2010年04月09日

同盟、ピープルチャンネル放映再開を受けタイコム前から撤退

 反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は9日17:00過ぎ、ピープルチャンネルの放映再開を受け、タイコム衛星通信センターから集会地に引き上げる方針を明らかにした。

 警戒に当たっていた軍も一緒に引き上げるという。

 また、再度放送が遮断されるような事があれば、再度センター前に集結し圧力を加える方針だという。


posted by Jean T. at 19:16| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平和維持本部、密かに計画されていたラーチャプラソンの強制排除を断念

 9日16:50迄に確認出来た各報道によると、平和維持本部は16:30頃までに水面下で進められていたラーチャプラソン交差点の幹部逮捕を名目とした強制排除計画の実行を断念した模様。

 計画が内通者により同盟側に漏れていただけでなく、排除の実行に必要なガス弾等を初めとする用具の確保が出来なかったことが断念の理由と見られている。

 これに先立ち、ラーチャプラソン交差点周辺のショッピングセンターが店内の客を閉め出し閉店する動きが見られ、また同盟幹部のウェーン・トーヂラーガーン氏は危険な兆候があるとして警戒を集会参加者に呼びかけていた。

posted by Jean T. at 18:58| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイコム前で衝突、軍が撤退 - 赤服はビル前を占拠し座り込み

 9日15:30過ぎ迄に確認出来た各報道によると、同日15:30タイコム衛星通信センター前に集結していた反独裁民主主義同盟とセンター前に警戒線を強いていた軍との間で衝突が発生し、軍側が放水、ガス弾で対応したが、デモ隊の撤退には繋がらず、警戒線を強いていた軍の大半が外周の畑の方に撤退し、残りがセンター内に撤退した。

 この衝突により軍、警察及びデモ隊側に負傷者が出ており、一部が病院に搬送されているが、負傷者数に関しては依然情報が混乱している。

 また、この衝突に絡んで、ステープ副首相が警察の特殊機動隊の導入を指示したとの報道もある。

 尚、15:30現在デモ隊はセンター前の柵前を陣取り座り込み活動を展開しており、センター内への強行突破の動きは見せていない。

posted by Jean T. at 17:44| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟幹部16人及びセーデーンに逮捕状

 警察中央捜査局は9日昼前、反独裁民主主義同盟の幹部や集会参加者17人に対する逮捕状を取得した事を明らかにした。

 何れもラーチャプラソン交差点で集会活動を展開したり扇動目的で歪曲情報を流布するなどして非常事態に陥れた容疑。

 逮捕状が発行されたのは、ウィーラ・ムシッカポン氏、ナタウット・サイグゥア氏、ウェーン・トーヂラーガーン氏、クワンチャイ・プライパナー氏等主要幹部やハイソ会の広報担当的存在としても知られるダールニー・グリットブンヤーライ女史を初めとする同盟の16人及び連日の様に集会会場やデモ隊の移動路に姿を見せている、カッティヤ・サワディポン少将の計17人。

 尚、ヂャトゥポン・プロームパン氏は不逮捕特権がある下院議員であるとして逮捕状の取得が見送られた他、アリスマン・ポンルゥアンローン氏やスポン・アッターウォン氏に関しては、国会ビル前ゲート突破侵入で前日に逮捕状が発行されている。

posted by Jean T. at 16:39| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシン元首相、10日にサウジに移動 - 健康不安説は否定

 タクシン元首相は9日昼前に配信されたTwitterの中で、サウジアラビアの王子からの招待を受け10日から3日間の日程で同国を訪問する事を明らかにした。

 メッカ近くの新都市及びリャド近くの農業センターの共同参加関連だという。

 また、タクシン元首相は自分に関するデマ情報が蔓延っている事に不快感を示すると共にデマの犠牲にならないよう呼びかけた上で、あらためて健康不安説を打ち消した。

 これに先立ち一部の報道が、タクシン元首相がドバイで倒れスクムウィットにある病院の医師がドバイに急行したとの情報があると報じていた。

posted by Jean T. at 16:00| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平和維持本部、タイコム集結中の赤服に強硬手段の使用もあり得ると警告

 平和維持本部のサンスゥン報道官は9日昼過ぎ放送された緊急特別放送の中で、反独裁民主主義同盟のデモ隊が「ピープルチャンネルの放送再開」勝ち取りの為に集結中のパトゥムターニー県内のタイコム社衛星送信センター及びノンタブリー県ラタナティベート通りのタイコム社が非常事態宣言により立ち入り禁止施設に指定されているとした上で、同所への立ち入り行為に対してはあらゆる手段を講じて阻止する方針である事を明らかにした。

 その上で、違法行為をおかし当局側の職務遂行を妨害する行為を中止しない場合は、法に従い拡声器による警告を行い、その後高圧放水、長距離音響発生装置、催涙弾、ゴム弾を段階的に使用し排除に乗り出すと警告した。

posted by Jean T. at 15:31| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

火炎瓶で情勢扇動を計画していた赤服ガード2人を逮捕

 各報道によると、バンコクの首都圏警察本部パヤータイ署は9日、戦勝記念塔に近いソーイ・ラーチャウィティ内で、火炎瓶を使用した情勢扇動を計画していた容疑で反独裁民主主義同盟の自警組織員2人が検問作業中の軍により摘発され警察に身柄が引き渡された事を明らかにした。

 2人組は警察の取り調べに対して黙秘権を行使しているという。

* 逮捕された2人
http://www.innnews.co.th/crime/220288%5B2%5D.jpg
 押収品
http://www.innnews.co.th/crime/220288%5B0%5D.jpg
http://www.innnews.co.th/crime/220288%5B1%5D.jpg

posted by Jean T. at 13:33| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、パトゥムターニーのタイコム社送信施設に向け移動を開始 - PTV再開まで帰らないと宣言

 反独裁民主主義同盟のナタウット・サイグゥア氏は9日10:30過ぎ、ラーチャプラソン交差点で座り込み活動を展開中のデモ隊の一部を率いてパトゥムターニー県内にあるタイコム社の送信施設に向け移動する方針である事を明らかにした。

 当初、11箇所をターゲットにした大規模活動を展開すると発表していたが、最終的に1箇所に絞った活動に注力するとの由。 

 これに先立ち、パンファー橋のメイン会場で態勢を整えていた車両を中心にしたデモ隊が未発表のターゲットに向け移動を開始した事を明らかにしていた。

 ナタウット氏によると、今回のミッションは遮断措置が講じられているピープルチャンネルの放送再開で、現在送信施設に展開している軍を追い出し、放送の再開が実現しない限り集会会場に引き返す予定は無いという。

posted by Jean T. at 12:49| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヂャトゥヂャックの陸運局に向け爆発物、勘違いした赤服が騒ぐ場面も

 9日0:00過ぎまでに確認出来た各報道によると、8日20:00前バンコクのヂャトゥヂャック区ヂョームポン地区にある運輸省陸上運輸局の駐車場で爆発が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 爆発物に関してはM26と見られているが報道によってはMK2とするものやピンポン弾とするものもある。

 また、軍と警察が現場検証作業中に、隣接する場所にあるタクシー運転手団体系コミュニティー・ラジオ局に集まっていた赤服軍団が強制排除と勘違いし罵声を浴びせる場面も見られたが、軍側が現場から引き上げたのを確認し事態は収まった。

posted by Jean T. at 02:11| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、同盟に戦争を仕掛ける方針は無し - 歪曲情報阻止が同盟鎮圧の最善手段

 アピシット首相は8日21:20頃に放送された緊急特別放送の中で、ラーチャプラソン交差点等を占拠して集会活動を展開している反独裁民主主義同盟のデモ隊に対して強制排除を講じる方針が無いことを確認した上で、同日取り組まれた同盟系のピープルチャンネルの遮断等の歪曲された情報流布の阻止が最善な集会鎮圧の手段であるとの認識を示した。

 アピシット首相は、非常事態宣言は集会開催による問題や歪曲情報流布問題、同盟幹部に対する法的措置、効率的な情勢掌握の為に発令されたもので、強制排除は意図しておらず、同盟幹部が喧伝しているような政府が国民に戦争を布告し国民を殺害する為に発令されたものでは無いと説明した上で、この様な同盟幹部による喧伝等の歪曲された情報の流布により国民に誤った情報が伝えられる事を阻止する為にピープルチャンネルやサイト等の遮断措置を講じてきたとし、更に継続的な歪曲情報流布防止措置により参加者数の減少や幹部の逮捕ににつなげ、しいては効率的な情勢の正常化、現在デモ隊に占拠されているエリアの開放につなげる事ができる事を強調した。

 また、アピシット首相は、幹部に対する法的措置に絡んで、国会前ゲートを強行突破した暴力性向がある幹部等7人の逮捕状が発行された事を明らかにした上で、これにより集会会場内外何処でも逮捕を実行できるようになった事を明らかにすると共に、国民に対して現在展開されている集会活動が違法であるという事を理解し、集会参加を思い留まり、他人に集会参加を促し違法行為を助長したりせず、集会に参加する親族等に参加を思い留まるよう働きかけるよう要請した上で、考えが異なる者同士が同じタイ人として団結し、皆が楽しくソンクラーンを祝うことができる事を望んでいると締めくくった。

 一方、平和維持本部は同日22:00前放送された緊急特別放送の中で、非常事態宣言が適用されている地域内での5人を超える集会及び当局の職務妨害や交通妨害、ビルの出入り口の封鎖、治安を乱す扇動行為、国民に迷惑を与える暴力行為が禁止されているとした上で、違反者には2年の禁固または4万バーツの罰金の両方または一方が課せられると警告した。

posted by Jean T. at 01:38| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チェンマイ裁判所、連合地方幹部の父親殺害の赤服5人に20年の実刑 - 内1人は逃走

 チェンマイ県地方裁判所は8日、2008年11月26日に発生した反タクシン派の民主主義市民連合地元幹部の父親が親タクシン派の赤服軍団"ラック・チェンマイ51"のメンバーに殺害された事件に絡んで起訴された5人の被告に対して20年の禁固を命じる判決を下した。

 この判決を受け、逃走中の1人を除く4人の被告の保釈を取り消し収監措置が講じられた。

 保釈中に逃走し公判を欠席した被告は、ラック・チェンマイ51の中心的メンバーの1人として知られるDJオーンことガンヤーパック・マナーヂャック女史の夫で、逃走を受け10万バーツの保釈金の没収措置が講じられている。

参考
チェンマイの親政府派が連合幹部の父親を射殺 - 衝突の事態に発展

posted by Jean T. at 00:32| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

政治に関する話題がバンコクキアンの危険要因、バンコク大調査で

 バンコク大学が行う世論調査クルンテープ・ポールがバンコク在住の18歳以上の回答者1,318人を対象に7日に行ったバンコク住民に対するリスク要因に関する調査で、政治に関する話題によるリスクが10点満点中7.47点と最も高く、以下、健康に対するリスクが5.86点、精神衛生に対するリスクが5.85点、消費者物価や負債が絡むリスクが5.75点と続く結果になっていた事が明らかになった。

 また、バンコク住民が最も早急に解決して欲しい問題に関しては、62.8%の回答者が情勢の掌握及び集会問題の平穏な解決をあげ、以下、11.1%の回答者が物価高、失業、賃金低下問題、10.4%の回答者が渋滞や大量輸送手段の改善、5.7%の回答者が暴力や引ったくり抑止の為の警察官の増員、2.9%の回答者が大気汚染や排ガス問題をあげた。 

 一方、トゥラキット・バンティット大学が首都圏在住の1,156人を対象に4日から5日にかけて行った調査で、49.2%の回答者が反独裁民主主義同盟/赤服軍団は集会活動を中止するべきである、22.8%の回答者が集会を一時中止しソンクラーン明けに集会を再開するべきであると回答する一方で、集会を継続するべきであると回答したのが17.7%に留まっていた事が明らかになった。

 また、集会の目的に関しては、39%の回答者がタクシン元首相を助けるため、32.6%の回答者が民主主義の為、14.4%の回答者が集会参加者自身が何の為に集会に参加しているのか分かっていないのではないかと回答した。

 更に、議会解散に関しては、60.6%の回答者が社会対立問題の解消の一助にならない、39.4%の回答者が一助になると回答し、また71.1%の回答者が集会活動により社会対立問題を解消させる事ができないと回答した。

posted by Jean T. at 00:26| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする