2010年04月30日

(更新)防衛省に向けたRPG攻撃未遂に絡んで元警察官等5人を逮捕

 30日13:30迄に確認出来た各報道によると、3月20日に発生した防衛省を狙ったRPG攻撃未遂事件に絡んで、国家警察本部のアサウィン本部長補率いる捜査チームは30日迄に、50万バーツの懸賞金をかけ行方を追っていたプラヂンブリー県(報道によりサケーオ県)ワンナムイェン署所属の元警察官であるバンティット・シッティトゥン二等巡査(43)、サムットプラガーン県警察副指揮官だった事もある警察中佐クラスの元警察官及び3人の文民の計5人の容疑者を逮捕した。

 この逮捕を受け法務省特別捜査局のタリット局長は、テロ及びその他の違法集会関連での立件に向けた捜査方針を策定する為に、バンコク内の30警察署から派遣された捜査チームを招集した。

 ターリット局長は、容疑者逮捕の連絡を受けているが、逮捕された容疑者が軍人なのか文民なのかは明らかにすることが出来ないと語っている。

 一方、ターリット局長は、首相が(テロ関連案件の為に)2,800万バーツの予算割り当てを承認したと同盟幹部が指摘している事に関しては、機材や人件費の支出を要する治安関連案件の為に2,800万バーツが割り当てられた事は認めたが、予算は当局の支出規則に則り使用されると語り、同盟側の首相の慈悲で特別に予算が割り当てられたとする指摘を否定した。

posted by Jean T. at 15:32| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

30日12:00過ぎに放送された首相緊急放送関連Twitter投稿

日付は日本時間になっています。

速:首相、アヌソンサターン及びヂュラー病院の一件に対して遺憾を表明。アヌソーンサターンでは国際基準に則り対応した。死傷者が出たことに関しては調査を進める。 #ThaiRedJ

posted at 14:07:01

速:首相、これまでに同盟は脅かし等により国民を集会場外に追い出してきた。特にヂュラー大案件は深刻な問題ととらえ病院長と継続的に連絡を取っている。病院側は警察や軍による内部警戒を希望せず自分たちによる対応を希望。 #ThaiRed

posted at 14:08:15

速:首相、現在病院側と再発防止に向けた協議を行っている。国民が政府や平和維持本部に対して不信感を持っている事は理解している。政府は引き続き情勢に対する対策を講じているが、一部の詳細については話すことは出来ない。 #ThaiRedJ

posted at 14:13:12

posted by Jean T. at 14:21| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤服公式Twitter、ヂュラー病院押しかけ捜索を謝罪

 反独裁民主主義同盟の公式情報を英語で伝えているRed_Phan_Fa_2Dayは、29日夜に行われた同盟デモ隊によるヂュラーロンコン病院での押しかけ捜索に対して、同盟幹部は病院または患者に不便をかけたことを遺憾に思う。しかし、この捜索は政府のこれまでの動きに基づいた必要な措置であったととするメッセージをTwitterを通して配信した。

 また、前夜行われた捜索は病院側の許可を得て行われたものであったとし、読者の質問に対してはで二度と前夜と同じ事は起こらない。幹部が再発防止の為の措置を講じ済みであるとしている。

 これに先立ち、医師でもある幹部のウェーン・トーヂーラガーン氏はネーション・チャンネルの取材に対して、ヂュラーロンコン病院及び国民に前夜の捜索について謝罪する用意がある事を明らかにしていた。

posted by Jean T. at 12:59| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヂュラー病院、安全不安から一部の患者を転院 - 前日には赤服による押しかけ捜索

 反独裁民主主義同盟のデモ隊が占拠しているラーチャダムリ通りにあるヂュラーロンコン病院は30日朝、入院患者や見舞いに訪れる親族に対する安全を確保する為に一部の入院患者を一時的に他の病院に転院させる方針を明らかにした。

 同盟側は、かねてから同病院内に軍関係者が潜んでいると指摘しており、29日夜には幹部のパーヤップ・パンゲート氏等が病院側と交渉した上で一部のデモ隊とマスコミ関係者を引き連れて病院内の捜索を行っていた。また、パーヤップ氏は、30日にも再度全フロアーに渡って捜索をする考えである事を明らかにしていた。

 29日行われた捜索では軍関係者は発見されなかったが、その際に同盟の自警組織員が不審な男性2人の身柄を確保し、集会場のステージ裏に連行する場面も見られたが、最終的に男性2人が建設作業員である事が判明し身柄を解放されている。

 また、一部報道は、捜索の為に病院内に入ったデモ隊の一部が去り際に院内で大型の爆竹を破裂させたと報じており、また、INNやポストトゥデー紙(SMS速報)は、病院前に集まっていたデモ隊に向けた高所からの銃撃が発生し、1人が負傷したと報じた。尚、当時放送されたTNN24のニュースは、警察官に向けた銃撃が発生したと報じていた。

 マティチョン紙によると、ヂュラーロンコン病院側は、内科病棟に入院している高齢者を中心にシリラート病院、バンコクセントラル病院等のバンコク内の病院に転院させる方向でコンタクトを取っているが、全部で1,500ベッドある入院患者の内何人を転院させるかに関しては明確になっていないという。

 また、ポストトゥデー紙は、病院長の言として、既に一部の患者をシリラート病院に転院させたと報じている。

 一方、同盟の活動に関する公式情報を英語で提供しているRed_Phan_Fa_2Dayは、Twitter上で同盟側のヂュラーロンコン病院に対する対応に非難の声が上がっている事を受け、「午後4:00にガードが軍部隊がいるのを目撃した事を受けた措置だった」と釈明するメッセージを配信した。

* 関連報道動画



posted by Jean T. at 12:05| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

29日夜の赤服ヂュラー病院押しかけ捜索関連のTwitter投稿

日本のTwilogを使用している為、日時が日本時間になっています。

速:同盟、ヂュラー病院内を合意の上で内部検査。不審な男性2人の身柄を確保し舞台裏へ。軍関係者の姿は確認出来ず。タイラットのSMSは赤服が去り際に内部で爆竹を破裂させたと報じる。 #ThaiRedJ

posted at 23:33:02

速:ヂュラー病院、30日も救急以外の受付を休止。同盟は30日に院内の全ての階で軍関係者が潜んでいないか検査する方針。 #ThaiRedJ

posted at 23:37:00

速:アンリドゥナン交差点付近で4-5発の銃声、高所から発砲された可能性も。ポストトゥデーより #ThaiRedJ

posted at 23:38:22

速:同盟がヂュラー病院内で身柄を確保し舞台裏に連行した2人の男性が建設作業員だった事が判明。既に身柄を解放。 #ThaiRedJ

posted at 23:46:54

@S141 ネーション記者がTwitterで、あれは銃声ではなくヂュラー病院内で赤服が破裂させた大型の爆竹の音だとレポートしていますが、TNN24とポストトゥデーはアンリの銃声で1人が負傷した模様と報じています。 #ThaiRedJ

posted at 23:55:48

情報ありがとうございます。 RT @S141: アンリールーナン交差点らへんのスナイパー、チャンイサラ屋上ではないかと言われてますが赤服にむかって撃って一人負傷らしいですね。確かに最初のはちゅら病院の方から聞こえて最後の一発だけジムトンウラでした。 #ThaiRedJ

posted at 00:50:37
posted by Jean T. at 10:54| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ党、不審任決議案提出を見送り

 プゥア・タイ党下院議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は29日、同日開かれた下院議員総会の席上で不審任決議案の提出見送りが決定された事を明らかにした。満場一致で決せられ異議があがる事はなかったという。

 チャルゥム警察大尉は、赤服軍団の強制排除を命じ死傷者を出すという法的、道義的な過ちを犯した血塗られたアピシット首相は名誉を汚した議会の場での追及の範疇を超えた存在に成り下がったと指摘した上で、今後記者発表やサナームルワン等で開催されると思われる集会の場で不審任決議案関連の資料を公開する考えである事を明らかにした。

 不審任決議案が提出された場合は、憲法158条の規定により決議案の撤回ないしは議決が無い限り議会を解散する事ができないとされており、反独裁民主主義同盟幹部でプゥア・タイ党所属議員でもあるヂャトゥポン・プロームパン氏は、決定後に行われた記者会見の中で不審任決議案提出により議会解散が出来なくなることを懸念していた事を認めた上で今回の党決定に対して感謝の意を表明していた。

posted by Jean T. at 00:34| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

62発のM79押収に絡んで巡査部長補を逮捕 - 赤服との関係は浮かばす

 各報道によると、第一地区警察本部は29日、反独裁民主主義同盟のデモ隊と軍との衝突が発生した後にウィパワディー・ランシット通り上に設けられた検問所前でバイクを乗り捨て逃走した男が捨てた黒い袋の中から62発のM79等が押収された事件に絡んで、現場に身分証明書が残されていたパトゥムターニー県内のクーコット署に所属するパリンヤー・マニーコート巡査部長補の身柄を確保した。

 これまでの事情聴取により、同巡査部長補が武器の密売に関与しており、押収されたM79等を顧客に引き渡す為にバーンケーンの郵便局に向かう途上にあったこと、またアユッタヤー県ワンノーイ郡内で摘発されたM79用の発射装置用部品密造工場への発注に関与していた可能性が浮かび上がっているが、同盟のデモ隊との関係やM79等を使用した一連の不穏な動きとの関係に関しては明らかになっていないという。

 また、逮捕後に、2箇所の銀行に開設されていた同巡査部長補の口座から総額700,140バーツの現金が押収されている。

 同巡査部長補によると、押収されたM79は1発あたり1,200バーツで売却される予定だったという。

 この身柄確保に先立って警察側は、バンコクのサーイマイ区内にある同巡査部長補の自宅で家宅捜索を行い、70万バーツの現金を押収すると共に走行不能な乗用車の中から拳銃1丁や銃弾、偽造の車両登録証等を発見していた他、29日朝にはパトゥムターに県警察本部長が同巡査部長補に対して解職処分を下していた。

 また、この身柄確保に先立ち法務省特別捜査局のターリット局長は、押収されたバイクから発見された2人の男性の身分証明証に基づき出頭令状を発行した事を明らかにし、また、国家警察本部オペレーションセンターのプラウット報道官は、同巡査部長補が武器密売組織に所属し、たまたま武器の密送中に衝突現場となった通りを通過した可能性もあると見て捜査している事を明らかにしていた。

* 報道画像
http://www.dailynews.co.th/content/images/1004/29/police.gif

posted by Jean T. at 00:29| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟ヂャトゥポン氏、ロシア滞在中の元首相とコンタクト - 元首相は新写真を公開

 反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は29日、ロシア滞在中のタクシン元首相と電話でコンタクトを取った事を明らかにした。

 電話会話の中でタクシン元首相は、前日のウィパワディー・ランシット通りで発生したような衝突が毎回発生しているとして、大勢の大衆を引き連れた活動を展開する際には慎重を期すよう語っていたという。

 この発表に先立ってタクシン元首相は、Facebook上にモスクワで撮影された27日の日付が入った写真を公開していた。

 一方、マティチョン紙は国家警察本部から、ネーション系のタイ語速報は近親者からの情報として、それぞれタクシン元首相元夫人のポヂャマーン女史と3人の息子、及び4人の付き人が29日10:20発の便で香港に向かったと報じた。

 また、プーヂャッカーン紙は近親者の言として今回の渡航は所用の為で、元首相の重病説や死亡説とは無関係であると報じた。

* 元首相が公開したモスクワでの写真

posted by Jean T. at 00:22| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

28日の衝突の際にデモ隊側に黒覆面、アルジャジーラのビデオ中で

 TPBSによると、アルジャジーラがユーチューブ上に公開したビデオ映像の中で、銃を所持した黒覆面姿の男が反独裁民主主義同盟のデモ隊側の中にいた事が明らかになった。

 尚、黒覆面とデモ隊との関係は不明。

 ビデオの中で、駐車中の車の後ろに身を潜めている防弾ベストをし銃を手にした黒覆面姿の男1人を含む3人組の男を確認する事ができる。

 一方、反独裁民主主義同盟幹部のゴーゲーオ・ピグントーン氏は、28日の衝突の際に軍関係者が同士撃ちにより死亡していた事を裏付けるスプリングニュースが撮影した映像を公開した。

 ゴーゲーオ氏によると、路上を固めていた軍の集団からバイクで前進中だった死亡した軍関係者に向け銃弾が発砲されていたという。

* アルジャジーラの映像



* スプリングニュースの映像



posted by Jean T. at 00:17| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月29日

EUタイ代表部、情勢に懸念 - 法の尊重と話し合いによる解決を要請

 欧州連合タイ代表部の女性報道官は29日昼過ぎ、現在のタイ国内情勢に強い懸念を持っていると共に死傷者に対して悲しみの念を表明した上で、法の尊重と有益な話し合いによる平和的且つ民主的な解決策の模索を呼びかける声明を読み上げた。

 この声明は、同日昼前タイ代表部を訪問した反独裁民主主義同盟の代表との間で約45分間に渡る協議が行われた後に読み上げられたもの。

 同盟側代表として協議の席についたチュットチャイ・タンティシリノット氏によると、同盟側から、集会会場の視察及び10日の衝突を初めとする強制調査案件の調査参加の為の職員派遣を代表部に要請し、代表部から検討するとの回答が得られたが、具体的な回答期日は代表部側からは提示されなかったという。

posted by Jean T. at 17:01| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連合、同盟に対する迅速な措置を要求する首相及び陸軍司令官宛の書状を提出

 29日10:00過ぎ、民主主義市民連合幹部のヂャムローン・シームゥアン少将及びピポップ・トンチャイ氏等が率いる300人前後のデモ隊が、平和維持本部が置かれている第11歩兵部隊近衛師団本部前に集まり、ラーチャプラソン交差点を占拠し集会活動を展開している反独裁民主主義同盟に対して法及び持てる権限に基づいた迅速且つ厳格な措置を講じるよう要求するアピシット首相及びアヌポン陸軍司令官宛の書状を提出した。

 パニターン政府報道官代行及びヂラデート陸軍秘書官が代表して書状を受け取った。尚、初期報道段階ではASTVを含め各報道がサンスゥン陸軍報道官が陸軍側の代表として書状を受け取ったと報じていた。

 また、地方の傘下団体も各県内の軍基地で同様な書状を提出した。

 書状提出後に連合のスリヤサイ調整役は、現時点では政府や軍に対して期限を設けて同盟に対する厳格な措置を要求する方針は無いが、引き続き情勢を監視し情勢に応じて幹部会で今後の活動方針を決めていく考えである事を明らかにした。

posted by Jean T. at 16:15| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クーデターがタイ混乱の元凶とするスー・チー女史発言はAFPの捏造、NLD報道官が確認

 ミャンマーのアウン・サン・スー・チー女史が率いる国民民主連合のヤーン報道官は28日、タイの軍が選挙により選ばれた指導者であるタクシン元首相の実権をクーデターにより掌握し、軍が憲法を制定した事がタイ政界混乱の元凶であるとスー・チー女史が指摘したとするAFPの報道は事実に基づかない捏造である事を明らかにした。

 ヤーン報道官は、スー・チー女史はインタビューの際に報道されているような発言をしていないだけでなく、タクシン元首相の名前すら一言も出していなかった事を明らかにした上で、問題の記事はAFP側のメリットの為に書かれたものであると指摘した。

 ヤーン報道官はスー・チー女史の顧問弁護士で、AFPの記事中でスー・チー女史の発言を記者に伝えたとされていた人物だという。

posted by Jean T. at 01:24| バンコク ☔| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

反集会派、情勢正常化まで活動を無期限に中止

 連日戦勝記念塔前等に集結し、反独裁民主主義同盟によるデモ活動や議会解散に反対を訴える活動を展開している様々な色グループのトゥン調整役は28日、内戦に向かいつつある情勢に鑑みグループとしての活動を情勢が正常化するまで無期限に中止する事を明らかにした。

 トゥン氏は、既にテロリスト集団化している同盟の集会に反対し、国家を平和に導くのがグループの使命であることを確認したが、内戦に向かいつつある情勢下では自分たちの生命を守ることが先決であるとして当面活動を中止する方針である事を明らかにした。

 この発表に先立って赤服を脱いで無色化した同盟が、正しい情報を国民に伝える為に、様々な色グループが活動する地点につきまといCDやパンフレットを配布する活動を展開する方針を明らかにしていた。

 トゥン氏によると、活動を再開する場合には、別途TwitterやFacebook等を通してアナウンスする予定だという。

posted by Jean T. at 01:01| バンコク ☔| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

武器類不法所持容疑で赤服3人を逮捕、アンリドゥナン交差点で

 デイリーニュース紙によると、軍当局は28日、反独裁民主主義同盟のラーチャプラソン交差点集会場に近いアンリドゥナン交差点上に設置した軍の検問所で、バイクで移動中だった同盟構成員3人を武器類の不法所持容疑で逮捕し、4発のバンファイ(大型ロケット花火)、2本のハンドナイフ、1本の鉄パイプを押収した。

 3人は何れも同盟の身分証明書を所持しており、今後非常事態宣言に基づき事情聴取の為に平和維持本部に移送される事になる。

posted by Jean T. at 00:43| バンコク ☔| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平和維持本部、ウィパワディーの検問所前でバイクを乗り捨て逃走した男が捨てた袋から62発のM79

 平和維持本部(非常事態宣言指揮本部)は28日21:00過ぎに放送された緊急特別放送の中で、同日発生した反独裁民主主義同盟のデモ隊と軍との衝突が終了した直後に、ドーンムゥアンの空軍基地前付近のウィパワディー・ランシット通り上り車線上に設置されていた検問所前で、検問所を見て逃走した男が乗り捨てたバイクや男が逃走中に捨てた黒い袋から62発のM79と1個のM203発射装置を押収した事を明らかにした。

 法務省特別捜査局のターリット局長によると、テロとして捜査を行う方針だという。

 一方、ウォラポン国家警察本部長補は、デモ隊対策にあたる当局側が平穏な手段から過激な手段へ段階的に対策を講じる方針を確認していたが、デモ隊側が兵器を使用して攻撃してきた為、相応な対応を当局側が取らざるを得なかったとした上で、赤服を脱いだデモ隊と対峙するという困難な状況の中で銃弾やパチンコで物を撃ち込んできたデモ隊に対応せざるを得なかった為に軍人1人が死亡し、軍人2人、デモ隊17人が負傷する事態になったと説明した。

 また、サンスゥン報道官は、武装したデモ隊が如何に武装した危険な存在であるか強調した上で、ドライバーに対してデモ隊に近づかないよう心がけると共に、デモ隊と当局が対峙している現場に居合わせた場合は、ドアロックをかけ車内に留まっているよう呼びかけた。

 この発表に先立ち各報道が、衝突が終了した16:00過ぎに、ウィパワディー・ランシット通り上に設置されていた検問所にいる警察官を見て逃走した男が乗り捨てたバイクから63発のM79とパトゥムターニー県内の警察署に所属する巡査部長補の男性の証明書が発見されたが、男が証明書に記載されていた巡査部長補と同一人物なのかについては確認出来ていないと報じていた。

posted by Jean T. at 00:20| バンコク ☔| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

平和維持本部、集会場に通じる6路線の封鎖準備を指示

 ポストトゥデー紙によると、平和維持本部は28日、交通警察局に対して各地区の警察署と連絡を取り反独裁民主主義同盟の集会会場があるラーチャプラソン交差点に通じる6路線を夕方以降に封鎖する為の準備を進めるよう指示した。

 対象となる地点は、パヤータイ交差点、サーラーデーン交差点、ポンプララーム交差点、ナラーティワート通り交差点、アンリドゥナン交差点及びアソークモントリー交差点の6箇所で、この指示を受け首都圏警察本部トーンロー署及び同ルンピニー署が軍・警察合同部隊の当該地への配備に備えて封鎖に向けた準備作業を開始した。

posted by Jean T. at 20:04| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

衝突関連のTwitter投稿まとめ。タイ時間17:00まで

日本のTwilogを使用している為時間表示が日本時間になっています。

速:各報道によると、13:30過ぎドーンムァン空港前を通過しアヌソーンサターン方面に向かっている同盟デモ隊と軍が対峙。軍側はゴム弾を発砲。 #ThaiRedJ

posted at 15:53:48

速:同盟デモ隊、10輪トラック2台をドーンムァン空港近くの路上に横付けし上り車線を封鎖。トラックはデモ隊が強奪したものとの報も。 #ThaiRedJ

posted at 15:58:02

速:同盟デモ隊、13:50過ぎ現在、軍によるゴム弾発砲により警戒線を突破できず。複数の負傷者がいるとの報道も。 #ThaiRedJ

posted at 16:00:07

速:デモ隊を率いているクワンチャイ氏、逮捕状が発行されている自分が当局のターゲット。現在車内に身を潜めているため街宣車上でデモ隊の指揮を執る事ができない。 #ThaiRedJ

posted at 16:06:04

速:対峙現場上空に2機のヘリコプター。デモ隊側はロケット花火で対抗するも、実弾の発砲音と聞き分けが出来なくなるおそれがあるとしてデモ隊幹部が花火の打ち上げを禁止。 #ThaiRedJ

posted at 16:08:03

速:対峙現場付近のドライバーの多くが車を乗り捨てアヌソーンサターン近くのガソリンスタンドに避難。一方、ASTV系のTANはデモ隊がウィパワディー沿いのガソリンスタンドを占拠と報じる。 #ThaiRedJ

posted at 16:12:04

速:デモ隊側の一部車にはガスボンベが積載されているとの由。依然ヘリコプターや当局に向けたロケット花火、竹槍、パチンコ攻撃続く。 #ThaiRedJ

posted at 16:14:45

速:同盟ヂャトゥポン氏、対峙中のデモ隊のラーチャプラソン交差点への撤退を指示。クワンチャイ氏の逮捕だけは徹底阻止しろとのこと。 #ThaiRedJ

posted at 16:17:49

同盟クワンチャイ氏が逮捕を恐れて指揮を執れなかった為、ドーンムァンとアヌソーンサターンの2箇所に別れて衝突する事態になった模様。RT @go2bkk: .@phawuth ドンムアン空港前とアヌソーンサターン(?)の二箇所で衝突しているようです。 #ThaiRedJ

posted at 16:30:06

アヌソーンサターン、Zeer前、ドーンムァン先の三箇所みたいですね RT @go2bkk: @Jean_bkk 今現在、TVニュースの中継は三箇所で衝突と伝えています。 #ThaiRedJ

posted at 16:44:15

タイラットの速報でもクワンチャイ逮捕と伝えていますね。 RT @cosicosi1963: クワンチャイ氏、逮捕の情報。未確認。 #ThaiRedJ

posted at 16:48:27

速:当局の妨害にあいガス充填所に逃げ込んだドーンムァンからラーチャプラソンに引き上げる途上にあったデモ隊と当局官で衝突。TPBSより #ThaiRedJ

posted at 16:56:16

速:アヌソーンサターンで2回目の衝突。軍側がゴム弾、催涙弾を使用。 #ThaiRedJ

posted at 17:03:21

速:同盟ヂャトゥポン氏、デモ隊にアヌソーンサターン周辺に集結している軍の包囲を指示。空軍が幹部射殺の為に狙撃チームを組織と指摘。 #ThaiRedJ

posted at 17:53:17

@torakichi_kondo ラーチャプラソンは衝突の報で動揺が広がっているようですが、シーロムでは今現在大きな動きは伝えられていません。

posted at 17:54:27

速:ラーチャダムリの赤服ガード、ヂュラー病院救急用出入り口前を封鎖。軍が強制排除の為に出入り口を使用する恐れがある為。ネーションchより #ThaiRedJ

posted at 17:58:44

速:アヌソーンサターンの衝突で軍1人が死亡。タイラットより #ThaiRedJ

posted at 18:00:48

速:サーラーデーン、またはヂュラー病院近くで二回の爆発音。バンファイ亜系のタライまたは爆竹との見方。 #ThaiRedJ @torakichi_kondo

posted at 18:17:37

速:同盟幹部ヂャトゥポン氏、ステージ上でクワンチャイ氏が逮捕いされていない事を確認。先にナタウット氏が電話でコンタクトがとれている事を確認。 #ThaiRedJ

posted at 18:19:14

速:赤服ガードがサーラーデーンの竹槍砦に調理用ガスボンベを配置。前日のネーション系速報によると、一部のボンベは強制排除時に火炎放射器として使用可能な状態になっているという。 #ThaiRedJ
posted by Jean T. at 19:02| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タラート・タイに向け移動中の同盟デモ隊と軍との間で衝突、同盟は引き上げを指示

 28日15:30過ぎまでに確認出来た各報道によると、同日13:30前パトゥムターニー県ラーンルワン郡内のタラート・タイに向け進行していた反独裁民主主義同盟のデモ隊と軍との間で衝突が発生し、周囲一帯が混乱する事態になった。

 衝突は、ドーンムァン空港先、Zeerランシット前、アヌソーンサターン付近の三箇所で発生し、軍側は、投石やロケット花火等で対抗してくるデモ隊に対してゴム弾や催涙弾で応じ、15:30現在折からの大雨も手伝い小康状態を保っている。

 また、デモ隊を指揮していた、逮捕状が発行されているクワンチャイ・プライパナー氏が、逮捕やスナイパーによる狙撃をおそれ、ドーンムァン空港手前付近で姿を眩ましデモ隊の指揮を放棄した事が情勢の混乱に拍車をかけたと指摘されている。

 クワンチャイ氏はネーションチャンネルの電話取材に対して、逮捕から逃れる為に車内に潜んでおり、街宣車に上りデモ隊を指揮する事ができない事を認めていたという。

 タイラット紙の速報は、クワンチャイ氏がラーチャプラソン交差点に向け引き上げる途上で当局により身柄を確保されたと報じているが、15:30現在事実関係は確認出来ていない。

 今回の衝突を受け幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏はデモ隊のラーチャプラソン交差点への引き上げを指示したが、一部のデモ隊には指示が伝わっておらず、トールウェー上から投石するなどの攻撃を仕掛ける場面も見られており、また、当局側に引き上げを阻止されたドーンムァン付近に集結していたデモ隊が、近くのNGVガス充填所に避難し態勢を整えているとの報道もある。

 また、タラート・タイ付近に集結していたパトゥムターニー県のデモ隊も15:30迄に解散を決定した模様。

 幹部のヂャトゥポン氏によると、デモ隊の引き上げが当局により妨害された場合には、ラーチャプラソン交差点から戦力を派遣する事もあり得るという。

posted by Jean T. at 17:44| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、パトゥムのパホンヨーティン通り検問所奪還の為にデモ隊を派遣

 反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は28日10:00過ぎ、26日夕方に軍・警察の合同チームにより強制排除された、パトゥムターニー県クローンルワン郡内のパホンヨーティン通り上の赤服軍団による検問所を奪還する為にデモ隊を派遣する方針を明らかにした。

 現場はプラ・タンマガーイ寺、タラート・タイ、タンマサート大学ランシット校近く。

 軍による過激行動に抗議すると共にパトゥムターニー県の赤服軍団の誇りを取り戻すとしている。

 この方針発表を受け、幹部のクワンチャイ・プライパナー氏率いる約200台のバイクを先頭にした100台前後の車両で構成されたデモ隊が現場に向け移動を開始した。

 また、ナタウット氏は、強制排除の際に軍側による過激行動があった事を裏付ける写真を公開した上で、正しい情報を伝えないマスコミに対して不快感を示した。

* 現場周辺地図

posted by Jean T. at 13:00| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バン銀タリンチャン支店に向けM79、集会場近くでは軍に向けピンポン弾

 28日9:30迄に確認出来た各報道によると、同日3:30頃、バンコクのタリンチャン区内にあるバンコク銀行タリンチャン支店前の駐車場で爆発が発生し、広告看板や駐車中の車に被害をもたらしたが幸い人的な被害は無かった。

 定期巡回中の警察官が支店前の巡回を終えた約5分後に爆発が発生したとの報道もある。

 警察側は、犯行にM79が使用されたと見て捜査を開始した。

 一方、タイラット紙によると、28日3:00頃に反独裁民主主義同盟の集会会場に近いアンリドゥナン交差点の警戒に当たっていた約20人の軍・警察の合同チームに向けピンポン爆弾と思われる爆発物が投げ込まれた。

 爆発物は、同盟の自警組織員が立ち番をしている交差点上に架かる歩道橋上から投げ込まれたと見られ、また、軍側は情勢扇動目的では無く軍に危害を加える目的で爆発物を投げ込んだとの見方を示しているという。

posted by Jean T. at 11:38| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする