2011年01月31日

元首相法律顧問、武力排除を国際刑事裁判所に提訴

 タクシン元首相及び反独裁民主主義同盟の法律顧問であるロバート・アムステルダム氏は31日滞在先の東京で記者会見を開き、昨年4月から5月にかけて発生した同盟・赤服軍団のデモ隊に対する武力による強制排除を国際刑事裁判所に提訴する方針である事を明らかにした。

 タイは2000年に条約に署名しているが、批准が完了してない為同裁判所の締約国にはなっていない。そのため同裁判所側はタイ国内に於ける政治的犯罪を審理する権限が無いとの認識を示しているが、ロバート氏側は、アピシット首相が締約国であるイギリスの国籍を持っている事から提訴可能であるとの認識を示している。

* 参考(訴状のダウンロードが可能)
http://goo.gl/eyCGQ

posted by Jean T. at 17:15| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月22日

バンコクで職業訓練校生間の大規模抗争、学生2人が銃撃され死亡

 各報道によると、21日夕方前、バンコクのバーングゥム区内のソーイ・ミスティン近くの路上で、対立しあう職業訓練課程校生間の銃の撃ち合いが伴う大規模な抗争が発生し、何れも16歳の少年2人が銃撃により死亡し、複数人が負傷した。

 事件後警察は逃走中だった20人前後の学生の身柄を確保し事情聴取を行っている。

 調べによると、路上脇で待ち伏せしていた40人前後のバーンカピ・テクノロジー校の学生グループが、下校の為に乗合小型トラックで移動中だった対立関係にある工業職能育成校に通う約20人の学生グループに向け銃を発砲した事をきっかけに両者入り乱れた大規模抗争に発展した。

posted by Jean T. at 10:44| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

違法越境の5人に対して執行猶予判決、帰国へ - カンボジア

 カンボジアの司法当局は現地時間21日夜、違法越境及び軍管制地区への無許可侵入で身柄を確保されていた民主党所属のパニット議員を含む5人のタイ人に対して、執行猶予付き禁固9ヶ月及び罰金10万リエル(約1万バーツ)の支払いを命じる判決を下し、同日付で5人を釈放した。

 釈放された5人は、必要書類が整い次第タイに帰国する予定。

 尚、違法越境及び軍管制地区への無許可侵入に加えてスパイ行為で起訴されている民主主義市民連合傘下の愛国団体幹部のウィーラ・ソムクワームキット氏及び秘書のラートリー・ピパッタナー女史に対しては2月1日に判決が下される予定。

posted by Jean T. at 10:27| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月21日

麻薬代捻出の為に托鉢僧を装い現金を詐取していた僧侶と偽僧侶を逮捕

 各報道によると、チョンブリー県県都の警察は20日、托鉢僧を装って住民から現金を詐取していた容疑で何れも20歳の僧侶と僧侶の服を着込んだ男の2人を逮捕した。

 調べによると、2人は友人が運転する車で市場等に出かけ、托鉢僧のふりをして住民から現金300バーツから400バーツを詐取し、詐取した現金を麻薬購入代等にあてていた。

posted by Jean T. at 09:20| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

妻(19)の浮気を疑った男(25)、妻を刺殺した上で後追い自殺

 各報道によると、20日、ノンタブリー県パークレット郡内にある貸家内で、25歳の男が19歳の妻(報道による恋人)を刺殺した上で自らの喉元を刃物で刺し自殺するという事件が発生した。

 付近の住民の証言等から、予てから妻の浮気を疑っていた男性と妻との間で喧嘩が絶えず、事件発生当日も酒に酔った男と妻との間で喧嘩が発生していたことから、喧嘩が発生した際に男が妻を刺殺した上で、自らの喉元を刺し自殺したと見られている。

posted by Jean T. at 09:18| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

酒癖が悪い夫(59)の暴力に切れた妻(45)が夫を刺殺

 各報道によると、20日2:00過ぎ、バンコクのバーンクンティヤン区内にあるカラオケ店が入居するショップハウス内で、カラオケ店経営の男性(59)が妻(45)に刺され死亡した。

 現場で警察の到着を待って自首した妻は取り調べに対して、日頃から酒癖が悪い夫から暴力を受けており、当日はドアを開けろと叫んでいた夫の声に気がつかなかった事に怒った夫が、浮気をしているなどの難癖をつけながら暴行してきた為、近くにあった刃物を取り夫を刺してしまったと供述しているという。

