2009年03月20日

クローントゥーイ市場内で今度は賃貸更新を強要する動き

 18日夜に商店関係者の警護にあたっていた男性2人が何者かに射殺される事件が発生したクローントゥーイ市場内で20日早朝、約20人の屈強な男が市場内に現れ商店関係者に対して賃貸契約の更新を迫っていた事が明らかになった。

 商店関係者によると、男等は賃貸料が値上げされた契約の更新に応じなかった場合は商店の破壊すると脅かしながら更新契約書への署名を迫っていたという。

 警察側は18日夜に銃撃事件が発生した事を受けクローントゥーイ市場を武器類の持ち込み禁止地域に指定し20日から24時間体制で市場内の警戒を強化する方針を明らかにしていた。

 尚、港湾局から市場内の再開発権を取得したリーガル・プロフェッショナル社は18日に発生した銃撃事件は個人的な係争によるもので市場とは一切関係ないと語り、事件への関与を否定している。
posted by Jean T. at 18:37| バンコク ☔| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バンコクの路上でシンガポール人運転の車に向け銃弾、人違いの可能性も

 20日午前、バンコクのワタナー区ソーイ・エーカマイ12の路上で、バイクに乗った2人組がシンガポール人男性(44)が運転する車に向け銃を発砲し、男性が割れたガラス等により軽傷を負うという事件が発生した。

 輸出用の靴やバッグの製造に関係している男性によると、いつも通り出勤の為に路上を走行中にバイクに乗った2人組に銃撃されたが、これまでに個人、事業関係何れに於いても係争事を抱えていない為何故銃撃されたのか全く心当たりが無いと証言しているという。

 警察側は、犯人側が人違いで銃撃した可能性もあると見て、あらためて男性から事情聴取を行うと共に目撃者や付近の商店等に設置された監視カメラに事件当時の模様が記録されていないか調べ実行犯の割り出しを急ぐ方針であることを明らかにした。
posted by Jean T. at 18:16| バンコク ☔| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ABAC調査では首相・野党首班直接対決は首相の勝ち

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが17県内在住の住民を対象に行った緊急調査で、19日行われた不信任決議案に於けるアピシット首相とプゥア・タイ党議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉の直接対決に関して、62%の回答者がアピシット首相側の発言・資料が信用できると回答する一方で、チャルゥム警察大尉側の発言・資料を信用できると回答した者が34.4%に留まっていた事が明らかになった。

 また、70.6%の回答者がこの直接対決によっても首相に対する好感・信頼度には影響することは無いと回答し、更に73.1%の回答者がプゥア・タイ党は今後も野党であり続けるべきであると回答する一方で、26.9%の回答者が政権に復帰するべきであると回答した。

 一方、ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが行った緊急調査によると、46.15%の回答者がプゥア・タイ党側の提示した資料が古い、話題が既にメディアで報じられたものの蒸し返しでしかない、追求は全く利益をもたらさないと回答し、30.78%の回答者が両者が提示した資料や質疑応答が不鮮明だったと回答していた事が明らかになった。

 また、審議の当事者に対する評価に関してはアピシット首相が31.20%と最も高く、次いで29.32%だったチャルゥム警察大尉が続き、以下、ヂャトゥポン・プロームパン氏、スナイ・ヂュラポンサトン氏が続く結果になった。
posted by Jean T. at 00:48| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ党、巨額献金の不正収受に民主党元幹事長のプラディット副財務相が関与

 19日行われた首相・内閣不信任決議案審議の中でプゥア・タイ党のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は、TPI社からの2億6,300万バーツの巨額献金の不正収受に当時民主党の幹事長だったプラディット副財務大臣が深く関与していると指摘した。

 仮にこの不正収受が事実であると確認された場合は民主党の解党の是非が問われる事になる。

 チャルゥム警察大尉は、民主党関係者が関係するメサイア社を通して27通の小切手を使用して、75回に渡る分割払いにより87日間の間に合計2億6,300万バーツの資金がTPI社から民主党に渡っていたと指摘した上で、この普通では無い資金の流れに当時民主党の幹事長だったプラディット副財務大臣の指示を受けていた同大臣の弟が関与していたと指摘した上で、アピシット首相はこの不正な資金の収受の隠匿に責任を負っていると指摘した。

