2008年06月29日

行政裁、カオプラウィハーン関連閣議決定の一時差し止めを命じる

 中央行政裁判所は28日未明、国境紛争地区に立地するワット・カオプラウィハーン関連の閣議決定を一時差し止める決定を下した。約10時間に及び審理を経て、28日2:00にこの決定が下された。

 これは、カンボジア側の地図に基づいてカンボジア側によるワット・カオプラウィハーン(カンボジア名プレアビヒア)の世界登録遺産に道を開く線引きを承認すると共に、同所のカンボジアによる世界遺産登録をタイ政府側が容認した事を確認する、ノパドン外務大臣とカンボジア側との共同声明内容を承認した17日の閣議決定の取り消しを求め民主主義市民連合側が提訴していたもので、裁判所側は、共同声明に添付されたカンボジア側の地図及びカンボジア側に国境紛争地域の領有権を主張する機会を与える可能性について詳細に渡る検討を行った上で、問題となっている閣議決定が法令に違反していると判断し今回の決定を下した。

 今回の決定を受け、原告側顧問弁護士のスワット・アパイヤパック氏は、満足を表明した上で、かかる閣議決定により国家に損害を与えたノパドン外務大臣及び内閣、国家安全保障会議事務局長、外務省条約局局長らの法的責任の追求を進めていく意向を明らかにした。

* 7月に行われる総選挙が公示されているカンボジア国内で、今回のカオプラウィハーン問題を政治的に利用する為に市民を煽動して、2003年に発生したタイ大使館焼き討ちのような、過激な反タイ運動が再度展開される可能性も指摘されているようです。
posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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