 警察は、刺されていた部分が妻の身長より高い場所だったこと、女性の力だけでは無理と見られる程に激しく刺され死亡していることから、当時一緒にいた息子(19)が犯行に関与している可能性もあると見て捜査を進めている。

posted by Jean T. at 09:16| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

集会期間中の死亡者の内13人が当局、12人が赤服側の攻撃により死亡 - DSI

 法務省特別捜査局のターリット局長は20日、反独裁民主主義同盟・赤服軍団の集会期間中に死亡した治安当局者を含む89人の内、8件12人が同盟側の攻撃により死亡し、8件13人が治安当局側の攻撃により死亡した可能性が高い事を明らかにした。

 同盟側の攻撃による死亡者には、昨年4月10日の衝突の際に狙撃により死亡した現場指揮官の大佐やセントラル・ワールド放火の際の死亡者が含まれ、治安当局側の攻撃による死亡者には既に国家警察本部が捜査を引き継いでいる日本人カメラマンやパトゥムワナーラーム寺内の5人の内の3人、ドゥシット動物園前での死亡者、アヌソンサタターン近くで死亡した兵卒が含まれている。

 また、残りの18件64人には、カッティヤ・サワディポン少将、イタリア人記者等が含まれており、何れも衝突による混乱した状況の中で発生していた為、証拠収集に困難を極めているという。

posted by Jean T. at 08:29| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

ラムプーンでM2.0の地震を観測

 地震観測所は20日、19日22:51にラムプーン県メーター郡ターガート地区を震源とするマグニチュード2.0の地震を観測した事を明らかにした。

 この地震の揺れはビルの2階以上に住む住民等を中心に感じる事ができたが、地震による被害は確認されていない。

posted by Jean T. at 11:46| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワートの駐屯地で銃撃戦、軍関係者10人が死傷

 各報道によると、19日20:00頃、ナラーティワート県ランゲ郡内で、複数手に別れた10人前後と見られる人数不明の武装した集団が軍の駐屯地に向け銃を乱射した事をきっかけに銃撃戦が発生し、この銃乱射及び銃撃戦により大尉クラスを含む4人の軍関係者が死亡し、6人が負傷した。

 集団側は、電線を切断し周囲一体を停電させると共に路上に燃えるタイヤを放置するなどしながら逃走した。

 治安当局は、地域一帯で活動している分離主義組織関係者が犯行に関与していると見て捜査を開始した。

posted by Jean T. at 09:06| バンコク | 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DSI、4月10日の衝突の際に軍に向け銃を発砲した容疑で赤服ガードを逮捕

 法務省特別捜査局のターリット局長は19日、反独裁民主主義同盟が集会活動を展開していた4月10日に発生したデモ隊と治安当局との衝突の際に盗んだ銃器を使用して軍関係者や住民に向け銃を発砲した容疑で、同盟の自警組織に所属していた男をノンタブリー県内の愛人宅内で逮捕した事を明らかにした。

 記録されていた画像や動画、目撃証言等から男が、衝突の際に目撃された黒覆面集団の一員として軍関係者等に向け銃を発砲していた疑いが浮上していた。

 詳細に関しては、20日午後に予定されている記者会見の際に明らかにされる予定になっている。

posted by Jean T. at 08:27| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月19日

スポーツ店内で万引きしたフィンランド人女が店員等に取り押さえられる

 パッタヤー・デイリー・ニュースによると、18日21:00頃、チョンブリー県パッタヤー地区にあるショッピングセンター内のスポーツ用品店内でナイキ製のスポーツ用衣料を万引きしたフィンランド人の女(30)が店員等に取り押さえられ警察に突き出された。

 店員によると、客を装って店内に現れた女が、3点の衣料品を持って試着室に入った後に2点の衣料品だけを元に戻し足早に店から出て行った為、不審に思い警備員に連絡しビーチ前の路上で女の身柄を確保したという。

 女は、盗んだ衣料品をスカートの下に身につけるという手口で万引きを図った。

* 逮捕された女と女がスカートの下に身につけて万引きした商品を手に指さす店員
http://goo.gl/rWnnl

posted by Jean T. at 12:58| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バス乗車中の22歳男性が銃撃され死亡、パホンヨーティン通り上で

 各報道によると、19日0:00過ぎ、バンコクのパヤータイ区内のパホンヨーティン通り上で、走行中の34番路線バスに乗車中だった22歳の男性が路上脇から撃ち込まれた複数発の銃弾を受け死亡した。


