会場内では、この発言を聞いたデモ隊の間から歓声があがる場面が見られた。
2010年04月11日
プレーム枢密院評議会議長が死亡との未確認情報、同盟幹部が明らかに
反独裁民主主義同盟幹部のパーヤップ・パンゲート氏は11日17:00過ぎにラーチャプラソン交差点の集会会場で行われた演説の中で、プレーム枢密院評議会議長がヂュラーロンコン大学病院で死亡したとの未確認情報がある事を明らかにした上で、同志の軍関係者に対して事実関係の確認を要請した。
会場内では、この発言を聞いたデモ隊の間から歓声があがる場面が見られた。
会場内では、この発言を聞いたデモ隊の間から歓声があがる場面が見られた。
同盟、集会活動継続を確認 - 12日のバンコク全域を対象にした棺桶行進を示唆
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は11日、前日に発生した軍との衝突により死亡したデモ隊に対して哀悼の意を表明した上で、同日夜に追悼式を執り行う予定であることを明らかにした。
幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏によると、少なくとも14人のデモ隊が衝突の際に死亡しているという。
また、ナタウット氏は、12日に死亡者の棺桶を担いでバンコク全域でデモ行進を行う可能性があることを示唆した。
集会活動に関しては、引き続き2箇所の集会会場で座り込み集会活動を展開する方針を確認した。
一方、ヂャトゥポン・プロームパン氏は、タクシン元首相が衝突により死亡者が出たことにショックを受けていると語ると共に死亡者に対して哀悼の意を表明した上で、同盟の集会活動継続の是非の判断に関しては、全て同盟側の裁量に委ねる意向を示していた事を明らかにした。
幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏によると、少なくとも14人のデモ隊が衝突の際に死亡しているという。
また、ナタウット氏は、12日に死亡者の棺桶を担いでバンコク全域でデモ行進を行う可能性があることを示唆した。
集会活動に関しては、引き続き2箇所の集会会場で座り込み集会活動を展開する方針を確認した。
一方、ヂャトゥポン・プロームパン氏は、タクシン元首相が衝突により死亡者が出たことにショックを受けていると語ると共に死亡者に対して哀悼の意を表明した上で、同盟の集会活動継続の是非の判断に関しては、全て同盟側の裁量に委ねる意向を示していた事を明らかにした。
首相、過激化は同盟が法を守らなかったから - 辞職には触れず
アピシット首相は10日23:30前に放送された緊急特別放送の中で、同日発生した反独裁民主主義同盟のデモ対と軍との過激な衝突は、同盟側が直接協議の決裂を契機として集会活動を過激化させ自らが法を逸脱した事に由来している事を強調した。
アピシット首相は、同盟は、違法な集会活動により強制排除による措置しか無い状況に自らを追い込んだと指摘した上で、10日午後の衝突で明確になったように同盟のデモ隊は武装しており、更にM79により軍人や一般人を殺傷する暴挙に出た為、これ以上の過激化を防ぐために政府側は軍に対して行動の中止を命じ、同盟側に対してデモ隊による平和的な活動を求めて鎮静化を図らざるを得ない状況におかれてしまったとした。
その上で、政府は、同盟に対して法に則った平和的な活動を要求すると共に公正と国益を中心において、あらゆる手段を講じて正常化の実現に取り組んでいく考えであると語った。
また、アピシット首相は、衝突の際に死亡した者の家族に対して哀悼の意を表明した上で、具体的な証拠に基づき公正に調査をすすめ、死亡原因を明らかにする方針である事を明らかにした。
アピシット首相は、同盟は、違法な集会活動により強制排除による措置しか無い状況に自らを追い込んだと指摘した上で、10日午後の衝突で明確になったように同盟のデモ隊は武装しており、更にM79により軍人や一般人を殺傷する暴挙に出た為、これ以上の過激化を防ぐために政府側は軍に対して行動の中止を命じ、同盟側に対してデモ隊による平和的な活動を求めて鎮静化を図らざるを得ない状況におかれてしまったとした。
その上で、政府は、同盟に対して法に則った平和的な活動を要求すると共に公正と国益を中心において、あらゆる手段を講じて正常化の実現に取り組んでいく考えであると語った。
また、アピシット首相は、衝突の際に死亡した者の家族に対して哀悼の意を表明した上で、具体的な証拠に基づき公正に調査をすすめ、死亡原因を明らかにする方針である事を明らかにした。
23時までに12人の死亡を確認、負傷は486人
10日23:00過ぎまでに確認出来た報道によると、エーラワンセンターは同日発生した軍と反独裁民主主義同盟のデモ隊との衝突により、これまでに先に明らかになっている日本人記者を含む11人の死亡が確認された事を明らかにした。
また、486人の負傷が確認されているという。
エーラワンセンターは死亡者の所属については確認出来ていないとしているが、これまでの各報道でデモ隊2人、日本人記者1人の死亡が確認されている他、一部報道は軍関係者3人の死亡が確認されていると報じている。
更に、23:00前にプラモングット病院で兵卒1人の死亡が確認された。
これにより、23:00現在12人の死亡が確認された事になる。
また、486人の負傷が確認されているという。
エーラワンセンターは死亡者の所属については確認出来ていないとしているが、これまでの各報道でデモ隊2人、日本人記者1人の死亡が確認されている他、一部報道は軍関係者3人の死亡が確認されていると報じている。
更に、23:00前にプラモングット病院で兵卒1人の死亡が確認された。
これにより、23:00現在12人の死亡が確認された事になる。
平和維持本部、緊張緩和の為に首相秘書官が調整作業を開始
平和維持本部のサンスゥン報道官は10日22:00前、両者間で激しい衝突が発生した軍と反独裁民主主義同盟間の緊張を緩和する為にゴープサック首相付秘書官長が同盟幹部との調整作業に入った事を明らかにした。
一方、同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は、ゴープサック秘書官長側の呼びかけを受け入れデモ隊の軍に対する抵抗や挑発行動の中止をデモ隊に呼びかけた。
一方、同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は、ゴープサック秘書官長側の呼びかけを受け入れデモ隊の軍に対する抵抗や挑発行動の中止をデモ隊に呼びかけた。
同盟、要求レベルを「解散」から「即時解散と首相の即時国外退去」に引き上げ
反独裁民主主義同盟幹部のウィーラ・ムシッカポン氏は10日、軍による強制排除行動を受け政府に対する要求レベルを「15日以内の解散」から「即時解散及びアピシット首相の即時国外退去」に引き上げた事を明らかにした。
ウィーラ氏は、今や支配される側が支配する側を拒否し、支配する側は支配を継続する事ができない状況におかれていると指摘した上で、非常事態宣言を持ってしても正常化を実現出来ないだけでなく、報道を妨害し独裁者に成り下がり、更に大衆を武器で弾圧し殺人者に成り下がり国家の統治者としての資格を失ったアピシット首相に対して即時解散だけでなく、解散宣告後の即時国外退去を要求すると宣言した。
ウィーラ氏は、今や支配される側が支配する側を拒否し、支配する側は支配を継続する事ができない状況におかれていると指摘した上で、非常事態宣言を持ってしても正常化を実現出来ないだけでなく、報道を妨害し独裁者に成り下がり、更に大衆を武器で弾圧し殺人者に成り下がり国家の統治者としての資格を失ったアピシット首相に対して即時解散だけでなく、解散宣告後の即時国外退去を要求すると宣言した。
首相官邸に向け2発のM79、内1発が爆発 - 軍用ヘリに向け銃撃
各報道によると、10日20:00過ぎに首相官邸に向け2発のM79が撃ち込まれ、指令棟近くに着弾したM79が爆発し、残り1発が不発に終わった。人的被害は確認されていない。
当時、官邸の敷地内には約1,000人の軍関係者が待機していた。
また、一部報道によると、デモ隊の動向を監視中だった軍用ヘリコプターに向け銃弾が発砲され、1人が負傷した。
当時、官邸の敷地内には約1,000人の軍関係者が待機していた。
また、一部報道によると、デモ隊の動向を監視中だった軍用ヘリコプターに向け銃弾が発砲され、1人が負傷した。
強制排除取材中の日本人記者が死亡
10日22:00過ぎまでに確認出来たマティチョン紙の報道によると、同日発生した反独裁民主主義同盟のデモ隊と軍との衝突に絡んで、中央病院は日本人を含む5人の死亡を確認した。
死亡が確認された日本人はロイター記者のHiroyuki Muramotoさん(報道によりHuroyuki)で、銃弾で胸を撃たれ死亡した。
その他の死亡者はタイ人3人と身元不明の1人。
一方、各報道によると、同盟は10日21:00過ぎ、フワチヤオ病院に搬送された自警組織員2人の遺体を引き取りパンファー橋のステージ上に安置し、不当な強制排除行動を非難すると共にアピシット首相に対して全責任を負うよう要求した。
死亡が確認された日本人はロイター記者のHiroyuki Muramotoさん(報道によりHuroyuki)で、銃弾で胸を撃たれ死亡した。
その他の死亡者はタイ人3人と身元不明の1人。
一方、各報道によると、同盟は10日21:00過ぎ、フワチヤオ病院に搬送された自警組織員2人の遺体を引き取りパンファー橋のステージ上に安置し、不当な強制排除行動を非難すると共にアピシット首相に対して全責任を負うよう要求した。