2010年04月14日

同盟、ラーチャプラソン交差点に全勢力を集結 - パンファー橋からの移動を開始

 反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は14日10:30過ぎ、パンファー橋のメイン会場に集結しているデモ隊全てをラーチャプラソン交差点の集会会場に移動させ、集会会場を一箇所に集中させる方針である事を明らかにした。

 同盟の戦力を増強し、潜在力を誇示すると共に大衆の殺人を命じた政府による強制排除に備える為の措置で、今後ラーチャプラソン交差点を中心にルムピニー公園、シーロム通り、プラトゥナム周辺等が赤服で埋まる見通しだという。

 既に幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏がパンファー橋で同様な説明をデモ隊に行っており、14日に移動を開始し15日中にパンファー橋からの移動を全て終わらせる予定だという。

posted by Jean T. at 12:46| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

セーデーン、政府が対応を誤ると組織不明の"部隊"から反撃を受ける事になると警告

 カッティヤ・サワディポン少将は13日、スナイパーを配置し15人(発言まま)の赤服軍団を殺害したステープ副首相、プラウィット防衛大臣及びアヌポン陸軍司令官の3人こそが真のテロリストであると指摘した。

 カッティヤ少将は、先にアピシット首相がテロ集団が反独裁民主主義同盟のデモ隊に紛れ込んでいたと指摘した事に対して、15人の死亡したデモ隊員が何れも胸部や頭部を狙撃されて死亡していたなど、プロのスナイパーが現場に配置されていた事は明らかであると指摘した上で、プラウィット防衛大臣は情報を歪めず、スナイパーの所属先等の事実関係を明確にするべきであると指摘した。

 更にカッティヤ少将は、10日行われた強制排除行動の際に軍の前方部隊がゴム弾を発砲し、後方部隊がM16を発砲していた事に堪忍袋の緒が切れた、背後関係不明の人を殺害する意志を持っていない部隊がデモ隊の支援に入ったと指摘した上で、政府に対してデモ隊に対する対応を誤ると取り返しの付かない結末を迎える事になると指摘した。

 カッティヤ少将によると、背後関係不明の同盟幹部とのコネクションが無い部隊が、デモ隊が軍から奪い取った20台以上の軍用車両、多数のM16ライフルを使用して反撃してくるおそれがあるのだという。

 一方、強制排除の際に撮影された武装した黒服を着込んだ人物に関しては、衣装が同盟の自警組織とは異なっていると指摘した上で、政府側がデモ隊の信用を失墜させる為に仕込んだ可能性が高いと指摘した。

posted by Jean T. at 00:40| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

警察、日本人カメラマンの遺体を隠匿した赤服2人の行方捜索を幹部に要請

 首都圏警察本部マッカサン署は13日、10日にバンコクのコークウワ交差点で発生した軍と反独裁民主主義同盟のデモ隊との衝突の際に死亡したロイター社の日本人カメラマンの遺体を一時隠匿していたデモ隊員2名の行方捜索協力を幹部に要請した。

 警察側によると、捜査の一環としてカメラマンの遺体の発見場所や時間等について詳細に聴取する必要があるためだという。

 一方、首都圏警察本部のサンターン本部長は13日、12日に同盟が柩を担いだデモ行進を行っていた際にバンコクのソーイ・プリディーパノームヨン14付近で反同盟派と見られるタクシー運転手の男性(56)に暴行した容疑でデモ隊に参加していた30歳位の男、及び同じく反同盟派と見られる女性が運転していた車を損壊した容疑で、デモ隊に参加していた3人の男の逮捕状を取得した事を明らかにした。

posted by Jean T. at 00:36| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガシット外相、"テロリスト"である元首相への支援停止を要請

 首相代行として核安全保障サミット出席の為にアメリカを訪問中のガシット外務大臣は、マスコミや学識経験者が参加したセミナーの席上で、タクシン元首相は、タイ国内で発生している政情不安の張本人であるだけでなく、流血の事態を欲しているテロリストであると指摘した。

 また、ロシアとドイツが汚職で2年の実刑判決を受けているタクシン元首相に対して居住場所を提供しているだけでなく、国際刑事警察機構が同元首相関連の捜査協力を拒んでいると非難した上で、国際社会に対して同元首相への支援を停止するよう呼びかけた。

 一方、アメリカのクリントン国務長官は13日ビデオメッセージ等を通して、タイに対して力では無く話し合いによる解決を呼びかけると共に、ソンクラーン期間を和解の機会と位置づけタイ国民にソンクラーンを安全且つ平和に祝うよう呼びかけた。

posted by Jean T. at 00:33| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする