声明の中でHuman Rights Watchは、自らをパッターニー国独立の戦士と名乗るBRNコーディネートに連なる分離主義組織が、己の潜在力を誇示すると共にタイ当局に対する信用失墜を狙う為に、組織の敵との名目で仏教系住民や当局関係者、一般市民に対して国際法の精神に反する残虐な犯行を繰り返していると非難した上で、この様な一般人の犠牲の上に立った分離独立に向けた努力は、どの様な状況下にあっても正当化される事はあり得ないと指摘した。
その上で、分離主義組織の指導者に対して、残虐と宗教間対立の煽動を基本に置いた戦略を見直すべきであると指摘すると共に、分離主義組織及び当局に対して、両者による迫害に晒されている地域住民の生命及び権利の保護に充分な関心を払うべきであると指摘した。