人が死亡した。
 
 パッターニー県サーイブリー郡内では29日夕方、バイクに乗った2人組がTOT職員男性(40)が運転する車に向け銃を乱射し、男性と同乗していた同僚の女性(28)が死亡した。

 同県県都内では29日8:00前、路上の警戒作業中だった軍関係車両を狙った爆破が発生したが、幸い人的な被害は無かった。
posted by Jean T. at 00:06| バンコク ☁| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月29日

赤服軍団、民主党前に集まりとっとと国会を開会しろと催促

 29日昼過ぎ、バンコクの国会ビル前で座り込み活動を展開している反独裁民主主義同盟の一部のデモ隊が民主党本部前に集まり、アピシット首相に対して早急に国会ビル前に移動し施政方針演説国会を開会するよう催促した。

 同盟幹部は国会ビル前に設けた演台上で継続的に「ビルの封鎖は行っていない。我々が身の安全を保障するから首相自らが徒歩でビル内に入り国会を開会すれば全てが済む。但し、両脇を赤服軍団が固めている通路を徒歩で通り過ぎる勇気があればの話だが。」と訴えている。
posted by Jean T. at 17:18| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

下院議長、17:00まで待って30日まで国会開会延期の是非を判断

 29日14:00過ぎ、先に施政方針演説国会の開会を14:00迄延期する方針を決定したチャイ下院議長は、17:00まで情勢を観察し、同時刻までに国会を開会できなかった場合は30日9:30まで開会を延期する方針である事を明らかにした。
posted by Jean T. at 16:52| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チャルゥムが同盟との通路開放交渉を拒否

 施政方針演説国会で質疑に立つプゥア・タイ党所属下院議員を取りまとめている同党のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は29日午前、国会ビル前を封鎖している反独裁民主主義同盟に対する通路開放の交渉を拒否した。

 内務大臣時代にウドンターニー県内で発生した親タクシン派による民主主義市民連合関係者に対する暴行事件を首謀したクワンチャイ・プライパナー氏(最近はポンチャイ・サーラカムと名乗ることも)を首相府付きの官僚に取り立てたり、最近ではサムット・プラガーン県内で開催されていた親タクシン派の集会で演説を行っていたチャルゥム警察大尉によると、民主党と連合との関係ほど自分は同盟とは近い関係に無いのだという。

 一方、同盟のヂャクラポップ・ペーンケー氏は演台上で、徒歩での国会ビル内への移動は認められている。我々は国会ビルの封鎖を一切行っていないと強弁した。
posted by Jean T. at 12:48| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

下院議長、施政方針演説国会の開会を14:00に延期

 チャイ下院議長は29日朝、反独裁民主主義同盟による国会ビルの封鎖を受け同日午前に開会が予定されていた施政方針演説国会の開会を同日14:00に延期する旨通達した。
posted by Jean T. at 12:27| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

政府、国会延期の可能性を示唆

 ステープ内務大臣は29日8:00前、反独裁民主主義同盟による国家ビルの包囲により事実上予定通りの開会が不可能になっている施政方針演説国会の開会を同日午後まで延期させる可能性があることを明らかにした上で、最悪の場合は来年の1月1日から2日に日を改めて開会する事も有り得る事を明らかにした。

 また、施政方針演説国会は国会ビルで行われるべきであると語り、仮に開会が延期になっても審議が行われる場所を移転させる考えが無いことを明らかにした。

 一方、同日10:00過ぎ現在、徒歩でのビル内への移動のみを許可している同盟側と警察側との交渉は依然平行線を辿っており、民主党側は各議員に対して身の安全が確保できないとして徒歩でのビル内への移動を禁止する通達を発している。

 また、これまでに複数人のプゥア・タイ党議員が親タクシン派・同盟を象徴する赤色のシャツを着用し徒歩でビル内に入ったのが確認されている。
posted by Jean T. at 12:16| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、国会ビルの出入り口を事実上封鎖

 29日朝、国会ビル前でデモ活動を展開している反独裁民主主義同盟のデモ隊は、国会ビルの出入り口前の路上をほぼ全て占拠し事実上ビルを封鎖状態においている。

 同日8:00現在、一部の出入り口前の通路は確保されているが、同盟側は徒歩での移動以外を認めていない関係で車での安全な通行、議員の安全を保障できる状態に無いため、国会ビル内に到着した議員は僅かにプゥア・タイ党所属の議員1人のみに留まっている状態にある。

