2009年03月07日

首相、自分は議会制民主主義に則った正当な首相

 アピシット首相は7日、あらためて自分は民主主義制度に則り選挙で選ばれた下院議員により選出された首相である事を強調した。

 これは、タクシン元首相がタイム誌とのインタビューの中でアピシット首相は民主主義市民連合の後押しで首相になったと指摘した事を受けたもので、アピシット首相は、タクシン元首相が国外逃亡中だった為に自分が議会によって首相に選ばれたという事を知らなかったのだろうと皮肉った。

 また、何故タクシン元首相が国外メディアを通して政府を攻撃しているのかとの質問に対しては、インタビューをした人に直接聞いて欲しいと答えた。

* 盗聴テープ発言に関しては、余りにも古い謀議の話だったせいか、親タクシン派が思っていたほどの大きな注目は集めていないようです。
posted by Jean T. at 17:08| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで副村長等2人が射殺された上で火

 7日朝、パッターニー県県都内の幹線上で、副村長等2人が何者かに射殺された上で遺体に火を放たれるという事件が発生した。尚、同日14:00までに確認できた報道では事件の発生状況等の詳細は報じられていない。

 同県県都内では4日20:00過ぎ、モスクでの礼拝を終えバイクで走行中だった県の自警組織に所属する38歳の男性が、何者かに銃撃され死亡した。男性は、私立イスラム教学校で学ぶ子供を迎えに向かう途上だった。

 同県サーイブリー郡内では5日未明、販売用の魚の仕入れの為に小型トラックで移動中だった住民3人が、路上脇に潜んでいた10人以上と見られる迷彩服を着たグループに銃撃された上で火を放たれ、2人が死亡した。1人は銃撃の際に逃走し難を逃れた。

 ヤッラー県バンナンサター郡内では6日16:00前、51歳の雑貨店(報道により茶店)を経営するイスラム教徒の男性(51)が、客を装って現れた男に銃撃され死亡した。

 同県県都内では6日夕方前、32歳の靴修理店を経営する仏教徒の男性(32)が、客を装って現れた男に銃撃され死亡した。

 同県ラーマン郡内では5日午後、イスラム教徒の男性(32)が、喉元を切られ殺害された状態で貯水池内に遺棄されているのが発見された。前夜に貯水池内で漁の最中に人数不明の一味に襲撃されたものと見られる。
posted by Jean T. at 16:45| バンコク ☁| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マグサイサイ賞受賞社会活動家主催のサイトを不敬罪で摘発

 警察は6日、マグサイサイ賞受賞者で元上院議員のヂョーン・ウンパーコン氏が主催するWEBサイト"プラチャータイ"を摘発しサイト管理者の女性を逮捕した。

 サイト上に公開されているボード上に書き込まれた王室を中傷するメッセージを削除せず長時間に渡り放置していた事が不敬罪に該当すると判断し今回の摘発となった。

 尚、逮捕された女性は、チュラーロンコン大学教授の教授ポストを担保に即日保釈されている。

 プラチャータイは、民主的に成立したタクシン政権による言論弾圧、メディアへの管掌に対抗すると共に南部国境三県情勢激化の背景にタクシン政権がある事を主張する目的(サイト説明のまま)で開設されたオピニオン・サイトで、クーデター直後には反クーデター派の意見表明の場として利用されたり、真っ先に反クーデター運動を開始したヂョーン氏の実弟で不敬罪に問われ現在もう一つの母国であるイギリスに帰国中の、ジャイ・ジャイル・ウンパーコン氏の最近のアピール文や論文を掲載すると共にそれに対する賛否両論を受け付けていた。

 この摘発を受け、ヂョーン氏は、警察側から問題となった書き込みや書き込まれた時期等に関する詳細な情報が開示されないまま摘発が行われた事を明らかにした上で、クーデター以降にタイが謳歌していた報道の自由を不敬罪の名で制限する憂慮するべき動きであると非難する声明を発表した。

 ヂョーン氏は旧iTVの公共放送局化政策の支持者で、現在タイPBSの運営評議会の主要メンバーでもある。

 皮肉にも摘発が行われた6日には、アピシット首相が国外メディアに対して報道の自由を確約すると共に不敬罪規定の適用の明確に向け取り組む意向を表明していた。

* 次の摘発はニュー・マンダラでしょうか?
posted by Jean T. at 13:49| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元首相、暗殺計画の存在を裏付けるテープがある事を明らかに

 タクシン元首相はタイム誌とのインタビューの中で、自らが首相だった時代にスクムウィット通りにある住宅内で行われた、暗殺ないしは裁判を通して自分を権力の座から引きずり下ろす事を企図した謀議の模様を記録したテープを所持している事を明らかにした。

 このテープは、謀議の参加者からもたらされたものだというが、公開する可能性に関しては国内対立の激化を招くおそれがあることから慎重に対応する必要があると語り、明確にしなかった。

 また、タクシン元首相はインタビューの中で、政治的な報復に晒されていること、及び民主主義再生の為に復帰して欲しいとの声がある事を理由にあげ、あらためて政界からの引退を撤回した事を確認した上で、国内対立を解消する為に必要であるとの声があれば何時でも帰国する用意がある。仮にアピシット首相が対立を解消する事ができ、国民から支持を得られるのであれば、それはそれで構わないと語った。

 しかし、民主主義市民連合の後押しで軍により送り込まれたアピシット首相に政治対立問題の解消は不可能であると指摘する事は忘れなかった。

 一方、アピシット首相が各国にタクシン元首相の強制送還に向けた協力を要請している事に関しては、仮にアピシット首相が民主主義を信奉しているのであれば、実権を掌握し自分と敵対している人物を判事に据えた上で下された判決に基づいて実刑が下された自分に対してその様な動きをとる事はあり得ないと指摘した上で、これは明らかな政治的な動きであると指摘した。

 また、民主主義市民連合による2空港占拠に関しては、政府の指示に対して軍側が動かなかったことからも、この動きが軍による静かなクーデターであった事は明白であると指摘した上で、関与した者は法に基づき処罰されるべきであると指摘した。

 更に、不敬罪が政治的な道具として利用されている現状に関しては、不敬罪は王室を保護するための規定であり、政治的な道具として利用され王室及び国家を害する事を防ぐためにも規定の適用を明確化するべきであると指摘した。
posted by Jean T. at 12:14| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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