2009年09月30日

(訂正)最高裁、新型宝くじ導入を違法と判断し3閣僚・官僚に執行猶予付きの刑

 最高裁判所政治家刑事案件部は30日、タクシン政権時代に導入された2桁、3桁の数字を当てる新型宝くじの発行が1974年制定の政府宝くじ局法及び刑法に違反していると判断すると共に、その新宝くじの発行による収益の一部を社会に還元した行為に関しても政府宝くじ局法及び政府準備金法に違反していると判断し、当時の副財務大臣だったワラーテープ・ラタナーゴン氏等3人に対して2年間の執行猶予付きの2年の禁固刑を命じる判決を下した。

 有罪と判断され執行猶予付きの2年間の禁固刑が下されたのはワラテープ氏の他に当時政府宝くじ委員会委員長だった元財務省次官のソムヂャイヌック・エーントラグーン氏と元政府宝くじ局総裁のチャイヤワット・パソックパクディー氏の3名で、裁判所は禁固刑の他にワラテープ氏とソムヂャイヌック氏に対しては2万バーツ、チャイヤワット氏に対しては1万バーツの罰金の支払いを命じている。

 尚、金利を含めて総額36,961,827,861.91バーツに上る損害の賠償は免れた。

 また、国外逃亡中で分離審理となっているタクシン元首相を除く残りの43被告に対しては無罪の判決が下されている。

 問題となった新宝くじは、タクシン政権が取り組む闇経済・大物殲滅政策の一環として、闇経済の主要な資金源となっていた闇宝くじの撲滅を目指して導入されたもので、必要な関連法の改正を初めとした法整備を行わずに閣議決定だけで導入が決定された事が職権違反に該当するとしてクーデター政権時代に組織された国家毀損行為調査特別委員会が最高裁判所に提訴していた。

 被告は、タクシン元首相やチャワリット元副首相を初めとする導入を決定した閣議に参加した当時の閣僚30人及び当時の財務省、内務省関係の高官17人の47人で、判決公判を欠席した元財務大臣のスチャート・チャオウィシット大尉、元商務大臣のアディサイ・ポータラミック氏、元財務省次官だったソムヂャイヌック・エーントラグーン氏、元政府宝くじ局総裁だったスラシット・ランカポン警察少将の4人に対して逮捕状の発行が決定されている。

* 16:00過ぎ時点に各社が配信した速報では、最高裁判所が当時の閣僚メンバーを含む47人の被告に対して総額36,961,827,861.91バーツの損害の賠償を命じる判決を下したと報じられていました。

posted by Jean T. at 22:24| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(更新)太平洋津波警報センター、タイを含む4カ国に津波警報を発令 - その後解除

 太平洋津波警報センターは30日、インドネシアのスマトラ島沖合でマグニチュード7.9の地震が発生した事を受けタイ、インドネシア、インド及びマレーシアに対して津波警報を発令した。

 地震の揺れはインドネシアの首都のジャカルタやシンガポール、マレーシアの高層階でも感じることが出来、また震源地に近いスマトラ島のパダンでは橋や家屋の倒壊や火災の発生が確認されている。

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 その後の報道によると、太平洋津波警報センターは津波の発生が確認されなかったとして警報を解除した
posted by Jean T. at 20:07| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国王、チェンマイの赤服リーダーの労裁陪席判事の職を解く指示書に署名

 国王は30日、チェンマイ県内最大の赤服軍団ラック・チェンマイ51を率いている、ワローロット・グランド・パレス・ホテルを経営するペーチャラワット・ワタナポンシリグン氏を第5地区労働裁判所陪席判事の職から解く指示書に署名した。

 これは、労働裁判所の陪席判事として法令に違反する不適切行為があったとして司法裁判所判事委員会がペーチャラワット氏の解職を決定した事を受けたもので、かねてから赤服軍団のリーダーとしてチェンマイ県やランパーン県内で過激な活動を展開し逮捕状が発行されていたペーチャラワット氏の解職を要求する書状が同委員会に寄せられていたという。

posted by Jean T. at 17:23| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

憲法裁判所前で爆発物状の物が回収

 30日昼過ぎ、憲法裁判所前でPVC管を使用した爆発物状の物が発見され回収処理が行われた。

 同日14:30過ぎ現在、回収されたPVC管の内容物については確認されていない。

 また、高圧水を使用した回収処理作業中に発生した大音響に驚いた周囲にいた通行人が逃げ惑う場面も見られた。

 憲法裁判所の法廷関連の部門は既に他の場所に移転しており、不審物が発見された当時はビル内には約10人の研修所職員がいるだけだった。

 同裁判所では、反独裁民主主義同盟のソンクラーン期間中の大規模行動直前の4月13日未明にM79が撃ち込まれ警備員が負傷を負うという事件が発生していた。

posted by Jean T. at 17:09| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トームの女性が路上で銃殺、ナコンパトムで