 同日8:00前のタイPBSの報道は、首都圏警察本部長が議員の安全な通行を確保する為に直接交渉に乗りだした模様と報じている。

 デモ活動は整然と行われており大きな混乱は見られていない。また、一部の参加者が棍棒等を手にしているが銃器との火器類の所持は確認されていない。

 ネーション・チャンネルの報道によるとサナームルワンの集会拠点から国会ビルへ向け移動を開始した後に、2万人前後が集まっていたと見られる参加者の多くが帰宅したため、同日8:00現在2,000人-3,000人が国会ビル前での座り込みに参加している模様。
posted by Jean T. at 10:39| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟が国会ビルに向け移動を開始 - 3日間に渡る座り込みへ

 28日20:00過ぎ、バンコクのサナームルワンに集結した反独裁民主主義同盟のデモ隊の一部が国会ビルに向け移動を開始した。

 本格的な移動開始は同日23:00頃を予定している。

 旧幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏(プゥア・タイ党所属議員)は、政府の総辞職及び早期の議会解散に追い込むために最低3日間に渡り国会ビル前で座り込みを行い政府に圧力を加える方針を確認したが、電気や水道供給の遮断や国会ビルの入り口封鎖の可能性に関しては否定した。
posted by Jean T. at 00:02| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

タイ党が施政方針演説国会の会期延長を要請、越年国会の可能性も?

 プゥア・タイ党のスラポン・トーウィヂャックチャイヤグン氏は28日、29日に招集される施政方針演説国会の会期を当初予定の2日間から3日間に延長するよう要請する考えであることを明らかにした。

 2日間だけでは野党側の質疑が充分に行えないこと、また過去に政権側が野党だった民主党に対して3日間の会期延長を受け入れた事を理由にあげた。

 また、スラポン氏は、施政方針演説国会前に行われた親タクシン派番組の放映中止の決定等のマスコミへの介入、パチャラワート国家警察本部長の復職等の官僚人事への介入が憲法の規定に反しているとして、明確な証拠を揃えて政権側による違憲行為を中心に据えて政府側を攻撃する考えである事を明らかにした。

 一方、同党の質疑に立つ議員を取りまとめているチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は、政府側の政策の99%がタクシン元首相の政策である事を中心に据えて攻撃する考えである事を明らかにした上で、アピシット首相に対して審議中に気色を失うことがないよう警告した。
posted by Jean T. at 20:25| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国会記者クラブ、強制排除を今年を代表する出来事に選出

 国会記者クラブは28日、10月7日に発生した民主主義市民連合の強制排除行動の際に発生した流血の惨事を今年を代表する出来事に選出した事を明らかにした。

 同時に、同クラブは、今年は憲法裁判所の判決により2人の首相が失職し、3回に渡って首相が選ばれるというタイ政界の歴史に残る年だったとしている。

 また、同クラブは、ゴーウィット前内務大臣の「コネクションがあるデモ隊」発言を今年を代表する発言に選出した。

 これは、下院議会中に民主党の質問に対してソムチャーイ前首相の代わりに答弁したゴーウィット内務大臣の「(民主主義市民連合の)デモ隊にはコネクションがあることは皆知っていること。もしコネクションが無ければ彼らの活動はかなり前に終わっていたはずだ」との発言を一言で言い表したもので、その後「コネクションがあるデモ隊」という言葉が一人歩きし、当時のパラン・プラチャーチョン党を中心とする政権側の連合の攻撃材料として度々使用され、また、タクシン元首相もコーンケーン県内で開催されていた親タクシン派の集会に電話出演し法律に則って活動を展開するように呼びかけた際に「我々にはコネクションが無い」事を理由に掲げていた。

 一方、同クラブは今年の下院議会に対して「傀儡機構の集積場」というあだ名を付けた。

 同クラブによると、このあだ名は、嘗て政界に長年にわたり影響力を持っていた政治的権利を剥奪された集団が、己の利権を維持・確保する為に近親者や親族を下院議会に送り込み、更に背後で糸を引いている者の差し押さえられている政治資金を開放する為に憲法の改正まで試みた様を一言で表したものだという。

 また、同クラブは野党首班だった当時のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏に対して「テープの賜り物」というあだ名を付けた。

 アピシット氏が民主党の党首の座を狙っていた時代からテープことステープ・トゥアックスバン氏があらゆる手を講じてアピシット氏を首相に据えるように動き、最後にはステープ氏が持つ政界知識や財界・軍とのコネクションを利用してアピシット氏の首相就任・政権交代を実現させた様を表したものだという。