 バスの車掌の証言から、道路脇に潜んでいた何者かが男性に向け銃を発砲したものと見られている。

 現場は、パヤータイ・プラザ・ビルから約50メートル離れた路上で、男性は直前の停留所からバスに乗車していた。

 警察は、男性が絡む何らかのトラブルが事件の背景にあると見て捜査を開始した。

posted by Jean T. at 08:41| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

解体中作業中のRPGが爆発、廃品回収業関係者4人が負傷

 各報道によると、18日夕方、プラヂュアップキーリーカン県プラーナブリー郡内にある廃品回収業者の作業場から爆発が発生し、12歳の少年を含む回収業一家やミャンマー人従業員4人が負傷した。

 当時敷地内でRPG2発の解体作業が行われていた事から、何らかの作業ミスにより爆発が発生したものと見られている。また、現場からは2発の解体済みのRPG2や3発の使用済みのK60が回収されている。

 爆発が発生したRPGや現場で回収された爆発物は、約1年前に住民が換金の為に持ち込んだものだという。

posted by Jean T. at 08:39| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チューウィット氏、新党を旗揚げ - チャルゥム氏合流の可能性は明言を避ける

 元風俗王でチャート・タイ党所属元下院議員のチューウィット・ガモンウィシット氏は18日、自らを党首とするタイを愛する党を設立した事を明らかにした。

 既に約5,000人の党員を確保しており、また所定の手続きを経て党の設立が承認されているという。

 一方、プゥア・タイ党からの離脱を示唆しているチャルゥム・ユーバムルン警察大尉との間で新党設立に向けた話し合いが行われていたとされている事に関しては、同警察大尉や元バンコク知事候補でコラムニストのニティプーム・ナワラット氏との間で新党設立に向けた話し合いが行われていた事を認めたが、合流の可能性等の詳細に関しては、まだ話すべき時ではないとして言及を避けた。

 チューウィット氏によると、同日夜に出席を予定しているチャルゥム・ユーバムルン警察大尉の長男の結婚披露宴の際に今後の新党設立に向けた動きの方向性が明確になる可能性があるという。

 尚、前後してチャルゥム警察大尉側も、チューウィット氏との間で新党設立に向けた話し合いが行われていた事を認めたが、今後の動きに関しては明言を避けている。

posted by Jean T. at 00:17| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プゥア・タイ党のチャルゥム氏、党離脱・新党旗揚げを示唆

 プゥア・タイ党下院議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は18日、党に突き付けた要求事項が受け入れられなかった場合は党を離脱し新党を設立する考えである事を明らかにした。

 これに先立ち、タクシン元首相からの後押しを受けているとされる、チャルゥム警察大尉とライバル関係にあるミンクワン・セーンスワン氏を不信任決議案審議進行のリーダーに据える動きが党内にあるのに対して、これまで同審議のリーダーを務めてきたチャルゥム警察大尉がミンクワン氏主導の審議への参加を辞退すると発言した事を受け、同警察大尉が党を離脱し新党を結党するのではないかとの憶測が広がっていた。

 チャルゥム警察大尉は、向こう3ヶ月間にわたり総選挙の際にタクシン元首相を全面に出すこと、バンコク票田の重視及び不信任決議案審議を初めとする党の取り組みへの新思考の導入の3つの要求に対する党側の態度を見極めた上で、党側が要求受け入れを拒否した場合は、党を離脱し新党"新選択肢党"を旗揚げする考えである事を明らかにした。

posted by Jean T. at 00:15| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

カンボジア、違法越境等で起訴された4人のタイ人を保釈 - ウィーラ氏のみ却下

 18日9:00過ぎまでに確認出来た各報道によると、カンボジアの司法当局は18日、違法越境及び軍管制地区への無許可立ち入りで身柄を確保され起訴されていた4人のタイ人の保釈を認める決定を下した。

 同容疑で身柄を確保され起訴されていた7人のタイ人の内、民主党所属のパニット議員を含む2人が先に保釈されていた。また保釈された6人に対しては判決終了まで出国禁止措置が講じられている。

 尚、違法越境及び軍管制地区への無許可立ち入りに加えスパイ行為で起訴されている民主主義市民連合系愛国団体幹部のウィーラ・ソムクワームキット氏に対する保釈申請は却下されている。同氏は、司法の場で徹底的に闘っていく意向を示しているという。

posted by Jean T. at 11:17| バンコク 🌁| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鉄塔に上り警察と睨み合いを展開していた男性、説得を振り切り飛び降り死亡

 各報道によると、17日午後、バンコクのヂャトゥヂャック区パホンヨーティン通りソーイ28内にある高圧電線用の鉄塔によじ登り約5時間に渡り警察との間で睨み合いを展開していた37歳の男性が、警察の説得を振り切り鉄塔上から飛び降り死亡した。

 17階建てビルの高さに相当する鉄塔上によじ登った男性は、携帯電話で説得を試みた警察に対して、衝突事故にあった父親の件に関して進捗が見られないこと、新年期間中に生活の為に運転していたタクシーが衝突事故にあったこと、1ヶ月以上前に妻が家出してしまった事に対する不満や絶望を述べていたが、警察側の説得に対しては応じる事を拒否していた。

 報道により、男性が警察の説得に応じ鉄塔から降りようとした際に、強風下での長時間にわたる睨み合いによる疲労により自らを支えきれずに転落したとするものもある。

posted by Jean T. at 08:16| バンコク 🌁| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2人の母親、娘が大物家系の教師に性的暴行を受けるも一切の措置が講じられていないと訴える

 各報道によると、17日、2人の女性が児童・女性権利擁護財団を主宰するパウィーナー・ホンサグン女史のもとを訪れ、11歳になるそれぞれの娘が学校の教師から性的暴行を受けたと訴えた。

 サケーオ県アランヤプラテート郡内在住の2人によると、問題の教師は地元の大物家系の出で、既に昨年11月初旬に警察に被害届を提出していたにもかかわらず、問題の教師が郡内の別の学校に異動になっただけで法的な措置は一切講じられていなかったという。

 この訴えを受けパウィーナー女史側は、所轄署の署長に対して事実関係の確認と問題の教師に対する法的措置を進展させるよう要請した。

posted by Jean T. at 07:39| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッタヤーの路上でフィンランド人男性と前妻との間で刃傷沙汰、男性側が負傷

 パッタヤー・デイリー・ニュースによると、16日0:00過ぎ、チョンブリー県パッタヤー地区の路上でフィンランド人男性(28)がタイ人の前妻に刺され負傷した。

 調べによると、男性が酒を飲み終え酔った状態で歩いていた際に、1年前に別れたタイ人の前妻と出くわした事から両者間で激しい喧嘩となり、その後両者間で刃物の取り合いになった際に男性が刺された。

 警察は、両者から事情聴取を行った上で法的処分に付す方針である事を明らかにした。

posted by Jean T. at 07:36| バンコク | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

過半数が躊躇無く票買収に応じると回答、特に東北部で顕著 - ABAC調査

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールが、18県内在住の有権者2,604人を対象に8日から15日にかけて行った調査で、53.2%の回答者が選挙票の買収に応じる、40.2%の回答者が応じないと回答し、また応じると回答した者の性別内訳では男性有権者が女性有権者を上回る結果になっていた事が明らかになった。

 また、月収別では、5,000バーツ未満の55.5%、15,001-2,000バーツの55.0%、5,001-10,000バーツの53.7%、10,001-15,000バーツの52.8%が買収に応じると回答、20,000バーツ以上の40.5%が買収に応じないと回答し、また地方別では、69.6%の回答者が買収に応じると回答した東北部が最も高く、次いで56.6%だったバンコクと続き、北部、南部、中部に関してはそれぞれ47.7%、45.1%、42.9%と票買収に応じると回答した者が半数を割る結果になった。

 一方、居住地に於ける買収が行われる可能性に関しては、79.5%の回答者が自分が住んでいるコミュニティーや村内で買収が行われると思うと回答し、買収が行われないと回答した者は僅かに20.5%に留まった。

 この調査は、バンコク、チャチュゥンサオ、ロッブリー、スパンブリー、チョンブリー、サムットプラーガーン、スコータイ、ピッサヌローク、ナコンサワン、チェンマイ、ナコンパノム、サコンナコン、シーサーケート、ウドンターニー、サトゥーン、パッターニー、ナコン・シー・タンマラート、ソンクラーの18県内で行われ、また、回答者の内27.2%が政府を支持する、11.7%の回答者が政府を支持しない、61.1%の回答者が無党派ないしは中立であると回答した。

posted by Jean T. at 08:13| バンコク | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする