この事態を受けタイ側は、レンジャー部隊員を増強しカオプラウィハーン周辺の国境紛争地域の警戒強化に乗り出した。
身柄を拘束された3人は、国境紛争地の土地を占拠し商店を開いているカンボジア住民の立ち退きを要求している団体関係者で、この身柄拘束を受けタイの陸軍関係者が身柄引き渡しに向けた交渉に乗り出し、当初はカンボジア側が、3人に対して同国の法律に則り法的措置を講じると主張し平行線を辿っていたが、タイ国軍最高司令官によるカンボジアの防衛大臣に対する働きかけもあり、最終的に同日午後過ぎまでに3人全員の身柄が無条件でタイ側に引き渡されている。