 ステープ氏は、嘗てタクシン元首相が最も敵に回したくない人物として名指ししていた事で知られ、アピシット氏が民主党党首に就任した当時のネーション紙は、タクシン元首相が多額の現金と運輸大臣等の閣僚ポストを餌にステープ氏を自陣営に組み込もうとしていたと報じていた。
posted by Jean T. at 18:51| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤服軍団、国会ビルに通じる路上を封鎖 - 記者に向けナット攻撃

 28日15:00からバンコクのだナームルワンで大規模集会の開催を予定している反独裁民主主義同盟の一部関係者が、同日朝から順次国会ビル前に集まり始め、昼過ぎ迄に同盟の自警組織がラーマ5世像通り側のウートーン・ナイ通りに鉄柵を敷き車両の通行を遮断した。

 国会ビル前に集まっているデモ参加者の安全確保の為の措置であると同盟側は説明している。

 同日昼過ぎ現在、100人前後のデモ参加者が国会ビル前に集合していると見られる。

 一方、同日午前、同盟の自警組織員が、国会ビル前に集まっていた同盟のデモ参加者内で発生した騒動を取材中だった記者の集団に向けパチンコを使用してナットを撃ち込むという事件が発生した。人的な被害は確認されていない。

 記者が取材中だった騒動は、デモ隊が集合している地点の近くを通過しようとしたバキュームカーを集会の妨害をしようとしている警察関係者が運転しているものと勘違いした同盟の自警組織員が通行を阻止すると共に運転手を威嚇したことがきっかけで発生したものと見られる。

 10月7日に国会ビル前で発生した民主主義市民連合と警察との衝突の際に、連合のデモ参加者がバキュームカーを持ち込み小時間ながら警察部隊に向け糞尿をぶちまけたことがあった。
posted by Jean T. at 16:53| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TPIからの資金が民主党系企業を経由して連合に、同盟が指摘

 反独裁民主主義同盟旧幹部でプゥア・タイ党所属下院議員のナタウット・サイグゥア氏は27日、TPI社から提供された約2億5,000万バーツの資金が民主党系企業で洗浄された上で民主主義市民連合に渡っていた疑惑があることを明らかにした上で、あらためて疑惑の真相を28日にバンコクのサナームルワンで開かれる大規模集会の場で明らかにする方針を確認した。

 TPI社のオーナーは証券取引法違反で一審で実刑判決を受けるまでマッチマーティパッタイ党党首だった事でも知られるプラチャイ・リヤオパイラット氏で、2004年には親交があるアマリン・コーマン氏やエーカユット・アンチャンブット氏といったグレーなイメージがつきまとう実業家と共に民主党への高額資金の提供を申し出たり、2006年にはタクシン政権打倒を掲げていた連合の演台に共に立った事もあった。また、MLMで巨額な資金を得たとされるエーカユット氏に関しては、1980年台中頃に発生したマヌーン大佐(後にマヌーングリット・ループカチョン少将に改名し同期のサナン・カチョンプラサート少将の政策顧問に就いたのを皮切りに政界に進出し、上院議長、民主党所属下院議員を歴任)を首謀者とするクーデター未遂事件に資金を提供していた疑惑も指摘されていた。

 ナタウット氏によると、TPI社から流れた約2億5,000万バーツの資金が、民主党所属下院議員のチャイヤゴン・ウォンサン氏やスパチャリー・タンマペート氏が役員に名を連ねているメース・サイ・ア(メサイア?)社なる会社を経由して連合に渡っていたという。

 また、ナタウット氏は、民主党内で抵抗宣言をしたニピット・イントラソムバット氏が指摘していた、8,000万バーツの資金が閣僚ポストと引き替えに民主党に流れていた疑惑を裏付ける証拠がある事を明らかにした上で、既に資金提供は事実ではないと結論づけた選挙委員会に対して再調査を要請する考えである事を明らかにした。

参考
連合、TPIからの資金提供疑惑を否定
posted by Jean T. at 00:39| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国会を封鎖せず、議員に危害を加えず

 反独裁民主主義同盟旧幹部のウィーラ・ムシカポン氏は27日、28日から30日にかけて「今日の真相、タイの真実、アピシットを信任せず」と題された大規模集会をバンコクのサナームルワンで開催する事を再確認すると共に、29日に招集される施政方針演説国会にあわせ国会ビル前に向けデモ行進を行う方針を明らかにした。

 ウィーラ氏によると、集会は平穏を旨に行い国会ビルの封鎖や議員に危害を加える方針は一切無いという。

 また、ウィーラ氏は、年明けから地方の赤服軍団に対して政権への抵抗及びアピシット首相以下の閣僚メンバーの地方への訪問を徹底的に阻止するよう協力要請する活動を開始する事を明らかにした。
posted by Jean T. at 00:35| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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