反独民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は、1億バーツで国家騒乱を請け負い現在の活動を展開しているとする恩師の指摘を事実では無いと否定した。
この発言は、先にナコン・シー・タンマラート県内在住のナタウット氏のマタヨン課程時代の恩師と名乗る人物がネーション系のメディアと行われたインタビューの中で、ナタウット氏は1億バーツで国家騒乱を請け負ってると指摘した上で、法務省特別捜査局(DSI)に対して現金の流れの捜査に乗り出すべきであると指摘した事を受けたもので、ナタウット氏は、発言者が恩師で、過去に1億バーツを見て触った事があると話したこと等、恩師の自分に関する発言の全てを否定せず受け入れるが、唯一1億バーツで国家騒乱を請け負ったとする部分だけは否定させて貰いたいと語った。
ナタウット氏によると、恩師の発言の背景に自分が過去に敬愛の念を示していたプレーム枢密院評議会議長の攻撃に関与している事や、政府副報道官時代に恩師から校長ポストの働きかけ要請があったが、政府崩壊により要請に応えることが出来なかったことがあるのではないかという。
一方、DSIのターリット局長は、テロ案件に絡む資金の流れに関する捜査権がある事を確認した上で、ナタウット氏が国家騒乱を請け負うために受け取った1億バーツを故郷のシチョン郡内のリゾート事業に投下したとする元軍防衛センターのナンタデート・メーカサワット中将からの告発に基づきナタウット氏が絡む資金の流れに関する捜査を開始する方針である事を明らかにした。
尚、ナタウット氏は、親族がリゾート経営に関与している事は認めたが、自身が資金を投下したとの疑惑については否定している。
また、ターリット局長は、同盟幹部のウィーラ・ムシッカポン氏がイギリス国内で土地を取得し息子にレストランを経営させている件や、ヂャトゥポン・プロームパン氏や同盟の各地方、県幹部の資産額が不自然に増加している件についても捜査を行う方針である事を確認した。
posted by Jean T. at 16:59| バンコク ☀|
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