2009年10月24日

首相、フンセン発言はASEANの目的から逸脱した個人利益を優先したもの

 アピシット首相は23日、タクシン元首相をカンボジアの経済政策最高顧問に据える意向を示したカンボジアのフンセン首相の発言は、二国間の関係を害するだけでなく東南アジア諸国連合の目的から逸脱した極めて不適切な発言であると語り、フンセン発言に対して強い不快感を示した上で、フンセン首相は友好を確かめ合う場で国家間の利益と個人の利益のどちらを優先するべきなのかよく考えるべきであると指摘した。

 更に、フンセン首相がタクシン元首相をミャンマーのアウンサン・スーチー女史に喩えた事に関しては、スーチー女史が置かれている状況に関する誤った認識の上に立った発言でしかないと指摘した上で、フンセン首相は東南アジア諸国連合加盟国及び加盟国の国民が解放を願っている人物とタクシン元首相を比較するべきでは無いと指摘した。

 しかし、フンセン首相がタクシン元首相は国際犯罪人引渡条約が適用されない政治犯であるとの認識を示している事に関しては、両者の持つデータを入念に検討した上で結論づけられる性質の話であり、早まった判断を下せるような性質の話ではないとした。

 一方、このアピシット首相の発言に対してタクシン元首相はTwitter上で、外国のリーダーに対する無礼な発言を慎むべきである。首脳会議の主催者として政治よりも国家を優先して考えるべきであるとのメッセージを掲載した。

posted by Jean T. at 11:30| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フンセン首相、タクシン元首相の身柄引渡要請を拒否する意向

 カンボジアのフンセン首相は23日、タクシン元首相に対して国際犯罪人引渡条約が適用されないとの認識を示した上で、仮に同元首相が政治亡命を希望した場合はタイからの身柄引渡要請を拒否する考えである事を明らかにした。

 この発言は、東南アジア諸国連合首脳会議に出席する為にタイに到着した際に記者団に語られたもので、この発言に先立ちカンボジアの外務省がタクシン元首相がカンボジア国内への政治亡命を希望した場合はタイとの間で締結されている国際犯罪人引渡条約に基づくタイ側からの身柄引渡要請を拒否できるとの認識を示す声明を発表していた。

 尚、22日の時点ではカンボジアの情報大臣が条約に基づきタクシン元首相がカンボジアに入国し次第強制送還する方針に変わりが無い事を確認していた。

 発言の中でフンセン首相は、タクシン元首相は不当なクーデターにより政治的に罪をなすりつけられた人物であると指摘した上で、仮に同元首相がカンボジアに入国したとしても国際犯罪人引渡条約が適用される刑事犯には該当しない為、身柄引渡要請を拒否できるとの認識を示した。

 また、フンセン首相は、仮にタクシン元首相がカンボジア国内での滞在を希望した場合は親友として経済担当最高顧問への就任を要請する考えである事を明らかにした上で、仮に同元首相が最高顧問に就任してもタイとの関係に影響を与える事は無いとの認識を示した。

posted by Jean T. at 00:02| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤服、平穏裏にアセアン首脳宛への書状の提出を終了

 23日午後、反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローン氏等代表7人は、同日朝正式に開会した東南アジア諸国連合首脳会議出席の各国首脳宛への書状の提出を平穏裏に終了した。

 提出された書状は、不当な手続きで成立した政府を率いているアピシット首相に首脳会議の代表として出席する資格が無いと訴えると共にクーデターの背後で関与したプレーム枢密院評議会議長及びチャーンチャイ同議員(当時は最高裁判所長、その後スラユット政権誕生後に法務大臣)の辞任を要求、更に民主主義を要求する勢力である赤服軍団に対して強硬手段を講じた政府に対する不支持を要求する文面が記されたもので、外務省アセアン局のウィワット局長とスリン東南アジア諸国連合事務局長付き秘書官のバラ・クマン・パラニアパン氏が国内治安法が適用されないプラヂュアップキーリーカン県内のプゥーク・ティヤン・ビーチで各国の首脳を代表して書状を受け取った。

posted by Jean T. at 00:01| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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