 チャルゥム警察大尉によると、この2億6,300万バーツの巨額な献金は上場企業でもあるTPI社オーナーのプラチャイ・リヤオパイラット氏の一存で行われ、またこの資金の支出が証券取引所に報告されていなかった事は確認されているが、その献金が民主党の選挙資金として使用されたのか個人の懐に入ったのかは明らかになっていないという。

 この指摘に対して不正な資金収受を隠匿したと指摘されたアピシット首相は、当時は党首ではなかった為、党に対する献金を把握する立場には無かったとした上で、党が収受していた献金は全て選挙委員会に正しく報告されていたと語り隠匿に関与したとの指摘を否定した。

 一方、チャルゥム警察大尉が民主党の巨額献金の不正収受疑惑の追求を行っている事に関してアピシット首相の個人スポークスマンのテープタイ・セーンポン氏は、背景にチャルゥム警察大尉のTPI社オーナーのプラチャイ氏に対する私怨があると指摘している。

 テープタイ氏によると、チャルゥム警察大尉がTPI社から広告費としてメサイア社に支払われた資金を民主党に結びつけている(発言のまま)背景に、同警察大尉が新希望党とタイ・ラック・タイ党が合併した際に党を離脱しムワンチョン党を立ち上げた際にTPI社に対して資金を支援を要請し断られた事に対する私怨があるのだという。
posted by Jean T. at 00:19| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

陸軍司令官、タークシン計画の存在を確認

 アヌポン陸軍司令官は19日朝、親タクシン派勢力によるタークシン計画の存在を確認している事を明らかにした上で、そのような国家、宗教及び王室に対する悪意に満ちた計画を指向している者は良き国民とは言えないと指摘した。

 タクシンの発音に近いタークシン大王の名前を冠したタークシン計画は、先に民主党のテープタイ・セーンポン氏が17日に存在を明らかにしていたもので、同氏は発言の中で、この計画は、政府の打倒及びタクシン元首相を始めとする旧タイ・ラック・タイ党幹部111人に対する恩赦を実現させる為に、赤服軍団の組織、政府関係者の任務遂行妨害、赤服軍団の活動のバンコクから地方部への拡大、主要公共機関の包囲及び暴力性向が強い集団による情勢煽動により国家を二分する騒乱状態に陥れる事を意図したプゥア・タイ党、赤服軍団及びタクシン元首相が共謀して進めている計画で、DTVや特定の新聞に対する影響力の行使 タクシン元首相による一連の国外メディアとのインタビュー、タークシン大王に発音が似ているタクシン元首相による一連の集会での電話演説もこの計画に則った情報戦の一環として行われている事を明らかにした上で、タクシン元首相に対して、謀略と占いを好む同元首相がタークシン大王を信奉しまたその吉祥にあやかりたいという気持ちは理解できるが、タークシン大王は国を救ったがタクシン元首相は国を騙したという点で根本的に異なっている事を理解するべきであると指摘していた。

 アヌポン陸軍司令官は発言の中で、これまでの調査により政府、軍及び王室の失墜を狙ったタークシン計画の存在及びその背後関係を突き止めている事を明らかにした上で、この様な社会に対して影響を与える事により国民、国家、宗教及び王室に対して影響を与えようとする良からぬ考えを持っている者は考えをあらため国家的な危機からへの脱出に向けた作業に手を貸すべきであると指摘した。
posted by Jean T. at 17:48| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ人妻に逃げられたファランが4ヶ月の子供を連れ屋上に登り大騒ぎ

 19日23:00過ぎ、バンコクのソーイ・スクムウィット22で、タイ人の妻から逃げられたアイスランド人の男性が、探し当てた妻が住んでいるマンションの屋上に生後4ヶ月(報道により6ヶ月とも5ヶ月とも)の幼女を抱きながら登り大騒ぎするという事件が発生した。

