2010年04月12日

選挙委、民主党の解党が適切と判断 - 憲裁へ最終判断を仰ぐために提訴

 選挙委員会は12日夕方過ぎ、TPIポーリン社からの2億5,800万バーツの献金が迂回して民主党に流れ選挙運動費用として使用されたとされる、所謂迂回献金疑惑に絡んで、4対1の賛成多数で民主党に対して解党処分を下すべきであると判断した。

 近く最終判断を仰ぐために検事総局の審査を経て憲法裁判所に提訴される見通し。

 反独裁民主主義同盟の圧力に押され判断を急いだとの見方もされている。

 一方、同盟の集会会場では、このニュースを聞いた集会参加者の間から歓声が上がったり泣き出す者が出たという。

posted by Jean T. at 20:33| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、同盟デモ隊の中に赤服に身をやつしたテロ集団がいる

 アピシット首相は12日14:00過ぎに放送された緊急特別放送の中で、反独裁民主主義同盟のデモ隊の中に赤服軍団に身をやつしたテロ集団が紛れ込んでいることを明らかにした。

 発言の中でアピシット首相は、問題のテロ集団が、純粋に民主主義を要求する活動に参加している無実の大衆に紛れ込んで、社会的不公正問題を道具にして国内を騒乱状態に陥れる事を画策していると指摘した上で、今後政府及び関係当局はデモに参加してる一般大衆と紛れ込んでいるテロ集団とを分離して対策を講じる方針なので、無実の大衆は集会への参加を控える、ないしはテロ集団の手段として利用されないよう心がけるべきであると訴えた。

 また、同盟側の要求事項に関しては、問題解決の糸口を探る為に直接協議の際に提示された同盟側の要求事項の検討を政府及び連立政党間で継続的に進め政治的な解決に努めていく考えであるとした上で、国民に対して政府の解決方針への理解及び協力を呼びかけた。

 更にアピシット首相は、10日に発生した衝突に対して政府側の責任が明確になった場合には責任を負う用意ができているとした上で、衝突に関する調査を進めるために当事者及び独立機関を交えた解明委員会を組織する方針である事を明らかにした。

posted by Jean T. at 20:00| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アリスマン隊がCAT総裁を拉致? The Naionの誤報の可能性も

 英字紙The Nationが、12日12:30事に反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローン氏が率いる赤服軍団が、バンコクのヂェーンワタナ通り沿いにあるCATテレコム社に強行突入しヂーラユット総裁を拉致し赤服運転のバイクで連れ去ったと報じている。

 同盟側はピープルチャンネルと衛星放送送信所とを結ぶブロードバンド回線の再接続をCATに要求しており、その絡みでヂーラユット総裁がノンタブリー県内にあるテレコムセンターに"連行"されたと見られているという。

 しかし、16:30迄に確認した限りでは総裁拉致に触れているのはThe Nationのみで、ネーション系のタイ語報道は、15:00過ぎ時点で同盟の一部デモ隊がCATを包囲しているアリスマン氏のデモ隊支援に向かったと報じており、また、その他のタイ語報道もCATに対して放送遮断及び妨害電波に関する事実関係を追及する為にCAT前に集結しているとのみ報じている。

 また、プーヂャカーン紙は、仮に妨害電波の発射元が第11歩兵部隊近衛師団本部からであると判明した場合は、同所前の集結も辞さないとアリスマン氏が語っていたが、その後13;30に直接ノンタブリー県内にあるCATテレコムセンターの責任者と面会しCATが一切放送遮断に関与していない事が分かりデモ隊を引き上げを決定したと報じている。



posted by Jean T. at 18:56| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラチャダーの元首相夫人系のビルに向け銃弾

 12日7:00迄に確認出来た各報道によると、同日2:30頃バンコクのラチャダーピセーク通り沿いにあるサイバーワールド・ビルに向け5発前後の銃弾が撃ち込まれた。

 ラチャダーピセーク通りを走行中だった黒色のワンボックスカーから銃弾が撃ち込まれたとの報道もある。

 ターゲットになったビルの最初のオーナーはタクシン元首相の元夫人のポヂャマーン女史で、現在は別の者の名に書き換えられているという。

 警察は、情勢扇動目的と見て捜査を開始した。

posted by Jean T. at 09:00| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、首相・副首相私邸に向けた柩行進の可能性を示唆

 12日10:00から強制排除の際に死亡したデモ隊員の柩を担いだ行進をバンコク全域で展開する方針を反独裁民主主義同盟が明らかにしている事に絡んで、幹部のクワンチャイ・プライパナー氏は11日夜、強制排除に対する責任を追及する為にアピシット首相及びステープ副首相の私邸に向け柩を担いだ行進を行う考えである事を明らかにした。

 クワンチャイ氏によると12日10:00にデモ隊が主要な幹線に向け出発し、途中で一部デモ隊を首相・副首相私邸に向け移動させる考えだという。

posted by Jean T. at 08:45| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デモ隊の嫌がらせに抗議しマスコミが集会取材をボイコット、幹部は安全を約束

 10日に発生した軍と反独裁民主主義同盟のデモ隊との衝突に絡んで、各マスコミがデモ隊が武装していた、デモ隊側から発砲があった等と報じている事に怒ったパンファー橋集会場に集結しているデモ隊の一部が11日夕方、取材中の記者に暴言を吐いたり複数のテレビ局の中継車等を一時差し押さえる事態にまで発展した事を受け、マスコミ各社は一時集会の取材をボイコットする事態になったが、最終的に幹部側が複数回に渡り謝罪すると共に安全を約束しボイコット騒動は収まった。

 この騒動に絡んで同盟幹部のウィーラ氏は、パンファー橋の集会会場での、全てのマスコミ関係者を会場外に追い出せとの自警組織員主任の発言は、個人の考えに基づいた同盟の総意に基づかないものであると釈明した上で、デモ隊に対して現場で取材をしているマスコミ関係者は我々の敵ではないと呼びかけると共にマスコミ関係者に対して、二度と同じ様な事が発生しないようデモ隊を掌握しマスコミ関係者の安全確保に努めるので、もう一度現場に戻ってきて欲しいと訴えた。

posted by Jean T. at 01:22| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パヤオの陸軍系TV局に向けM79、人的被害は無し

各報道によると、11日2:00頃、パヤオ県県都内にある陸軍系テレビ局ch5支局に向けM79が撃ち込まれたが、人的被害は無かった。

 また、撃ち込まれたM79が、支局前の広告看板に命中し落下した為、支局への被害は免れた。

 警察側は、脅迫ないしは情勢扇動目的の犯行と見て捜査を開始した。

posted by Jean T. at 01:16| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする