2009年07月23日

マッサージ嬢をサムライ刀で惨殺した韓国人被告に25年の刑

 カーオソット紙及びデイリーニュース紙(何れもオンライン)によると、バンコク南刑事裁判所は22日、昨年10月31日にバンコクのシーロム通りにあるコンドミニアムの室内で35歳のマッサージパーラー従業員のタイ人女性を惨殺した容疑で逮捕・起訴された29歳の韓国人の男に対して25年9ヶ月間の禁固を命じる判決を下した。

 男は、コンドミニアムの室内で麻薬で意識が朦朧とした状態で被害者をゴルフクラブ等の鈍器で殴ったりサムライ刀(報道ママ)等の刃物で切りつけ殺害し遺体の局部にペットボたトルを挿入した上で全身に返り血を浴びた素っ裸の状態で階下の部屋のバルコニーに降りたところで、階下の部屋の住民に発見・通報され逮捕されていた。

 裁判所側は、殺害で終身刑、麻薬使用で18ヶ月の禁固刑の求刑に対して、男が起訴事実を認めたこと、また、被害者の父親に40万バーツの慰謝料を支払った事を情状酌量し、25年9ヶ月間の禁固を命じる判決を下した。

参考
韓国人男、部屋に呼んだタイ人娼婦をサムライ刀で惨殺 - 警察の事情聴取を拒否
posted by Jean T. at 00:07| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

新型インフル、22日までに6,696人が感染 - 44人が死亡

 公共保健省は22日、同日迄に累計で6,696人の新型インフルエンザ感染者を確認し、内累計で44人の死亡を確認した事を明らかにした。

 公共保健省側は15日の発表を持って日毎の感染者状況の発表を中止し週単位での発表に切り替えていたが、各県の保健当局が随時発表している感染者や死亡者の状況発表により混乱を来す恐れがあり、また国内における感染状況を正確に掌握できないとしてプゥア・タイ党側が少なくとも週3回ベースで感染状況を公表するべきであると指摘していた。

 これまでに感染が確認された6,696人の内35人が入院治療中で、内7人の症状が重篤だという。

 一方、サミティウェート病院は22日、前日未明に緊急入院した歌手のターター・ヤンが季節性インフルエンザに感染していた事を明らかにした。

 5-7日間の入院治療で完治する見通しだという。
posted by Jean T. at 16:10| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新興分離主義組織幹部を逮捕、パッターニーで

 プーヂャッカーン紙(オンライン)によると。当局側はパッターニー県ノーンヂック郡内の民家で強制家宅捜索を行い新興分離主義組織RKKの指揮官クラスの幹部と目されているアブドローサ・スロン容疑者(45)の身柄を確保し、事情聴取の為に同郡内にあるインカユット指令本部へ連行した。

 この家宅捜索は南部国境三県域内における一連の不穏な動きに関与した容疑で逮捕状が発行されている同容疑者が民家内に潜伏しているとの情報要員からの情報に基づき行われたもの。

 尚、民家内からは同容疑者が犯行に関与してきた事を裏付ける証拠物品は発見されていない。

 一方、パッターニー県マイゲーン郡内では21日16:00過ぎ、何者かが学校の敷地内に爆発物を投げ込んだが、幸い人的な被害は無かった。

 また、同県ガポー郡内では21日15:00前、バイクで路上を走行中だった46歳のイスラム教徒の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 ヤッラー県バンナンサター郡内では22日朝、ゴム農園内での作業を終え徒歩で帰宅の途上にあった43歳のイスラム教徒の男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡した。

 また、ナラーティワート県ランゲ郡内では22日朝、果樹園内に爆発物が仕掛けられているのが発見され回収処理が行われた。
posted by Jean T. at 14:03| バンコク ☁| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシン元首相、26日の誕生日にビッグサプライズ

 アピシット首相は21日、タクシン元首相が26日の誕生日に何らかのビッグサプライズを計画していると伝えられている事に関して、一切聞かされていないとした上で自分から何らかのビッグサプライズを提供する考えは無いと皮肉混じりに語った。

 タクシン元首相が計画しているビッグサプライズの詳細に関しては明らかにされていないが、ネーション系のタイ語速報がプゥア・タイ党のプラチャー・プラソップディー氏の言として報じたところによると、ビッグサプライズは「私が夢見る未来のタイ」と題された作文をインラック・チンナワット女史が事務局長を務めるタイ・コム財団で受け付け、選考された5,000人から1万人の児童・学生に一人あたりタクシン元首相の年齢である60歳に因んだ6,000バーツの奨学金を支給するというもので、26日昼からチンナワット3ビル内で支給式を行い、タクシン元首相と支給を受けた児童・学生との電話での会話が支給式のハイライトになる見通しになっているという。

 尚、ネーション系の英語速報は、タクシン元首相が支持者に対してアピシット首相に挑戦するかのように誕生日の日に自分の年齢の60歳に因んで6,000人の学生に奨学金を提供する意向を示すと共に、果たしてアピシット首相には自分の動きについて行けるだけの脳があるのか疑問だと語っていたと報じている。
posted by Jean T. at 00:18| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プーケット近くで爆発物所持のJI関係者4人逮捕との報道はデマ、ASEAN事務局長が確認

 東南アジア諸国連合事務局長のスリン・ピッスワン氏は21日、東南アジア諸国連合外相会議及び関連会議が開催されるプーケット県に近いパンンガー県のヤーオ島内でジェマーイスラミア(JI)関係者4人をテロ準備の容疑で逮捕し、爆発物を押収したとの報道は事実誤認に基づくものである事を確認した。

 この発言に先立ち、ガムトン海軍司令官がヤーオ島内で不審な4人組を麻薬関連の容疑で逮捕した事を明らかにした事を受け、一部のメディアが4人組が会議妨害の為のテロを計画していたJIに連なるタイ南部国境三県の武装組織関係者である疑いがあるとして安全保障当局側が捜査に乗り出したとの情報があると報じていた。

 この報道に対してプラウィット防衛大臣は、逮捕された4人組がテロ組織に関係しているとの連絡は一切受けていない事を明らかにした上で、事実関係を確認せずにデマを報じたメディアに対して不快感を示した。
posted by Jean T. at 00:15| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プゥア・タイ党、ヨンユット党首は比例代表区に出馬するべき器

 プゥア・タイ党のプロームパン報道官は21日、あらためてヨンユット党首の意向を受け同党首をスラーッターニー県第一選挙区で行われる補欠選挙に擁立する方針が無い事を確認した。

 この発言は、民主党のテープタイ党首付報道官がプゥア・タイ党はステープ副首相の下院議員辞職に伴いスラーッターニー県第一選挙区で行われる補欠選挙にヨンユット党首を擁立し直接対決するべきであると訴えている事を受けたもので、プロームパン報道官は、そもそもヨンユット党首のような人物は選挙区の候補として出馬するべき人材ではなく比例代表区の場で選挙戦を戦うべき人物であると語り、同党首を擁立する方針が党には無い事を再確認した。

 その上でプロームパン報道官は、テープタイ民主党党首付報道官は他党の事を気にかける前に、まず自党内にステープ副首相の弟と民主党副顧問団長のバンヤット・バンタッターン氏の息子の間に擁立を巡った対立がある事に目を向けるべきであると皮肉混じりに語った。
posted by Jean T. at 00:13| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トイレの電気を消された事に怒った飲食店の警備員が客を射殺、アユッタヤーで

 プーヂャッカーン紙(オンライン)によると、21日未明アユッタヤー県ウタイ郡内にある飲食店内で、客の25歳の男性が店の警備員に銃撃され重傷を負い搬送先の病院で死亡するという事件が発生した。

 店の関係者によると、トイレを使用中だった警備員が、友人等5人と店に来ていた男性がトイレから出てきた際に足を滑らしたひょうしにトイレの電気スウィッチを切ってしまった事に怒り、男性の謝罪の言葉を無視して男性に向け銃弾を2発発砲したという。

 男性の友人によると、男性は有名お笑い芸人のテープ・ポーンガーム氏の孫であることを誇りに思っていたという。
posted by Jean T. at 00:10| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッタヤーで男色ドイツ人(68)を性的虐待容疑で逮捕

 ネーション系のタイ語速報によると警察は21日、15歳から20歳までの未成年者に対する性的虐待容疑で68歳のドイツ人の男をチョンブリー県パッタヤー地区内の民家内で逮捕した。

 警察側によると、好色な外国人の餌食になる危険性がある南パッタヤー地区やパッタヤー地区内を徘徊している少年少女に聞き込みを行った結果、男が日頃から誘った少年をホテルや自宅に連れ込み800バーツから1,000バーツを与えた上で性的な虐待を加え、更に撮影した少年達の画像をサイト上に公開し同じ性癖を持つ外国人と共有していたという。
posted by Jean T. at 00:05| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

母国では警察官のオマーン人がパッタヤーで15歳少女に薬物を仕込まれ40万バーツを盗まれる

 プーヂャッカーン紙(オンライン)によると、21日チョンブリー県パッタヤー地区のホテルの室内で41歳のオマーン人の男性が部屋に連れ込んだ15歳の少女に薬物を仕込まれ40万バーツ相当の金品を盗まれるという事件が発生した。

 母国では警察官だという男性によると、夜遊びに出かけた際に15歳の少女と一緒に寝る約束をしてホテルに連れ帰ったが、寝ていた際に少女から薬物を浸した綿をかがされ意識を失い、気がついたら9,020米ドルや9,000バーツ、3万バーツ相当の腕時計、携帯電話など合計40万バーツ相当が盗まれていたという。
posted by Jean T. at 00:03| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

米国アジア・太平洋地区担当国務長官補がプゥア・タイ党を表敬訪問

 INN及びバンコクポストの報道によると、21日アメリカのカート・キャンベル・アジア・太平洋地区担当国務長官補がプゥア・タイ党を表敬訪問し、ヨンユット党首等と会談を行った。

 プゥア・タイ党側からはヨンユット党首やプロートプラソップ副党首、パーンプリー副党首、党外事担当責任者のピタヤー・ピックガマーン氏等の他に、バンコクポストの報道によるとタクシン元首相の実妹のインラック・チンナワット女史や旧タイ・ラック・タイ党党首代行のヂャートゥローン・チャーイセーン氏、元外務大臣のノパドン・パッタマ氏も会談に同席した模様。

 尚、カート国務長官補は、この会談に先駆けて同日朝にステープ副首相と首相官邸内で会談を行っている。

 会談の詳細な内容は明らかにされていないが、カート国務長官補は将来にわたる強固な両国関係を確認する事ができたと語るにとどめている。

 また、プゥア・タイ党側は、タイ国内の一般情勢に関して意見交換を行ったが、タクシン元首相を初めとする特定の人物に関する話題は出なかったと説明している。
posted by Jean T. at 17:03| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤服、ヒラリー国務長官訪問にあわせ官邸前で抗議活動を開始も大雨で中止

 ネーション系のタイ語速報によると21日午後、ワランチャイ・チョークチャナ氏率いる赤服軍団が首相官邸前に集まり、ステープ副首相やガシット外務大臣の辞任、憲法改正、議会解散、タクシン元首相の恩赦誓願への支持等を訴える抗議活動を開始した。

 ワランチャイ氏によると、首相官邸内で予定されているアピシット首相とアメリカのヒラリー国務長官との会談が開始される17:00まで抗議活動を展開する予定だという。

 デイリーニュース紙(オンライン)によると、赤服軍団は、抗議活動を開始してから暫く後に降り始めた大雨の影響で13:30頃までに抗議活動の中止を決定し散会した模様。
posted by Jean T. at 16:31| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新型インフル? ターター・ヤンが緊急入院

