2010年04月18日

連合、政府が7日以内に赤服に措置を講じる事ができない場合は活動を再開

 民主主義市民連合は18日、向こう7日以内に政府側がラーチャプラソン交差点を占拠し集会活動を展開している反独裁民主主義同盟に対して措置を講じるよう要求する声明を発表した。

 この声明は、同日ランシット大学内で開催された全国総会終了後に発表されたもので、仮に政府側が7日以内に同盟に対して措置を講じる事ができなかった場合は、憲法で定められた文民の国家及び王室の保護義務を果たすために組織としての活動を再開し問題解決に乗り出すとしている。

 この声明発表に先駆けて幹部のソムサック・ゴーサイスック氏は、軍内部の対立や非常事態宣言により禁じられている5人以上の集会を遙かに超える万人単位の集会を許している政府によりタイ人は不幸な状況下におかれていると指摘し、デモ隊や国民、王室を脅かしているテロリストの鎮圧に失敗した政府を非難すると共に、20日に同盟が計画している大規模行動に対する対応を失敗した場合は、5倍以上の困難を今後抱える事になると政府に対して警告した上で、仮に政府及び軍が向こう15日以内にデモ隊に対して措置を講じる事ができなかった場合は、国家を守る為に連合が組織として活動を再開する考えである事を明らかにしていたが、最終的に幹部間協議により7日間の猶予期間を政府に与える事で話がまとまった。

posted by Jean T. at 19:09| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、20日に大規模行動 - シーロム占拠の可能性を否定せず

 反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は18日11:00過ぎ、アピシット首相への圧力を強める為に20日に大規模な活動を展開する方針である事を明らかにした。

 活動の詳細に関しては別途アナウンスするとして明らかにしなかったが、シーロム通りの占拠に乗り出す可能性に関しては、現段階では幹部1人の考えの段階でしかなく未だ幹部会では合意されていないとしたが、占拠行動に乗り出す可能性に関してはあり得ると語り否定はしなかった。

 また、ナタウット氏は、内務省がデモ隊弾圧の為に3,500挺以上のショットガンをAKやM16の代わりに使用させるために軍関係者に支給したと指摘した。

 一方、ナタウット氏は、ナコン・シー・タンマラート県内在住の実母の家に向け投石があった、実母が他の場所に避難した等の報道は事実でないと否定した上で、実母はいつも通りリゾート関係ビジネスの面倒を見ながら普通の生活を送っている事を明らかにした。

posted by Jean T. at 13:40| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟幹部のスポン氏、20日にシーロム占拠に動く見通し

 親赤服軍団系のVoice TV等の報道によると、先に非公式にバンコク銀行を休業に追い込むためにシーロム通りを占拠する方針を明らかにしていた反独裁民主主義同盟幹部のスポン・アッターウォン氏は18日朝、20日に占拠行動を実行に移す見通しである事を明らかにした。

 イサーンのランボーの異名でも知られるスポン氏によると、集会参加者の増加状況を見極め、シーロム通りまで集会会場を広げる必要があると判断され次第幹部間協議で同通りの占拠を提案する考えだという。

 一方、平和維持本部は17日夜、あらためてシーロム通りが集会禁止区域に指定されている事を確認した上で、同通りの占拠を徹底的に阻止する方針である事を明らかにした。

posted by Jean T. at 12:53| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、シーロム占拠行動承認との報を否定 - 人が集まれば自然と占拠する事になる

 反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は17日夜、同日開かれた幹部会の席上でバンコク銀行包囲の為にシーロム通りを占拠する事で原則合意に至ったとする幹部のスポン・アッターウォン氏の発言を事実では無いと否定した。

 ヂャトゥポン氏によると、わざわざ占拠行動をとらなくても、ソンクラーン明け後の集会参加者の増加により自ずとシーロム通りにまで人が溢れ通りを事実上占拠する事になるのだという。

 この発言に先立ってスポン氏、絶対王制型官僚主義者の経済的心臓部であるバンコク銀行を包囲し休業に追い込むと共に政府に打撃を与える為に、戦略的重要地点であるシーロム通りの占拠に乗り出す事で原則合意に至ったとした上で、実行日時については19日から20日迄の間の集会参加者の集まり具合を見極めた上で判断する予定になっている事を明らかにしていた。

posted by Jean T. at 00:31| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チェンラーイのCAT電波送信施設で爆破、電波配信には影響無し

 各報道によると、17日未明、チェンラーイ県県都内ターサーイ地区内にあるCATの電波送信施設前で爆発が発生したが、柵や看板に僅かに被害を及ぼしただけで人的被害や電波配信への影響は無かった。

 現場から約100-300メートル離れた地点にはch3、ch9、ch11(NBT)、TPBSの電波送施設があったが、爆発による被害を免れている。

 警察側は、時限発火式の破壊力が低い爆発物が犯行に使用されたと見られることから、情勢扇動目的ないしは政治関連を含む何らかの脅迫する意図が犯行の背景にあると見て捜査を開始した。

 また、警察は、爆発が発生した地点周辺にある電波送信施設が何れも普段無人で運用されている事に鑑み、周辺の警備態勢を強化した事を明らかにしている。

posted by Jean T. at 00:27| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カンボジア国境線で2回に渡りカンボジア軍と衝突

 各報道によると、スリン県ガープチュン郡内のカンボジアとの国境線で17日7:30過ぎから9:00過ぎにかけてタイ軍とカンボジア軍との間で2回に渡り衝突が発生し、タイ軍側のレンジャー部隊員1人が行方不明になった。報道により死傷者は無かったとする報道もある。

 タイ軍側によると、カンボジア軍及び同国の国境警備警察がタイ領内に侵入して宿所の建設を行っているのを発見した、国境線のパトロール中だったレンジャー部隊員5人が警告したところで不満に思ったカンボジア軍側が複数発のAK47を発砲した事がきっかけで両者間で2回に渡り激しい銃撃戦が展開された。

posted by Jean T. at 00:25| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オランダ人を身代金目的で誘拐した容疑でチェコ人2人を逮捕、パッタヤーで

 各報道によると、チョンブリー県パッタヤー地区の警察当局は17日、オランダ人男性(42、報道により41)を身代金目的で誘拐、監禁した容疑で36歳と37歳のチェコ人の男2人を逮捕した事を明らかにした。

 被害にあった男性によると、逮捕された36歳の男からオランダ国内で貸した金を返してもらう為に、ウェルカム・ホテルの駐車場に行ったところで、待ち伏せしていた37歳の男やその仲間達に拳銃を突き付けられ無理矢理車に乗せられ、その後手足を縛られ顔に袋をかぶせられた状態で暴行を振るわれながら25万ユーロの身代金の支払いを要求された為、タイ人の恋人女性経由でオランダ国内の親族とコンタクトを取り、要求額の内9万ユーロ(約400万バーツ)を指定されたオランダ国内の銀行口座に送金し身柄を解放されたという。

 逮捕された2人は警察の取り調べに対して容疑を全て認めているという。

 尚、報道によっては、男性は金を貸していたポーランド人の男(42)から金を返してもらう為に駐車場に行ったところで、今回逮捕された2人のチェコ人に拳銃を突き付けられ誘拐され、9万ユーロの支払いを強要され、指定口座に送金後に身柄を解放されたと証言しているとした上で、警察は、逃走中の主犯格であるポーランド人の行方を追っていると報じているものもある。

* 逮捕された2人と指さす被害者
http://pics.manager.co.th/Images/553000005603301.JPEG

posted by Jean T. at 00:21| バンコク ☁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする