反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は10日10:30頃から開始された記者会見の中で、ソンクラーン期間中の4-5日間に大規模行動を行う方針が無いことを示唆するに留め、今後の具体的な行動計画を明らかにしなかった。
発言の中でナタウット氏は、解散勝ち取りまでソンクラーン期間中であろうが、期間を超えようが2箇所の集会会場で集会活動を継続する方針には変わりは無く、特にソンクラーン期間中は関連行事の中止を決定したバンコクの行政当局に変わってソンクラーン祭りを開催する考えだと語り、現時点では期間中の集会会場外へ向けた大規模活動を計画していない事を示唆したが、政府側の暴挙に対してあらゆる手段で対抗する態勢はできていると語り政府を牽制する事は忘れなかった。
また、タイコムが再度軍のコントロール下におかれた事に関しては、政府側がデモ隊が軍から押収した兵器類の返却及びデモ隊の引き上げを条件にピープル・チャンネルの放送再開を約束していたにもかかわらず、政府側は約束を反故にし機会を窺って再度軍に占拠させるという暴挙に出たと非難したが、同盟側の具体的な対抗措置に関しては、占拠している軍はいつでも押しかける事ができるデモ隊に備えておくべきであると語るに留め明らかにしなかった。
更に、幹部に逮捕状が発行されている事に関しては、民主主義市民連合を見倣い集団での警察への出頭を検討しているとした上で、仮に出頭した場合は即座に保釈が認められ首相官邸に戻る事が許された連合の幹部と同様に我々に対しても集会会場に戻る事が許されるべきであると指摘した。
一方、同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローン氏は、選挙委員会のアピチャート委員長が、20日に民主党解党案件に対する結論を出すとの約束を翻して、そのような約束をした覚えは無いと発言している事に対して不快感を示した上で、民主党解党判断見送りの代償として同委員長が家族を国外に避難させる為の資金を受け取っていたのではないかと指摘した。
posted by Jean T. at 13:33| バンコク ☁|
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