2010年04月20日

アリスマン氏、武器差押え行動の実行を示唆 - シーロムが駄目ならヤオワラートがある

 反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローン氏は20日、政府側が強制排除に使用する為の武器を救急車32台に隠して集会会場近くに運搬するとの情報がある事を明らかにした上で、同日夜に赤服軍団を率いて当該救急車の査察を行い武器を発見次第押収する考えである事を明らかにした。

 また、アリスマン氏は、集会参加者の増加により占拠するエリアの拡大が必要になった時には、軍が警戒態勢を敷いているシーロム通りの代わりにヤオワラート通りを占拠するという手があるとの考えを示した。

posted by Jean T. at 19:10| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、強制排除に備え6箇所の要所の警戒を強化

 反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は20日正午前、同日予定されていた大規模行動を中止にし、引き続きラーチャプラソン交差点の集会会場で座り込み活動を行う事を確認した上で、集会参加者の安全確保及び強制排除の阻止の為に会場周辺6箇所を警戒強化地区に指定し、警戒態勢を強化した事を明らかにした。

 今後、シーロム通り側のルムピニー公園、マーブンクローン・センター/パトゥムワン交差点、アンリデュナン通り、プラトゥナム交差点、プルゥンヂット通り、ルムピニー公園裏手の6箇所を警戒強化地区に指定し、それぞれの地区に幹部を配置する方針だという。

 また、シーロム通りに向けたデモ行進に関しては、あらためて行う方針が無いことを確認した。

 一方、「タクシン・チンナワット大統領、タイの新国家元首」と書かれた同盟の略称が記された赤色のステッカーが各所に貼り付けられている事に関しては、同盟の方針とは反する同盟の信用失墜を意図したものであるとした上で、問題のステッカーを貼り付けている者を見かけた者は幹部宛に通報して欲しいと訴えた。

* 問題のステッカー
http://pics.manager.co.th/Images/553000005722103.JPEG

posted by Jean T. at 16:32| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チェンマイのヂョームトーン郡内にあるバン銀支店でも爆破

 各報道によると、20日3:00過ぎチェンマイ県ヂョームトーン郡内にあるバンコク銀行支店前で爆発が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 この爆発とほぼ同時刻に同県サムガムペーン郡内にあるバンコク銀行支店の正面にある携帯電話販売店前でも爆発が発生していた。

 手製の爆発物が犯行に使用されたと見られている。

 警察は、情勢扇動目的と見て捜査を開始した。

posted by Jean T. at 16:27| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、20日予定されていた大規模行動を中止か? - 強制排除に備えた態勢強化に動く

 反独裁民主主義同盟幹部のチンナワット・ハーブンパート氏は20日11:00過ぎ、ラーチャプラソン交差点の会場外に向けたデモ行進を行う予定が無いと語り、同日予定されていた大規模行動が事実上中止になった事を明らかにした。

 尚、同日11:00過ぎ現在公式な中止のアナウンスは為されていない。

 この発言に先立ち、各幹部が26日迄の7日間に当局側が強制排除に乗り出すおそれがあるとして、集会参加者に対して強制排除に備えるよう訴えると共に、会場への集結及び26日まで会場に留まるよう訴えていた。

 この動きに絡んで、同盟側は、会場内の取材に当たっているマスコミ関係者に対して再登録を要請しているという。

 また、各地方幹部は、バンコクに向かっている赤服軍団が当局側による妨害にあっていると訴えた。一部報道は予想外に参加者の集まりが悪いと報じている。

 一方、平和維持本部のサンスゥン報道官は、同盟の一部の過激派が爆発物や先を尖らした棒、酸性液等を用意して当局に対する攻撃に備えていると指摘した上で、デモ隊側が当該武器や凶器を利用して当局に対して攻撃を仕掛けてきた場合には実弾の発砲で対応する事があり得ると警告した。

posted by Jean T. at 13:29| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チェンマイのバン銀サムガムペーン支店前の店舗で爆発

 各報道によると、20日3:00過ぎチェンマイ県サムガムペーン郡内にある携帯電話販売店前で爆発が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 現場は、先に爆破事件が発生していたバンコク銀行サムガムペーン支店の正面で、この爆発により同支店のガラス数枚が割れる被害を受けている。

 また、サムガムペーン郡はタクシン元首相の出身地として知られ、現場から約500メートル離れた地点には同元首相実妹のヤオワパー女史とソムチャーイ前首相との間に生まれたチンニチャー女史の邸宅がある。

 M26が犯行に使用されたと見られている。

 警察は、情勢扇動目的と見て捜査を開始した。

posted by Jean T. at 10:49| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同盟、10万人以上の軍関係者が強制排除の為にバンコク入り

