反独裁民主主義同盟元幹部で現在国外逃亡中のヂャクラポップ・ペンケー氏は27日、元個人秘書に対して同盟3幹部との対立は単なる戦略に対する見解の相違から発した些細なものでしかないと語っていた事が明らかになった。
元個人秘書のエーク・モンコン氏によると、ヂャクラポップ氏と電話で会話をした際に同氏は、寄稿したオピニオンは同盟3幹部に対するささやかな警告でしかなかったが、メディアで報じられて話が大きくなってしまったとした上で、絶対王制型官僚支配の打倒という大局的な目標は依然同盟3幹部と一つにしており、戦略に対する見解の相違があるだけでしかないと語っていたという。
しかし、ナコン・シー・タンマラート県を本拠地とするデーン・サヤームを率いている元タイ共産党幹部のスラチャイ・セーダーン氏は27日、ヂャクラポップ・ペンケー氏をグループの書記長に据える方針である事を明らかにした上で、グループの同盟からの独立は、同盟との対立を意味するものでは無く同盟3幹部との経験・実績の差及び戦略に関する見解の相違を背景にしたものである事を明らかにしている。
発言の中でスラチャイ氏は、同盟3幹部の改革による王室と切り離した絶対王制型官僚支配体制の打倒やアピシット政権の打倒を目指す路線は失敗に終わると指摘した上で、デーン・サヤームは同じ理想を一つにする者達による革命による不公正との戦いを目指していく考えである事を明らかにした。
また、スラチャイ氏は、同盟幹部のヂャトゥポン氏が、ヂャクラポップ氏が国外に逃亡した事を非難した事に関しては、この発言は同様に国外逃亡しているタクシン元首相をも非難する発言であると指摘、また、同氏がスラチャイ氏は元共産主義者であると指摘した事に関しては、自分のような共産主義者として投獄されたような政治的な実績が無いヂャトゥポン氏が元共産主義者が少なからずいる自分の周囲の者達を非難した事に等しい発言であると指摘した。
posted by Jean T. at 00:19| バンコク ☁|
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