 カーオソット紙及びポストトゥデー紙(何れもオンライン)によると、21日4:00頃タイ・アメリカハーフの女性歌手のターター・ヤンが高熱等の症状を訴えバンコクにあるサミティウェート病院に緊急入院した。

 ターターのマネージャーによると、ターターはプーケットからバンコクに戻った後に喉痛や高熱等の症状を訴えていたが、新アルバム向けのビデオ撮影等の為に無理を押して仕事を続けていたという。

 病院側は新型インフルエンザの感染疑い患者として2日間に渡る面会謝絶措置を講じた。尚、感染の有無に関しては24時間以内に判明する見通しであるとのこと。
posted by Jean T. at 12:09| バンコク ☔| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前首都圏警察本部長、連合幹部暗殺未遂事件の捜査資料を漏洩したスパイとの疑惑を否定

 アサウィン国家警察本部長補(前首都圏警察本部長)は20日、民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏暗殺未遂事件関連の捜査資料を外部に漏らしていたスパイであるとの疑惑を否定した。

 先に暗殺未遂事件の捜査班の指揮を執っているターニー国家警察副本部長が、捜査班内に捜査資料を外部に漏らしていたスパイがいたことが捜査の進展を遅らせる要因の一つになっていた事を明らかにしていたが、アサウィン本部長補佐によると、自身はターニー副本部長が副本部長としての職務を遂行できない場合にその職務を代行する立場で同副本部長の職務権限の範囲内で暗殺未遂事件の捜査に関与する事はあるが、同副本部長が指揮する暗殺未遂事件の捜査班には所属しておらず、また同捜査班の捜査関係の情報の殆どを内部ではなくマスコミの報道から得ている立場でしかないのだという。

 また、アサウィン本部長補佐は自身が管掌している班の捜査結果が暗殺未遂事件に関与した容疑者2人に対する逮捕状発行に多少の貢献をした事を認めた上で、ウドンターニー県内に潜伏中であるとも伝えられている2人に関しては、これまでの捜査により依然南部に潜伏中である可能性が高いとの見方を示したが、それ以上の詳細に関しては直接捜査班側に質問をして欲しいと語った。

 一方、アサウィン本部長補佐が捜査の進捗状況をパチャラワート国家警察本部長に報告する立場にあったと指摘されている事に関しては、全てはターニー副本部長に報告し、同副本部長がパチャラワート本部長に報告する流れになっているが、同本部長から直接照会があった場合には概略だけを報告する事はあったとした。
posted by Jean T. at 00:28| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

幸福量調査、一ヶ月間で一気に7.15から5.92に減少

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが。27県内在住の6,856人を対象に8日から15日にかけて行った7月度の幸福量調査で、前月調査時点で10ポイント満点中7.15ポイントだった総幸福量が一ヶ月の間に2.87ポイントさげ5.92ポイントにまで減少していた事が明らかになった。

 個別の幸福量に関しては、政治情勢に対する幸福量が最も低い2.87ポイントを記録し、次いで、政府のグッドガバナンス及び施政に対する幸福量が3.61ポイント、国家レベルの経済情勢に対する幸福量が4.06ポイント、社会的公正に対する幸福量が5.19ポイントと低い幸福量を記録し、更に88.3%の調査対象者が国民の生命及び財産への危険に関する問題の早急な解決を希望すると回答した。

 また、高ポイントを記録した個別の幸福量に関しては、王室への敬意に対する幸福量が9.24ポイントと最高のポイントを記録し、以下、家庭(7.67ポイント)、身体の健康(7.35ポイント)、精神の健康(7.26ポイント)、生活習慣や文化、風習(7.13ポイント)、仕事に対する満足(7.07ポイント)、医療サービス(6.39ポイント)、居住地周辺の雰囲気(6.32ポイント)、環境(6.18ポイント)、教育(6.17ポイント)と続く結果になった。

 一方、地方別の幸福量に関しては、バンコクが最も低く5.30ポイントだったのに対して東北地方は最高の6.30ポイントを記録した。
posted by Jean T. at 00:24| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペーチャブリーで2人目となる新型インフル感染者の死亡を確認

 ペーチャブリー県の保健当局は20日、新型インフルエンザに感染していた同県バーン・レーム郡在住の45歳の女性が19日朝に県都内の病院で死亡した事を明らかにした。

 同県内では2人目の感染者の死亡が確認された事になるが、全国累計に関しては、これまでの報道ベースでは27人目の死亡者という事になるが、同省側は22日まで死亡者数を含む感染状況の発表を保留している。

 また、アピシット首相は19日に放送された定例政見放送の中で、これまでに30人の感染者の死亡が確認されていると発言しているが、公共保健省側は事実確認を保留している。

 カーオソット紙(オンライン)によると今回死亡が確認された女性は体重が114kgあり、13-14日(記事ママ)に頭痛の症状を訴え診察を受け、自宅療養後15日に症状の悪化を訴え再度病院を訪問した際に重度の肺炎が確認された為抗ウィルス薬の投与を行ったが症状が改善する事無く19日朝に死亡した。
posted by Jean T. at 00:18| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相提訴の名誉毀損訴訟、赤服との和解を拒否

 アピシット首相が反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏を相手取り提訴した訴訟に絡んで裁判所側は20日、同首相が裁判所を仲介人とする和解交渉を拒絶した事を受け、同訴訟を一般審理に付す方針を決定した。

 この決定を受け裁判所側は8月17日に原告尋問を行う方針を明らかにした。

参考
首相、同盟系下院議員を名誉毀損で刑事告訴
posted by Jean T. at 00:15| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワートで金行店主が射殺、貴金属や現金は手つかず

 19日午後、ナラーティワート県ルゥーソ郡内中心部で、バイク2台に分乗して現れた4人組の内の2人が65歳の仏教徒の男性が経営する貴金属店に押し入り、男性を射殺した上で店内にあった貴金属等の金目の物に一切手をつけることなく逃走した。

 また、4人組は逃走する際に逃走路を確保する為に事件現場に向かう途上だった地元自治体の首長が乗った車に向け銃弾を発砲していた事が確認されている。

 一方、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内では20日朝、バイクで路上を走行中だった31歳の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 また、同県マーヨー郡内では20日14:00過ぎ、バイクで路上を走行中だった41歳の副村長が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負った。

 更に、同県サーイブリー郡内では18日深夜、小型トラックに乗った人数不明のグループが、地元行政機構評議会副議長等を乗せた小型トラックに向け銃を乱射し。何れもイスラム教徒の副議長や2人の同行者が負傷を負った。

 ヤッラー県バンナンサター郡内では20日7:00過ぎ、5人前後と見られるグループがレンジャー部隊の臨時駐留地に向け銃を乱射し、約15分間に渡り銃撃戦を展開した後に逃走したが、幸いレンジャー部隊側に人的な被害は無かった。

 また、同県ラーマン郡内では19日夜半、バイクで路上を走行中だった48歳のイスラム教徒の男性が何者かに銃撃され死亡した。
posted by Jean T. at 00:10| バンコク ☁| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

ステープ副首相の弟が補選出馬の意向、プゥア・タイ党党首の弟と対決の可能性も

 政府許認可事業関連の株式所持で選挙委員会が下院議員欠格と判断した事に絡んで下院議員を辞職したステープ副首相の弟のターニー・トゥアックスバン氏は20日、INNの取材に対して同副首相の議員辞職に伴いスラーッターニー県第一選挙区で行われる補欠選挙出馬に向け準備を進めている事を明らかにした。

 また、スラーッターニー県県行政機構評議会議員選挙に絡んで買収の疑いでイエローカードが発行されている事に関しては、出馬機会を喪失するものではなく、また自分に代わって評議会議員選挙に出馬する人物の人選を済ませているとした上で、選挙区の住民は兄の功績及び自分自身の長年にわたる地元での働きに理解を示していると語った。

 一方、デイリーニュース紙(オンライン)によると、プゥア・タイ党党首のヨンユット・ウィチャイディット氏は20日、自身がスラーッターニー県第一選挙区の補欠選挙に出馬する方向で動いているとする民主党首相付報道官のテープタイ・セーンポン氏の指摘を否定した上で、高齢である自分に代わり弟を党が擁立する可能性がある事を認めた。
posted by Jean T. at 12:56| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、ターニー副本部長退官までに連合幹部暗殺未遂事件が解決できると確信

 アピシット首相は19日、民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏暗殺未遂事件に関与した者は喩え軍関係者であろうと、どの様な階級の者であろうと法的責任が追及されるべきであるとした上で、捜査を指揮しているターニー国家警察副本部長が退官までに事件を解決させる事ができると確信していると語った。

 アピシット首相によると、ターニー副本部長と頻繁にコンタクトを取っており、外部に情報を漏洩していたとされるスパイ問題に関しても既に問題が解決しているとの心証を得ており、また、捜査班の人員増強要請や捜査の進展の妨げになる問題の解決に対して全面的に協力する意向だという。

 また、パチャラワート国家警察本部長とターニー国家警察副本部長との間で事件を巡った対立があると指摘されている事に関しては、ターニー副本部長に直接確認した限りでは両者の間に問題は無く、またパチャラワート本部長が捜査班内の幹部クラスの人物をスラーッターニー県付きに異動させたと報じられている事に関しては、既に当人が捜査班内での任務を終え元の部署に帰任しただけであるとしたが、その人物が暗殺未遂事件の実行グループ関係者との通話記録の捜査に乗り出していたことが異動の背景にあると指摘されている事に関しては、同本部長からは無関係であると聞かされているが、仮に捜査を進展させる上で通話記録の捜査が必要であると判断された場合は再度捜査チームに戻すことも吝かではないと語った。
posted by Jean T. at 00:24| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月19日

首都圏対象、17県対象調査で資格欠格民主所属議員の辞職の是非に関して異なる結果

 先に政府許認可事業関連の株式所持で選挙委員会から欠格の判断が下された民主党所属下院議員13人の辞職の是非に関して、首都圏在住の回答者を対象に行われたスワン・ドゥシット・ポールの調査では、回答者の62.7%の回答者がステープ副首相の下院議員辞職を支持する一方で、残り12人の民主党所属議員の辞職に関しては、37.87%の回答者が即刻辞職するべきであると回答し、辞職するべきではないと回答した31.81%を僅かに上回った一方で、ABACポールが17県内在住の回答者を対象に行った調査では、半数を割る40.7%の回答者が即刻辞任するべきであると回答する一方で、59.3%の回答者が司法手続きに則った最終判断に従うべきであると回答していた事が明らかになった。

 尚、ABACポールの調査は、政府許認可事業関連の株式所持で議員欠格と判断された民主党所属下院議員13人及び上院議員16人の辞職の是非について質問が行われた。

 一方、スワン・ドゥシット・ポールの調査では、42.11%の回答者が今回の選挙委員会の判断が議員個人よりも政府に影響を与えると回答し、38.20%の回答者が両者に影響を与える、19.69%の回答者が政府よりも議員個人に影響を与えると回答し、また、61.21%の回答者が今回の結果が政府への信頼低下に繋がると回答し、繋がらないと回答した者は38.79%だった。

 スワン・ドゥシット・ポールの調査は、首都圏在住の1,071人を対象に17日から18日にかけて行われ、ABACポールの調査は、17県内4,102世帯を対象に7日から18日にかけて行われた。
posted by Jean T. at 19:05| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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