 ネーション系のタイ語速報及びINNによると、29日夜半バンコク隣県のナコンパトム県ナコンチャイシー郡内の路上で18歳の女性が何者かに射殺されるという事件が発生した。

 女性の養父(35)によると、死亡した女性はトーム・ボーイで、現場となった場所付近で逢瀬を繰り返し、また時には自宅にも泊めるていたイートという同性愛相手の女性と付き合っていたという。

 警察側は、殺害された女性に新しい同性愛相手の女性が出来たことが事件の背景にある可能性も含めて捜査を展開しているとした。

posted by Jean T. at 13:37| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全盲女性強姦妊娠事件、実兄とその同性愛相手の男を逮捕

 カーオソット紙(オンライン)によると、重度身体障害者の女性(18)が何者かに性的な暴行を受け妊娠させらた事件に絡んでサラッブリー県の警察当局は29日、被害にあった女性の実兄である24歳の男及びその同性愛の相手である32歳の男を性的暴行容疑で逮捕した事を明らかにした。

 逮捕された2人は、携帯電話のビデオ撮影機能を使用して女性に対して性的な暴行を加えている模様を撮影するという鬼畜ぶりで、そのビデオが保存れている事を知らずに携帯電話を2,000バーツで譲り受けた叔父が、ビデオを発見し警察に通報した事により今回の逮捕と相成った。

 調べによると、今年2月に2人がアユッタヤー県内の市場で購入した性欲昂進剤を服用したことにより性欲をかき立てられ被害者に性的な暴行を加え、更にその後に男2人同士で再度性的な関係を持ったという。

参考
全盲の女性が性的暴行を受け妊娠8ヶ月、見かねた住民からの通報で明るみに

posted by Jean T. at 13:11| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロッブリー中心部で連続爆破、警察補助要員の女性1人が重傷

 30日10:00過ぎまでに確認できた各報道によると、同日未明ロッブリー県県都内中心部にあるパトロール警察通信指令本部前に仕掛けられていた爆発物2発が連続して爆発し、女性1人が重傷を負った。

 報道によると、30日1:30過ぎに最初の爆発が発生し、警察が現場検証に乗り出した約20分後に最初の爆発発生地点から数メートル離れていた地点で2発目の爆発が発生した。

 重傷を負った女性(29)は、警察の補助要員で最初の爆発が発生した地点の写真を撮影中に2発目の爆発の直撃を受けた。

 使用された爆発物は何れも携帯電話ないしはリモートコントロール装置を使用した遠隔起爆式のTNTが使用されたものと見られ、最初の爆発により警察官を現場におびき寄せた上で、警察官に危害を加える目的で2発目の爆発物を起爆したものと見られている。

 警察は、爆発物に詳しい人物が犯行に関与していると見て、当局間の対立ないしは警察に対して恨みを持つ者の犯行の線を含めて捜査を開始したとしている。

 ネーション系のタイ語速報によると、25日夜半にパトロール警察隊とロッブリー県内の基地に所属する軍関係者との間で飲酒運転の摘発を巡った一悶着があったとの情報や、向こう3ヶ月以内に何らかの過激な動きがあるとの警戒を呼びかける情報が当局間に流れていたとの情報があるという。

posted by Jean T. at 12:36| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連合系TVへの政府支援の背景に顔立ちの良い人物が絡むスキャンダル、赤服系議員が指摘

 反独裁民主主義同盟幹部でプゥア・タイ党所属下院議員のヂャトゥポン・プロームパン氏は29日、ASTV系英語放送局TANに対して3億バーツが政府予算から提供されていた疑惑の背景に、パッタヤーで隠し撮りされたという顔立ちのよい人物が絡む、家に帰ったら夫人から殴り殺される様な浮気以上のスキャンダラスな隠し撮り映像があると指摘した。

 発言の中でヂャトゥポン氏は、民主主義市民連合系のASTV系列で、しかも二空港占拠に関与した容疑で逮捕状が発行されたサローチャ・ポンウドムサック女史が局長を務めている英語放送局のTAN TVの、連合による首相官邸占拠から1周年目となる8月26日のお披露目式典に出席したことだけでなく、同局に対して不明朗な3億バーツが政府予算から提供された経緯に関しては、誰よりも事実関係を良く知っているアピシット首相のみしか回答できないと指摘した上で、仮に同首相が疑惑に関して回答を拒否した場合は、自分が首相に代わってスキャンダラスな隠し撮り映像により裏付けられた資料を公開するとした。

 ヂャトゥポン氏によると、問題の隠し撮り映像を通して政府が民主主義市民連合に逆らうことが出来なくなった経緯を十分に説明する事が出来るという。

posted by Jean T. at 00:01| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月29日

首相、透明なNGVバスの調達計画推進を保障

 アピシット首相は29日、透明な手続きに則ってNGVバス4,000台のレンタル調達計画を前進させるよう運輸省に指示した事を明らかにした。

 この発言は、先に同日開かれた閣議の席上で、国家経済社会開発委員会の提案に基づいてサマック政権以来ネーウィン一派の懸案となっていた660億バーツを投下したNGVバス4,000台の10年間期限のレンタル調達計画の推進が決定された事を受けたもので、発注後15ヶ月以内に第一ロットのバスが輸入され、向こう2年間以内に4,000台全てのバスの輸入が終了する見通しになっている。

 この計画は、サマック政権時代に、当時単独野党だった民主党が特定集団への利益供与を狙った不透明な計画であるとして強硬に反対していた事でも知られている。

posted by Jean T. at 18:54| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

政府、タクシン元首相に近いDSI局長を副次官に昇格させる人事を決定

 政府は29日開かれた閣議の席上で、法務省特別捜査局局長のタウィー・ソートソーン警察大佐を法務省副次官に昇格させ、後任の局長に現公共部門汚職防止取締委員会事務局長のターリット・ペンディット氏を据える人事を承認した。

 ターウィー警察大佐はタクシン元首相に近い人物とされ、昨年12月に民主党主導の政権が発足して以来度々更迭の噂が流れてきた。また、民主主義市民連合は、盗聴技術を持つタウィー局長以下の特別捜査局側に公開されると困る盗聴音声を押さえられている事が政権側が同局長の更迭を躊躇している背景にあると指摘していた。

posted by Jean T. at 17:25| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インド人2人が部屋に連れ込んだオカマに薬物を仕込まれ1人が死亡、パッタヤーで

 INNによると、29日朝、チョンブリー県パッタヤー地区にあるパッタヤー・シティー・ホテルの客室内で、25歳と41歳のインド人の男性2人が部屋に連れ込んだニューハーフの男に薬物を仕込まれ25歳の男性が死亡し41歳の男性が意識不明の重体になるという事件が発生した。

 ホテルのフロント業務担当の女性(50)によると、男性2人は28日にチェックインして以来毎晩の様に2人ないしは1人の女性やニューハーフを部屋に連れ込んでいたが、当日は4:00頃にニューハーフ2人を連れて部屋に戻っていたという。

 その後、8:00頃に意識不明の重体になった男性から電話で救助を求める電話があって初めて事件が明るみになったという。

 警察側は、室内に荒らされた後が無い事から、部屋に連れ込んだニューハーフが窃盗目的で酒の中に薬物を仕込んだが、事を済ませた後になっても薬物に効き目が見られなかった為窃盗を断念し部屋を後にした後になって薬物が効き始め男性2人が倒れたと見て、現在病院で治療を受けている男性の回復を待って再度事情聴取を行い犯人を特定したいとした。

posted by Jean T. at 16:39| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イギリス人男性、タイ人男女にホテルに連れ込まれ携帯電話を強奪

 コム・チャット・ルゥク紙(オンライン)によると、首都圏警察本部トーンロー署は29日、タイ人男女に騙されてホテルに連れ込まれ12,000バーツ相当の携帯電話を強奪された36歳のイギリス人男性から被害届が28日午前に提出された事を明らかにした。

 調べによると、22日に男性がバンコクのソーイ・スクムウィット・17内を歩いていた際に22歳と17歳のタイ人男女からビールを飲みに誘われ、その後ソーイ・スクムウィット22にある27ホテルに連れ込まれた際に意識を失い気がついたら携帯電話が盗まれていた。

 警察側は、タイ人男女が外国人を騙してホテルの部屋に連れ込んだ上で薬物を仕込んだビールを飲ませるという手口で窃盗を繰り返していたと見て2人の行方を追っているとした。

posted by Jean T. at 16:09| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニューハーフ、同居男性の局部に噛みつき切断同然の傷を負わせた上で足蹴にし殺害

 各報道によると、28日未明ピヂット県県都内中心部にある民家内で、33歳のニューハーフの男が同居男性に暴行を振るい死亡させるという事件が発生した。

 調べによると、2人は事件が発生した民家内で一緒に暮らしていたが、当日は男性が男に内緒で寺院主催のボートレースの見学に出かけた事で激しい口論になり、その際に上背で勝る男が男性を押さえ込むと共に男性の局部に噛みつき切断同然の状態にまで傷を負わせた上で 足で蹴る等の暴行を加え男性を死亡させたものと見られている。

 男は、我に返った後で自ら警察に電話をし、男性の遺体の脇で泣きながら警察の到着を待っていたという。

 男は警察の取り調べに対して、日頃から浮気性で他のニューハーフとも付き合っていた男性との間で口論が絶えなかったが、当日は堪忍袋の緒が切れてしまい怒りの余り激しく暴行を振るってしまったが、まさか死亡するとは思っていなかった供述しているという。

posted by Jean T. at 15:24| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第二方面軍、カンボジアから発砲があれば相応の対応 - 情勢激化は避けられず

 カオプラウィハーン遺跡周辺の国境地区に展開している第二国軍本部の部隊の指揮を執っているウィブーンサック・ニーパーン中佐は29日朝、各メディアの取材に対して仮にカンボジア側から武力攻撃を仕掛けてきた場合は、タイ側は相応の対応を取ることになり情勢激化が避けられない状況になるとの認識を示した。

 この発言は、前日にカンボジアのフン・セン首相がカオプラウィハーン遺跡周辺の国境線に展開している軍・警察関係者に対して、違法に越境してきたタイ人に対しては拘束ではなく容赦ない発砲で対応するよう指示したと伝えられている事を受けたもので、ウィブーンサック中佐は、引き続き対話による解決を目指す方針を確認したが、両国間の問題解決に対する方針に相違がある限り、喩え両国の現場レベルでは良好なコミュニケーションがとれていようとも情勢の激化を避けることは出来ないと指摘した。

posted by Jean T. at 13:32| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

都バスが民間バスへの路線拡大、NGVバス導入計画に抗議 - 最悪の場合は一斉ストも辞さず

 29日朝、1,000人を超えるバンコク大量輸送公社の労働組合関係者が首相官邸前に集合し、民間委託運行業者への委託運行路線拡大及び4,000台のNGVバスの導入計画に反対する抗議活動を開始した。

 尚、同日10:00過ぎ現在、報道により民間委託業者への委託運行路線拡大のみに反対しているとするものとNGVバスの導入計画にのみ反対していると報じているものも見られる。

 政府は、29日の閣議の席上で国家経済社会開発委員会からの提案に基づきサマック政権以来ネーウィン派の懸案となっていた4,000台のNGVバスの導入計画に関する是非の検討が行われる見通しになっており、また、その際に民間委託運行業者に対する150路線の開放の是非に関する検討も同時に行われるとの憶測が広がっていた。

 労働組合側は、仮に29日昼までに政府側から明確な回答が無かった場合は一斉ストライキに入り全ての公社直営バスの運行を停止させるとしている。

posted by Jean T. at 12:33| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

ヨンユット前下院議長、今度は資産隠しで5年間の被選挙権剥奪

 最高裁判所政治家刑事案件部は28日、資産隠しで起訴されていた前下院議長のヨンユット・ティヤパイラット氏に対して、禁固2ヶ月、執行猶予1年及び向こう5年間に渡る被選挙権剥奪を命じる判決を下した。

 この裁判は、ヨンユット氏が下院議長を辞任した際に提出した資産報告書に200万バーツ相当の持ち株の虚偽の移転が報告されていたとして国家汚職防止取締委員会が起訴していたもので、裁判所は、意図的に資産を隠匿したと認定しヨンユット前下院議長に対して2ヶ月の禁固、執行猶予1年及び4,000バーツの罰金の支払い、向こう5カ年に渡る被選挙権剥奪を命じる判決を下した。

 タクシン元首相の忠実な配下としても知られていたヨンユット氏は、パラン・プラチャーチョン党副党首だった2007年12月23日の総選挙に向けた選挙運動期間中に、地域リーダーをバンコクに招集し金銭で投票を依頼したとして選挙違反に問われ、2008年7月に5年間に渡る被選挙権剥奪を命じる判決が下されていた。

 また、この判決が同年12月のパラン・プラチャーチョン党に対する解党判断に繋がった。

posted by Jean T. at 17:46| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全盲の女性が性的暴行を受け妊娠8ヶ月、見かねた住民からの通報で明るみに

 各報道によると、何者かに性的な暴行を受け妊娠8ヶ月になる貧困家庭に生まれた重度身体障害者の女性(18)がサラブリー県バーンモー郡内に住んでいる事が27日明らかになった。

 これは、窮状を見かねた住民が女性・児童の権利擁護財団を主催するパウィーナー・ホンサグン女史に通報した事により明るみになったもので、被害にあった女性は視力、聴覚、精神等に障害を持つ殆ど寝たきりの生活を送っている重度身体障害者だという。

 アユッタヤー県内にある市場で魚を商う為に毎日3:00に家を出て10:00に帰宅する生活を送っているという女性の母親(41)が、郡長や郡警察署副署長を伴い現地を訪問したパウィーナー女史に語ったところによると、約2ヶ月前に娘が妊娠している事を知り警察に通報し、同じ村内に住む2人に対して事情聴取が行われたが、何れも釈放され、それ以降は一切捜査に進展が見られていなかったという。

 また、母親によると、女性の父親は新しい妻を作り家を出てしまっており、自分が外出中は誰も女性の面倒を見る者がいなかったという。

 パウィーナー女史は、住民から手紙で寄せられた通報には、犯人は村内の者で、いつ逮捕されるか恐れおののきながら生活していると記されていた事を明らかにした上で、女性が出産した子供のDNAをもとに犯人を特定し法的措置を講じるべきであるとの考えを示した。

posted by Jean T. at 11:01| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国民は国民投票の実施、憲法起草議会の設立を支持

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールがこの程行った調査で、回答者の77.6%が憲法を改正するべきであると回答し、更に86.5%の回答者が国民投票を行った上で憲法を改正するべき、77.2%の回答者が憲法改正の為の憲法起草議会の設立を支持すると回答していた事が明らかになった。

 しかし、憲法改正が国内対立の解消に繋がるかとの質問に対しては、52.6%の回答者が繋がると回答するに留まった。

 また、59.2%の回答者が選挙区選出400人、比例代表区選出80人とする下院議員の構成及び上院議員の選出に関する条項の改正が必要であると回答し、92.4%の回答者が汚職監視の為のより多くの権限を国民に委譲するべきであると回答した。

* 各活字報道で確認した限りでは、調査対象者数や居住地域、調査期間と言った最も肝心な情報を確認する事が出来ませんでした。

posted by Jean T. at 02:18| バンコク ☔| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

逃走する麻薬密売犯に向け発砲した銃弾が飲食中の女性に命中、パッタヤーで

 各報道によると、27日0:00過ぎチョンブリー県のパッタヤー地区に属するバーンラムン郡内で、逃走中の麻薬密売犯をバイクで負っていた警察官が発砲した銃弾が標的を外し路上脇の飲食店で飲食中だった23歳のタイ人女性に命中し負傷を負わせるという事件が発生した。

 銃弾を発砲した警察官は、銃弾が命中した女性を無視してそのまま逃走犯追跡の為に現場を離れていた。また事件発生直後の段階では警察側からは事件の確認や報告は一切無く、被害にあった女性の証言や目撃者の証言で初めて事件が明るみになるという状況だった。

 現場付近にいた住民の証言によると、囮捜査中だった警察官2人がバイクで逃走した麻薬密売犯の若い男をバイクで追っていた際に発砲した銃弾5発の内の1発が女性に命中した。

 警察側は、被害にあった女性に対して再度事情聴取を行うと共に麻薬捜査班から事実関係を確認した上で今後の対応を決めていきたいとした。

posted by Jean T. at 15:49| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スラーッターニー県内3箇所で連続して走行中の車両を狙った投石

 プーヂャッカーン紙(オンライン)によると、16日午後スラーッターニー県ターチャーン郡内の幹線上で、バンコクからナコン・シー・タンマラート県に向かっていた農業・協同組合省職員5人を乗せたワンボックスカーが、反対車線からやってきた小型トラックの後部荷台に乗っていたグループにパチンコで投石され、乗車していた女性職員1人が負傷を負うという事件が発生した。

 また、ほぼ同時刻に同県チャイヤー郡内で、走行中のサムイ島病院所属のワンボックスカーに向けた投石が、更にターチャナ郡内でも、走行中の小型トラックに向けた投石が発生したが、幸いフロントガラス部分が被害を受けただけで人的被害は免れた。

posted by Jean T. at 15:26| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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