2009年07月16日

ステープ副首相もアウト、選挙委が民主党所属13議員を議員欠格と判断

 選挙委員会は16日、憲法で所有が禁止されている政府許認可事業関連の株式を所有している疑惑が指摘されていた民主党所属28議員の内13議員が憲法に違反し欠格であると判断した。

 欠格と判断されたのはステープ副首相や副党首のトライロン・スワンキリー氏を初めとする13名

 今後下院議長を経由して憲法裁判所に議員資格剥奪の是非に関する判断を仰ぐことになる。
posted by Jean T. at 19:25| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連合、出頭指示場所前で出頭を拒否し集会を開始 - 7日以内のテロ容疑取り下げを要求

 民主主義市民連合傘下の汚職監視団体を主催するウィーラ・ソムクワームキット氏は16日午後、スワンナプーム国際空港及びドーンムァン空港の二空港占拠に絡んで連合幹部等36人に対してテロ容疑で出頭令状を発行した警察に対して7日以内にテロ容疑を取り消すよう訴えると共に、連合関係者に対して国家警察前の抗議活動に備えておくよう訴えた。

 これは、警察が出頭場所として指定した警察クラブ前で展開されている集会の場で語れたもので、同日午前に同所に集まった出頭令状を発行された幹部等がテロ容疑での出頭を拒否すると共に同所で演説活動を開始し事実上集会の様相を呈していた。

 尚、国際会議出席の為に15日から16日の日程でエジプトを訪問したガシット外務大臣は既に出頭し容疑を否認すると共に顧問弁護士を通じてテロ容疑の取り下げを要求する書状を提出している。

 一方、連合の顧問弁護士2人が出頭拒否を宣言した連合幹部等に代わりテロ容疑の見直しを警察に申し立てた事を受け、二空港占拠案件の捜査の指揮を執っているウット国家警察本部長補佐が連合の演台上で演説を行い、個人的にはテロ容疑には当たらないとの認識を持っているとした上で出頭令状が発行されている幹部等に対して公正な捜査を約束すると訴えた。
posted by Jean T. at 18:06| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連合幹部暗殺未遂、犯人潜伏疑惑のチェーッター元陸軍司令官系の工場を家宅捜索

 マティチョン紙及びThe Nation(何れもオンライン)によると、警察は16日未明、民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏暗殺未遂事件に絡んで逮捕状が発行されているパンヤー・シーラオ曹長が潜伏しているとの捜査結果に基づきトラート県カオサミン郡内にある香木の工場及び従業員宿舎の家宅捜査を行ったが、同軍曹は既に逃走した後だった。

 今回家宅捜索が行われた工場は、陸軍司令官、防衛大臣、ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党党首を歴任した後にプゥア・タイ党顧問におさまったチェーッター・ターナヂャーロー大将の義理の娘で元タイ・ラック・タイ党元候補のオラタイ・ターナヂャーロー女史が役員名を連ねており、The Nationの報道によるとチェーッター大将自身も4年位前から香木関係のビジネスに関与していたという。

 尚、今回家宅捜索が行われた工場を経営する会社の設立登記は2008年10月13日に行われている。

 家宅捜索後に個別に行われた工場関係者に対する事情聴取により、パンヤー曹長は一ヶ月間だけ同工場で働いていた事が確認されたが、それ以上の情報に関しては警察側が公表を控えている。

* オラタイ女史は最終的に無効になった2006年4月2日の総選挙の際に小泉元総理と一緒に撮影された画像をポスターに使用し物議を醸した事でも知られています。
posted by Jean T. at 17:16| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシン元首相が本帰国、総選挙出馬宣言 - 但し来年以降の話

 プゥア・タイ党所属のスラポン・トーウィヂャックチャイヤグン氏は16日、タクシン元首相が持たれている嫌疑と戦うためにタイに帰国すると共に真のプゥア・タイ党の党首として次期総選挙でチェンマイ県の選挙区から立候補する意向を示していた事を明らかにした。 

 これは、ドバイでのタクシン元首相との面会を終え帰国した際に明らかにされたもので、スラポン氏によるとタクシン元首相は国民が困難に晒されている事が政界引退を思い留まらせる要因になった事を強調していたという。

 また、スラポン氏は、タクシン元首相が帰国する次期に総選挙が予定されていなかった場合は同元首相に道を譲るために自らが議員を辞職する考えである事を明らかにしたが、帰国時期に関しては少なくとも今年中の帰国はあり得ないとの考えを示した。
posted by Jean T. at 15:40| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシン元首相御用達の赤服系飲食店に向けた銃発砲、チェンラーイで

 INN及びプーヂャッカーン紙(オンライン)によると、16日4:00頃チェンラーイ県県都内中心部にある飲食店内に向けて数発の銃弾が発砲されるという事件が発生した。人的な被害は確認されていない。

 銃弾が撃ち込まれた飲食店は、タクシン元首相が同県を訪問した際に好んで立ち寄っていた店として知られ、また女性経営者(53)は県内の赤服軍団の幹部で、クーデター発生後に最初に行われたタクシン元首相による電話演説を手配した事でも知られている。

 また、女性経営者は、息子が隣人に刃物で負傷を負わせ現在係争中であることを認めたが、事件の背景に関しては係争絡みではなく政治的な脅迫目的の犯行の可能性が高いとの見方を示している。
posted by Jean T. at 12:54| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンティ元議長がワーダ/ラサドン系政党の顧問に就任

 INNによると、マートゥプーム党報道官のムク・スライマーン氏は15日、先のクーデターを首謀した元国家安全保障評議会議長のソンティ・ブンヤラッガリン大将が党顧問への就任要請を受諾した事を明らかにした。

 マートゥプーム党は、イスラム教系政治会派のワーダ会派とプゥア・ペーンディン党プラチャー会派系の旧ラサドン党系議員の一部が中心になって結党を進めている政党で、プラチャー会派を率いているプラチャー・プロムノーク警察大将も先に同党への合流を仄めかしていた。

 ムク氏によると、党幹部のマン・パタノータイ氏やプラチャー警察大将がソンティ大将に対して党首への就任を要請した際に、ソンティ大将側が党首就任要請を固辞した上で顧問への就任を快諾したという。

 一方、政府に関してはムク氏は、具体的な成果が見えておらず、アピシット首相は広告塔と催事開催委員長に成り下がっている状況に陥っていると手厳しい評価を下すと共に民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏暗殺未遂事件に関与した容疑者2人に対して逮捕状が発行された事に関しては、背景に成果が見えない政府から目をそらさたいとの意図があった疑いがあると指摘した。
posted by Jean T. at 11:48| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

客に自慰行為をさせていたネット・カフェを摘発、バンコクで

 プーヂャッカーン紙(オンライン)及びネーション系のタイ語速報によると警察は15日深夜、店内で客に自慰行為をさせていた容疑でバンコクのワントンラーン区ソーイ・ラームカムヘーン65にある個室形式のネット・カフェを摘発し、経営者の男(35)と客の男(22)を逮捕した。

 調べによると、摘発されたネット・カフェは、店内に20の個室を設け一時間あたり20バーツの利用料金を支払った主に児童や若者の客に個室内でインターネットや猥褻画像を見ながら自慰をさせていた。

 経営者は警察の取り調べに対して、客に自慰をさせる目的で3ヶ月前にネット・カフェを開店し、一日あたり2,500バーツの売り上げを上げていたと供述しているという。
posted by Jean T. at 11:29| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ党、ヒラリー国務長官等に外相会議への出席中止を要請

 プゥア・タイ党のプロームポン報道官及び同党外事担当チームは15日、プーケット県内で開催される東南アジア諸国連合外相会議への出席中止を要請するヒラリー国務長官宛の書状をアメリカ大使館経由で提出した。

 今後同様な書状を外相会議及び関連会議に出席する予定になっている27カ国の大使館に提出する予定だという。

 プロームポン報道官によると、先にクーデターが発生したホンジュラスに対するものと同様な対応をタイを統治する資格が無い不当な政府に対して取るよう呼びかけると共にアルカイーダのオサマ・ビン・ラディン容疑者と同様にテロ容疑をもたれているガシット外務大臣と同席する事が不適切な行動である事を訴える目的で書状を提出したという。
posted by Jean T. at 11:10| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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