2009年03月15日

半数強が元首相の政治活動中止が正常化実現の鍵、ABACポールの調査で

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが18県内在住の2,128人を対象に13日から14日にかけて行った最近のタクシン元首相の発言に関する意識調査で、半数を僅かに超える50.5%の回答者がタクシン元首相が政治的な活動を中止するれば国内情勢が正常化の方向に向かうと回答し、50.4%の回答者がタイ・ラック・タイ党旧幹部111人に対する恩赦を盛り込んだ恩赦法の制定を支持しないと回答する一方で、現政権に関しては45.8%の回答者が1年と持たないと回答し、39.1%の回答者が1年以上持ちこたえると回答していた事が明らかになった。

 尚、38.7%の回答者がタクシン元首相の政治活動中止をもってしても国内正常化には結びつかないと回答し、35.7%の回答者が恩赦法の制定を支持すると回答した。

 一方、タクシン元首相がインタビューや集会等に電話参加した際にアピシット首相や政府には経済問題解決能力が欠如していると指摘している事に関しては、48.3%の回答者が発言は信用できない、37.2%が発言は信用できると回答し、また、同元首相が仮に自分が首相だったら外国からの借款を行わないと発言している事に関しては、54.2%の回答者が発言は信用できない、33.1%の回答者が発言は信用できると回答した。

 更に、タクシン元首相が首相に返り咲けば経済は良くなるかとの質問に関しては、48.6%の回答者がそう思わないと回答し、39.9%の回答者がそう思うと回答した。

 また、政府と親タクシン派との和解の可能性に関しては、62.3%の回答者が和解出来ないと回答し、和解できると回答した者は僅かに25.5%に留まり、また、政府がタクシン元首相の強制送還に動いている事に関しては、52.8%の回答者が送還させる事は出来ないと回答し、出来ると回答した者は僅かに23.7%に留まるという結果になった。

 今回の調査の対象となった県は、バンコク、ウタラディット、ラムパーン、チェンラーイ、チェンマイ、アーントーン、サッゲーオ、アユッタヤー、ナコンパトム、サムットプラーカーン、ヤソートン、マハーサラーカーム、スリン、シーサゲート、ウボンラーチャターニー、ナコンラーチャシーマー、サトゥーン、スラーッターニーの18県。

* 英文に訳された報道の中には「政府と親タクシン派との和解」の部分を「政府による国内和解の取り組み」と記して報じているものがありますが、15日14:00までに確認できた各タイ語報道の記述に基づき上記のように記しました。
posted by Jean T. at 16:47| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、オックスフォードでジャイ氏と直接対決

 13日から15日の日程でイギリスを訪問中のアピシット首相は、現地時間14日午前母校であるオックスフォード大学のSt. John”s Collegeで行われた講演後の質疑応答の際に不敬罪に問われもう一つの母国であるイギリスに帰国中の二重国籍を持つジャイ・ウンパーコン氏に対して「(不敬罪から)逃げていないのであれば、何故ここにいるのか?」とやり返す場面が見られた。

 また、講演の中では現在タイは帰路に立たされているが、民主主義が後退する事は絶対に無いと明言した。

 1973年10月14日から現在までの民主主義をキーに行われた講演では、牽制と均衡が確保された健全な政党政治の育成を意図した1997年憲法により、多大の犠牲の上に立ってきたタイの民主主義は確固たる方向に向かい始めたが、唯一政治家により憲法の規定が歪められる事を想定していなかったが為に、国民からの最大の支持を背景にした政治家により 憲法により保障されていた透明さをおざなりにした大衆政策を施行し不正を蔓延らせてきた為に、民主主義の本質的な意味が問われ始め、結果として路上で抗議活動が展開され、軍政が再度タイに戻り、国民からの一定の称賛を得られると共に1年後に民政に復帰し、その後の総選挙で再度旧政権勢力が実権を握るという、民主主義の前進と後退を繰り返すという道を歩み続ける結果になっていたと語った。

 更にアピシット首相は、自分は透明やグッド・ガバナンス(タンマピバーン)と引き替えにした最大票は認めない。安定した民主主義を達成させる為にも透明とグッド・ガバナンスを基本に置いた政治改革を前進させていく考えである。また 現政権が取り組む大衆政策は 経済開発とセットにする事により全ての階層に公正をもたらす事を意図したものであると語った。

 その上でアピシット首相は、タイの民主主義の方向性に関しては明言できない。何故なら西側の民主主義国家でさえ達成する為に一世紀という年月を要したものであるからである。しかし、今はっきり言える事は、タイの民主主義が後退する事は無いということである。現在タイの民主主義は帰路に立たされているが、喩え障害があろうとも国民自身が正しい道を選択し民主主義を前進させ続けるからであると語った。

 また、講演の最後にオックスフォード大学は自分及び国家の為に全てを正しく行うべきであるという事を教えてくれたところであると語り会場から拍手喝采を受ける場面も見られた。

 一方、講演の後に行われた質疑応答の際に不敬罪を政府と軍を守るために利用していると指摘したジャイ・ウンパーコン氏に対してアピシット首相は、不敬罪の規定は個人の権利保護と言われ無き中傷を抑止する事を意図したタイ人一般に適用される名誉毀損罪と同様なものであると指摘した上で、自分は不敬罪の適用基準の明確化に取り組むことを宣言した最初の指導者であると語ると共に自分は訴えられたら逃げずに裁判の場で戦い続けてきたと語りジャイ氏を挑発した。

 この挑発に対して、私は逃げていないと受け答えたジャイ氏に対してアピシット首相は、逃げていないなら何故この場にいるのだと皮肉混じりにやり返した。

 当時ジャイ氏は赤色の服を着こみ手には赤服軍団の象徴である足の裏をかたどったタオ・トップを所持していたという。

 また、ポストトゥデー紙(オンライン)によると、アピシット首相がジャイ氏にやり返した際に会場から拍手がわき、また大学側がアピシット首相の経歴を説明していた際にも会場から拍手がわいたが、唯一ジャイ氏だけは手に持ったタオ・トップ(またはトゥン・トップ)をパタパタ鳴らしていたという。
posted by Jean T. at 00:45| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元首相、自分なら6ヶ月で経済を立て直すことが出来る

 タクシン元首相は14日午前、ムクダハーン県内で行われたプゥア・タイ党連絡センターの開所式典で電話演説を行い、自分の帰国をより容易にする為にもプゥア・タイ党に所属する者を支持して欲しいと訴えた上で、再度タイ国内で国民の為に働く機会を与えてくれれば6ヶ月以内に経済を立て直す事が出来る自信があると語った。

 14日午前に2,000人以上の住民の参加を得て行われた開所式では、タクシン元首相が電話で約10分間に渡り演説を行った他、ヨンユット党首やプロームパン報道官を始めとする党幹部や地元選出議員等が演説を行った。
posted by Jean T. at 00:40| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ党、中立義務違反の下院議長の辞任を要求

 プゥア・タイ党所属下院議員のスラポン・トーウィヂャックチャイヤグン氏は14日、同党が提出した不信任決議案に絡んで中立義務違反があったチャイ下院議長は辞任するべきであると指摘した。

 スラポン氏は、アピシット首相を対象にした弾劾決議案と5閣僚を対象にした不信任決議案の提出に絡んで、チャイ下院議長が同じ議員が2つの議案に同時に署名をした事が憲法に違反しているおそれがあると指摘した事が、審議を先延ばしする事を狙った非中立的な発言であると指摘した上で、発言の背景に審議の対象になっているチャワラット内務大臣を擁護したいとの思惑があったと指摘した。

 尚、署名問題に関しては、国会秘書官長が2つの決議案がそれぞれ異なる憲法の条項に則り提出されていることから、同じ議員が同時に2つの決議案に署名しても違憲にはならないとの見解を示している。
posted by Jean T. at 00:35| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

副首相、ピンポン爆弾を投げた赤服軍団を非難

 ステープ副首相は14日、同日パトゥムターニー県内で車列に向けてピンポン爆弾が投げつけられた事に対して強い遺憾の意を表明した上で、国家イメージを傷つける行為に及んだ赤服軍団を非難した。

 発言の中でステープ副首相は、警察側からの情報等から赤服軍団がピンポン爆弾を投げたものと確信しているとした上で、警察側が違法行為を犯した者を検挙してくれるものと信じていると語った。

 同副首相によると、今後も引き続き地方啓蒙活動の一環として北部や東北部地区を訪問する考えだという。

* 尚、報道により"ピンポン爆弾"の部分を"物"という単語に置き換えて報じているものもありますが、タイPBSで確認できた副首相の実際の発言に基づき"ピンポン爆弾"と記しました。
posted by Jean T. at 00:32| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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