 調べによると、最近になって別れたいと言って子供を置いたまま家を出て行ったスクムウィット通りにあるバービヤ従業員の妻の行方を子供を抱きながら追っていた男性が、妻が住んでいるマンションを突き止めたものの妻が不在だった為、ストレス状態に陥り子供抱きしめたまま屋上に上がり妻を捜して欲しいと訴えたものと見られている。

 男性は、警察の説得を拒否し約3時間に渡り妻と一緒に家に帰ることが出来るまで降りない、妻を捜し出して欲しい等と言って騒いでいたが、最終的に現場に現れた妻の説得を受け入れ自ら屋上から降りた。尚、報道によっては近くにある教会の牧師の説得を受け入れて屋上から降りたとするものもある。
posted by Jean T. at 16:44| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤服、当初予定の26日に首相官邸を包囲

 反独裁民主主義同盟DTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は19日、当初計画していた26日にサナームルワンで大規模集会を招集した後に首相官邸に向けデモ方針を行う方針である事を明らかにした。

 同盟側は当初26日に首相官邸の包囲を計画していたが、不信任決議案審議が26日から27日にかけて行われる見通しになった事を受け一端は29日に延期していた。その後、審議が19日あら20日に行われる事が決定した事を受け再度首相官邸の包囲を前倒しして実施する方針を確認していた。

 また、不信任決議案審議が行われている国会ビル前に複数人(同日9:00過ぎ現在の報道の多くはは10人前後)の赤服を着こんだ集団が集まっている事に関しては、組織としては審議中の国会ビル前での抗議活動を行う方針が無いことを確認した上で、集まっている集団に対しては赤服軍団らしく振る舞い、決して罵声を浴びせたり過激な行動に走るようなことがないよう要請した。
posted by Jean T. at 13:56| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

公安、赤服が白服に衣替えして民主党前での抗議活動を計画

 公安警察局は19日、親タクシン・反政府派の赤服軍団関係者約300人が首相・内閣不信任決議案審議にあわせて民主党に対して圧力を加える為に服を赤色から白色に着替えて民主党本部前で抗議活動を展開する事を計画しているとの情報がある事を明らかにした。

 この情報を受け所轄署である首都圏警察本部バーンスゥー署は約150人の警察官を動員し警戒態勢を整えた事を明らかにした。
posted by Jean T. at 13:31| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

副内相、ネーウィン氏から審議に向けたアドバイスを受けていた事を認める

 ブンヂョン副内務大臣は19日、同日から始まった首相・内閣不信任決議案審議に先だってネーウィン・チットチョープ氏からアドバイスを受けていた事を認めた。

 ブンヂョン副内務大臣によると、ネーウィン氏側から激励されると共に審議に向けた心構えについてアドバイスを得たが、審議に関係する特別な資料の提供を受けることは無かったという。

 また、審議に関しては野党側の疑問に答えられる自信があるとし、また、審議終了後に内閣改造が行われる可能性に関しては、まだ先の話であるとして特に気にしていないとした。
posted by Jean T. at 13:20| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、麻薬撲滅に向けた6ヶ月戦争を宣言

 アピシット首相は18日、4月1日から9月30日までにかけて麻薬の集中取締を実施する方針である事を明らかにした上で、関係当局に対して法に基づいた継続性がある確固たる手段で麻薬撲滅に取り組むよう檄を飛ばした。

 アピシット首相は、麻薬撲滅・拡散防止の為に国境域、コミュニティー(スラム)、社会、学校及び家庭の5つのレベルにそれぞれ対策責任者を配置し撲滅に取り組むと共に、特に対策が急がれる首都圏及び南部国境三県域内での対策を強化する方針である事を明らかにした上で、法に基づいた継続性がある確固たる手段で対策にあたることにより6ヶ月以内に明確な成果を出する事が出来ると語った。

 アピシット首相によると、明確な成果を上げるために最初の3ヶ月が終了した時点で進捗状況の分析を行い、戦略の練り直しを行う方針であるという。

 麻薬撲滅戦争政策はタクシン元首相が劇的な麻薬の撲滅を目指して導入した政策で、2003年に宣戦布告された第一回目の集中取締では、2,819人の死亡者を出し、当時の政府側はその多くが麻薬密売組織同士の抗争や口封じによる死亡であると主張していたが、2007年に行われた独立調査委員会による調査により死亡した者の内1,370人のみが麻薬に関係し、878人が集中取締により死亡したが麻薬とは関係していなかったこと、571人が殺害理由が不明だった事が明るみになっていた。

 また、麻薬中毒者は第一回麻薬撲滅戦争が行われた2003年には43万人にまで減少していたが、昨年末には65万人以上にまでふくれあがっていた。
posted by Jean T. at 01:26| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クローントゥーイ市場内で銃撃、男女3人が死傷

 19日夜、バンコクのクローントゥーイ市場内に押し入った集団が商店関係者に向け銃を発砲し男性2人が死亡し、女性1人が負傷を負った。報道により2人が死亡し2人が負傷を負ったとするものもある。

 尚、死亡した男性2人に関しては同日22:00までに確認できた報道では、市場内の商店関係者とするものと商店関係者の警護にあたっていた警備員であるとするものがある。

 警察側は、押し入った実行グループ側が買い物客で賑わっていた市場内で冷静に被害者に照準を合わせて発砲していたとの目撃証言があることから、市場内で長年展開されている対立が事件の背景にあると見て捜査を開始した事を明らかにした。

 この事件に関しては、事件発生直後に市場関係者が実行犯を現場に連れてくるまで所轄署のタールゥア署による遺体の搬出や現場検証を認めないとして警察関係者の現場への立ち入りを拒否した為初動捜査が遅れをきたす事態になった。尚、報道によっては所轄のタールゥア署ではなく統括している首都圏警察本部第5分署による遺体の搬送・現場検証しか認められないとして市場関係者が現場に駆けつけた警察関係者の現場への立ち入りを拒否したとするものもある。

 クローントゥーイ市場に関しては、市場の再開発権を土地の所有者である港湾局から取得した民間企業と市場関係者との間で対立が発生しており、これまでに衝突や襲撃、爆破などで死傷者を出していた。
posted by Jean T. at 01:25| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

タイ党、不信任審議の場でTPI社を指弾 - 告訴は想定内

 プゥア・タイ党下院議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は18日、不信任決議案審議の際に名誉毀損で告訴される事を覚悟の上でTPI社を指弾する考えである事を明らかにした。

 先に審議の際に議会外の第三者を攻撃対象に含める事を明らかにしていたチャルゥム警察大尉は発言の中で、TPI社から2億5,800万バーツの巨額資金が民主党に流れていた疑惑を追及する為には、同社から告訴すると脅迫されていようが同社の指弾を行う必要があると指摘した上で、告訴されてもそれに抗議する考えは無い、裁判の場で白黒つけるだけであると語った。
posted by Jean T. at 19:04| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スラーで更に2発の爆発物が回収

 17日深夜から18日朝にかけて2発の爆発物が連続して発見・回収されたスラーッターニー県内で、同日午後更に県都内の路上脇の高圧鉄塔の下付近に2発の爆発物が仕掛けられているのが発見され回収処理が行われた。

 爆発物は何れも最初に発見された2発の爆発物と同様に携帯電話を使用した遠隔起爆式の手製のもので、2発目の爆発物は1発目の爆発物が仕掛けられていた地点から約500メートル離れた地点に仕掛けられていた。

 ステープ副首相は17日午前、最初に発見された2発の爆発物の内の一つが民主党のポスターが掲示された広告塔下に仕掛けられていたことから政治目的の煽動を意図した犯行との見方を示していた。
posted by Jean T. at 17:20| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スダーラット女史、プームヂャイ党合流との噂を一笑に伏す

 元タイ・ラック・タイ党幹部で党解党により被選挙権を剥奪されたスダーラット・ゲーユラパン女史は18日、プームヂャイ・タイ党に合流するとの噂を否定した。

 発言の中でスダーラット女史は、これまでにプームヂャイ・タイ党の幹部とコンタクトをとったことも同党の幹部から党合流の誘いがあった事も無いと語り同党へ合流するとの噂を否定した上で、現在二手に分かれて実権獲得を巡った対立を展開しているグループが政敵の信用失墜を狙って流した意味のない噂であると指摘した。