 反独裁民主主義同盟幹部のクワンチャイ・プライパナー氏は19日、10万人を超える軍関係者がデモ隊の強制排除の為にバンコクに向かっている事を明らかにした上で、全国の赤服軍団に対して20日に予定されている大規模行動に参加する為にラーチャプラソン交差点に集結するよう呼びかけた。

 クワンチャイ氏によると、20日8:00頃から大規模行動を開始する予定だが、行動計画の詳細に関しては別途発表される予定だという。

 また、クワンチャイ氏は、20日の大規模行動の為に集結する赤服軍団により、自動的にシーロム通りが赤服軍団により占拠される事になるとの見通しを示した。

 一方、ナコンラーチャシーマー県内の赤服軍団は19日、20日に予定されている同盟の大規模行動を後方支援する為に、万が一当局側が強制排除に動いた場合はミトラパープ通りを閉鎖し政府に圧力を加える方針である事を明らかにした。

 また、北部、東北部を中心にした複数の県内の赤服軍団が幹線上に集結ないしは検問所を設け当局者のバンコクへの移動阻止に動いている。

posted by Jean T. at 00:34| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東北のランボー、強制排除に乗り出したら県知事を人質に取り抵抗するよう呼びかける

 東北のランボーの異名を持つ反独裁民主主義同盟幹部のスポン・アッターウォン氏は19日夜、地方に残留している赤服軍団に対して各県の県庁舎前に集結するよう呼びかけると共に万が一政府側が強制排除に乗り出した場合は、"これ以上死亡者を出さない為に"庁舎内に強行突破し県知事の身柄を確保して人質にするよう呼びかけた。

 また、ラーチャプラソン交差点の集会会場に関しては、20日の大規模行動に全国から数十万人の赤服軍団が集結する事が予想されるとした上で、万が一強制排除が行われた場合は各自の独自裁量で"最も快適な方法"で当局に対抗する事になると語った。

posted by Jean T. at 00:30| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元首相、政治的危機は政治により解決すべき - 正常化の為に今すぐ解散を

 タクシン元首相は19日、あらためてアピシット首相に対して、軍とデモ隊との緊張状態を解消する為にも直ちに下院議会を解散し総選挙を実施するべきであると訴えた。

 この発言は訪問先のフィジーから立ち寄ったブルネイで行われたロイターとの電話インタビューの中で語られたもので、タクシン元首相は、政治的な危機は政治によって解決するべきであると指摘した上で、アピシット首相に残された唯一の方法は解散及び総選挙の実施であると指摘した。

 また、タクシン元首相は、赤服軍団の要求を拒絶しているアピシット首相が、デモ隊の鎮圧またはクーデターによる解決を図っている疑いがあると指摘した上で、大衆からの強力な抵抗にあう事が予想される状況下でのクーデターの実行は昔の様に容易なものでは無いと警告した。

posted by Jean T. at 00:27| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1976年10月6日の状況に近づきつつある、同盟は今すぐ集会中止をと離脱派

 反独裁民主主義同盟と袂を分かったデーンサヤームのスラチャイ・セーダン氏は19日、政府側はバンコクのラーチャプラソン交差点に集結している同盟のデモ隊の鎮圧に向けた準備を整えており、流血の事態となった1976年10月6日と同じ状況になりつつあると指摘した上で、同盟3幹部に対して集会活動の中止を決断し、新たな活動に向けて態勢を整えるべきであると訴えた。

 更にスラチャイ氏は、同盟3幹部の活動は大衆を引き連れ死に向かわせてているものであると指摘した上で、情勢を解決できる唯一の方法は即時解散要求では無く、赤服軍団の生命を守る為に集会の中止を決断し大衆を死に向かわせない事であると指摘した。

posted by Jean T. at 00:23| バンコク ☀| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バンコクの石材販売会社で爆破、シーロー運行事業を巡る対立絡みとの見方

 各報道によると、19日10:00頃、バンコクのヂョームトーン区バーンクムティヤン地区にある石材販売会社前で爆発が発生し、付近を歩行中だった33歳と14歳の母娘が負傷した。M67が犯行に使用されたと見られている。

 販売会社オーナーの男性(35)によると、事業関係で対立を抱えていないことから、会社正面にある実姉(38)が関係しているシーロー(乗り合い軽トラック)運行組合を狙って爆発物が仕掛けられた可能性が高いという。

 男性によると、かねてからシーローの運行組合間でバンコク大量輸送公社から認可された運行路線を巡った対立があり、一部の運行組合が姉の運行組合が認められている走行路線にシーローを走らせるという実力行使に出た事を受け20日にバンコク大量輸送公社内で和解に向けた話し合いが行われる予定になっていたという。

 警察側は、男性の証言に基づきシーローの運行路線を巡る運行組合同士の対立が爆破の背景にあると見て捜査を開始した。

posted by Jean T. at 00:20| バンコク ☀| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする