2010年07月16日

汚職防止委、5件の首相罷免請求案件を棄却 - SMS案件の判断は再先延ばし

 各報道によると、国家汚職防止取締委員会は16日、アピシット首相の罷免を請求する5件の案件全てを棄却する決定を下した。

 アピシット首相は、解散総選挙の際に憲法の精神に反して候補者を擁立しない方針を決定したこと、十分な議席を確保しないまま政府の組織に動いたこと、総選挙の為に入党届けに基づき党員として受け入れたこと、選挙委員会から支給される政党助成金の支出報告を怠ったことが首相の欠格事由になるとして罷免請求が為されていたが、国家汚職防止委員会側は、これら4件に関しては全てアピシット首相が首相に就任する前に発生した案件であるとして、請求を棄却する決定を下した。

 また、アピシット首相が、カンボジアによるカオプラウィハーン遺跡エリアの国境紛争地の道路建設を容認したとされる案件に関しては、外務省が継続的にカンボジアに対して警告しており、首相欠格事由となる職務遂行義務違反に該当しないと判断し、同様に罷免請求を棄却する決定を下した。

 一方、国家汚職防止取締委員会は、アピシット首相とゴーン財務大臣が現職就任時に国内3社の携帯電話事業会社を通じて無料で就任挨拶のSMSを1,720万の電話番号宛に送信した事が職権乱用に該当するとして罷免が請求されている件に関しては、再度最終判断を先延ばしにする決定を下している。

 本案件に関しては、当初15日に最終判断が下される予定になっていたが、その後16日に先延ばしにされていた。

 案件の重大性に鑑み、より多くの案件にかかわる情報を収集した上で検討する必要があることを受けた措置だという。

 グラーナロン報道官によると、現段階ではSMS送信に関わる民間部門への利益供与は確認されていないが、送信に関与した携帯電話事業会社からより詳細な情報を収集する必要があるという。

posted by Jean T. at 16:46| バンコク ☁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

セーデーン配下の男を逮捕、M79発射関与の黒服軍団に関する有用な供述が得られる

 各報道によると、法務省特別捜査局のターリット局長は15日、治安当局により身柄を確保されたカッティヤ・サワディポン少将の右腕的存在として知られるスラチャイことラン・テーワラット容疑者(25)が、警察の初期段階の取り調べに対して、反独裁民主主義同盟の集会期間中にM79の発射に関与した黒服軍団に関係し、また自らが複数回にわたり武器を使用していた事を認める供述を行っている事を明らかにした。

 また、警察によると、スラチャイ容疑者は、黒服軍団の一員としてカッティヤ少将の立案及び指令に基づき行動し、また黒服軍団が台湾で戦略的軍事訓練を受けていたこと、更に同容疑者が潜伏先のカンボジアから帰国した後にカッティヤ少将配下のグループの再組織に動いていた事を認める供述を行っているという。

 スラチャイ容疑者は、15日朝にロッブリー県県都内にあるホテルにいるところで警察のパトロール隊に身柄を確保されていたもので、予てからルンピニー公園前の検問所に向けM79を発射し警察官4人を死傷させた容疑の他に首都圏警察本部ルンピニー署の警察官住宅に向けたM79の発射やサーラーデーン交差点の検問所に向けたM16の発砲容疑で特別捜査局から身柄を追われていた。尚、同容疑者に関しては、非常事態宣言施行規則絡みでの逮捕状は発行されていない。

 また、スラチャイ容疑者が関係を認めている黒服軍団は、同盟のデモ隊と治安当局が衝突した際に度々姿が目撃されていた。

 スラチャイ容疑者は逮捕された際に、地方の指導者の暗殺準備の為に別の場所に向かうところだったと語っていたという。

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バンコク知事に対して合格点ぎりぎりの評価、バンコク大調査で

 私立バンコク大学が行う世論調査クルンテープ・ポールが、バンコクの50区内に住民登録している18歳以上の回答者1,307人を対象に8日から12日にかけて行った調査で、バンコクのスクムパン知事に対する総合評価が就任一年目時点で行われた時と同点の10点満点中5.33点と、合格点ぎりぎりの評価が下されていた事が明らかになった。

 個別評価では、保健衛生・感染拡大防止に対する取り組みが5.58点と最も高い評価が下される一方で、交通問題や大量輸送システムに対する取り組みに対しては4.96点と最低の評価が下された。

 また、スクムパン知事が目指す住みやすい生活環境の実現に向けた取り組みに関しては、67.3%の回答者が生活環境に変化は無いと回答し、20.2%が向上した、12.5%が悪化したと回答した。

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麻薬密造容疑でスウェーデン人の男を逮捕

 各報道によると、警察麻薬防止取締局は14日、家宅捜索令状に基づきラヨーン県ゲーロン郡内の民家で家宅捜索を行い、民家脇の駐車場に建てられた麻薬密造施設を摘発し、家主のスウェーデン人の男(29)を麻薬密造容疑で逮捕した。

 一日あたり2Kgのヤーアイスを密造施設で製造する事ができたと見られている。

 男は本国から武器の不法所持で起訴されており、スウェーデン当局からの逮捕要請に基づき男の内偵を進めた結果、男が各国にネットワークがある麻薬密売に関与している疑いがある改造バイク愛好団体に所属する一方で、営業実態が無い不動産関係企業を隠れ蓑に麻薬ヤーアイスを密造している事が明らかになっていた。

 男は容疑を否認しているが、警察は製造されたヤーアイスが近隣国を初めとするアジア諸国に転売されていたと見て捜査を進めている。

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酒宴の席で手製爆弾が暴発し4人が負傷

 各報道によると、15日0:30頃、ナコンラーチャシーマー県チャルゥムプラギアット郡の民家で爆発が発生し、酒宴の最中だった4人の男性が負傷し病院に搬送された。内1人は意識不明の重体だという。

 家主の女性によると、近所で行われた出家式への出席を終え4人が酒盛りをしていた際に爆発が発生したという。

 警察側は、現場の状況から外部の者が爆発物を投げ込んだとは考えられない事から、負傷した4人の内の1人が瓶を使用して作った爆発物を他の者に見せていた際に暴発した、ないしは内の1人が他の者に危害を加える目的で爆発させたとの見方を示した。

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トランで女性2人を射殺した男を逮捕、偽麻薬を掴まされた恨みを晴らす為と供述

 各報道によると、トラン県県都の警察は、6月26日に路上で高利貸しの女性(47)と同行していた女性の2人が何者かに射殺された事件に絡んで、27歳の男を14日に逮捕した。

 男は取り調べに対して、麻薬の密売をやっている女性に麻薬ヤーバー錠200錠を33,000バーツで発注し、取引場所で女性から受け取ったが、女性が麻薬を引き渡すなり大急ぎで同行の女性と共にバイクで現場から立ち去った為不審に思い、受け取った麻薬を調べたところ偽物である事が分かりバイクで女性を追いかけ、女性に支払った現金を返すよう言ったところ、女性が偽物ではないと主張した上で返金を拒否した為、怒りのあまり女性と同行の女性に向け6発の銃弾を発砲し殺害したという。

 男によると、女性の同行者とは面識が無く、また2人を殺害したあとで女性の財布から自分が支払った分を含む計57,000バーツの現金を抜き取った上で現場から逃走したという。

参考
トランの路上で高利貸し女性が射殺

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パッターニーで治安部隊と分離主義組織との間で銃撃戦、組織員1人が死亡

 各報道によると、15日朝パッターニー県マーヨー郡内で、一斉摘発作業中の軍と警察の合同チームと分離主義組織関係者と見られる人数不明のグループとの間で断続的に銃撃戦が発生し、軍関係者1人が負傷し、グループ側の1人が死亡した。

 これまでの調べで、死亡した男に対して9通の逮捕状が発行されている事が確認されている。

 一方、ヤッラー県バンナンサター郡内では、村はずれのゴム農園に作業に向かう途上にあったイスラム教徒の男性(48)が何者かに銃撃され死亡した。
 
 男性は、村自警組織に所属していた。

posted by Jean T. at 00:00| バンコク ☁| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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