 スダーラット女史によると、現在はタイ・プゥン・タイ財団を通した経済低迷により困窮している住民の救済及び充足を心得た経済の実践の普及に注力しているため、政治に関わる考えは無いのだという。
posted by Jean T. at 15:55| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スラーで2発の爆発物が回収、副首相は政治的思惑が背後にと指摘

 17日深夜から18日朝にかけて民主党の強力な地盤であるスラーッターニー県内2ヶ所で爆発物が発見され回収処理が行われた。

 爆発物は県都内にあるゴルフ練習場近くの電柱(タイPBSはゴム精製施設付近の電柱)脇とガーンヂャナディット郡内の路上脇の民主党のポスターが掲示された広告塔下付近(デイリーニュース等は民主党支部近く)で回収され、また警察によると回収された爆発物は南部国境三県域内で分離主義組織が使用している物と同様な携帯電話を使用して遠隔操作で起爆するように作られた手製の物だったという。

 一方、2発の爆発物が回収された事について、同県を地盤としていることでも知られるステープ副首相は、政治的な煽動目的の犯行であるとの見方を示した。
posted by Jean T. at 15:21| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連合、プームヂャイが強大化し民主は命運を賭けた英断を迫られる

 民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏は17日、プームヂャイ・タイ党は今後強大化を進め事実上タクシン元首相抜きのタイ・ラック・タイ党の代理政党と化すと指摘した上で、首相・内閣不信任決議案審議終了後にアピシット首相が民主党の命運を賭けた勇気ある決断を迫られることになると指摘した。

 この発言は、同日朝タクシン元首相から提訴された1億バーツの損害賠償を請求する名誉毀損裁判への出廷を終えた後に語られたもので、ソンティ氏は、ネーウィン派が多数を占めるプームヂャイ・タイ党が強大化し、事実上のタクシン元首相抜きのタイ・ラック・タイ党の代理政党と化すと共に、旧クーデター勢力のソンティ・ブンヤラッガリン大将や防衛大臣のプラウィット・ウォンスワン大将等の軍高官が結党する政党や連立与党の支持を取り込み民主党を政権の座から引きずり下ろす事になると指摘した上で、不信任決議案審議終了後にアピシット首相が民主党の命運を左右する勇気ある決断を迫られる時が訪れると指摘した。

 ソンティ氏によると、今後プームヂャイ・タイ党がプゥア・タイ党に所属する政治家を取り込むだけでなく、プゥア・タイ党内のバンコク選出議員グループを事実上率いているタクシン元首相にも近いスダーラット・ゲーユラパン女史もプームヂャイ・タイ党に合流するとの情報があるという。

 また、タクシン元首相が継続的に電話演説を行っている事に関しては、死に体にあるプゥア・タイ党に対する草の根層の支持を固めることにより自らの帰国を実現させたいとの思惑が背景にあると指摘した。
posted by Jean T. at 00:11| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

野党、不信任決議案の審議期間の延長を要請

 17日、野党国家対策委員長のウィタヤー・ブラナシリ氏は首相官邸を訪問し、19日から20日かけて行われる予定になっている不信任決議案の審議日程を1日プラスした21日まで延長するよう要請する首相宛の書状を応対したサーティット首相府大臣経由で提出した。

 また書状の中では、政府側が期間の延長に応じることができない場合には、審議日程を当初予定されていた26日から27日に再設定するよう要求しているという。

 この動きに先立ちウィタヤー氏は、不信任決議案審議の日程前倒しは、野党(プゥア・タイ党)側が追求に向けた体制を十分に整える事が出来ない事を見越した政府側の弱者につけ込んだ慈悲すらない陰謀であると非難した上で、審議期間の延長または当初予定されていた日程への再設定を要求する方針を明らかにしていた。

 しかし、審議で追求にあたる下院議員を統率するプゥア・タイ党下院議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は、既に十分な準備が出来ており日程前倒しによる影響は全くなく、また日程に関しても2日で十分であるとの考えを示した上で、あらためて農地改革政策絡みを中心にした審議が行われた第一次チュワン政権時代以上に政権側に打撃を加える事が出来る強力な材料を用意している事を明らかにした。

 チャルゥム警察大尉によると、今回の審議では審議終了後に名誉毀損で告訴される事を覚悟した上で、議会外の人物にも言及する予定だという。

 また、チャルゥム警察大尉は、自分の電話が政府関係者により盗聴されている事を明らかにした上で、おそらく審議関係の情報収集目的で盗聴が行われているのではないかとの考えを示した。
posted by Jean T. at 19:30| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

汚職防止委、ソムチャーイ前首相やチャワリット元副首相等を強制排除で刑事告発

 国家汚職防止取締委員会は16日、昨年10月7日に行われた国会ビル前を占拠し抗議活動を展開していた民主主義市民連合に対する強制排除に関与し、結果として催涙弾等の過剰な手段により2人の死亡者や500人近い負傷者を出した容疑等でソムチャーイ前首相やチャワリット元副首相等7人を刑事告発する方針を決定した。

 刑事告発の対象になったのは、前日に特別閣議を招集し10月7日9:00に予定されている施政方針演説国会に議員が出席できるようにする為の通路を確保するよう国家警察本部に命じる決定を行ったソムチャーイ前首相、国家警察本部によるあらゆる手段を講じた通路の確保の為の行動を指揮・監督する立場にあったチャワリット副首相(当日9:00に辞意を表明)の他に、パチャラワート国家警察本部長、ウィロート同副本部長、スチャート前首都圏警察本部長、リキット同副本部長、エーカラット同副本部長の計7名。

 尚、首都圏警察本部のアムヌアイ副本部長に関しては、8日に強制排除行動に関連する記者発表を行っていたが、7日には諸般の事情で今回の告発対象に含まれているエーカラット副本部長に職務の代行を依頼し直接的に排除行動に関与していなかった為に、刑事告発するに足る証拠が充分に揃わなかったとして刑事告発を見合わせる決定を下している。
posted by Jean T. at 00:52| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、官邸包囲の前倒し実行を示唆

 反独裁民主主義同盟DTV系幹部のナタウット・サイグゥア氏は16日、29日に計画されている首相官邸の包囲を前倒しで実行する可能性があることを明らかにした。

 ナタウット氏によると、これは政府側が首相・内閣不信任決議案審議を19日から20日にかけて行い、21日に決議を行う方向で調整を進めている事を受けたもので、ナタウット氏によると計画を前倒しする為には21日にチェンラーイ県内で、22日にチェンマイ県内で計画されている集会に絡めて計画を練り直す必要があるという。

* 政府側が審議を前倒しした背景に、経済政策批判を中心にした同盟の継続的な地方集会活動によりタクシン待望論が喚起される事を避けたいとの思惑があったとの指摘もされています。要はタクシンのホワイト・ナイト化を政府側が嫌っているというわけです。
posted by Jean T. at 00:44| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

不信任決議案審議を19日から20日に前倒し

 与党国会対策委員会のチンナウォン委員長は16日午後、19日から20日にかけて首相・内閣不信任決議案審議を行い21日に決議を行う方向で野党国会対策委員会と調整を行う方針である事を明らかにした。

 不信任決議案審議に関しては、同日午前の段階では25日から26日にかけて審議を行い27日に決議を行う方向で調整を行っていると伝えられていたが、チンナウォン委員長によると、既に下院議長及びアピシット首相側も前倒しする事に賛意を示しているという。

 一方、アピシット首相は、下院議長側から最初に前倒しの提案があった事を明らかにしたが、前倒しの背景に野党(プゥア・タイ党)側の既成を制したいとの政府側の思惑があるとの指摘に対しては、下院議長から来週の審議実施には問題があるとの申し出があったということだけしか知らされておらず、それ以上の事は一切関知していないと語った。
posted by Jean T. at 19:04| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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