2009年07月09日

保健省、14人目の新型インフルエンザ感染者の死亡を確認

 公共保健省のスパン報道官は9日、同日中に合計3人の新型インフルエンザ感染者の死亡を確認し、これまでに合計で14人の感染者の死亡を確認した事を明らかにした。

 先に確認された52歳の交通警察官とマハサラカム大学の併設校に通うマタヨン課程5年の男子学生(17)に次いで死亡が確認されたのは、肺炎等の症状を見せ6日に病院に搬送され、同日中に死亡した45歳の男性で、病院に搬送される5日前から肺炎の症状を見せていたというが、同日17:00迄に確認できた各報道では男性の居住地等の詳細に関しては確認する事ができない。

 また、先に腎移植後のアレルギー治療の為に入院中だったと報じられていた52歳の交通警察官に関しては、スパン報道官側は当該警察官が大腸がん治療の為に入院していたと先の発表と異なる発言をしている。
posted by Jean T. at 19:32| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

政府、アセアン外相会議期間中の治安法適用を決定

 政府は9日開かれた閣議の席上で、東南アジア外相会議が開催されるプーケット県に国内治安法を適用する方針を決定した。

 適用されるのはプーケット県全域及び5Kmまでの海上で、今月10日から24日にかけて適用される。

 国家法制委員会によると、国内治安法が適用されている期間中であっても、情勢扇動を意図せず、治安に脅威を与えない限りは政治的な活動が認められるという。
posted by Jean T. at 19:04| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新型インフル、補習校を15日間閉鎖 - ゲーセン・ネカフェは要請ベース

 政府は9日開かれた閣議の席上で、新型インフルエンザ感染拡大抑止策の一環として、主要な感染拡大ポイントとなっている補習校に対して13日から28日にかけて休講するよう命じると共にゲームセンター及びネット・カフェに対しては同期間中の営業を自粛するよう要請する方針を決定した。

 また、最も感染が拡大している児童・学生への感染を抑止する為に毎朝各学校に教育省の職員を派遣し、登校してくる児童をチェックし、インフルエンザが疑われる症状が見られる児童・学生に対して授業を休むよう勧告する方針を決定した。
posted by Jean T. at 18:58| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新型インフル、更に2人の死亡を確認し死亡者合計が13人に

 公共保健省とコーンケーン大学は9日昼までにそれぞれ1人の新型インフルエンザ感染者の死亡を確認した。これにより、これまでに13人の新型インフルエンザ感染者が死亡した事になる。

 公共保健省が確認した死亡者は、8日19:00に死亡が確認された首都圏警察本部プラカノーン署に所属する52歳の交通警察官の男性(巡査長)で、腎移植後のアレルギー治療の為に入院中に新型インフルエンザを併発していた。

 また、コーンケーン大学が確認した死亡者は、マハーサラカム県内の大学併設校に通うマタヨン課程5年の男子学生で、バンコクのヂュラーロンコン大学医学部で医学関連の適性試験を受けに行った際に新型インフルエンザに感染したものと見られている。

 死亡した学生はアレルギーと低血圧症の持病を持っていた。

 同大学によると、死亡した学生と一緒に適性試験を受けた10人以上の学生もインフルエンザに似た症状を見せている為、現在感染疑い患者として入院措置を講じているという。

 一方、公共保健省は9日、同日8:00迄に211人の新型インフルエンザ感染者を確認し、累計で2,925人の感染者を確認した事を明らかにした。
posted by Jean T. at 15:38| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元首相は別名でフィジーに入国、100億バーツ規模の投資を計画

 INNは8日、ラジオ・オーストラリアの報道としてタクシン元首相が別名を使用してフィジーに入国し、同地でフィジーの首相との間で秘密協議が行われたと報じた。

 会談内容に関しては明らかにされていないが、軍事政権による厳格な検閲が施行されているフィジーのメディアは消息筋からの情報としてタクシン元首相側から3億米ドル(約103億バーツ)の投資の打診があったと報じた上で、背景にタイ当局の追っ手から逃れる為にフィジーを政治的な避難場所にしたいとの同元首相側の思惑があるとの見方を示しているという。

 また、オーストラリア当局筋は、会談の場でフィジーの首相からタクシン元首相に対して向こう5年間に渡り身柄の安全を保障する用意がある旨伝えられていた事を明らかにしているという。

 INN及びネーションの英字報道(DPA電を含む)によると、タクシン元首相はタイとの間で犯罪人引渡条約が締結されていないフィジーとトンガを政治的な避難先と位置づけていると見られ、また、同元首相一行は、プライベート・ジェットで5日にVIP待遇を受けたフィジーに入国し、5日にはトンガに向け飛び立ち、その後はポート・ヴィラを訪問した後に10日からメラネシア先鋒グループ(MSG)の会議が開かれるバヌアツに向かうものと見られているという。

 先にタクシン元首相の法律顧問で元外務大臣のノパドン・パッタマ氏が、タクシン元首相がフィジーに入った後に4カ国の指導者と面会する予定になっている事を明らかにしていた。 
posted by Jean T. at 12:24| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、新型インフル対策に鎖国は不要 - ゲーセン閉鎖・学校の休校を検討

 アピシット首相は8日、感染者が累計で3,000人近くにまで達している新型インフルエンザの感染拡大抑え込みの一環として"鎖国"措置を講じる考えが無い事を確認した上で、主要な感染拡大ポイントになっているゲームセンター(ネット・カフェ)の閉鎖及び学校の休校措置を検討している事を明らかにした。

 アピシット首相によると9日に開かれる閣議の場でゲームセンターの閉鎖及び学校の休校措置に関する是非の検討が行われる予定になっているという。

 また、アピシット首相は、公共保健省が把握している数以上の新型インフルエンザ感染者がいる可能性を認めたが、政府が感染者数を隠匿している疑惑に関しては、事実ではないとした。

 一方、マティチョン紙(オンライン)によると、世界保健機関感染症対策協力センター長のティーラワット・モヂュター氏は8日、現状では鎖国措置を講じる必要は無いものの、将来新型インフルエンザの感染力が増大し第二次感染拡大が発生した場合は鎖国措置を迫られる事になると指摘した。

 ティーラワット氏によると、第二次感染拡大の発生時期に関しては予測不可能であるものの、仮に発生した場合は60%から80%の死亡率を記録し、人々は外出を控え企業活動等が停止する事になる恐れがあるという。

* アピシット首相は発言の中でラーンゲーム(ゲームセンター)の閉鎖措置を検討していると発言していますが、ネット・カフェが事実上のラーンゲームと認識されている事を物語るかのように各テレビ報道がイメージ映像にネット・カフェを使用し、また一部はネット・カフェ関係者にインタビューを行っており、また先にウィタヤー公共保健大臣がネット・カフェが感染拡大の主要ポイントであると発言しているため上記ではゲームセンター(ネット・カフェ)と記載させていただきました。
posted by Jean T. at 00:15| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保健大臣追い出しに参加したチェンマイの赤服が新型インフルで死亡?

 マティチョン紙及びプーヂャッカーン紙(何れもオンライン)によると、チェンマイ県の保健当局は8日午後、インフルエンザの症状を見せていた患者1人の死亡を確認し現在患者が新型インフルエンザに感染していたか調査中である事を明らかにした。

 8日にチェンマイ県内の私立病院に搬送されてから僅かに2時間後に死亡が確認されたという。

 死亡が確認された患者はチェンマイ県県都内の市場内で衣料品販売に従事すると共に県内の赤服軍団"ラック・チェンマイ51"の自警組織員として活動していた26歳の男性で、6日にウィタヤー公共保健大臣が視察及び新型インフルエンザ感染者の見舞いの為にチェンマイ県メーリム郡内のナコン・ピン病院を訪問した際に、同病院に入院中の親戚を見舞うと共に病院前で展開されていた赤服軍団による同大臣の追い出し活動に参加していたことが確認されており、当時病院前で取材中だったマスコミ関係者の間で感染拡大に対する不安が広がっているという。

* 尚、黄服系のプーヂャッカーンは、マスコミ関係者では無く男性が所属していたラック・チェンマイ51の関係者の間で不安が広がっていると報じています。
posted by Jean T. at 00:07| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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