各報道によると、アピシット首相は26日、反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローン氏がカンボジア国内に潜伏している事を裏付ける十分な証拠がある事を明らかにした上で、近々フンセン首相との間で同氏の本国送還に向けた協議を行う考えである事を明らかにした。
これは、25日から26日にかけて、各メディアがアリスマン氏がカンボジアのビザを申請した、同氏が第三国亡命の為に24日にカンボジアビザを取得した等と報じている事について聞かれた際に明らかにされたもの。
デイリーニュース紙が、カンボジアのポーイペートの軍消息筋からの情報として伝えたところによると、アリスマン氏のパスポートは、24日夕方にポーイペートの入国管理当局者によりアランヤプラテートにあるカンボジア領事館に持ち込まれ、同日中にビザが発給されていたという。またアリスマン氏のパスポートに押されていたタイ入国管理当局の出国スタンプは偽造されたものである疑いがあるという。
先にアリスマン氏は、タイ国内に潜伏中であると主張していたが、同消息筋によると、同氏は現在シェムリェップ県内の大手ホテルに滞在中で、カンボジアの当局関係者やタイ人のボディーガードが24時間体制で同氏の警護にあたっているという。
この情報に関してアピシット首相は、既にフンセン首相に対してアリスマン氏がカンボジアのビザ申請の動きを見せていると警告済みであるとした上、関係省庁に対して報道の事実関係の確認を指示した事を明らかにし、またサケーオ県の県知事も既にアランヤプラテートにあるカンボジア領事館に対して、アリスマン氏が偽造されたタイの入出国印が押されたパスポートを使用してビザ申請をするおそれがあると警告していた事を明らかにしている。
posted by Jean T. at 00:00| バンコク ☁|
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