2009年03月31日

上院議長が辞意を表明、来年4月に

 31日、ナコンラーチャシーマー県内のカオ・ヤイ国立公園内のホテル内で開催されている上院議会のセミナーの席上でプラソップスック上院議長が2010年4月を持って上院議長を辞任する考えである事を明らかにした。

 プラソップスック上院議長によると、辞任は優れた人物に上院議長に就任する機会をもたらす為のものだという。
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同盟、県庁前に集合していた赤服の撤退を指示

 反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は31日、各県の県庁前に集合していた赤服軍団に対して、適切な時期のバンコクに向けた移動に向け態勢を整えさせる為に同日10:00に解散するよう指示した事を明らかにした。

 万が一当局側が強硬手段を講じた場合は、何時でも県庁の封鎖に乗り出す考えだという。

 また、ナタウット氏は、政府が同日予定されていた定例閣議の招集の中止を決定した事は一つの勝利であると語った。
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元首相、軍がデモ隊に発砲したら赤服を率いてバンコクに凱旋

 タクシン元首相は30日夜行われたビデオリンクを利用した演説の中で、民主主義の回復に身を捧げる事を再宣言すると共に仮に軍がデモ隊に銃を向けた場合は自ら赤服を率いてバンコクに凱旋する用意があると語った。

 また、タクシン元首相は、依然タイは絶対王政型官僚主義に支配されていると指摘した上で、軍、枢密院及び政府に対して平和的手段を重んじるよう訴えると共に早急に民主主義を我が国に返すよう訴えると共に、現在の政体は王室に対する敬愛が無いとの濡れ衣を着せた軍と枢密院による静かなクーデターにより成立した民主主義とは逆行するものであると指摘した上で、支持者に対してタイの誇りを取り戻すために集会に馳せ参じるよう呼びかけた。

 更にタクシン元首相は、外務省が自分が所持しているパスポートを剥奪しようが、タイ人としてのアイデンティティーまでは奪うことは出来ないと指摘した。
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同盟、CP・ビアチャーン等の連合支持企業の不買を示唆

 反独裁民主主義同盟DTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は30日、バンコク銀行やCPグループ、ビアチャーンで知られるタイビバレッジ社、キングパワー社に対して民主主義市民連合への支援を中止しないと取り返しのつかない事になると訴えた。

 仮に連合への支援を止めなかった場合は不買・サービス拒否運動を展開する方針で、かかる運動によりこれらの資本家が影響を受けても全て連合への支援を止めなかった自分たちに帰せられるべき問題であるという。
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補欠選の再選でも選挙違反? サムットプラーカーンの選挙区で

 パラン・プラチャーチョン党を始めとする3党の解党を受け1月初旬に行われた補欠選挙でサムットプラーカーン県内の選挙区で当選を決めた民主党候補者が選挙違反でレッドカードを引き渡された事を受け29日に行われた再選挙で当選を決めたプゥア・タイ候補者に対して早くも選挙違反の情報が寄せられているという。

 当選を決めたのはアルンラック・ギットルゥトパイロート女史で、選挙委員会によると再選挙公示の1日前に選挙用のポスターを張り出していたとの通報が寄せられているという。
posted by Jean T. at 00:35| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

警備の警察官が任務終了後に赤服に着替え集会に合流

 INN電は30日夜、首相官邸前を占拠し集会活動を展開している反独裁民主主義同盟のデモ隊に、警備の任務を終えた10人以上の警察官や公務員が赤服に着替え集会に合流したと報じた。

 また、民主主義市民連合系のプーヂャッカーン紙(オンライン)は同日、官邸の警備に当たっている制服姿の警察官が同盟幹部のウェーン・トーヂラガーン氏から赤服の支給を受けた模様を撮影した画像を掲載した。

 一部報道によると29日夜半には、数人の警備に当たっている警察官が同盟の演台で演説を行ったという。

参考(その画像記事)
http://www.manager.co.th/Politics/ViewNews.aspx?NewsID=9520000036111

* 実は仕事の関係でずっとシンガに詰めているので赤服関連のリアルタイムな絵付きの情報不足に悩まされています。一応RSSの普及や新聞社系のSMS速報をシンガでも受信できるおかげで情報収集面では特に不便は感じていませんが。
posted by Jean T. at 00:32| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワートで衝突、分離主義組織関係者4人を射殺

 30日6:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内の丘陵地で、一斉摘発作業中だったレンジャー部隊関係者と民家内に潜んでいた分離主義組織関係者と見られる6人組との間で15分以上に渡る銃撃戦が発生し、更に隙を見て民家の裏口から逃走しようとした4人組との間で数分間に渡る銃撃戦が展開され、逃走を図った4人組が死亡し、民家内に残っていた2人組の身柄を確保し2挺のM16を押収した。また、この銃撃戦で自警レンジャー部隊員1人が重傷を負った。

 一部報道は、6人組は何れも今年1月に郡内で発生し3人が死亡した軍駐留地襲撃事件に関与していたと報じている。

 パッターニー県ヤッリン郡内では30日朝、行商用の魚を仕入れるためにバイクの2人乗りで路上を走行中だった44歳と14歳のイスラム教徒の父子が、バイクに乗った2人組に銃撃され父親が死亡し息子は難を逃れた。

 また、同県県都内では30日朝、同じく行商用の魚を仕入れるためにバイクの2人乗りで路上を走行中だった30歳と22歳のイスラム教徒の夫婦が何者かに銃撃され妻が死亡し夫が重傷を負った。

 ヤッラー県ヤッハー郡内では30日夕方、仏教徒が経営する雑貨店前に爆発物が仕掛けられているのが発見され回収処理が行われた。発見される前に不審物を雑貨店前に置いて走り去っていくバイクに乗った2人組が目撃されていた。

 同郡内では29日早朝、丘陵地の警戒作業中だった当局関係者と人数不明の一味との間で約20分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側2人及び警察官1人が死亡し、一味側が所持していた2挺のM16が押収された。

 死亡した2人の内の1人は分離主義組織実行部隊幹部と見られる30歳の男で、2007年1月に発生したベートンからハート・ヤイに向かっていた乗り合いワンボックスカーを襲撃し仏教徒の乗客8人を殺害した事件に関与した容疑で50万バーツの懸賞金が掛けられ身柄を追われていた。
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2009年03月30日

連合、国家警察前で国会封鎖に関与したデモ隊全員を逮捕しろと要求

 30日午後、民主主義市民連合のデモ隊が国家警察本部前の路上を封鎖し、同日国会ビルの封鎖行動に絡む出頭状に基づき警察に出頭した21人の幹部と同様に国会ビル前の封鎖に参加したデモ隊全員を煽動罪で逮捕するべきであると訴えた。

 同日出頭した21人に含まれるアモンラテープ・アモンラタナーノン氏及びサーウィット・ゲーオワーン氏によると、国会ビルの封鎖は集会参加者の総意に基づき行われた事から、幹部が逮捕された場合は、同様に賛成し包囲に参加したデモ隊全員も逮捕されるべきなのだという。
posted by Jean T. at 17:36| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンクラーン期間中のアルコール販売禁止を断念、景気に影響を与えるから

 30日、サナン副首相を委員長とするアルコール飲料政策委員会は、ソンクラーン期間中のアルコール飲料の販売禁止措置を断念する方針を決定した。

 販売禁止措置による景気や外国人旅行者への影響を考慮した上での決定だという。

 先に国家法制委員会側が、アルコール飲料の期間を指定した販売禁止措置は関連法に違反しないとの見解を示していた。
posted by Jean T. at 16:41| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤服、ゴールはプレーム打倒 - 力には力で対抗

 反独裁民主主義同盟は30日、関係当局に対して力で首相官邸前や全国各地で展開されている赤服軍団の活動を抑え込もうとした場合は、1973年10月14日と同様に力で対抗することになると警告した。

 一方、同盟DTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は29日夜、プレーム枢密院評議会議長一派による絶対王政型官僚主義(アムマータヤーティパタイ)の打倒を最終目標に掲げ活動を展開する方針である事を明らかにした。

 発言の中でヂャトゥポン氏は、今のままでは現在88歳のプレーム議長が98歳になる10年後だけでなく200歳になっても影響力を保持し続け民主主義を阻害し続けると指摘した上で、全国の同士に対して民主主義の実現を勝ち取るまで戦い続ける為にバンコクに馳せ参じるよう呼びかけた。
posted by Jean T. at 16:26| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プーレム支持派が抗議活動、ソンクラーで

 30日8:00過ぎ、ソンクラー県県都内で、地元首長のウティット・チューチュワイ氏が率いるプレーム枢密院評議会議長支持派住民が同議長の生家前に集まり、タクシン一派による復権を意図した同議長に対する攻撃を即刻止めるよう要求する抗議活動を展開した。

 ウティット氏は、タクシン一派は、タクシン元首相に対する実刑判決や760億バーツの資産の差し押さえから逃れる事を意図した恩赦条項が織り込まれた国家和解法の成立に結びつける為にプレーム枢密院評議会議長を名指しして攻撃し情勢を煽動しようとしていると指摘した上で、政府に対してかかる動きに対して厳格に法を執行し中止させるよう努めると共にその元凶であるタクシン元首相の電話出演やビデオリンクに使用される通信を遮断するよう要求した。

 仮に反独裁民主主義同盟側がプレーム議長の攻撃を中止しなかった場合は、同議長を擁護する為に人員を動員してバンコクに向かうと共に県内にあるDTV系幹部のウィーラ・ムシッカポン氏の自宅の包囲も辞さない方針だという。
posted by Jean T. at 15:56| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤服はタークシン計画通りに活動を展開していると民主党


 民主党党首付き報道官のテープタイ・セーンポン氏は30日、反独裁民主主義同盟は事実上の活動主体であるタクシン元首相の指令の下でタークシン計画に則り活動を展開していると指摘した。

 指摘の中でテープタイ氏は、各地で行われている県庁舎の包囲行動やプゥア・タイ党関係者やタイ・ラック・タイ党旧幹部111人への決起の呼びかけは、まさにタークシン計画通りのものであると指摘した。

参考
タークシン計画とは
同計画のGoogle検索結果
posted by Jean T. at 15:32| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

各地で赤服が県庁舎前に集合

 チェンマイ県の赤服軍団を率いているペーチャラワート・ワタナポンシリグン氏は30日朝、コミュニティーラジオ局を通して県内各郡内の赤服軍団に対して県庁舎の封鎖に乗り出す為に同氏が経営するホテル前に集合するよう呼びかけた。

 この動きは、首相官邸前を占拠している反独裁民主主義同盟が、同日昼までに当局側が強制排除に乗り出すおそれがあるとして、タクシー運転手やトゥクトゥクの運転手等に対して万が一の強制排除行動に備えバンコク内の主要幹線の封鎖に乗り出す準備を整えておくよう呼びかけた事に呼応したもので、ペーチャラワート氏側は当局側が強制排除に乗りだ次第県庁舎を包囲し座り込み活動を展開するとしている。

 また、同日昼までに確認できた報道によると、これまでにコーンケーン、ロッブリー、カンヂャナブリー等の北部・東北部・西部等で赤服軍団が県庁舎前に集合ないしは移動に向けた準備を進めている模様。
posted by Jean T. at 14:26| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月29日

61%強が赤服集会は最悪化しない、スワン・ドゥシット調査で

 ラーチャパット・スワン・ドゥシット校が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが21県内在住の3,236人を対象に行った調査で、回答者の61.25%が未だ機が熟していない、民主主義市民連合時代に発生した事の再来に対する懸念が主催者側にある等の理由をあげ首相官邸前で展開されている反独裁民主主義同盟の集会活動がエスカレートする事は無いとの考えを示し、エスカレートすると回答した者は僅かに7.38%に留まっていた事が明らかになった。

 また、活動のエスカレートに結びつく可能性がある要因に関しては、44.41%の回答者がタクシン元首相の電話演説をあげ、以下、挑発・煽動行為(28.46%)、対立する2つのグループを背後で支援している実力者(14.68%)と続く結果になった。

 更に、活動の過激化・エスカレートを押さえる要因に関しては、45.49%の回答者が対立する2つのグループがタクシン元首相の電話演説を始めとする挑発に乗らないことと回答し、また、49.04%が今日展開されている抗議活動は権力闘争を反映した無意味なものであると回答した。
posted by Jean T. at 17:35| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北部の黄服がバンコクに向け移動、出頭する連合幹部激励の為に

 北部8県内の民主主義市民連合傘下団体は29日、30日に警察に出頭する連合幹部等21人を激励する為に1,000人以上の団体関係者は30日未明にバンコクに向け移動を開始する事を明らかにした。

 連合幹部等21人は国会ビル封鎖に絡んで警察が発行した出頭令状に基づき30日に警察に出頭する方針を明らかにしていた。内、先に首都圏警察本部のアムヌアイ副本部長が、既に首相官邸占拠に結びついた大規模行動に絡んで逮捕状が執行されているヂャムローン・シームゥアン少将や国会ビルの封鎖に関与していないガシット外務大臣に対する出頭令状の発行を見合わせていた事を明らかにしていた。

 尚、団体側は、今回のバンコク行きは出頭する幹部の激励だけを目的としており、現在首相官邸前で座り込み集会活動を展開している赤服軍団と対峙する方針は無いという。

 一方、赤服軍団を率いる反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は29日、連合幹部等の国家警察本部が指定した警察クラブへの出頭にあわせた活動を展開する方針が無いことを確認した。

 しかし、嘗て赤服軍団の動員に関与していたネーウィン派(発言のまま)に対しては、赤服軍団に対して衝突を煽動する行為に出た場合には容赦なく正面からぶつかっていくと警告した。
posted by Jean T. at 16:33| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、スラユット元首相の否定発言はでまかせ

 反独裁民主主義同盟幹部のヂャラン・ディッターアピチャイ氏(元国家人権委員会委員)は28日、枢密院評議会議員のスラユット・ヂュラーノン大将がクーデターに関与していた事は否定できない事実であると語った上で、信用できないのであればスラユット政権時代に財務大臣に就任したプリーディヤートン・テーワグン氏にクーデター発生前に財務大臣就任の打診を受けていなかったか聞いてみれば全てがはっきりすると語った。

 また、プレーム枢密院評議会議長に対しては、公邸に住まい続けている事の法的根拠が説明できない限りは即刻公邸を引き払うべきであると指摘した。

 一方、ネーウィン・チットチョープ氏がタクシン元首相がプレーム枢密院評議会議長を憲法を超越したカリスマであると発言した事を非難した事に関して、ヂャトゥポン・プロームパン氏は、幸運にも逮捕こそされなかったものの2007年7月のプーレム公邸前での抗議活動を裏で主導した人物こそがネーウィン氏だったという事を忘れたのかと指摘した。

 この抗議活動に絡んで、ヂャトゥポン氏ら当時の同盟幹部が逮捕拘留されていた。
posted by Jean T. at 00:09| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スラユット元首相、タクシン発言を全否定

 枢密院評議会議員のスラユット・ヂュラーノン大将は28日夕方スワンナプーム国際空港内で記者会見を開き、クーデターの背後で糸を引いていたとするタクシン元首相の指摘を否定した。

 発言の中でスラユット大将は、2006年5月にスクムウィット通りにあるピー・マーラーグン・ナ・アユッタヤー氏の自宅で食事を共にしながら司法関係者と政治情勢に関する意見交換を行ったが、クーデターの謀議云々とは一切関係なく、また、民主主義市民連合のソンティ・リムトーングン氏がアメリカで行われた集会の際に、クーデター実行前にスラユット大将から地上波のチャンネル1つをASTVに割り当てる約束を得ていたと発言している事に関しても、当時ソンティ氏が主導していた反タクシンを標榜した政治活動に関して意見を聞くために電話で話した事がある事は認めたが、チャンネルの割り当てを約束したとの指摘に関しては事実では無いと否定した。

 また、タクシン元首相はスラユット大将を事実上軍のトップである陸軍司令官から名誉職である国軍司令官に異動させた理由として当時スラユット大将の指揮下にあった陸軍がミャンマーの軍隊関係者300人を殺害した事を上げている事に関しては、当時のチャワリット防衛大臣の承認を含む所定の手続きを踏んだ上でミャンマーとの国境域で軍事訓練を行っていたが、ミャンマーの軍関係者の死亡と軍事訓練は無関係だったとした。
posted by Jean T. at 00:05| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月28日

検察、プレーム邸前で暴徒化した同盟の刑事起訴を断念

 検事総局刑事局のガーイシット局長は27日、クーデター政権時代の2007年7月22日に発生したプレーム枢密院評議会議長公邸前で抗議活動を展開していた反独裁民主主義同盟のデモ隊の一部が暴徒化し破壊行為を展開した事件の刑事起訴を断念した事を明らかにした。

 ガーイシット局長によると、これまでの調査によりデモ隊側が非武装で憲法の規定に則りデモ活動を展開していた事が確認できた事を受けた決定だという。

 但し、プレーム公邸前での抗議活動中に第三者に対して暴行を振るった容疑で送検された2人及びアピシット首相の指名を終えた国会ビル前で投石等により国会議員を乗せた車を損壊させた男に関しては、憲法で規定された権利を逸脱した行為であるとして刑事起訴する方針を確認している。

 今後、この方針決定を国家警察本部長に伝え、同本部長側から異議が無かった場合はチャイガセーム検事総長の判断で不起訴処分の是非に関する最終判断が下される。
posted by Jean T. at 13:31| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月27日

(更新)元首相、憲法を超えたカリスマはプレーム議長

 タクシン元首相は、27日22:30頃から行われたビデオリンクを使用した演説の中で、タクシン政権打倒を意図した動きの背後で糸を引いていた憲法を超えたカリスマはプレーム枢密院評議会議長である事を明らかした。

 タクシン元首相によると、タイ・ラック・タイ党が議会内で絶対多数の377議席を確保していた当時に、プレーム議長は行き先々でタクシン元首相を非難し、政府に対して非協力的な官僚を生み出していたという。

 また、タクシン元首相は、プレーム議長がタクシン政権の打倒を志した背景に、首相時代から近い関係に民主党が長年野党に陥れられていた事に対する懸念があったと指摘した。アピシット首相が誕生した時に同議長が激励した事からもこの事は明らかだという。

 更に、タクシン元首相は、先に名指しした通りスクムウィットの邸宅内で行われた謀議に参加したスラユット元首相等がクーデターの背後で糸を引いていた事を再確認すると共にこの動きを国王が関知していなかった事を確認した。
posted by Jean T. at 23:08| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、軍・警察関係者に合流を呼びかける声明を発表

 反独裁民主主義同盟は27日、1年間に渡り民主主義市民連合や政府により名声を傷つけられ続けてきた軍及び警察関係者に対して政権打倒・民主主義回復の為に首相官邸前での活動に合流するよう呼びかける声明を発表した。

 一方、同盟DTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、同日夜に予定されているタクシン元首相による「憲法を超越したカリスマ」の実名暴露の後にプレーム枢密院評議会議長公邸に向け移動を開始するとの噂を否定した上で、少なくとも3日以上は官邸前で座り込み活動を展開する見通してある事を明らかにすると共に官邸前でソンクラーンを祝う覚悟も出来ている事を明らかにした。

 27日夕方までの各メディアの報道によると、3万人から5万人が集合したと見られる前日の集会以上の参加者がタクシン元首相の演説までに首相官邸前に集まるものと見られている。
posted by Jean T. at 20:09| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする