現在カンボジア当局に身柄を拘束されているのは、外務大臣付補佐官経験もある民主党所属下院議員のパニット・ウィギットセート氏や民主主義市民連合傘下の愛国団体代表のウィーラ・ソムクワームキット氏及び同団体関係者の計7人で、12月29日朝にサケーオ県コークスーン郡内の国境紛争地の視察に向かう途上でカンボジア軍により違法越境容疑で身柄を確保されていた。
身柄を確保された7人は、国境線近くにある国境警備警察隊の検問所から約50メートル離れた地点に車を駐車した上で、徒歩で国境紛争地に向け移動していたと見られている。
パニット氏は、電話取材に対してタイ領内で身柄を確保されたと語っていたが、その後カンボジアを訪問したガシット外務大臣が、7人は何れもカンボジア領内に侵入した際に身柄を確保されていたと発言していた。